MERCEDES-BENZ
自動車の歴史をひもとくとき、その先駆者として辿りつくのがゴットリープ・ダイムラーとカーツ・ベンツというふたりのドイツ人だ。1885年から86年にかけて、このふたりが別々にガソリン自動車を生みだし、クルマ社会の礎を築いたことは、いまさら説明するまでもない。それぞれが興した自動車会社はライバルと目されていた時期もあったが、第一次世界大戦後の不況を乗り切るために手を結び、1926年に合併によってダイムラー・ベンツ社が設立されている。 製品に与えられるメルセデスの名は、ダイムラーの顧客であったエミール・イェリネックが、ドイツ国外での販売を引き受けるかわりに長女の名前をつけさせたのがはじまりで、1902年にはダイムラー社により商標登録されている。 こうして生まれた、メルセデス、そして、Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)は、その後もセーフティパッセンジャーセル、エアバッグ、ESP(エレクトリック・スタビリティ・プログラム)、ナイトビューといった最新技術を積極的に導入するなど、自動車発展の牽引役として常に時代の先頭を走り続けているのだ。
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14th Shanghai International Automobile Industry Exhibition第14回上海オートショー2011年の上海を彩った注目モデルを一挙に紹介!今回の上海オートショーでワールドプレミアとなったのは、アウディ Q3、同A3 eトロン、フォルクスワーゲン ザ ビートル、シトロエン DS5、メルセデス・ベンツ コンセプト Aクラス、BMW ブリリアント ニュー エナジー ビークル、プジョー SXC クロスオーバー コンセプトなどだ。つい1カ月ほど前におこなわれたジュネーブモーターショーでは、スポーツカー、革新的なコンセプトEVなどが際立ったていたのが印象だった。しかし、こと上海にかんしては、巨大なマーケットでの市販を前提とするコンパクトカーやハイブリッドカーなど、実用性を重視したモデルが中心だったと言える。その傾向は、フォルクスワーゲン、アウディ、HYbrid4システムを積極的に活用したプジョー、シトロエンに顕著にあらわれた。今回発表されたなか...
Volkswagen E-Scooter|フォルクスワーゲン Eスクーター 他社製品との比較
Volkswagen E-Scooter|フォルクスワーゲン EスクーターMINI、SMARTにつづく3台目のドイツカーブランド製電気スクーターフォルクスワーゲンは、現在開催中の上海オートショーに電気モーターだけで走行するコンセプトモデル「Eスクーター」を発表した。Text by OPENERSわずか20kgの車体フォルクスワーゲンからあらたな電気スクーターのコンセプトモデルが誕生した。「Eスクーター」と名づけられた同車は、非常に軽量なのが特徴で、搭載されるモーターと軽量と謳われるニッケル水素バッテリーをのぞくと、車体はわずか20kgしかないという。最大航続距離は、最高時速48km/hで走らせた場合、約64kmとなる。昨今、ハイブリッド車や、電気自動車でも大容量のリチウムイオンバッテリーを使用するケースが多い。今回、ニッケル水素を用いた明確な理由は語られていないものの、フォルクスワーゲンのデザインディレクター China Simon Loasbyは「このEスクーターにもリチウムイオ...
Mercedes-Benz E-class|メルセデス・ベンツ Eクラス 新エンジンを追加
Mercedes-Benz E-class|メルセデス・ベンツ EクラスV6、V8に新エンジンを追加メルセデス・ベンツは、「E 350 ブルーエフィシエンシー」、V8エンジンモデル「E 500 ブルーエフィシエンシー」にあたらしいエンジンを追加した。Text by OPENERSV6モデルは40g/kmのCO2排出量削減!今回あらたにEクラスに採用されたV6、V8エンジンは、S 350 ブルーエフィシエンシー、CL 550 ブルーエフィシエンシーに搭載されているブルーダイレクトエンジン。状況に応じて最初に約95パーセントの燃料を噴射し、残りを燃焼安定化のために時間差で噴射する、先進のピエゾインジェクターを搭載。スプレーガイデッド・ガソリン直噴式燃料噴射システムやマルチスパーク・イグニッションなどの採用により、パフォーマンス、燃費向上を実現させている。まず「E 350 ブルーエフィシエンシー」にかんしては、3.5リッターV6エンジンを積み、最高出力225kW、最大トルク370Nmを発...
Mercedes-Benz C-CLASS│メルセデス・ベンツ Cクラス ビッグマイナーチェンジ
Mercedes-Benz C-CLASS│メルセデス・ベンツ Cクラス環境性能が大幅に向上したCクラスメルセデス・ベンツは、Cクラスの環境適合性の向上を図るなどのマイナーチェンジをおこない、5月30日から全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークで販売を開始した。文=谷中朋美変更は計2000カ所以上2007年にデビューし、累計販売台数100万台を越える大人気となった現行の3代目Cクラス。俊敏さと快適性を両立させた走りで多くのひとを引きつけるプレミアムコンパクトが今回、パワートレインや安全装備、内外装のデザインの刷新など、計2000カ所以上の変更をおこない、さらなる進化を遂げた。エンジンにかんして、まず「C 200」「C 250」では、ダウンサイジングコンセプトに基づき、すぐれた燃費経済性とクリーンな排ガス性能が定評の1.8リッター直列4気筒直噴ターボエンジンを採用。トランスミッションには、新開発のトルクコンバータ、油圧回路、ソフトウェアなどの新技術を搭載した7段ATの「7Gト...
Mercedes-Benz│メルセデス・ベンツ こども絵画コンクールを開催
Mercedes-Benz│メルセデス・ベンツ夢のクルマを描く、こども絵画コンクールを開催メルセデス・ベンツ日本は、5~15歳を対象にした「メルセデス・ベンツこども絵画コンクール」を開催する。文=谷中朋美グランプリ受賞者には3Dモデルを製作こども絵画コンクールは、メルセデス車誕生125周年を記念し、5~15歳の子どもたちが「大人になったときに乗りたいクルマ」をデザインしてもらおうという企画。メルセデス・ベンツ日本では、このほかにも東京コミュニケーションアート専門学校自動車デザイン科との産学協同プロジェクト「2036 Mega City Mercedes」を今年1月から開始しており、各世代のデザイナーとともに未来の自動車を考えるプロジェクトを展開している。コンクールのグランプリ受賞者には、メルセデス・ベンツ アドバンスド デザインセンター ジャパン(DEC)のスタジオに招待され、デザイナーによって受賞作品の3Dモデルが製作される。また、「10歳以下の部」と「15歳以下の部」のそれぞれ...
Mercedes-Benz M-Class|メルセデス・ベンツ Mクラス 3代目の登場!
Mercedes-Benz M-Class|メルセデス・ベンツ Mクラスよりマッシブになった3代目Mクラスを公開メルセデス・ベンツは今秋発売予定の新型Mクラスを正式に公開した。文=松尾 大秋のデビューに先駆け動画を公開今秋のフランクフルトモーターショーでデビューする、3代目Mクラスがはやくも公開された。北米生産のクロスオーバーとして、メルセデスがあたらしい展開をはじめた野心的なモデルであるMクラス。この3代目もエクステリアデザインはひと目でMクラスとして認識できるデザインとなった。フロントグリルのデザインはもちろん、マッシブな印象の筋肉質のサイドラインのほかテールライトのデザインも現行モデルを踏襲するもので、足もとは17~21インチのアルミホイールを履く。キープコンセプトとなったエクステリアデザインにくらべ、インテリアは大きく改良されている。とくに、使用する素材のクオリティがあげられたほか、よりデザインコンシャスとなった。ダッシュボードは、Sクラスからインスピレーションを得たとされ...
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Mercedes-Benz SLK Class|メルセデス・ベンツ SLKクラスウェブで発表された新世代の2シーターメルセデス・ベンツ日本は、7年ぶりにフルモデルチェンジを果たした2シーターオープントップモデル「SLK」の発表会をインターネット上で実施。これは、カーブランド初の試みとなる。Text by OPENERS新型SLKを使用したロードムービー『SPEED DATE』を公開今回、7年ぶりのフルモデルチェンジとなった新型SLKのジャパンプレミアは、インターネットをとおしておこなわれた。特設されたウェブサイトには、SLKを使用したロードムービー『SPEED DATE』を眺めるメルセデス・ベンツ日本 代表取締役 ニコラス・スピークス氏の言葉からはじまる映像を中心に展開。スピークス氏の挨拶のあと、代表取締役 副社長 上野金太郎氏によって、クルマの説明がおこなわれた。SLKは、歴代のメルセデス車のなかでもっとも成功を収めたスポーツモデルだと言える。第3世代をむかえるこの新型の魅力はま...
Mercedes-Benz B-Class 125! Grand Edition
Mercedes-Benz B-Class 125! Grand Edition|メルセデス・ベンツ Bクラス 125! グランドエディション自動車誕生125周年を記念した特別仕様車メルセデス・ベンツ日本は、メルセデス誕生125周年を記念し、「Bクラス」に内外装デザインや安全性、快適性を高めるオプションをほどこした特別仕様車「B 180 125! Grand Edition」「B 180 125! Grand Edition Sports」「B 200 125! Grand Edition」の3タイプを販売開始した。文=谷中朋美価格を抑えながらも機能性、快適性を高めたオプションを装備メルセデス・ベンツ生誕125周年を記念するキャンペーンの一貫として、今回は、2006年の発売以来、日本でも人気の多目的コンパクトカー「Bクラス」の特別仕様車が登場した。Bクラスは、全長4,275×全幅1,780×全高1,605mmのボディに、1.8リッターもしくは、2リッターの直列4気筒ガソリンエンジン...
ミニバンの可能性を提案するPHVコンセプト「ヴィジョンe」|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz concept V-ision e|メルセデス・ベンツ コンセプト ヴィジョン eプラグイン ハイブリッドのVクラスがベースメルセデス・ベンツが提案するミニバンの可能性メルセデス・ベンツは、新型「Vクラス」をベースに、プラグインハイブリッドや特別な内外装などをほどこし、ミニバンの可能性を探る「コンセプト ヴィジョン e」をジュネーブモーターショーで披露した。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)高い動力性能のPHVミニバンジュネーブモーターショーでメルセデス・ベンツが披露した「コンセプト ヴィジョン e」は、見かけこそ昨年5月に発表したミニバン、新型「Vクラス」だが、その内外装やパワートレーンにさまざまな新機軸を盛り込み、ミニバンの可能性を見出すショーカーだ。パワートレーンには、新型Cクラスに追加されたプラグイン ハイブリッド モデル「C 350 e」とおなじものを採用。最高出力155kW(210ps)と最大トルク350...
smart fortow pearlgrey|スマート フォーツー パールグレー
smart fortow pearlgrey|スマート フォーツー パールグレーエレガントな特別仕様のスマートスマートは、内外装をパールグレーで染め、さらに質感を向上させた特別仕様車「スマート フォーツー パールグレー」を発表した。文=小池りょう子シルバーのコントラストが魅力全長3メートル未満の2人乗りという独自のパッケージング、抜群の小まわり性能と気持ちの良いハンドリング。そして、メルセデス基準の安全性能。「マイクロコンパクトカー」と呼ばれるスマートに、特別仕様車「スマート フォーツー パールグレー」が誕生した。エクステリアは、専用のグラファイト・メタリックカラーに、シルバーのトラディオン・セーフティセル(ボディ外側のフレーム)、そしてダブルスポークデザインのアルミホイールで魅力的なコントラストを演出する。ミラーキャップと、ラジエーターグリルまでがメタリックに塗装され、ミラーカバーパッチには「pearlgrey」のロゴがほどこされる。 統一感のある室内空間インテリアはエ...
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smart fortwo edtion pearlgrey|スマート フォーツー エディション パールグレースマートに専用色を纏った特別仕様車登場メルセデス・ベンツ日本は、スマート フォーツーに、内外装をグレーとシルバーで統一した特別仕様車「スマート フォーツー エディション パールグレー」を発売した。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)“グレー&シルバー”のクールなスマートスマート フォーツー エディション パールグレーは、内外装に専用色が与えられた特別仕様車。ボディは、通常では設定がない特別色「グラファイトメタリック」にペイントされ、同色のドアミラーカバーとフロントグリルが与えられる。これに、シルバーのトリディオンセーフティセル(ボディ外側のフレーム)と、同じく専用デザインの3ダブルスポークアルミホイールが組み合わされ、クールなイメージに仕上げられている。一方インテリアは、専用のクリスタルグレーレザーとファブリックを組み合わせたシートや、クリ...
Mercedes-Benz|メルセデス・ベンツ 新型5.5リッターV8エンジン
Mercedes-Benz|メルセデス・ベンツ2012年SLK55にAMGの新エンジンを搭載メルセデス・ベンツは、AMG製の新5.5リッターV8エンジンを発表し、SLK 55 AMGの2012年モデルに搭載すると公表した。8気筒のパフォーマンスと、4気筒の経済的な燃費を両立し、類を見ないほどの高効率を生み出す技術は、F1にインスパイアされたという。文=小池りょう子V8ツインターボより高出力、低燃費な8気筒エンジンAMGの新型V8エンジン「M152」は、最高出力が310kW(422ps)、最大トルクは540Nm 。「M152」のベースとなる昨年発表された「M157」(5.5リッター ツインターボ V8)と比べ、燃費は約30パーセント改善し、SLK 55 AMGに積まれたさい、8.5ℓ/100kmという従来の3.5リッターエンジンと同等の数値を記録するという。これにより、SLK 55 AMGは同セグメント内ではトップクラスの燃費性能となり、CO2排気量も199g/km低減された。改良ポ...
Mercedes-Benz E350|メルセデス・ベンツ E350 新エンジン搭載
Mercedes-Benz E350|メルセデス・ベンツ E350E350クーペとカブリオレに新開発エンジンを搭載メルセデス・ベンツ日本は、新開発の3.5リッターV型6気筒直噴エンジンをあらたに搭載した「E350クーペ」ならびに「E350カブリオレ」の販売を開始した。文=小池りょう子環境性能とパワーの両立今回発表された「E 350 ブルーエフィシエンシー」(クーペおよびカブリオレ)に搭載されるのは、新開発のピエゾインジェクターとスプレーガイド式燃焼システムによって1万分の1秒の反応速度で1回の吸気につき最大5回の噴射をおこなうなど、高い燃焼効率を「ブルーダイレクトテクノロジー」を駆使した新世代のV型6気筒エンジン。この技術を採用したことによって、従来モデル比で最高出力が25kW(34ps)アップの225kW(306ps)/6,500rpm、最大トルクが20Nmアップで370Nm/3,500-5,250rpmとパフォーマンスが向上した。トランスミッションには、新設計のトルクコンバータ...
新型CクラスにAMG入門モデル「C 450」を追加|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz C 450 AMG 4MATICメルセデス・ベンツ C 450 AMG 4マチックCクラス以上、AMG未満新型CクラスにAMG入門モデル「C 450」を追加メルセデス・ベンツは、ジュネーブ モーターショーでW205型「Cクラス」ベースの追加モデル「C 450 AMG 4マチック」と発表した。このモデルは、最高出力510ps(375kW)、最大トルク700Nm(71.4kgm)を発揮する「メルセデスAMG GT」譲りの新型V8ツインターボを搭載するメルセデスAMGの「C 63 AMG」と通常モデルのちょうど中間となるラインナップになる。Text by SAKURAI Kenichi「AMGスポーツ」というあたらしいポジションメルセデスは現在、ブランドとブランド名称の再構築をおこなっている。これはモデルレンジをキャラクター別に整理統合するというもので、「メルセデス」のブランド名の次に、通常モデルを示す「ベンツ」、高性能モデルを示す「AMG」、ラグジュアリーモ...