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2024年11月22日
文化を身近に。BMWが贈る特別イベントに名門ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団が登場!
Presented by BMWBMW|ビー・エム・ダブリュー
1916年にドイツ・ミュンヘンで創業以来、1世紀以上にわたり世界的なカーブランドとして愛されてきたBMW。実はさまざまな文化支援活動に貢献してきたことでも知られている。一方で、BMWと深い交流があるのが、同じくミュンヘンを本拠地とし、120年以上の歴史を紡いできた名門ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団だ。同楽団が2024年11月に来日公演したのを機に、BMW Japan主催の特別なイベントが開催されたので、その模様の一部をレポートしたい。
Edit for Future|Photographs by ODA Keiko
名門楽団のプレイヤーたちが子どもたちに伝えたいこと
訪れたのは、東京・麻布台にあるインターナショナルスクール。そこには、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団のバイオリニストやチェリストらが直接子どもたちに温かい目で指導する姿があった。
世界を股にかけて活躍する名門楽団のプレイヤーから直々に指導を受けられるとあって、またとない希少な機会に、子どもたちが目を輝かせながら感想を聞かせてくれた。
「インスピレーションを感じられるすばらしい演奏で、楽団のみなさんはたくさん練習を重ねてきたんだろうなと感じましたね。アドバイスを受けて、“音楽の流れに乗る”ことを学ばせていただきました。また、『オーケストラとして音で語り合うような演奏を』というアドバイスが印象的で、今後の参考になったと思います」(写真左:アビガイル・ラさん)
「ものすごく貴重な体験をすることができました。ピアノ(弱く弾く)からフォルテ(強く弾く)へのコツなど、よりよい演奏についてわかりやすく教えていただきました」(写真右:エミリー岩渕さん)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーによるレクチャーから、子どもたちは多くの気づきや学びがあったようだ。
その後は体育館に移動し、スクールの子どもたちの前で合奏や楽団による弦楽四重奏が披露された。
演奏後、子どもたちからの「毎日どれくらい練習するの?」「何歳から楽器を始めたの?」といった質問に対して、子どもの頃から楽器に親しむ楽しさをはじめ、練習を重ねることの大切さを伝える楽団のメンバー。
「こどもたちから多くの感銘を受けました。やはり子どもたちは、何かを伝えるたびにすぐに取り込む吸収力が早いですね。もし何か情熱を持てる楽器があれば、ぜひこれからも追究してほしいです。練習はもちろん、ステージでの演奏も楽しんでいただけたらと思います」(ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーで、ビオラ奏者のKonstantin Sellheim氏)
楽器に親しみ、音楽を愛して練習を重ねた結果が、今日世界中の人を魅了するすばらしい演奏に現れていることに、なによりも説得力があった。そんなことが子どもたちの胸の奥にも深く刻まれたのでないだろうか。
BMWのブランド・ストア『FREUDE by BMW』にて、スペシャルな生演奏も
第2部としてFREUDE by BMWにて披露されたのは、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団によるミニコンサート。キャンペーンに当選したゲストたちを魅了した。
弦楽五重奏のメンバーは、バイオリンとコンサートマスターを務めた青木尚佳氏をはじめ、イアソーン・ケラミディス氏(バイオリン)、ジャノ・リスボア氏(ビオラ)、ジャニス・リエケ氏(ビオラ)。三井静氏(チェロ)。また、演奏された曲目は以下のとおり。
・フィリップ・グラス:弦楽四重奏曲第3番「三島」VI.終結(4‘)
・ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:弦楽五重奏曲第3番 ハ長調Ⅲ.アンダンテ+IVモルト・アレグロ(10’+’7)
・ヨハネス・ブラームス:弦楽五重奏曲第2番 ト長調op.111 I.アレグロ・マ・ノン・トロッポ(’13)
・ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:弦楽五重奏曲第3番 ハ長調Ⅲ.アンダンテ+IVモルト・アレグロ(10’+’7)
・ヨハネス・ブラームス:弦楽五重奏曲第2番 ト長調op.111 I.アレグロ・マ・ノン・トロッポ(’13)
40年以上続くBMWの文化支援活動
半世紀にわたり、芸術や音楽などのあらゆる文化支援活動を続けてきたことについて、BMWの担当者にも話を聞いた。
「BMWには、大企業の車メーカーが社会に還元すべきという考えが根底にあります。音楽の文化支援でいえば、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団との関わりは長きにわたって強いものがあります。ドイツ本社では楽団と協賛し、世界中で教育プログラムを実施してきましたが、日本では初めての開催。スポンサーとしての立ち位置というよりもパートナーとして、新しい体験の場を提供することに価値があると考えています」(ブランド・コミュニケーションマネージャーの井上朋子氏)
スペシャルなイベントは、子どもたちの関心度の高さやあふれる笑顔はもちろん、先生たちからも声を揃えて「Amazing!(すばらしい!)」と大きな反響があった。子どもたちの演奏を引き上げられるプロの楽団員たちの力量にも感銘を受けたと語る井上氏。イベントを通じ、スペシャルな空間が提供できたことにあらためて手応えを感じたと振り返る。
世界中にファンがいる名門楽団のプレイヤーたちと身近な距離感で触れられる希少な機会となった今回のBMW Japan主催のイベント。
文化や芸術というと堅苦しく聞こえがちだが、そうしたものを身近に感じられることが大切なのだと気づかされた。
こうした機会こそが、文化や芸術に興味を持つきっかけとなり、興味を持った人が文化を継承したり、新しいものを創出したりすることにつながるのかもしれない。
問い合わせ先
BMW Japan
https://www.bmw.co.jp/ja/index.html