2013年お正月特集
「2013年お正月特集」に関する記事
MOVIE|渋谷アップリンクで年末年始の恒例企画『見逃したっ!!!映画特集』
MOVIE|今年上映された作品のなかから25作品を一挙上映渋谷アップリンクで年末年始の恒例企画『見逃したっ!!!映画特集』上質な作品から、コアな映画ファンをも魅了させる作品まで多彩な映画を上映することで知られるミニシアター、渋谷アップリンク。今年も年末年始の恒例企画『見逃したっ!!!映画特集』が12月28日(土)から1月24日(金)まで開催。2013年上映作品のなかから25作品が一挙ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi日本最終上映となる作品も予定が合わなかったり、見たいと思っていたのに、見られなかった映画--。そんな2013年の“心残り”を解消してくれる上映特集『見逃したっ!!!映画特集』のラインナップが発表された。なかには、今回で日本最終上映となる『モンティ・パイソン ある嘘つきの物語~グレアム・チャップマン自伝~』をはじめ、『嘆きのピエタ』『パパの木』『世界が食べられなくなる日』『ふたりのイームズ:建築家チャールズと画家レイ』『ハーブ&ドロシー ふたり...
MOVIE|チャン・ツィイー×チャン・ドンゴン『危険な関係』
MOVIE|フランス文芸の金字塔が“魔都”上海を舞台によみがえるチャン・ツィイー×チャン・ドンゴン『危険な関係』フランス文芸の金字塔、コデルロス・ド・ラクロ原作『危険な関係』を、1930年代の上海を舞台に、チャン・ツィイー、チャン・ドンゴンといったアジアスターを集結してよみがえらせた『危険な関係』。1月10日(金)より全国ロードショー。Text by KUROMIYA Yuzu愛を弄んで運命に弄ばれるスリルに満ちた男女の駆け引きで人びとを魅了する恋愛文学の金字塔が、『八月のクリスマス』『四月の雪』など、女性映画の名手として知られる名匠ホ・ジノを監督に迎え、1930年代の上海を舞台によみがえる。 聖女のような高潔さと知的な美しさに溢れた未亡人を演じるのは、ハリウッドでも活躍する中国No.1女優、チャン・ツィイー。そして、放蕩生活を送るプレイボーイには、韓国を代表するビッグ・スター、チャン・ドンゴン、妖艶な悪女に香港映画界のトップ・スター、セシリア・チャンをキャスティング...
ART|『モネ、風景をみる眼-19世紀フランス風景画の革新』
ART│2つの美術館の所蔵作品を見比べることができる貴重な機会国立西洋美術館『モネ、風景をみる眼-19世紀フランス風景画の革新』印象派を代表する画家であり、『睡蓮』などで知られるモネ。彼の眼が風景をどのように捉え、カンヴァスの上にどのような絵画空間が生まれていったのかを探る『モネ、風景をみる眼-19世紀フランス風景画の革新』。上野の国立西洋美術館で3月9日(日)まで開かれている。Text by YANAKA Tomomi共通のテーマをもつ作品を同時に展示し、モネの視点を浮かび上がらせる 日本でも有数のモネのコレクションで知られる国立西洋美術館とポーラ美術館の共同企画により実現した『モネ、風景をみる眼-19世紀フランス風景画の革新』。『睡蓮』や『積みわら』といった連作を数多く制作してきたモネの作品を見比べることができる、貴重な機会となっている。「モネは眼にすぎない、しかし何と素晴らしき眼なのか」とおなじく印象派のセザンヌに言わしめたモネの作品。だが、モネの眼は自然の風景から受け取る...
MOVIE|豪華絢爛な歴史ドラマ『皇帝と公爵』
MOVIE|皇帝と永遠のライバルの知られざる戦いがいま、描かれる豪華絢爛な歴史ドラマ『皇帝と公爵』2011年に亡くなった名匠ラウル・ルイス監督最後のプロジェクトを、彼のパートナーであるバレリア・サルミエントがメガフォンを取り、完成させた『皇帝と公爵』。12月28日(土)より、シネスイッチ銀座ほかで全国順次ロードショーされる。Text by KUROMIYA Yuzuルイス監督最後のプロジェクトに豪華キャストが集結武勇を誇ったナポレオンに対し、知将として知られたウェリントン。この対照的なふたりが、ただ一度剣を交えたという世紀の決戦が、“ワーテルローの戦い”である。そのきっかけとなったのは、フランス軍のポルトガル征服と、その侵略を食い止めるイギリス・ポルトガル連合軍が激突したブサコの戦いだ。本作では、その知られざる攻防を描く。前線で戦う兵士たちの姿はもちろん、たくましく生き抜く女性たち、そして否応なく戦火の渦に巻き込まれていく人びとを分け隔てなく映し出し、動乱の時代をあらゆる角度から浮...
MOVIE|ナチス高官の子どもたちがたどる過酷な旅『さよなら、アドルフ』
MOVIE|オーストリアの俊英ケイト・ショートランドが描くヒューマンドラマナチス高官の子どもたちがたどる過酷な旅『さよなら、アドルフ』第二次大戦後の混乱のドイツを舞台に、ナチス高官の子どもたちの過酷な旅を描いたヒューマンドラマ『さよなら、アドルフ』。1月11日(土)より、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開される。 Text by YANAKA Tomomi原作はブッカーショウの最終候補になった小説『暗闇のなかで』これまで幾度となく映画の舞台となってきた第二次世界大戦期のドイツ。迫害されるユダヤ人や彼らを救う市井の人びと、そしてナチスドイツの陥落を扱った作品が数あるなか、これまであまり語られてこなかったナチ幹部家族の“その後”を描いた作品が誕生した。監督・脚本は、オーストリアの俊英ケイト・ショートランド。カンヌ国際映画祭のある視点部門に出品された2004年のデビュー作『15歳のダイアリー』(日本未公開)以来となる本作は、ブッカー賞最終候補になった小説『暗闇のなかで』を原作に、全編...
ART|金沢21世紀美術館「ミントデザインズ - happy people」開催
ART|フィロソフィカル・ファッション3は、ミントデザインズにフォーカス「ミントデザインズ - happy people」開催金沢市の中心に位置し、「まちに開かれた公園のような美術館」を建築コンセプトとする金沢21世紀美術館のデザインギャラリーで、「フィロソフィカル・ファッション3: ミントデザインズ - happy people」が12月7日(土)より開催される。Text by KAJII Makoto (OPENERS)初日にはデザイナーふたりによる「アーティスト・トーク」(事前申込制)開催目まぐるしく移り変わる流行、それを支えるファストファッションの隆盛が顕著ないま、衣服の意味を問い直し、一貫したコンセプトでファッションを提案しつづけるクリエイターを紹介する「フィロソフィカル・ファッション」。今年1月にはじまった第1弾が「FINAL HOME」、第2弾が「ANREALAGE」、そしてフィロソフィカル・ファッション3では「mintdesigns(ミントデザインズ)」を取り上げる...