連載
「連載」に関する記事

ART|ヴィクトリア・モートン展『Mouth Wave』開催
ART|スコットランド出身のアーティストによる絵画と立体作品を展示ヴィクトリア・モートン展『Mouth Wave』をラットホールギャラリーで開催英国スコットランドのグラスゴーを拠点とするアーティスト、ヴィクトリア・モートン(Victoria Morton)による日本ではじめての展覧会『Mouth Wave』。2月14日(金)から5月25日(日)まで、南青山のラットホールギャラリーで開かれる。 Text by YANAKA Tomomi抽象的でありながら、浮かび上がるリアリズムヴィクトリア・モートンは1971年、グラスゴーで生まれ。彼女は、1995年にグラスゴー芸術大学で絵画文学修士号を取得し、現在は油彩や立体作品を制作。さらに、現在はパフォーマンス集団「Elizabeth Go」の一員としての共同制作やバンド「Muscles of Joy」で実験音楽の演奏など、幅広い活動を展開している。会場には、水彩画のようなタッチの油彩画を展示。抽象画でありながら、歴史や音楽、日常生活など...

ART|アブラハム・クルズヴィエイガスによる日本初個展
ART│メキシコのコンセプチュアルアートの中心的アーティストアブラハム・クルズヴィエイガスによる日本初個展をラットホールギャラリーで開催メキシコ人アーティスト、アブラハム・クルズヴィエイガス(Abraham Cruzvillegas)による日本初個展『Autodestrucción5: Netsukumogamishungaseppuku』が7月4日(金)から、南青山のラットホールギャラリーでスタート。9月14日(日)まで開かれ、滞在制作により新作が発表される。Text by YANAKA Tomomi日本の伝統美術を参照にし、滞在制作により作品を発表1968年、メキシコシティに生まれ、現在もメキシコを拠点に活動しているアブラハム・クルズヴィエイガス。メキシコ国立自治大学で美術と哲学を学び、1980年代後半から1990年代にかけてメキシコシティで起こった、コンセプチュアルアートの潮流の中心的アーティストとして注目を集め、経済・社会、政治、歴史をとおしたアイデンティティや自己構築の問...

戸田恵子|敬愛なる、やなせたかし先生
戸田恵子|愛と勇気と、光へ導く道標敬愛なる、やなせたかし先生(1)2013年10月13日。ついに巨星が落ちてしまいました。それはあまりに突然の出来事でした。Text by TODA KEIKO涙は流れるばかりで、ただただ愕然とする突然の訃報10月13日、私は昨年のアニバーサリーライブでお世話になったバンド、センチメンタルシティロマンスの結成40周年ライブにゲスト出演するため、名古屋におりました。敬愛してやまないやなせたかし先生の訃報を受けたのは、名古屋からの帰り、新幹線を降りてクルマに乗り込んだ時のことでした。先生は深夜に息を引き取られ、いまはご自宅のあるやなせスタジオで眠っている──。携帯を持つ手がわなわなと震え、「嘘でしょう?」と何度も、何度も繰り返していました。私は帰京してからの仕事を済ませ、その夜はまっすぐやなせスタジオへ。いつものインタビュールーム、たくさんのキャラクターたちに囲まれた中に、先生の棺はありました。先生のお顔は本当に眠っているようで、アンパンマンのアニメに登...

新作フレグランス発売を記念して青山で期間限定カフェオープン|PENHALIGON’S
PENHALIGON’S|ペンハリガンフローラル豊かな香りに包まれながら、スペシャルメニューが楽しめる!新作フレグランス発売を記念して青山で期間限定カフェオープン4月22日(水)に全国発売されるペンハリガンの新作フレグランス「OSTARA(オスタラ)」発売を記念して、4月24日(金)、25日(土)の2日間、青山のディルズフォード オーガニックで「Ostara Café(オスタラカフェ)」を開催する。Text by KAJII Makoto (OPENERS)春の訪れとともに芽吹いていく自然をたたえた香りペンハリガンの最新フレグランス「オスタラ」は、英国カントリーサイドの象徴ともいえる“ラッパスイセン”をモチーフに、調香師ベルトラン・ドゥショフールがその繊細で光溢れるイエローの花をモダンに解釈し表現。夜明けの女神にちなんで名づけられたオスタラの香りは、穏やかな春の訪れ、自然の再起、再生の喜びを繊細に描いている。青山のディルズフォード オーガニックで2日間限定で開催される「Ostara...

戸田恵子|慌ただしくも充実した、夏を振り返る その1
戸田恵子|ドラマ撮影、被災地訪問、イベント「The GIFT」参加仙台アンパンマン子どもミュージアム&モールオープン慌ただしくも充実した、夏を振り返る その1(1)皆さまお久しぶりです。震災後、ドラマの撮影やイベントなど、慌ただしく過ごすうち、気づけば夏が終わっておりました(笑)。一度では語りきれないほど、この夏はいろいろなことがありました。ということで、全3回にわけ、一気に振り返っていきたいと思います!文=戸田恵子震災直後、撮影、撮影、撮影の日々思えば3月11日の東日本大震災の日は、連続ドラマ『美咲ナンバーワン!』の撮影の最終日だったり、その前日の3月10日はつぎの連続ドラマ『生まれる。』の顔合わせ&本読みの日でした。震災直後には2時間ドラマ『探偵左文字進』の撮影で長崎に。今は辛いことも多いけれど、将来皆さんによろこんでもらうために、一丸となって撮影に取り組みました。南のほうでもすでに乾電池などが売り切れている状態で驚きました。何度か東京へとんぼ返りしたときには、原発事故の影響か...

戸田恵子|慌ただしくも充実した、夏を振り返る その2 ニューヨーク観劇三昧!
戸田恵子|慌ただしくも充実した、夏を振り返る その2ニューヨーク観劇三昧!今年もおかげさまで1週間のオフが死守できました! リフレッシュ、リラックス、リセット!! 7月10日から16日まで、もちろん大好きなニューヨークで観劇です。今回は初の羽田空港からの出発。例によって、前日の夜中までぎりぎり働いて、10日早朝のフライトまでに慌ててパッキング。一睡もせずに羽田に向かって飛行機に乗り込んだらぐっすり眠れて、今までで一番短く感じたフライトだったように思います。文=戸田恵子IN ニューヨーク!今回の観劇本数は日曜・月曜・火曜・水曜・水曜・木曜と6本。金曜にニューヨークを発って、土曜に帰国。翌日曜日からはもう仕事(笑)。こんなハードスケジュールでも、今年のニューヨークは大満足! ブロードウェイ演目も豊作で、トニー賞直後ということもあり、活気に溢れていました。チケットも入手困難。大枚はたきましたよ……(泣)。7月10日(日)は『Anything Goes』を。リバイバルミュージカルだけど、な...

BGブランドから新作登場! 戸田恵子×植木 豪インタビュー
BGブランドから新作登場!戸田恵子×植木 豪インタビュー(1)女優 戸田恵子さんによるライブツアーにさいし、BGブランドから新作が登場した。そこでデザインを手がけるダンサー 植木 豪さんを交え、ライブツアーを振り返るとともに、新作アイテム、BGブランドの活動について聞いた。文=OPENERS写真=大森 直BGブランドらしい、クールな仕上がり――新作アイテムのデザインテーマは?植木 ストールを巻いているようなフェイクプリントをメインに、全体のデザインを構成していきました。ストールをモチーフにしたプリントのアイデアは以前からあったのですが、今回やっとカタチにすることができました。BGブランドらしい“武骨さ”を表現したかったので、シルバープリントで渋めの色味に仕上げました。箔を使うとポップになってしまいますからね。僕自身ストールが大好きでいっぱい持っていて、じつはこのプリントのストールも、もとになっているのは僕のストールなんです。柄はゼブラパターン。BGブランドらしいクールな仕上がりにな...

戸田恵子|ニューヨーク観劇三昧!
連載|戸田恵子ニューヨーク観劇三昧!一週間のオフを死守しました! 大好きなニューヨークへ行くためには仕事をあちこち詰めていかねばならないのですが、案の定、いや、むしろいつにも増して前後のスケジュールはビッチリになってしまった……それでもいいのだ。たくさんの宿題も持っていかねば……それでもいいのだ! というわけで、6月29日~7月5日までのあいだ、私はニューヨークへ行ってまいりました。もちろん目的は観劇三昧!文=戸田恵子休んで、飲んで、観て!オフはいただけてもせいぜい1週間が限度。ニューヨークでは観劇しかしないので、マチネ・ソワレのある水曜、土曜日をいかに滞在日程に組み込むかが勝負なんですが、今回はうまくいきました。火曜日に日本を発って、火曜日にニューヨークに着くパターンです。観劇本数は火/水/水/木/金/土/土と7本になり、日曜日にニューヨークを発って月曜日に帰国、と、なんとも有効的なスケジュール。到着前までは酷暑だったニューヨークも、滞在中はじつに過ごしやすかったです。なんと言っ...

新作タイムピース「クレ ドゥ カルティエ」がいよいよ発売|CARTIER
カルティエを代表するあたらしいアイコン ウォッチが登場新作タイムピース「クレ ドゥ カルティエ」がいよいよ発売1月のSIHH(ジュネーブサロン)で発表され、注目を集めたカルティエの新作時計コレクション「Clé de Cartier(クレ ドゥ カルティエ)」が、ついに発売。4月18日(土)より、路面店およびeブティックにて取り扱いが開始される。Text by KUROMIYA Yuzu無駄を削ぎ落したフォルムにオリジナリティのあるリューズ長い歴史に貫かれる創造と革新の精神により、斬新なフォルムのウォッチを数多く生み出してきたカルティエ。角形の「サントス」、レクタンギュラ―形の「タンク」、丸型の「バロン ブルー ドゥ カルティエ」につづいて今年、メゾンを代表する4つ目のタイムピース「クレ ドゥ カルティエ」が誕生。アイコンウォッチとしての新コレクション発表は「バロン ブルー ドゥ カルティエ」以来、8年振りとなる。「クレ ドゥ カルティエ」は、シンプルを極めたモダンなフォルムが特徴。...

戸田恵子 連載|中京テレビ「幸せの黄色い仔犬」 青木さやかちゃんに贈る『世界一のママ』
戸田恵子|中京テレビ「幸せの黄色い仔犬」青木さやかちゃんに贈るスペシャルソング『世界一のママ』(1)中京テレビで2009年4月より放送が開始された「幸せの黄色い仔犬」。毎週土曜日の夕方に放送される東海地域のバラエティー番組です。おかげさまで高視聴率をいただき、順調に2年目に突入しております。MCは私と青木さやかちゃん。私と同郷、愛知県出身の彼女と一緒だったことは、この仕事を受けた大きな要因のひとつでした。彼女は以前からよく私のお芝居を観に来てくれていて、青木ちゃんとはなにかのかたちで一緒にお仕事をしたいと思っていたので、コンビMCの話をいただいたときは思いがけずうれしい限りでした。文=戸田恵子Don't worry 独りじゃないよ いつも側にいるから私がこの仕事を受けたもうひとつの理由は、基本的に番組は土曜日の生放送なのですが、私は舞台の仕事もあり、稽古が大詰めを迎える時期や、公演中、土曜日は必ず2ステージあったりと、出演できない期間があるということを、現場サイドが承知してくれたと...

戸田恵子 連載|『今の私をカバンにつめて』大阪千秋楽、無事終了!
戸田恵子|大阪公演シャワーのような拍手に包まれて『今の私をカバンにつめて』大阪千秋楽、無事終了!(1)東京公演を終え、10月15日からスタートした大阪公演。残念ながら日程は少し短めでしたが、それでも短期間に2ステージを2回もこなし、初日の昼間は入念なサウンドチェックもありとなかなかハードスケジュールでしたが、とにかく総じてまずよく身体がもったということです(笑)。文=戸田恵子じつはかなりのセリフ劇歌って踊って喋って。セリフも通常のミュージカルよりはるかに分量が多く、ちょっとしたセリフ劇でもある……いや、じつはかなりのセリフ劇なのだ。厳密に言うと、歌うときとセリフを喋るときの声帯の使い方はちがうように思う。かといって使い分けてるのか!? と問われればまったく意識はなく、自分の身体が自然に対応してくれるのだと思います。これがうまくいかないと喉をつぶしかねない。声帯のありとあらゆる部分を駆使して今回は乗り越えた感じです。もともと喉が強いと言われてきた私ではありますが、過信は禁物。以前はあ...

バッグをアクセサリー感覚でもつようなイザリシーの最新コレクション|ithelicy
ithelicy|イザリシーコンセプトの「日常のなかでバッグを持つ楽しみ」を軽快に表現バッグをアクセサリー感覚で楽しめる最新コレクション「in the policy」の略「ithelicy」をブランドネームにして、この春夏で6シーズン目を迎えたバッグブランド「イザリシー」。今シーズンはとくに “あたらしいスタイルの小ぶりなバッグ” を多く提案。カラフルな2色の革を編み込んだメッシュハンドルやスタッズを施したストラップなど、こだわりのパーツにも注目したい。Text by KAJII Makoto (OPENERS)今シーズンのキーカラーはホワイト&ブラックモデル「DAVIDA」は、前後で異なるデザインの持ち手に加え、フロントについた2つのファスナーが印象的なトートバッグ。ミリタリーテイストをスポーティにアレンジした巾着型のワンハンドルのミディアムトートバッグ「SETTA」は、太めのハンドルと表についたマチのあるポケットに特徴がある。取り外し可能なショルダーストラップ付きだ。サイドが張...

戸田恵子 連載|社員旅行 in ソウル!
戸田恵子|スタッフに感謝の気持ちを込めて社員旅行 in ソウル!(1)未曾有の不景気といわれているこの時代になんて優雅なんでしょ。と、周囲には羨望の眼差しで見られておりました今回の社員旅行。いやいや不景気だからこそですよ。日ごろ私のために尽力してくれているスタッフに感謝の気持ちを込めまして、ソウル2泊3日の社員旅行を企画しました。そもそも「社員旅行」って響きがイイですよね。レトロというかホンワカというか、なんとも昭和ムード。私にとっても初体験の社員旅行でした。文=戸田恵子マシッソヨ! 韓国の美食に舌鼓『今の私をカバンにつめて』大阪公演が終わって間もない10月29日~31日のスケジュール。参加者は社長兼マネージャーの牧野、現場サポートの和樹、デスクの谷さん、父、友人のゆうこりん(三ツ矢雄二さん)、そして私です。私自身ソウルは3回目。九州や沖縄に行くよりも近いですし、あたらしくなった羽田空港から出発できるので、週末の旅行にはぴったりです。フライト時間はソウルまで1時間50分くらい。早い...

戸田恵子 連載|追悼──師・野沢那智さんを偲んで
戸田恵子|追悼──師・野沢那智さんを偲んで教えは舞台において毎日ブレないこと、そのための稽古(1)その訃報を知ったのは韓国にいるときでした。話題のミュージカル『ビリー・エリオット』を観終わり、興奮覚めやらぬ移動のバスのなかでした。報道ニュースよりはやく新聞社などから社長の牧野に私のコメントを求める留守電がたくさん入っていたのでした。文=戸田恵子闘いが一方的に終わってしまったミュージカル『今の私をカバンにつめて』の上演中、私はすでに関係者から容態がかなり悪いことは知らされていました。しかしながらこういった訃報はいつだって突然感がある。びっくりしたのと同時に、その瞬間、私のなかで演出家との見えない闘いが終わってしまった、そんな気がしたのです。いままでの自分の芝居すべてが、野沢さんに向けて闘ってきたような気がしたのです。劇団を退団してからほとんど音信不通でした。野沢さんの住まいも電話番号も、今日までまったく知らずにおりました。退団後、私の舞台は一度も観ていもらえていません。それがどうのこ...