2013 ミラノサローネ 最新リポート|Jo Nagasaka

2013 ミラノサローネ 最新リポート|Jo Nagasaka

Jo Nagasaka|長坂 常特集|ミラノサローネ国際家具見本市 2013ミラノサローネで新作家具シリーズ「ColoRing」発表ミラノサローネ2013に参加する長坂 常(スキーマ建築計画)は、昨年につづいてロッサーナ・オルランディにて、新作家具シリーズ「ColoRing」を展示販売する。Text by KAJII Makoto (OPENERS)漆の津軽塗と伝統的な木工技法のハイブリッド日本の伝統的な木工技法である“ウヅクリ”によって生まれた凹凸の木の表面。そこに3色の塗料を地層のように塗り重ね、さらに凹凸を作った後、その凹凸を研磨すると、研ぎ磨かれてフラットになった面には、3色で構成された年輪の模様が浮かび上がる。日本の青森に伝統的に伝わる漆の津軽塗から発想を得て、おなじく伝統的な木工技法“ウヅクリ”とミックスしてできあがったあたらしい手法から誕生した新作家具シリーズ「ColoRing」は、日本のペイントメーカー、ポーターズペイントの協力により、施工時に使い切れずに余った塗料...
SKYZ|総合ディベロッパー6社がはじめて手を組む超高層分譲マンション登場

SKYZ|総合ディベロッパー6社がはじめて手を組む超高層分譲マンション登場

SKYZ TOWER&GARDEN|スカイズ タワー&ガーデン総合ディベロッパー6社がはじめて手を組む超高層分譲マンション登場豊洲新街区にて開発がおこなわれている、地上44階建、総戸数1110 戸の超高層分譲マンション「SKYZ TOWER&GARDEN(東京ワンダフルプロジェクト)」。7月19日(金)より、第1期販売登録受付を開始する。Text by OPENERS総開発面積の約46%は緑地空間「SKYZ TOWER&GARDEN(東京ワンダフルプロジェクト)」の開発には、日本初の試みとして総合ディベロッパー6社(三井不動産レジデンシャル株式会社、東京建物株式会社、三菱地所レジデンス株式会社、東急不動産株式会社、住友不動産株式会社、野村不動産株式会社)が集結する。敷地は東京都江東区豊洲6丁目。総開発面積約3.2ヘクタールの約46%を緑地空間としており、植樹される中高木は約2200本にもおよぶという。緑と水辺に恵まれ、自然の潤いを享受できるロケーションといえ...
建築家・隈研吾が「East Japan Project」と東北の復興を語る(3)|INTERVIEW

建築家・隈研吾が「East Japan Project」と東北の復興を語る(3)|INTERVIEW

SPECIAL INTERVIEW建築家・隈研吾が「East Japan Project」と東北の復興を語る(3)建築の原点に、東北で挑む隈研吾氏のインタビュー第3回(最終回)は、OPENERS読者も疑問におもっているであろう、「なぜ、多くの建築家がさまざまなかたちで被災地の復興支援に取り組んでいるのか」をうかがった。隈氏は、「そこに建築の原点があるから」と答える。Vol.2「建築家、隈研吾が「East Japan Project」と東北の復興を語る」はこちら Photographs by SUZUKI Shimpei Text by KAJII Makoto (OPENERS)世の中が建築家に注目して、建築家はブランドになったOPENERSでも、さまざまな建築家が東北の復興を目的とした活動をしていることを記事にしてきた。そこにはもちろんさまざまな想いや、意志のようなものを感じるが、なぜ建築家は東北を目指すのだろう。「建築の仕事は80年代以降、建築家がブランドとして扱われるようにな...
AAF|U-30 30歳以下の若手建築家による建築の展覧会 2013

AAF|U-30 30歳以下の若手建築家による建築の展覧会 2013

AAF|U-30 30歳以下の若手建築家による建築の展覧会 2013記念シンポジウムには石上純也氏、谷尻誠氏らも参加建築家による芸術と社会環境の発展を目指すAAF(NPO法人アートアンドアーキテクトフェスタ)は「30歳以下の若手建築家による建築の展覧会 2013」を、9月5日(木)~10月5日(土)まで大阪・南港ATCにて開催する。Text by OKADA Kazuyuki(OPENERS)この世代の建築家しか表現できない空間「30歳以下の若手建築家による建築の展覧会」は、活動をはじめたばかりの30歳以下の若手建築家にスポットをあてた展覧会。今年で4回目をむかえる。開催するAAFは「この世代を代表する出展者たちは、新鮮な発想力で人にとって豊かな空間のあり方を模索しながら、ドローイングや模型、体験型のインスタレーションなど、多岐にわたる独自の表現手法を用いてこの世代でしか表現できない空間を追い求めています。さまざまな手法を用いて表現された彼らの眼差しの先にある建築が、これからの新し...
ART
SANAAの西沢立衛氏とnendo が一緒に考えた 屋外型の企画展

SANAAの西沢立衛氏とnendo が一緒に考えた 屋外型の企画展

屋外型の企画展で初コラボ「西沢立衛 + nendo:森の屋根ときのこ」展 京都で開催建築家・西沢立衛(りゅうえ)氏と、佐藤オオキ氏率いるデザイン事務所 nendo が、はじめてコラボレーションをおこなう企画展「西沢立衛 + nendo:森の屋根ときのこ」展。10月4日(金)~2014年1月13日(月・祝)まで、京都造形芸術大学エントランスラウンジにて開催される。Text by OKADA Kazuyuki(OPENERS)屋外作品は、大学敷地内の瓜生山に展開西沢立衛氏は、妹島和世氏とともに建築家ユニット SANAA として国内外で活動。2010年に、建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞を受賞した。また、昨年末には、設計を担当したフランスのルーブル美術館の新館「ルーブル・ランス」がオープンしたばかりだ。いっぽうの佐藤オオキ氏率いるデザイン事務所 nendo は、建築からプロダクトまで、幅広い分野で作品を発表。昨年はコカ・コーラの瓶から生成した食器「Coca-Cola Bottle...
青木淳|20年分の作品アイデアを完全収録したノートブック 発売

青木淳|20年分の作品アイデアを完全収録したノートブック 発売

青木淳|20年分、104冊のアイデアノートを1冊にまとめた書籍建築家「青木淳 ノートブック」発売表参道やNYのルイ・ヴィトン店舗、そして、青森県立美術館の設計者としても知られる、世界的建築家・青木淳。20年にわたりキャンパスノートに記した構想アイデアを一冊の書籍としてまとめた「青木淳 ノートブック」が、平凡社より発売となった。Text by OKADA Kazuyuki(OPENERS)細かなメモ書きまで完全収録個人住宅から、公共建築、商業建築、さらには美術作品の制作まで、青木淳の仕事は多岐にわたる。その傍らにいつもあるKOKUYO A4ノートは、青木とってアイデアを落とし込むノートとなっている。最初期のメモから詳細なアイデアを込めたスケッチだ。今回の出版にあたり、1992年4月1日から2012年11月22日までの20年間、104冊、全ノート全ページを完全収録している。実現に至った作品はもちろんのこと、コンペ案などの完成に至らなかった多くの作品のスケッチ、原稿のためのメモ、アイデア...
TOTOギャラリー・間|『犬のための建築展』いよいよ国内で開催!

TOTOギャラリー・間|『犬のための建築展』いよいよ国内で開催!

TOTOギャラリー・間|世界で活躍する13組の建築家とデザイナーが一挙集結『犬のための建築展』いよいよ国内で開催!グラフィックデザイナーの原研哉がディレクターとなり、世界的に活躍する13組の建築家とデザイナーを集めマイアミ、ロサンゼルスと開催してきた『犬のための建築展』。10月25日(金)~12月21日(土)まで、東京都・南青山のTOTOギャラリー・間にて開催される。Text by OKADA Kazuyuki(OPENERS)こんなにもかわいい建築!『犬のための建築』は、グラフィックデザイナーの原研哉のディレクションのもと、犬の尺度で建築を捉えなおすことで、あらたな建築の可能性を模索する、犬と人間の幸福のための建築プロジェクト。2012年11月に公式サイトARCHITECTURE FOR DOGS をオープン。世界で活躍する建築家・デザイナー13組がデザインした『犬のための建築』13作品を、フリーダウンロード可能な設計図とともに公開した。 by MVRDV for ビーグル ©H...
谷尻 誠|「THINK_32」 ゲストは料理家の渡辺康啓さん

谷尻 誠|「THINK_32」 ゲストは料理家の渡辺康啓さん

もしかしたら、匂いや香ばしさ、食感までも感じることが出来るかもしれません渡辺康啓さんを迎えて「THINK_32」開催 料理を通して美しいものを表現するということを考えつづけているひと――32回目のTHINKは、料理家の渡辺康啓さんをお迎えします。谷尻 誠 OPENERS BLOG更新中!Text by TANIJIRI Makoto(suppose design office)一夜かぎりの“料理のない”「magari食堂」をご賞味あれ!ゲストの渡辺康啓さんは料理家ですが、お料理はありません。今回は、料理を味わうのではなく、「料理をすること」と向き合います。COMME des GARÇONSでの勤務を経て料理家になった渡辺さんは、独自の美意識で、味だけでなく見た目の美しさも追求されています。自主制作されている印刷物『printed matter project』は、そんな美しい料理の最もきれいな瞬間を切り取る、アートと実用のあいだにあるあたらしい表現として注目されています。調味料の大...
谷尻 誠|「THINK_33」ゲストはスタイリストの本間良二さん

谷尻 誠|「THINK_33」ゲストはスタイリストの本間良二さん

ビームス広島店で開催中の“HIROSHIMA”展にもぜひ!本間良二さんを迎えて「THINK_33」開催 33回目のTHINKは、ビームス広島で開催されている“HIROSHIMA”展とのコラボレーションでお届けします。お迎えするゲストは、スタイリストの本間良二さん。今回は、谷尻さんも「はじめまして」の初対談となるようです。谷尻 誠 OPENERS BLOG更新中!Text by TANIJIRI Makoto(suppose design office)今回は、一体どんな「THINK」空間が生まれるのでしょうか本間さんは、スタイリストとして活動するかたわら、古着のリメイクブランド「2-tacs」の展開やショップ「The Fhont Shop」運営、そして2009年あらたにスタートしたブランド「BROWN by 2-tacs」やシーズンごとに発表される小説『ブラウン伯爵』シリーズの出版など幅広い活動とその世界観で注目を集めています。また、アーティストとして、花や古着を用いて立体作品を生...
Miele│隈研吾設計の建築でエキシビション『Timeless Design』展

Miele│隈研吾設計の建築でエキシビション『Timeless Design』展

Miele│ミーレ“プロダクト”と“建築”と“アート”が共鳴するエキシビション『Timeless Design』展 開催ドイツの高級家電ブランドであるミーレの、直営ショールーム「ミーレ・センター表参道」にて、“時代を超えたスタイル”をテーマに、ことなる3つのスタイルが共鳴する『Timeless Design』展がおこなわれる。10月26日(土)から11月4日(月・祝)までの開催となる。Text by YANAKA Tomomi日本初公開のコラージュ展1899年に創業し、文化や世代、時代を超えたスタイルを常に研究し製品を生み出してきた、ドイツの高級家電ブランド、ミーレ。「均整が取れ、シンプルでエレガント」という理念に基づいた、ミニマルなデザインと機能性は、日本でも高い人気を誇る。ミーレの直営ショールーム ミーレ・センター表参道は、世界的にも名高い建築家・隈研吾氏が、“21世紀のあたらしい住空間”をイメージして2011年に内装設計した、地下1階、地上3階の、一軒家のような空間。ここで、...
谷尻 誠|「THINK_35」ゲストは作家エージェントの佐渡島庸平さん

谷尻 誠|「THINK_35」ゲストは作家エージェントの佐渡島庸平さん

「作家のエージェント会社」があるのをご存知ですか?佐渡島庸平さんを迎えて「THINK_35」開催 みなさん、「作家のエージェント会社」があるのをご存知ですか? 35回目のTHINKは、講談社から独立して、2012年10月より、エージェント会社「コルク」を設立された佐渡島庸平さんをお迎えします。谷尻 誠 OPENERS BLOG更新中!Text by TANIJIRI Makoto(suppose design office)作家エージェントの仕事とは?『バガボンド』、『ドラゴン桜』、『働きマン』、『宇宙兄弟』……みなさんのなかにも、これまでこれらの作品に励まされたり、涙したり、心動かされたことのある方も多いはず。今回ゲストにお迎えする佐渡島庸平さんは、講談社で、これら数々のヒット作の編集を担当、10年間の勤務ののち、独立して今の会社「コルク」を設立されました。編集者から、作家のエージェントへ。また、会社に属する立場から、会社を経営する立場へと変わった佐渡島さん。コンテンツの広がりや...
EYE of GYRE|建築家 永山祐子展「建築から始まる未来」開催

EYE of GYRE|建築家 永山祐子展「建築から始まる未来」開催

EYE of GYRE~ 豊島×横尾忠則、宇和島×束芋×ほしよりこ~ 永山祐子展「建築から始まる未来」開催今夏開催した「AT ART UWAJIMA 2013」を語る(1)今夏7月24日から8月22日まで、愛媛県宇和島市にある「木屋旅館」と、宇和島きさいやロードに出現したギャラリー「SITUATIONALLY」を舞台にした、あたらしいアートプロジェクト「AT ART UWAJIMA 2013」が開催された。NPO法人SO-ENが主催し、リバースプロジェクトが企画協力したプロジェクトである。またギャラリー「EYE of GYRE」にて、豊島横尾館と木屋旅館にフォーカスした永山祐子展「建築から始まる未来」が11月24日(日)まで開催されている。Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by OMOTE Nobutada木屋旅館全体が、一つのインスタレーション作品に「木屋旅館」は1911(明治44年)創業。後藤新平や犬養 毅、司馬遼太郎、吉村 昭...
BOOK APART|トラックの移動本屋が“集合住宅”に新店舗をオープン

BOOK APART|トラックの移動本屋が“集合住宅”に新店舗をオープン

BOOK APART|ブックアパート移動本屋「BOOK TRUCK」を手がける三田修平氏にインタビュー“集合住宅”に初の固定店舗「BOOK APART」をオープン昨年春に、週末のさまざまなイベント会場に“青いトラック"であらわられる移動本屋「BOOK TRUCK(ブックトラック)」を立ち上げた三田修平氏。このたび、初の固定店舗となる「BOOK APART(ブックアパート)」を、先月下旬オープンさせた。その場所は、集合住宅の一室。昨年末オープンしたフランス ルーブル美術館の新館「ルーブル ランス」を設計し、世界的に注目されている日本人建築家ユニット「SANAA」の妹島和世氏が手がけた「大倉山の集合住宅」だ。移動本屋ってなに? 住宅で店舗をはじめた理由とは? BOOK APARTオープン当日に、オーナーの三田氏に話を伺うことができた。Photographs by JAMANDFIXInterview & Text by OKADA Kazuyuki(OPENERS)何かひと工夫...
AAF|建築レクチュアシリーズ217 建築家 塚本由晴の思想を探る

AAF|建築レクチュアシリーズ217 建築家 塚本由晴の思想を探る

AAF通信│建築レクチュアシリーズ217建築家 塚本由晴の志向性を探る大阪を拠点に活動をおこなう二人の建築家、芦澤竜一氏と平沼孝啓氏が、ゲスト建築家を招聘し年に7回(2カ月に1度、午後7時から)開催されるトークセッション「建築レクチュアシリーズ217」。今回はゲストに建築家の塚本由晴氏を招き、12月17日(火)グランフロント大阪のコクヨ梅田ショールームにて開催される。Text by OKADA Kazuyuki(OPENERS)都市に“馴染む”建築をつくり出す建築家による芸術と社会環境の発展を目指すAAF(NPO法人アートアンドアーキテクトフェスタ)が主催する「建築レクチュアシリーズ217」は、建築家同士の刺激的な交流の場として、学生や若い建築家、そして一般の建築好きから大きな支持を集めるトークセッション。毎回、芦澤氏と平沼氏という同年齢のふたりの建築家に、ゲストで招いた著名な建築家をくわえ、建築の可能性と思想を探っていく。今回のゲストは、建築家の塚本由晴氏。貝島桃代氏とともに、建...
ART
谷尻 誠|「THINK_36」ゲストはスタイリストの伊賀大介さん

谷尻 誠|「THINK_36」ゲストはスタイリストの伊賀大介さん

スタイリングに込められた思考を探る伊賀大介さんを迎えて「THINK_36」開催36回目のTHINKは、1999年に独立以降、雑誌、広告だけでなく、音楽アーティストや映画、演劇といったさまざまなジャンルでスタイリングを手がけている伊賀大介さんをお迎えします。谷尻 誠 OPENERS BLOG更新中!Text by TANIJIRI Makoto(suppose design office)</span>今年の締めくくりとなるTHINK_36。みなさまのご参加、お待ちしています最近では、映画『モテキ』や『苦役列車』、アニメーション映画『おおかみこどもの雨と雪』のスタイリングもおこなうなど、その幅広い表現は、つねに、さまざまなアートシーンで話題を呼んでいます。ファッションを切り口にしつつも、ストーリーや世界観、さらにはアーティストや俳優の心までも演出しているかのような伊賀さんのスタイリングには、果たしてどんな思考が隠されているのでしょうか。スタイリストとしていかに作品とかかわ...
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