建築家・隈研吾が「East Japan Project」と東北の復興を語る(2)|INTERVIEW

建築家・隈研吾が「East Japan Project」と東北の復興を語る(2)|INTERVIEW

SPECIAL INTERVIEW建築家・隈研吾が「East Japan Project」と東北の復興を語る(2)ゆっくり作って、ゆっくり売れることが一番幸せなこと建築家の隈研吾氏が中心となって進めている、東北の伝統工芸職人とコラボレーションをおこない日用品を提案するプロジェクト「Ejp(East Japan Project)」。今回、木材や粘土で作られた型に紙を貼り付けて成形していく“張子”の造形技法によって作られる最新作「立ち上がれペン」が発売される。「私たちはコンピュータに囚われてはダメ、職人は自分のやり方に固執していてはダメ」と語る隈研吾氏。前回につづく、インタビュー第2回をお届けする。Vol.1「建築家、隈研吾が「East Japan Project」と東北の復興を語る」はこちら Photographs by SUZUKI Shimpei Text by KAJII Makoto (OPENERS)いびつさが魅力になっていく「立ち上がれペン」「Ejp(East Japan...
建築家・隈研吾が「East Japan Project」と東北の復興を語る(1)|INTERVIEW

建築家・隈研吾が「East Japan Project」と東北の復興を語る(1)|INTERVIEW

SPECIAL INTERVIEW建築家・隈研吾が「East Japan Project」と東北の復興を語る(1)東日本大震災で失ったもの、気がついたこと東北地方を中心に起きた東日本大震災から4年。私たちはあの大規模地震災害を忘れてはならないが、東北の伝統工芸職人とコラボレーションし、古くから磨きあげられてきた伝統的な技術や素材を応用して、エコロジカルでサステイナブルなあたらしいライフスタイルを可能にする日用品を提案するプロジェクト「Ejp(East Japan Project)」を、建築家の隈研吾氏が中心となって進めている。3回にわたって、隈研吾氏にお話をうかがった。 Photographs by SUZUKI Shimpei Text by KAJII Makoto (OPENERS)率直に言ってこの4年間で私たちは何をしてきたのだろうプロジェクト「Ejp(East Japan Project)」の話の前に、あの震災から4年の時間を尋ねた。「東日本大震災で大きな被害が出た宮城県...
BUILDING|「バウハウス最後の巨匠」マックス・ビルのポスター展開催

BUILDING|「バウハウス最後の巨匠」マックス・ビルのポスター展開催

BUILDING|ビルディング「バウハウス最後の巨匠」の秀逸なグラフィックデザインにフォーカスマックス・ビルのポスター展開催バウハウスで学び、その流れをくんだウルム造形大学の創設にも尽力したマックス・ビル氏が、グラフィックを手がけた希少なリトグラフポスターや、1970年代から80年代にかけてヨーロッパ各地で開催された展覧会ポスターを一堂に展示販売する「Max Bill lithograph poster fair」が、オーダー家具ショップ「BUILDING(ビルディング)」にて6月8日(土)から23日(日)まで開催される。Text by KAJII Makoto (OPENERS) 当時刷られた枚数しか存在しない、希少なリトグラフポスターが登場画家、彫刻家、グラフィックデザイナー、建築家、プロダクトデザイナー、評論家――さまざまな顔をもつマックス・ビル氏の功績を一言であらわすのは容易ではないが、グラフィックアーティストとしての活動は、その後のグラフィックデザインの分野において大きな...
伊藤嶺花 × 坂口恭平|スピリチュアル対談(前編)

伊藤嶺花 × 坂口恭平|スピリチュアル対談(前編)

スピリチュアル対談 Vol.14|坂口恭平伊藤嶺花が“視た”ゲストの肖像「慈愛にあふれる社会の実現を使命とする、ピースメーカー」(前編)さまざまなステージで活躍するクリエイターをゲストに迎え、スピリチュアル ヒーラーの伊藤嶺花さんが、ひとが発するエネルギーを読み解く「リーディング」と複数の占星術を組み合わせ、クリエイターの創造力の源を鑑定。現世に直結する過去生や、秘められた可能性を解き明かし、普段は作品の陰に隠れがちでなかなか表に出ることのない、クリエイター“自身”の魅力に迫ります。Photographs by KADOI TomoText by TANAKA Junko (OPENERS)第14回目のゲストは、建築家、アーティスト、作家……とさまざまな肩書きをもつ坂口恭平さん。あるときは、“建てない建築家”として、またあるときは、熊本市に開設した「ゼロセンター」を拠点とする独立国家の“初代内閣総理大臣”として、つねに話題を提供しつづける時代の寵児(ちょうじ)である。今年は『モバイ...
伊藤嶺花 × 坂口恭平|スピリチュアル対談(後編)

伊藤嶺花 × 坂口恭平|スピリチュアル対談(後編)

スピリチュアル対談 Vol.14|坂口恭平伊藤嶺花が“視た”ゲストの肖像「慈愛にあふれる社会の実現を使命とする、ピースメーカー」(後編)さまざまなステージで活躍するクリエイターをゲストに迎え、スピリチュアル ヒーラーの伊藤嶺花さんが、ひとが発するエネルギーを読み解くリーディングと複数の占星術を組み合わせ、クリエイターの創造力の源を鑑定。現世に直結する過去生や、秘められた可能性を解き明かし、普段は作品の陰に隠れがちでなかなか表に出ることのない、クリエイター“自身”の魅力に迫ります。Photographs by KADOI TomoText by TANAKA Junko (OPENERS)14回目のゲストは坂口恭平さん。前編では、建築家をこころざすきっかけになったお話から、カナダでスタートしたというアーティスト活動までたっぷりと語っていただきました。後編では、わたしたちを魅了しつづける坂口さんの過去生、そして使命が解き明かされます。――坂口恭平さんと“0円ハウス”との出会いとは?スピ...
りくカフェ|建て替え資金をクラウドファンディングで募集

りくカフェ|建て替え資金をクラウドファンディングで募集

りくカフェ陸前高田まちのリビングプロジェクト、陸前高田のコミュニティカフェ「りくカフェ」建て替え資金をクラウドファンディングで募集2012年1月より仮設の建物で営業をはじめ、地域の拠点として成長してきた「りくカフェ」の使用期限が2014年3月に迫ってきた。現在の場所は、計画中の復興道路が敷地を通る可能性があるなど、さまざまな理由によって移転を余儀なくされている。本設への建て替え資金は、現在、寄付金や助成金によって建設資金の7割ほどを集めることができたが、より実現に近づけるために、現在、CAMPFIRE(プロジェクトページ:http://camp-fire.jp/projects/view/732)を通じて残りの建設費の一部をクラウドファンディングで募っている。「りくカフェ」にNPOの一員としてかかわっている成瀬・猪熊建築設計事務所の成瀬友梨さんが、現状を訴える。Text by NARUSE Yuri私たちが考えていた以上に多くの方に愛される交流拠点として成長してきました「りくカフェ...
谷尻 誠|「THINK_37」ゲストはDragon AshダンサーATSUSHIさん

谷尻 誠|「THINK_37」ゲストはDragon AshダンサーATSUSHIさん

2014年、初のTHINKにぜひご参加ください!Dragon AshダンサーATSUSHI「THINK_37」開催さまざまなジャンルの第一線で活躍する著名人を迎えるトークプロジェクト「THINK」。“行為が空間に名前をつける”をコンセプトに、これまで、じつにさまざまな肩書きのゲストの方々とともに、総勢36通りもの「THNIK」をお送りしてきました。2014年は、37回目からのスタートとなります。谷尻 誠 OPENERS BLOG更新中!Text by TANIJIRI Makoto(suppose design office)ダンスという「行為」が、空間に名前をつける37回目の「THINK」のゲストは、Dragon AshダンサーのATSUSHIさんです。ATSUSHIさんは、Dragon Ashのメンバーとしてはもちろん、自ら発起したプロジェクト「POWER of LIFE」を通じて、生命の尊さや素晴らしさを、ダンスにとどまらないさまざまな表現によって多くのひとに伝える活動をされ...
ART│Successful Living from DIESEL 北京を拠点に活躍する堤由匡による『DIGIT』

ART│Successful Living from DIESEL 北京を拠点に活躍する堤由匡による『DIGIT』

ART│Successful Living from DIESELディーゼルのホームコレクションをもちいたストア・インスタレーション北京を拠点に活躍する堤 由匡による『DIGIT』ディーゼルのホームコレクション「Successful Living from DIESEL」のアイテムをもちいた建築家 堤 由匡氏によるインスタレーション「DIGIT(ディジット)」が2013年2月17日(日)まで、渋谷のDIESEL SHIBUYAで開催されている。北京を拠点に活躍する堤氏のこれまでにない自由な発想によるストアインスタレーションは必見だ。Text by YANAKA Tomomi可変する壁に埋め込まれたディーゼルのホームコレクションDIESEL SHIBUYA内にあるディーゼル アート ギャラリー。世界中からさまざまなジャンルのアーティストを招いて年4回のアート展を開催しており、ホームコレクションのエリアでは、建築家や空間デザイナーによるインスタレーションを展開している。今回出展した堤 ...
ART
AAF|連続トークイベント(デザイナー編)第2回ゲスト 佐野研二郎

AAF|連続トークイベント(デザイナー編)第2回ゲスト 佐野研二郎

AAF|D&DEPARTMENT×AAF レクチュア共同企画連続トークイベント(デザイナー編)佐野研二郎 × ナガオカケンメイ × 平沼孝啓 トークイベント開催さまざまな展覧会やワークショップなどの活動をとおして、建築と芸術による社会環境の発展を目指すAAF(NPO法人アートアンドアーキテクトフェスタ)。設立3周年を記念した「D&DEPARTMENT」との共同企画のトークイベントを開催。ゲストにアートディレクターの佐野研二郎氏を迎え、3月8日(土)、大阪市・南堀江のD&DEPARTMENT OSAKAにて開催される。Text by KUROMIYA Yuzu見る者を惹きつける明解なアートワークが特徴本トークイベントは、デザイナーのナガオカケンメイ氏がゲストと対談、建築家の平沼孝啓氏がモデレータとして会の進行を担当する。それぞれの分野で“いま”感じていることを語り合い、横断的にデザインを捉えるという企画だ。 トヨタ自動車「ReBORN」サントリー「グリーンダカ...
ART
AAF|連続トークイベント(デザイナー編)第4回ゲスト 五十嵐瞳

AAF|連続トークイベント(デザイナー編)第4回ゲスト 五十嵐瞳

AAF|D&DEPARTMENT×AAF レクチュア共同企画連続トークイベント(デザイナー編)五十嵐瞳 × ナガオカケンメイ × 平沼孝啓 トークイベント開催さまざまな展覧会やワークショップなどの活動を通して、建築と芸術による社会環境の発展を目指すAAF(NPO法人アートアンドアーキテクトフェスタ)。設立3周年を記念した「D&DEPARTMENT」との共同企画のトークイベントを開催する。ゲストにプロダクトデザイナーの五十嵐瞳さんを迎え、3月30日(日)に大阪市・南堀江のD&DEPARTMENT OSAKAにておこなわれる。Text by KUROMIYA Yuzu紙の型で作る紙のような磁器本トークイベントは、デザイナーのナガオカケンメイ氏がゲストと対談、建築家の平沼孝啓氏がモデレータとして会の進行を担当する。それぞれの分野で“いま”感じていることを語り合い、横断的にデザインを捉えるという企画だ。デザイナー編、第4回となる今回のゲストは、プロダクトデザイナーの...
ART
AAF|多様な光のあるガラス建築展

AAF|多様な光のあるガラス建築展

AAF|U-30 Young Architect Japan.「多様な光のあるガラス建築展」 新世代の建築家が未来のガラス建築を提案する展覧会 旭硝子およびAGC studioは、AAF(NPO法人アートアンドアーキテクトフェスタ)企画協力のもと、30歳以下の若手建築家による「多様な光のあるガラス建築展」を、3月7日(金)から5月31日(土)まで、東京・京橋にあるAGC studioにて開催する。Text by KUROMIYA Yuzuトークイベントには建築家の乾久美子氏がゲストで参加展覧会のテーマは「多様な光のあるガラス建築」。昨年10月に開催した、30歳以下の若手建築家による指名設計競技にて提案された、ガラスのあたらしい使い方の建築を展示する。出展するのは、岩瀬諒子氏(最優秀賞)、小松一平氏(優秀賞)、杉山幸一郎氏(優秀賞)、植美雪氏、塚越智之氏の5名。最優秀案は実際にガラスを用いて、原寸スケールで制作。優秀賞2点はパネルおよび模型で、ほかの提案作品2点はパネルにて展示される...
ART
AAF|連続トークイベント(デザイナー編)第3回ゲスト 安積朋子

AAF|連続トークイベント(デザイナー編)第3回ゲスト 安積朋子

AAF|D&DEPARTMENT×AAF レクチュア共同企画連続トークイベント(デザイナー編)安積朋子 × ナガオカケンメイ × 平沼孝啓 トークイベント開催さまざまな展覧会やワークショップなどの活動をとおして、建築と芸術による社会環境の発展を目指すAAF(NPO法人アートアンドアーキテクトフェスタ)。設立3周年を記念した「D&DEPARTMENT」との、共同企画のトークイベントを開催。ゲストにインテリアデザイナーの安積朋子さんを迎え、3月15日(土)大阪市・南堀江のD&DEPARTMENT OSAKAにておこなわれる。Text by KUROMIYA Yuzuロンドンを拠点に世界中で活躍する日本人デザイナー本トークイベントは、デザイナーのナガオカケンメイ氏がゲストと対談、建築家の平沼孝啓氏がモデレータとして会の進行を担当する。それぞれの分野で“いま”感じていることを語り合い、横断的にデザインを捉えるという企画だ。デザイナー編の第3回目となる今回のゲストは、...
ART
AAF|建築家 吉村靖孝氏が語る建築へのアプローチ

AAF|建築家 吉村靖孝氏が語る建築へのアプローチ

AAF通信│建築レクチュアシリーズ217建築家 吉村靖孝氏が語る「建築へのアプローチ」大阪を拠点に活動をおこなう二人の建築家、芦澤竜一氏と平沼孝啓氏が、ゲスト建築家を招聘し年に7回(2カ月に1度、午後7時から)開催されるトークセッション「建築レクチュアシリーズ217」。今年度最初のゲストは、建築家の吉村靖孝氏を招き、4月11日(金)大阪・長堀橋アリアフィーナにて開催される。Text by OKADA Kazuyuki(OPENERS)オランダの世界的建築事務所での経験を生かす建築家による芸術と社会環境の発展を目指すAAF(NPO法人アートアンドアーキテクトフェスタ)が主催する「建築レクチュアシリーズ217」は、建築家同士の刺激的な交流の場として、学生や若い建築家、そして一般の建築好きから大きな支持を集めるトークセッション。毎回、芦澤氏と平沼氏という同年齢のふたりの建築家に、ゲストで招いた著名な建築家をくわえ、建築の可能性と思想を探っていく。中川政七商店旧社屋増築棟Nowhere b...
ART
AAF|建築家 高崎正治氏が語る「前衛建築へのアプローチ」

AAF|建築家 高崎正治氏が語る「前衛建築へのアプローチ」

AAF通信│建築レクチュアシリーズ217建築家 高崎正治氏が語る「前衛建築へのアプローチ」大阪を拠点に活動をおこなう二人の建築家、芦澤竜一氏と平沼孝啓氏が、ゲスト建築家を招聘し年に7回(2カ月に1度、午後7時から)開催されるトークセッション「建築レクチュアシリーズ217」。今年度2回目のゲストは、建築家の高崎正治氏を招いて、5月9日(金)カッシーナ・イクスシー大阪店にて開催される。Text by OKADA Kazuyuki(OPENERS)AAスクールをも揺るがす「TAKASAKIの衝撃」建築家による芸術と社会環境の発展を目指すAAF(NPO法人アートアンドアーキテクトフェスタ)が主催する「建築レクチュアシリーズ217」は、建築家同士の刺激的な交流の場として、学生や若い建築家、そして一般の建築好きから、大きな支持を集めるトークセッション。毎回、芦澤氏と平沼氏の、ふたりの同年代の建築家に、ゲストで招いた著名な建築家をくわえ、建築の可能性と思想を探っていく。今回のゲストは建築家の高崎...
AAF|建築レクチュアシリーズ217  建築家 藤本壮介の創造力を探る

AAF|建築レクチュアシリーズ217 建築家 藤本壮介の創造力を探る

AAF通信│建築レクチュアシリーズ217建築家 藤本壮介の創造力を探る大阪を拠点に活動をおこなう二人の建築家、芦澤竜一氏と平沼孝啓氏が、ゲスト建築家を招聘し年に7回(2カ月に1度、午後7時から)開催されるトークセッション「建築レクチュアシリーズ217」。今回はゲストに建築家の藤本壮介氏を招き、8月8日(金)ユニオンショウルームにて開催される。Text by OKADA Kazuyuki(OPENERS)森の中の、本棚のような建築建築家による芸術と社会環境の発展を目指すAAF(NPO法人アートアンドアーキテクトフェスタ)が主催する「建築レクチュアシリーズ217」は、建築家同士の刺激的な交流の場として、学生や若い建築家、そして一般の建築好きから大きな支持を集めるトークセッション。毎回、芦澤氏と平沼氏という同年齢のふたりの建築家に、ゲストで招いた著名な建築家をくわえ、建築の可能性と思想を探っていく。武蔵野美術大学図書館(2010年)House NA(2011年)今回のゲストは、建築家 藤...
78 件