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2015年3月9日
BUILDING|「バウハウス最後の巨匠」マックス・ビルのポスター展開催
BUILDING|ビルディング
「バウハウス最後の巨匠」の秀逸なグラフィックデザインにフォーカス
マックス・ビルのポスター展開催
バウハウスで学び、その流れをくんだウルム造形大学の創設にも尽力したマックス・ビル氏が、グラフィックを手がけた希少なリトグラフポスターや、1970年代から80年代にかけてヨーロッパ各地で開催された展覧会ポスターを一堂に展示販売する「Max Bill lithograph poster fair」が、オーダー家具ショップ「BUILDING(ビルディング)」にて6月8日(土)から23日(日)まで開催される。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
当時刷られた枚数しか存在しない、希少なリトグラフポスターが登場
画家、彫刻家、グラフィックデザイナー、建築家、プロダクトデザイナー、評論家――さまざまな顔をもつマックス・ビル氏の功績を一言であらわすのは容易ではないが、グラフィックアーティストとしての活動は、その後のグラフィックデザインの分野において大きな指針となったことはまちがいない。
今回のポスター展では、1971年にドイツ・サンクトガレンのErker Galerieで開催された展覧会ポスターや、1974年にスイス・チューリッヒで開催された「スイスの文化的ポスター展」のためにデザインしたポスター、直近では2008年にドイツ・ヘアフォルトのMARTa Museumで開催された展覧会ポスターなどが登場する。
数学的思考をビジュアル化し、感情表現を一切排除したグラフィックは、空間に心地良い緊張感をもたらし、クリアな気分にさせてくれるもの。見た直感で、好きなカラーで、好みの一枚を見つけたい。下記ホームページでは販売リストも公開中だ。