クリスタルメゾン「サンルイ」の旗艦店が麻布台ヒルズにオープン｜ST LOUIS

ST LOUIS｜サンルイ

香港に次ぐ、アジア2軒目の旗艦店

世界的なクリスタルメゾン「サンルイ」の日本唯一の路面店が、麻布台ヒルズにオープン。メゾンの美意識や世界観を存分に味わえる旗艦店だ。

Text by WASEDA Kosaku

クラフツマンシップによって生まれる、クリスタルガラスの美しさを堪能

1856年フランス・北ヴォージュ地方の森に囲まれた谷あいの村で操業したガラス工房。1767 年、ルイ15世により「サンルイ王立ガラス工房」の称号を与えられました。その15 年後にはフランスで初めてクリスタルの製作に成功する。

「サンルイ王立クリスタル工房」と名前を変えた工房は、クリスタル製造を専門とし、フランス風アール・ドゥ・ヴィーヴル（日常の美）を代表する存在となった。創業から450 年近くを経た今も、サンルイのクリスタル製品はすべて、サンルイ＝レ＝ビッチュ村の工房で製作されている。

吹きガラス職人の手により、魔法のようにグラスやベースのフォルムが生まれる。それら形成させたクリスタルにカッティング職人が美しいモチーフを与え、最後に厳しい製品チェックを経たものだけがサンルイのプロダクトとして世に出るのだ。

日本国内では、これまでエルメスの店舗や伊勢丹新宿本店のコーナーなど、８つの販売拠点でプロダクトを展開してきた。今回加わった麻布台ヒルズ店は、アジアでは香港に次いで2軒目の旗艦店であり、日本国内唯一の路面店としてサンルイの世界観を発信する。

店内は代表的なシャンデリアを始め、照明、家具、インテリアオブジェ、テーブルウェアまで、サンルイの多彩なコレクションが取り揃う。

サヴォワールフェールが生むペーパーウェイトやカラークリスタルのグラスはもちろんのこと、ノエ・デュショフール＝ローランスやキキ・ファン・アイクといったクリエイターが繰り出すコンテンポラリーデザイン、陶器とクリスタルをミックスしたアポロティーセットの提案など、既存の価値観にとらわれない革新性を持ったプロダクトも紹介されている。