MERCEDES-BENZ

自動車の歴史をひもとくとき、その先駆者として辿りつくのがゴットリープ・ダイムラーとカーツ・ベンツというふたりのドイツ人だ。1885年から86年にかけて、このふたりが別々にガソリン自動車を生みだし、クルマ社会の礎を築いたことは、いまさら説明するまでもない。それぞれが興した自動車会社はライバルと目されていた時期もあったが、第一次世界大戦後の不況を乗り切るために手を結び、1926年に合併によってダイムラー・ベンツ社が設立されている。 製品に与えられるメルセデスの名は、ダイムラーの顧客であったエミール・イェリネックが、ドイツ国外での販売を引き受けるかわりに長女の名前をつけさせたのがはじまりで、1902年にはダイムラー社により商標登録されている。 こうして生まれた、メルセデス、そして、Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)は、その後もセーフティパッセンジャーセル、エアバッグ、ESP(エレクトリック・スタビリティ・プログラム)、ナイトビューといった最新技術を積極的に導入するなど、自動車発展の牽引役として常に時代の先頭を走り続けているのだ。

ミッドタウンに「Mercedes me」オープン|Mercedes-Benz

ミッドタウンに「Mercedes me」オープン|Mercedes-Benz

Mercedes me|メルセデス ミー東京ミッドタウンにメルセデス・ベンツのあらたなブランド発信基地メルセデス・ベンツ日本は、「Mercedes me」と名付けられたあらたなブランド発信拠点を、東京・六本木にある複合施設「東京ミッドタウン」内に、2014年5月1日(木)より期間限定でオープンする。Text by OHTO YasuhiroDOWNSTAIRS COFFEEとギャレット・ポップコーン ショップスの世界初コラボ店舗も現在、メルセデス・ベンツ日本では、ブランド情報発信拠点として「メルセデス・ベンツ コネクション」を東京・六本木と大阪・梅田の2拠点を展開している。カフェやレストランラウンジを中心としたメルセデス・ベンツ初の施設は、2011年7月の開設よりすでに230万人以上に利用されているという。あらたに誕生する「Mercedes me」は、本国のダイムラー社が今年3月に発表した、世界的展開を進める包括的顧客向けサービス「Mercedes me」のパイロット店舗にあたるも...
メルセデスが「X6」のライバルを公開|Mercedes-Benz

メルセデスが「X6」のライバルを公開|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz Concept Coupe SUV|メルセデス・ベンツ コンセプト クーペ SUVメルセデス・ベンツがBMW「X6」のライバルを公開その名を「コンセプト クーペ SUV」という。このネーミングからも分かるように、北京モーターショーでワールドプレミアされたメルセデスのSUVコンセプトカーは、SUVの走破性や機能性と、クーペのスタイリングを融合させたもの。そう、これは、先行するBMW「X6」のライバルとして、メルセデスもおなじカテゴリーにニューモデルを登場させるという予告なのである。Text by SAKURAI Kenichi豪華さとうつくしさを兼ね備えたSUVクーペのもつエレガントなフォルムと、SUVのパフォーマンスをミックスさせたメルセデス・ベンツ「コンセプト クーペ SUV」。これは先行するライバル、BMW「X6」への宣戦布告でもある。あるいは、スポーティなSUVとして北米をはじめ、全世界で成功を収めているポルシェ「カイエン」もライバルとして、その視...
V12エンジンのSクラス「S 600ロング」日本上陸|Mercedes-Benz

V12エンジンのSクラス「S 600ロング」日本上陸|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz S-Class│メルセデス・ベンツ SクラスV12エンジンの新フラッグシップ「S 600ロング」日本上陸メルセデス・ベンツ日本は10日、フラッグシップモデルの新型「Sクラス」にV12ツインターボエンジンを搭載する「S 600ロング」を追加したほか、ラインナップや装備設定を見直し、販売を開始した。Text by YANAKA Tomomi「S 400ハイブリッド」には左ハンドルモデルを追加昨年夏に8年ぶりのフルモデルチェンジがおこなわれたメルセデス・ベンツ「Sクラス」。マイバッハが公式にモデル終了となっため、メルセデスの製造する最高級車としてV6直噴エンジンとハイブリッドシステムを組み合わせた「S 400 ハイブリッド」から、AMGモデルの「S 65 AMG」まで、多彩なラインナップを誇る。そして、今年1月のデトロイトショーで発表されたV12ツインターボエンジンを搭載する「S 600ロング」がさっそく日本でも発売された。6リッターのV型12気筒ツインターボ...
新型スマートを発表|smart

新型スマートを発表|smart

Smart fortwo|スマート フォーツーSmart forfour|スマート フォーフォー新型スマートを発表コンパクトカー「スマート」がフルモデルチェンジを果たした。ルノーと共同開発したという新型は、その基本をひと足先に登場した「トゥインゴ」と共有するが、堅牢なボディシェルをデザイン化した“トリディオンセーフティセル”をはじめ、ひと目でスマートと判別できるキャラクターは健在だ。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)2シーターと4シーターを同時に用意ダイムラーが製造するシティコミューター「スマート」が新型となった。今回は、従来からの2ドア2人乗りモデル「スマート フォーツー」にくわえ、4ドア4人乗りの「スマート フォーフォー」も復活した。かつて日本でも販売されたいた「スマート フォーフォー」は三菱自動車との共同開発で生まれ、三菱「コルト」と共有するシャシーをもちいていたが、新型スマートでは、フォーツー、フォーフォーともにルノーとの協業で生まれた...
S 65 AMG クーペ、登場|Mercedes-Benz

S 65 AMG クーペ、登場|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz S 65 AMG Coupe|メルセデス・ベンツ S 65 AMG クーペS 65 AMG クーペ、登場メルセデス・ベンツメルセデス・ベンツは、「Sクラスクーペ」に6リッターV12ツインターボエンジンを搭載する、もっともスポーティなモデル「S 65 AMG クーペ」を発表。ドイツ本国において9月末より販売を開始する。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)0-100km/h加速を4.1秒でこなす「Sクラス クーペ」が3月のジュネーブモーターショーでワールドプレミアしていらい、4月のニューヨークオートショーにおける「S 63 AMG クーペ」の追加につづいて登場したのは、従来の「CL 65 AMG」の後継「S 65 AMG クーペ」だ。S 65 AMG クーペは、ほかの65 AMGとおなじく、最高出力463kW(630ps)、最大トルク1,000Nmを発揮する6リッターV型12気筒ツインターボエンジンを搭載。AMGのフィロソ...
BMWとダイムラーが共同でワイヤレス充電を研究|BMW & Daimler

BMWとダイムラーが共同でワイヤレス充電を研究|BMW & Daimler

BMW & Daimler|ダイムラー & ビー・エム・ダブリューBMWとダイムラーが共同でワイヤレス充電を研究EVやプラグインハイブリッドのモデル拡大にともない、現在のプラグ型充電器にかわり停めておくだけで充電が可能なワイヤレス充電設備について、ダイムラーとBMWが共同で研究をおこない仕様を統一すると発表した。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)EVやPHEV普及の一助に強力なタッグを組んだドイツメーカーが急速にモデルを拡大させている、EVやプラグインハイブリッド。これらを実際に使う上で、ガソリン車にはない面倒のひとつが充電操作だ。現在は各社ともにケーブルをもちいるが、充電開始時と終了時にソケットの抜き差し操作をしなければならないうえ、屋外であれば作業のあいだに風雨に晒されたり、埃のついたケーブルで服や手を汚す可能性もある。そのため、各社ともに“指定場所に駐車するだけで自動的に充電できる”ワイヤレス充電の研究をおこなっている。す...
メルセデス・ベンツS 63 AMGに試乗|Mercedes-Benz

メルセデス・ベンツS 63 AMGに試乗|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz S 63 AMG|メルセデス・ベンツ S 63 AMGロードキングとしての説得力メルセデス・ベンツS 63 AMGに試乗W222型となったあたらしい「Sクラス」に、より高性能で高品質を供する「S63 AMG」が登場。ハイエンドサルーンとは思えぬ卓越したパワーとともに、限りなく標準車に近いユーティリティやフィーリングを持つAMG。その魅力に、渡辺敏史氏が迫る。Text by WATANABE Toshifumi日本のユーザーとAMGとの信頼関係日本において、メルセデスがどれほどコンフィデンシャルなブランドであるかをもっとも端的に示す数字は、Sクラスの販売台数だろう。モデルチェンジ直後の通年では1万台に迫る……といえば、同級車で比肩するものはレクサス「LS」以外にはない。しかもSクラスの販売内訳の5-10パーセント程度は2,000万円級のAMGモデルが占めると聞けば、両車間の客単価の隔たりをわかってもらえるだろうか。ちなみにSクラス AMGの販売台数は、日本...
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メルセデス・ベンツ GLE クーペを発表|Mercedes-Benz

メルセデス・ベンツ GLE クーペを発表|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz GLE Coupe|メルセデス・ベンツ GLE クーペスタイリッシュなSUVメルセデス・ベンツ GLE クーペを発表メルセデス・ベンツは、来る2015年1月のデトロイト モーターショーであたらしいSUV「GLE クーペ」を発表する。このモデルはこれまでの「Mクラス」から派生したクーペ版で、ちょうどBMWの「X5」と「X6」の関係と同様。あわせてメルセデスでは、SUVカテゴリーのモデル名を整理し、「GL」の名称の次のアルファベットでクラスをあらわす車名に変更する。Text by SAKURAI KenichiSUVラインナップを再構築あたらしい車名である「GLE クーペ」がしめすのでは、SUVであること=「GL」と、「E」=Eクラス セグメントであること、そして「クーペ」=スタイリッシュなクーペライクデザインであることの3要素である。メルセデスはこの「GLE クーペ」の発表を機に、これまでの「GLK」や「Mクラス」を「GLクラス」の名称も順次改めていく。「...
新型Cクラス ステーションワゴンを発表|Mercedes-Benz

新型Cクラス ステーションワゴンを発表|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz C Class Estate|メルセデス・ベンツ C クラス ステーションワゴン早くも「Cクラス ステーションワゴンを発表メルセデス・ベンツは、1月のデトロイト モーターショーでワールドプレミアした新型「C クラス(セダン)」の派生モデル、「C クラス エステート(日本名:ステーションワゴン)」を発表した。基本スペックは先に登場した「C クラス セダン」同様だが、拡大されたラゲッジスペースを備えたステーションワゴンのフォルムがもたらす高い実用性と、導入当初からガソリンとディーゼルという2種類のハイブリッドをラインナップしているあたらしいパワートレーンの採用が特徴だ。Text by SAKURAI Kenichiラゲッジルームの拡大とユーティリティの向上1月のデトロイト モーターショーで発表されたばかりのメルセデス・ベンツ「C クラス」に、はやくも派生モデル、「C クラス エステート(日本名:ステーションワゴン)」が登場した。新型Cクラス セダン(W205...
メルセデス・ベンツA 45 AMG 4MATICに試乗|Mercedes-Benz

メルセデス・ベンツA 45 AMG 4MATICに試乗|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz A 45 AMG 4MATICメルセデス・ベンツ A 45 AMG 4マティックもっとも小さなAMGメルセデス・ベンツA 45 AMG 4MATICに試乗メルセデス・ベンツのモータースポーツ活動を支えると同時に、「S 65 AMG」や「E 63 AMG」をはじめとするハイパフォーマンスカーを生み出すAMG。最新のこれらのモデルではV12やV8エンジンに、FRもしくはFRをベースとした四輪駆動を定石としていたAMGが、横置きの2リッター直4エンジン、FFベース車両という未知の分野に挑み、生み出した作品が「A 45 AMG 4MATIC」だ。排気量1リッターあたり180psという高出力に可変トルク配分の4WDシステムを搭載する、メルセデスのあらたなるコンパクトスポーツハッチの世界を、河村康彦氏がリポート。 Text by KAWAMURA YasuhikoPhotographs by ARAKAWA MasayukiAMGの哲学にのっとったハイパフォーマンス...
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新型Aクラス特集|Mercedes-Benz

新型Aクラス特集|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz A-Class|メルセデス・ベンツ Aクラス生まれ変わったプレミアム・コンパクト新型Aクラスインプレッションジュネーブ国際モーターショーで発表された、メルセデス・ベンツの新型「Aクラス」。アイデンティティともいえる、従来の「サンドイッチコンセプト」を捨て去り、機構的には一般的なFFレイアウトに生まれ変わった。デザインもよりスポーティとなり、強豪ひしめくプレミアムコンパクト市場に大きな一石を投じた。そんな新型Aクラスが気になる2人のジャーナリストが、欧州はスロベニアの地にてさっそく試乗の機会を得た。メルセデス・ベンツA 45 AMG 4MATICに試乗メルセデス・ベンツのモータースポーツ活動を支えると同時にハイパフォーマンスカーを生み出すAMGが生み出した作品「A 45 AMG 4MATIC」。メルセデスのあらたなるコンパクトスポーツハッチの世界を、河村康彦氏がリポート。Aクラスに日本で試乗―大谷達也篇日本にもAクラスが上陸を果たした。貞本義行氏がキャラク...
コンパクトSUV、新型GLAを日本で発売|Mercedes-Benz

コンパクトSUV、新型GLAを日本で発売|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz GLA|メルセデス・ベンツ GLAコンパクトSUV、新型GLAを日本で発売2013年のフランクフルト モーターショーでワールドプレミアを果たしたメルセデス・ベンツのコンパクトSUV「GLA クラス」がついに日本でも発売される。セダンの「CLA」につづく、「Aクラス」をベースにするこのモデル、最近注目されているコンパクトクラスのSUVマーケットにメルセデスが満を持して投入する期待のニューカマーだ。Text by SAKURAI KenichiEvent Photographs by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)Aクラスベース第4のモデルいよいよメルセデスの新型コンパクトSUV、「GLA クラス」が日本でも正式にデビューした。車名末尾のアルファベットに“A”の文字が入ることからもわかるように、このモデルはAクラスの姉妹車で、プラットフォームやパワートレーンを共用。「Aクラス」、「Bクラス」、そして「CLAクラス」につづく第4のモデル...
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最新LEDテクノロジーを採用する新型CLSクラス|Mercedes-Benz

最新LEDテクノロジーを採用する新型CLSクラス|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz CLS Class|メルセデス・ベンツ CLS クラスMercedes-Benz CLS Shootingbrake|メルセデス・ベンツ CLSシューティングブレーク最新LEDテクノロジーを採用する新型CLSクラスが登場メルセデス・ベンツはドイツ本国において、4ドアクーペ「CLS」およびその5ドア版「CLSシューティングブレーク」の2014年モデルを発表。最新メルセデスファミリーのフェイスに、あたらしいLEDライトを搭載しフロントの印象が変化した。 Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)メルセデス初採用となる、マルチビームLEDをオプションで設定4ドアクーペ「CLS」と、その流麗なスタイリングをワゴンに落とし込んだ「CLSシューティングブレーク」が、ベースとなるEクラスに遅れることおよそ1年半、ドイツ本国において2014年モデルにアップデートした。最大の変化は、最新のメルセデス フェイスを得たことにある。ダイヤモンド ラ...
メルセデス・ベンツの新型Cクラス、日本初上陸|Mercedes-Benz

メルセデス・ベンツの新型Cクラス、日本初上陸|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz C Class|メルセデス・ベンツ Cクラス7年ぶりのフルモデルチェンジ新型Cクラス(W205)、日本デビューメルセデス・ベンツ日本は、今年1月にデトロイトでワールドデビューを飾り、7年ぶりのフルモデルチェンジとなった新型Cクラス(W205)を国内ではじめて披露。発売を開始した。Text by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)量産車で世界初「今年のメルセデスは本気です」。同社代表取締役兼CEOを務める上野金太郎氏による、このひとことからイベントは幕を開けた。新型Cクラスのコンセプトは、“アジリティ&インテリジェンス”。1982年に「190クラス」を発売を開始して以来、動力性能や快適性、安全性などあらゆる面において常にセグメントの指標とされてきた同社の看板モデルが、新世代に相応しい装備を満載し、本日ついに日本でのデビューを飾った。さまざまな最新テクノロジーによって開発された新型Cクラスだが、注目すべきポイントは以下の3点だ。・軽量高剛...
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