LOUNGE INTERVIEW
「LOUNGE INTERVIEW」に関する記事
INTERVIEW|うじきつよし、小町渉が語る『ロックにはまだやれることがあるんじゃないのか』
INTERVIEW|子供ばんど『ロックにはまだやれることがあるんじゃないのか』発売記念うじきつよし×小町渉、アーティスト対談(1)圧倒的なライブパフォーマンスと高い演奏力で1980年代のロックシーンを席巻し、多くのミュージシャンに影響をあたえた、うじきつよし率いる「子供ばんど」。彼らは2011年から活動を再開させ、復帰後2枚目となるアルバム『ロックにはまだやれることがあるんじゃないのか』を5月5日(火・祝)に発売する。さらに今回は、迫力のコラージュ作品を武器にパリやロンドンなどで世界的な活動をおこなうアーティスト・小町渉が、ジャケットのアートワークで参加。ふたりの出会いからこのアルバムの制作秘話まで、話をうかがった。Photographs by ASAKURA KeisukeText by TOMIYAMA Eizaburoファーストコンタクトは少年期、世田谷区祖師谷にて ――まずはおふたりの出会いから教えていただけますか?「子供ばんど」のヴォーカル、ギターのうじきつよしうじきつよ...
INTERVIEW|『インヒアレント・ヴァイス』ポール・トーマス・アンダーソン監督 独占インタビュー
INTERVIEW|『インヒアレント・ヴァイス』天才覆面小説家で知られるトマス・ピンチョン作品初の映画化ポール・トーマス・アンダーソン監督 独占インタビューノーベル文学賞候補の常連であり、謎に満ちた覆面作家トマス・ピンチョン。彼が自身の小説で初の映画化を許した相手は、深い人間ドラマと独特の映像美で世界的に熱狂的なファンをもち、カンヌ、ベルリン、ベネチアの三大映画祭のすべてで監督賞に輝くという、こちらも天才と名高きポール・トーマス・アンダーソン監督だった――。『インヒアレント・ヴァイス』で実現した強力タッグの裏側を探るべく、OPENERSはアンダーソン監督の貴重な“生の声”を入手。ピンチョン作品への熱い思いから、映画化までの経緯を語ったインタビューを独占でお届けする。Edited by TANAKA Junko (OPENERS)『インヒアレント・ヴァイス』の作品紹介を先に読む久しぶりの群像劇は最高だった!ポール・トーマス・アンダーソン監督――原作を読んだときの感想は?トマス・ピンチ...
INTERVIEW|新作『noon moon』を発表した原田知世にインタビュー
INTERVIEW|前作から5年の月日を経て誕生したニューアルバム原田知世にインタビュー“いまの姿”をありのままに反映した『noon moon』(1)ここ数年、『on-doc.(オンドク)』という歌と朗読の会を精力的に開き、アーティストとして表現の幅を広げている原田知世。この5月7日に前作『eyja』から5年ぶりとなるニューアルバム『noon moon』を発表した。プロデュースは『on-doc.』でも二人三脚で全国を巡ってきた伊藤ゴロー氏。「こうして音楽をずっとつづけてこられたのはとても幸せなこと」と語る彼女に、新作の魅力を聞く。Interview Photographs by JAMANDFIXStyling by TANIFUJI ChikakoHair & Makeup by KOGURE Moe(+nine)Text by TASHIRO Itaru『on-doc.』にて共演した伊藤ゴロー氏がプロデュース『noon moon』とは昼間の青い空に透けて見える月のこと。...
INTERVIEW|舞台『シレンシオ』原田知世さんインタビュー
INTERVIEW|女優・原田知世さんインタビュー『シレンシオ』で30年ぶりの舞台に挑戦「きっとだれかの心を動かせる作品になる」(1)2008年、いまや伝説ともなっている舞台が開かれた。『空白に落ちた男』がそれだ。主演は東京バレエ団出身で世界にその名を知られるダンサー、首藤康之。作・演出を手がけたのは、セルフユニット、カンパニーデラシネラなどの活動でパフォーマンスの新境地を開拓し続ける小野寺修二。それは、肉体を駆使することで生み出された、まったく新しい舞台だった。あれから5年。改めてふたりがタッグを組んで創られる新作が『シレンシオ』だ。スペイン語で沈黙・静寂といった意味のタイトルは、両者ともに今回が初共演となる女優・原田知世のイメージに触発されたものだという。意外にも舞台出演は30年ぶりで、「稽古中は筋肉痛で大変でした」と柔らかく笑う彼女に、『シレンシオ』について聞いた。Text by TASHIRO ItaruHair & Make by KOGURE MoePhotog...
INTERVIEW|『ペーパーボーイ 真夏の引力』ザック・エフロンにインタビュー
INTERVIEW|全米ベストセラー小説の禁断の映画化!豪華俳優陣による強烈なミステリー『ペーパーボーイ 真夏の引力』主演・ザック・エフロンにインタビュー!(1)大ヒットした青春映画『ハイスクール・ミュージカル』で世界的に知られるイケメン俳優のザック・エフロン。彼はミステリー映画『ペーパーボーイ 真夏の引力』の主演を務め、殺人事件に巻き込まれたアイドルの青年役にチャレンジした。気鋭監督リー・ダニエルズが手かげた新作について、ザック・エフロンが語ってくれた。Edited by Winsome Li(OPENERS)『ペーパーボーイ 真夏の引力』の紹介記事はこちらへ!衝撃的なシーンに挑む、俳優としての新たな一面──原作を読んだ時はどのように感じましたか?とにかくすごく衝撃を受けて、強烈な作品だと思いました。青年の旅のようなもので、寄り道したり逆行したり暗闇に入ったりします。最後まで何が起こるのか、何についての物語なのか理解できなかった。でも映画の方は衝撃の始末で、完全に打ちのめされた。...
INTERVIEW|高橋幸宏 アルバム『LIFE ANEW』単独インタビュー
INTERVIEW|高橋幸宏 単独インタビュー4年ぶりのソロアルバム『LIFE ANEW』をリリース「未踏だった自身のルーツ」(1)前作『Page By Page』から数えて4年ぶり、ソロとしては23枚目となる高橋幸宏の新作が7月17日にリリース。タイトルは『LIFE ANEW』。昨年、還暦を迎え、アニバーサリーライブを成功させた後、「ひと区切りついた気持ちはあった」と語る高橋が、新作で貫いたのは「バンドサウンド」。その考えに、堀江博久(キーボード)、ゴンドウトモヒコ(管楽器)、高桑圭(ベース)、ジェームス・イハ(ギター)が賛同し、In Phase(インフェイズ)という名のバンドを結成。高橋自ら「ドラムを叩いて歌う」ことで、バンドが肉体で奏でたアルバムとして完成した。新作『LIFE ANEW』を、高橋が語る。Photographs by NISHIMURA TomoharuText by TASHIRO Itaru5人の個性が生んだ、正真正銘のバンドサウンド実に心地の良いサウンドだ...
INTERVIEW|『黒いスーツを着た男』主演、ラファエル・ペルソナにインタビュー
INTERVIEW|成功を掴みかけた男の哀しい転落劇『黒いスーツを着た男』主演、ラファエル・ペルソナ インタビュー(1)完璧な人生だった、あの夜までは――。犯すつもりのなかった罪を背負った“黒いスーツを着た男”。事件の日を境に、男は一気に奈落の底へと落ちていく。フィルム・ノワールの本場フランスから、先の読めないスリリングな展開が秀逸なクライム・サスペンスが到着した。8月31日(土)に封切りとなる本作の魅力を、主演のラファエル・ペルソナ自ら語る。Photographs by JAMANDFIX (portrait)Interview & Text by TANAKA Junko (OPENERS)仏映画界イチ押しの逸材その美貌とカリスマ性、卓越した演技で「アラン・ドロンの再来」との呼び声も高いラファエル・ペルソナ。本国フランスでは、今年だけで6本の主演作が公開されるほか、ファッション誌がこぞって特集を組み、彼の跡を追っている。さらに今年3月には、有望な若手俳優に贈られるパトリ...
INTERVIEW|アーティスト 篠原有司男、乃り子夫妻インタビュー
INTERVIEW|型破りな夫婦を描いたドキュメンタリー『キューティー&ボクサー』が全米で話題に!アーティスト 篠原有司男、乃り子夫妻インタビュー(1)ブルックリンに住む前衛アーティスト、篠原有司男と乃り子夫妻の姿を追った、ザッカリー・ヘインザーリング監督のドキュメンタリー『Cutie and the Boxer(邦題:キューティー&ボクサー)』が、全米で大きな話題を集めている。サンダンス映画祭では監督賞を獲得。ニューヨークやロサンゼルスをはじめとする都市で公開され、夫妻の型破りな生き方が大きな共感を呼んでいる。その素顔に迫るべく、ふたりが住むブルックリンのロフトを訪ねた。Photographs by YANAGAWA ShinoText by KUROBE Eri映画では描かれなかった夫婦の壮絶なストーリー映画の冒頭で、80歳になった有司男が、彼の代名詞ともいえる“ボクシング・ペインティング”をおこなうシーンがある。ボクサーの先にフォームをつけ、これを絵の具に浸してカンバスにパン...
INTERVIEW|映画『そして父になる』是枝裕和監督インタビュー
INTERVIEW|赤ちゃん取り違え事件を題材にした衝撃作映画『そして父になる』是枝裕和監督インタビュー(1)いまや、現代を代表する日本人監督となった是枝裕和監督。カンヌ国際映画祭でも話題を集めた『誰も知らない』ほか、『幻の光』『ワンダフルライフ』『歩いても 歩いても』など、発表する作品がすべて国内外で注目の的となっている。第66回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した新作『そして父になる』では、赤ちゃん取り違え事件を題材に、父性の本質に迫っていく。作品に込めた想いとは。是枝監督に聞いた。Photographs (portrait) by JAMANDFIXText by MAKIGUCHI Juneディテールがすべて――作品を観ていて、父性と母性の違いが、タイトルに現れていると感じました。母親は出産を経て自然に母性を目覚めさせます。そんな母と父親との間に温度差のようなものを感じていらっしゃるのでしょうか。母親の場合は、“そして”がいらないんですよね。うちの場合は、子供が生まれた瞬間...
INTERVIEW|『マイク・ミルズのうつの話』マイク・ミルズ監督インタビュー
INTERVIEW|うつ病と格闘する“ふつうの人びと”の姿を描いたドキュメンタリー『マイク・ミルズのうつの話』マイク・ミルズ監督 日本公開記念インタビュー(1)日本人の15人にひとりがかかっているといわれるうつ病。しかし2000年まで、「うつ」という言葉は精神科周辺以外ではめったに聞かれなかった。なぜこの短い期間にうつ病は爆発的に広まったのか? マイク・ミルズ監督は、製薬会社がおこなった「心の風邪をひいていませんか?」という広告キャンペーンが理由のひとつであると考え、その実態に迫るドキュメンタリーを作ろうと思い立つ。うつ病患者のありのままの日常を、ミルズ監督独特の優しい目線で捉えた本作は、うつ病の知られざる一面を明らかにするとともに、いまの日本社会が抱える問題点をも鮮やかに描き出す。Text by TANAKA Junko (OPENERS)あたらしいグローバリゼーション!?――うつ病の話を描くのに、日本を舞台にしようと思ったのはなぜですか?ぼくはもう何度も日本に来ていますが、ある...
INTERVIEW|『ブリングリング』ソフィア・コッポラ監督、来日記念インタビュー
INTERVIEW|ハリウッドのクローゼットを荒らしまくったティーン窃盗団『ブリングリング』ソフィア・コッポラ来日記念インタビュー(1)ソフィア・コッポラ3年ぶりの新作『ブリングリング』が公開される。映画化のきっかけとなったのは、インターネットを武器に、ハリウッドセレブの豪邸を次々と狙ったティーン窃盗団についてのルポタージュ『The Suspects Wore Louboutins(容疑者はルブタンを履いていた)』を、ソフィアが偶然にも目にしたこと。事件のどんな側面が彼女の心をとらえたのか。そして、映画に込めた想いとは──。グリーンカーペットでの、父親フランシス・F・コッポラとの“共演”も話題となった、東京国際映画祭参加のために来日した本人に、話を聞いた。Interview & Text by OKADA Yuka映画ではセレブに重きを置きすぎた社会を検証「実際の事件を描いた映画を作ったことがないので、ありがちな成り行きや描き方にならないように、自分のスタイルをキープしなが...
INTERVIEW|『鑑定士と顔のない依頼人』ジュゼッペ・トルナトーレ監督インタビュー
INTERVIEW|イタリアの名匠によって仕掛けられた、鮮やかな罠『鑑定士と顔のない依頼人』ジュゼッペ・トルナトーレ監督インタビュー(1)ジュゼッペ・トルナトーレ監督といえば、『ニュー・シネマ・パラダイス』。その新作は、美術オークションの世界で繰り広げられる極上のミステリーで、主役は『英国王のスピーチ』のジェフリー・ラッシュだという。だがそうした事前情報は、いったん忘れた方がいい。そこから思い浮かぶ印象のすべてが、完璧なまでに覆されるからだ。天才オークション鑑定士と、決して姿を現さない依頼人との、数奇な運命。その予想だにせぬ結末に、思わず快哉を叫ぶ。これが彼の新境地なのか? いままで描き出してきた人間愛に、どんな変化があったのか? かつてない謎の物語、そこに託されたメッセージについて、トルナトーレ監督を直撃した。Photographs (portrait) by KAMIYAMA YosukeText by FUKASAWA Keita衝撃的な結末は、トルナトーレの新境地か?ジュゼ...
INTERVIEW|『フランシス・ハ』 ノア・バームバック監督独占インタビュー
INTERVIEW|愛すべき不器用なニューヨーカーのリアルをスタイリッシュに描く映画『フランシス・ハ』 ノア・バームバック監督独占インタビュー (1)思わず2度見してしまうほど、なんとも風変わりなタイトルと、現代のニューヨークが舞台でありながら、どこかヌーべル・バーグの面影を漂わせるモノクロ映画『フランシス・ハ』。たった4館からスタートし、口コミで全米233館まで拡大公開となり話題を呼んでいる本作を手掛けたのは、『イカとクジラ』(2005年)でアカデミー賞脚本賞にもノミネートされたノア・バームバック監督だ。9月13日(土)の日本公開を前に、バームバック監督にスカイプ独占インタビューを敢行。不思議なタイトルの理由から、バームバック監督の現在のパートナーであり、本作で主演と共同脚本を務めたグレタ・ガーウィグとの製作当時のやりとり、そして先日閉幕したばかりのベネチア国際映画祭で主演男優賞を受賞するなど、若手注目株のアダム・ドライバーについて、その魅力を存分に語ってくれた。Intervie...