LOUNGE INTERVIEW
「LOUNGE INTERVIEW」に関する記事
INTERVIEW|DJ 沖野修也、自伝『職業、DJ、25年』に綴った七転八起の音楽人生
INTERVIEW|自伝『職業、DJ、25年』出版記念DJ 沖野修也が記した四半世紀とその未来「KYOTO JAZZ MASSIVE(キョウト・ジャズ・マッシブ)」をはじめとするさまざまなプロジェクトで、日本発の世界基準の音楽を生み出してきた沖野修也が自伝を出版した。タイトルは『職業、DJ、25年』。この本のなかには、つねにあたらしい価値観を模索してきた彼の、失敗と成功の物語が記されている。インタビューの冒頭で発せられたのは「自伝を書きたいとは考えてもいなかった」という意外な言葉だった。Photographs by NISHIMURA TomoharuInterview & Text by IWANAGA Morito(OPENERS)DJとは、自分の世界を作り上げる仕事――今回は自伝という内容ですが、執筆のきっかけは?当初はビジネス寄りの書籍の話をしていたのですが、編集者の方が「ハウツー本にするよりも、沖野さんの人生を描いたほうがおもしろいし、役に立つんじゃないですか?」...
INTERVIEW|中島哲也監督『渇き。』主演・小松菜奈 単独インタビュー
INTERVIEW|鬼才、中島哲也監督の心を捉えた新ミューズ!『渇き。』主演 小松菜奈 単独インタビュー(1)『下妻物語』『嫌われ松子の一生』『告白』など、個性と創造力がふんだんに駆使されたエンタテインメント作品で、日本映画界を牽引する中島哲也監督。これまでも、土屋アンナ、中谷美紀、松たか子らとともに、映画史に残る女性像を生み出してきた。最新作『渇き。』で迎えたのは、モデル出身の小松菜奈。頭脳明晰、容姿端麗という学園のカリスマでありながら突然失踪し、捜索に乗り出す父親を翻弄する女子高生を圧倒的な存在感で演じている。鬼才を唸らせた新たなるミューズに、デビュー作について聞いた。Text by MAKIGUCHI JuneStyling by KAWAKAMI KaoriHair & Makeup by OZAWA MaiPhotographs by JAMANDFIX「はじめての映画が中島監督の作品でよかった」──劇薬エンタテインメントとも称される衝撃作『渇き。』ですが、デ...
INTERVIEW|物語を綴る酒、ハイランドパークの魅力(前編)|HIGHLAND PARK
INTERVIEW|オークニー諸島の厳しい気候が生み出した自然の賜物、ピートがもたらす芳醇な香り物語を綴るウイスキー、ハイランドパークの魅力(前編)スコットランド最北端という厳しい環境下にある蒸留所で造られたウイスキー「HIGHLAND PARK(ハイランドパーク)」。同ブランドのグローバル・ブランド・アドヴォケイト、ダリル・ハルデイン氏に注いでもらった「ハイランドパーク18年」は、なんとも優しいふくよかな香りとフルーティな味わいが口の中に広がり、思わず自然に笑みがもれた。モルトファンが一目置くハイランドパークは、どんな土地や人、製法から生まれるのか。ダリル・ハルデイン氏が静かに“ハイランドパークを巡る物語”を語りはじめた。Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by SUZUKI Shimpei (INTERVIEW)北緯58度59分から生まれるウイスキーオーカディアン(オークニー人)は、自分たちの歴史とおなじくらい、自分たちのウイスキ...
INTERVIEW|『鈴木理策写真展 意識の流れ』オープニング・トーク 鈴木理策 × 加瀬亮
INTERVIEW|『鈴木理策写真展 意識の流れ』オープニング・トーク 鈴木理策 × 加瀬亮(1)香川県の丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で5月31日(日)までロングラン開催中の鈴木理策さんの写真展が、注目を集めている。1980年代半ばから創作活動をスタートし、1998年に故郷である熊野をテーマにした初の写真集『KUMANO』を出版。2000年に木村伊兵衛写真賞を受賞後は、日本各地に残る古代信仰の場や、南仏のサント・ヴィクトワール山、桜、雪、セザンヌのアトリエという多様な対象をそれぞれ異なるアプローチで表現することで、写真というメディアの特性を独自に掘り下げ続ける鈴木さんの姿勢は、国内外のアーティストや若いカメラマンからも支持が厚い。なお、写真展初日の2月1日には「鈴木理策さんが友人を撮った写真を見て『不思議な写真だな』と興味をもって、その後、違う友人を介して紹介され食事をご一緒したのがはじまり」という友人の加瀬亮さんも駆けつけ、オープニング・トークも実現。下記ではそのやりとりを軸に、新...
INTERVIEW|レミーマルタン社、5代目セラーマスターに訊く
INTERVIEW|レミーマルタン社のセラーマスターに34歳のバティスト・ロワゾーが就任新旧セラーマスターが語る“メゾン レミーマルタン”(1)34歳のバティスト・ロワゾーが、レミーマルタン社5代目セラーマスターとして、290年の歴史をもつレミーマルタンのスタイルを受け継いでいく──。1724年にレミー・マルタンが立ち上げ、後継者によって受け継がれてきたセラーマスターという特別な伝統に、あらたに名を連ねたバティスト・ロワゾーが、4代目セラーマスターのピエレット・トリシェとともに来日。これからの意気込みを語った。Text by KAJII Makoto(OPENERS)ともに分かち合い、お互いに豊かになることの大切さセラーマスターとは、たぐいまれな才能と高度な技術をもった“ブレンドのコンダクター(指揮者)”である。レミーマルタン社が誇る、アロマと味わいの完璧なハーモニーを奏でるフィヌ・シャンパーニュ コニャック。このコニャックを世に送り出すのがセラーマスターの仕事だ。今春、バティスト...
INTERVIEW|『正しい恨みの晴らし方』発売記念、著者が語る“建設的”ライフのすすめ
INTERVIEW|特別対談 中野信子 × 澤田匡人『正しい恨みの晴らし方』発売記念著者が語る“建設的”ライフのすすめ(1)大人になっても「妬み」「嫉妬」は存在する。「どうして、あの人だけいつも優遇されるんだろう」「なぜ親友の結婚を心から祝福できないのだろう」。こうしたネガティブな感情はどこからやってくるものなのか? OPENERSでは、2月3日に共著『正しい恨みの晴らし方』を刊行した中野信子氏、澤田匡人氏を招き、ネガティブな感情の正体と、それらをうまくコントロールして建設的に生きるための秘訣をうかがった。Photographs by KAMIYAMA YosukeInterview & Text by TSUCHIDA Takashi「妬み」「嫉妬」を上手く使って自分を成長させる――「妬み」「嫉妬」を把握して、むしろ上手に利用してしまおう。それがこの本の主旨だと思いますが、そもそも、なぜこのような新書を出そうと思ったのですか?澤田匡人(以下、澤田) この本は、私が運営して...
INTERVIEW|特別対談 椎名誠×操上和美
INTERVIEW|『操上和美―時のポートレイト ノスタルジックな存在になりかけた時間。』展特別対談 椎名誠×操上和美東京都写真美術館では『操上和美―時のポートレイト ノスタルジックな存在になりかけた時間。』展を、12月2日(日)まで開催している。10月14日(日)に会場内ホールでおこなわれた、作家の椎名誠と操上和美の特別対談の模様をお届けする。Text by IWANAGA Morito(OPENERS)〈陽と骨〉と〈NORTHERN〉操上 せっかくみなさんにご来場いただいたので、今回展示した〈陽と骨〉(ひとほね)とは、〈NORTHERN〉とはなんなのか、簡単なお話を。〈陽と骨〉というシリーズには、白黒とカラーがありますけど、主なテーマは「時間」というものになっています。日常のなかで、自分がふと時間の動きを感じた瞬間にシャッターを切った。でもその瞬間には、自分の生理感みたいなもので対象物の好き嫌いがあったり、色調の操作なども入ってくる。だから、感覚的な「時間」がテーマになっている...
INTERVIEW|物語を綴る酒、ハイランドパークの魅力(後編)|HIGHLAND PARK
INTERVIEW|オークニー諸島の厳しい気候が生み出した自然の賜物、ピートがもたらす芳醇な香り物語を綴るウイスキー、ハイランドパークの魅力(後編)シングルモルト・スコッチウイスキーのもつ歴史と、地理的背景を余すところなく表現しているウイスキー「ハイランドパーク」。その実力をさらに深く味わえる「ヴァルハラ・コレクション」第3弾となる「ハイランドパーク“フレイヤ”」が、日本の総代理店であるレミー コアントロー ジャパンから、5月1日に数量限定で発売された。HIGHLAND PARK|物語を綴る酒、ハイランドパークの魅力(中編)→Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by SUZUKI Shimpei (INTERVIEW)ウイスキー造りに近道はないインタビューの後半、ハイランドパークのグローバル・ブランド・アドヴォケイトを務めるダリル・ハルデイン氏は、紙に何かを描きはじめた。「ウイスキー造りにカスク(樽)が重要だというのはお話しましたが、...
INTERVIEW|物語を綴る酒、ハイランドパークの魅力(中編)|HIGHLAND PARK
INTERVIEW|オークニー諸島の厳しい気候が生み出した自然の賜物、ピートがもたらす芳醇な香り物語を綴るウイスキー、ハイランドパークの魅力(中編)スコットランド最北端にあり、もっとも権威ある蒸留所のひとつ、オークニー諸島の蒸留所から生み出されるウイスキー「ハイランドパーク」。200年以上のあいだ、その伝統と職人の技を守りつづけ、世界中のウイスキー専門家や愛好家を魅了している。同社のグローバル・ブランド・アドヴォケイト、ダリル・ハルデイン氏は「オークニーでウイスキーを造るのは、世界でいちばんお金がかかります」と語る。HIGHLAND PARK|物語を綴る酒、ハイランドパークの魅力(前編)→Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by SUZUKI Shimpei (INTERVIEW)スコッチウイスキーを造るのにオークニーが適している理由「オークニーでウイスキーを造るのは世界で一番お金がかかります。スコットランドの最北端にあるので、ほかの...
INTERVIEW|メゾン・ラデュレの新パティシエ、ヤン・メンギに密着!
INTERVIEW|150年以上つづく老舗メゾンが惚れ込んだ才能メゾン・ラデュレに新パティシエ、ヤン・メンギ就任(1)今年のバレンタインは、「ラデュレ」からはローズとフランボワーズの甘い香りに包まれるアントルメ「サントノレ・ジュリエット」や、ハート形のマカロン、バレンタイン限定ボックスなどが登場する。このバレンタイン・コレクションを手がけたのは、昨年10月にメゾン・ラデュレのシェフ・パティシエに就任したばかりのヤン・メンギ氏。今回、初来日を果たした彼に、ラデュレの銀座店「サロン・ド・テ」で話をうかがった。 Photographs by SUZUKI Shimpei Text by KAJII Makoto (OPENERS)「年齢を聞かれて、30歳と答えると驚かれます(笑)」「人生初の日本ですが、ラデュレの店内に入ると“Art de Vivre(アール・ド・ヴィーヴル/暮らしのなかの芸術)”の世界観は変わりません。東京の中でそれが見つけられるのが面白い。ロワイヤル通りの本店も、シャ...
INTERVIEW|佐野元春『Film No Damage』インタビュー
INTERVIEW|佐野元春『Film No Damage』デジタル・リマスター版劇場公開佐野元春インタビュー(1)つまらないオトナにはなりたくない。佐野元春27歳、80年代初期の若き情熱を映した奇跡のドキュメンタリー――30年前の7月18日、中野サンプラザホールを皮切りに全国で上映され、それ以後、フィルムが行方不明となり、一度も全編公開されることのなかった“幻”の長編ドキュメンタリー、佐野元春の『Film No Damage』が発掘。デジタル・リマスター版が絶賛公開中だ。音楽評論家の能地祐子が佐野元春に迫る。インタヴュアー=能地祐子デビューして2年後の全国ツアー。その名も“Rock & Roll Night Tour”――長らく探されていた幻のフィルム、『Film No Damage』が見つかった経緯は?このフィルムが存在するのは自分も知っていたんですが、その原盤がどこにあるのか誰も知らなかった。それが時を経て見つかったということで、とてもうれしく思いました。“どこにあっ...
INTERVIEW|アートディレクター 八木 保 インタビュー 世界が惚れる、八木デザインの軌跡
INTERVIEW|アートディレクター 八木 保 インタビュー世界が惚れる、八木デザインの軌跡(1)アートディレクター 八木 保氏が、日本では20年ぶりとなる書籍を発表した。八木氏は、1984年に国際的なカジュアルファッションブランド「エスプリ」のアートディレクターとして渡米して以来、現在はL.A.に設立した「Tamotsu Yagi Design」を拠点に活躍中だ。今回発表された書籍は、八木氏のこれまでの軌跡をたどる貴重な一冊でもある。文=小林由佳写真=JAMANDFIX世界的なアートディレクターが、日本で20年ぶりの出版に込める想い八木氏が過去手がけた作品は、アップル社をはじめ、世界規模の企業から高い評価を得ている。アメリカ政府からは、芸術分野で活躍するアジア人に与えられる貢献賞が授与され、サンフランシスコ近代美術館には、100点におよぶ同氏のデザインワークがパーマネントコレクションとして所蔵されている。「キュレーターが以前から僕の作品をよく知っていたこともあり、当美術館のオー...