BOOK|レシピ・エッセイ集 中村孝則『名店レシピの巡礼修業』

BOOK|レシピ・エッセイ集 中村孝則『名店レシピの巡礼修業』

BOOK|『料理通信』の人気連載が書籍に中村孝則 著『名店レシピの巡礼修業』「素人でも絶対に作れる!」という惹句で、発売直後、amazonのベストセラー商品ランキングのシェフのレシピ部門、フレンチ部門でともに売り上げ1位、料理エッセイ部門3位となった、中村孝則著『名店レシピの巡礼修業』(世界文化社)。門外不出といわれた名店の看板メニューが、なんと家でも作れるというのだ。Text by KAJII Makoto (OPENERS)45店・45名・計45皿の“100年後も残したい料理”を掲載「この本は、足かけ7年で一冊にまとめました。素人である僕が、名店とよばれる人気料理店の厨房におしかけ、秘伝のレシピを習得するという、料理ドキュメンタリーです。美しい写真とともに詳細にレポートしていますので、長く楽しんでもらえる内容になっていると思います」と語る著者の中村孝則氏。『料理通信』誌で2007年から連載されている企画「中村孝則が挑む 絶対作れる! 挑戦レシピ」をベースに、加筆されて約200ペ...
BOOK|老舗昆布店による料理本『土居家のレシピと昆布の話』

BOOK|老舗昆布店による料理本『土居家のレシピと昆布の話』

BOOK|創業111年を迎える大阪の老舗昆布店が簡単伝授料理本『土居家のレシピと昆布の話』が発売大阪を代表する昆布店による料理本『土居家のレシピと昆布の話』が好評発売中だ。日々の生活に取り入れたい、料理の基本とも言える昆布の“出し”の取り方から、“出し”を使った料理を分かりやすく解説している。Text by MURAMATSU Ryo漫画『美味しんぼ』にも登場した創業111年の老舗江戸時代から明治にかけて、北海道と本州間の貿易で活躍した北前船。この船の起点と終点であった大阪は、必然的に北海道の物産がたくさん集まった。そのなかでも関西の料理人たちは昆布に着目。独特な手法による出汁を使った食文化は世間にも広がった。大阪・空掘商店街にある「こんぶ土居」は、創業から111年を迎え、これまで北海道産の最高級の真昆布や、昆布を使ったさまざまな商品を販売してきた。本書『土居家のレシピと昆布の話』では、土居家の日常のレシピや、土居の昆布を使っている飲食店も惜しみなくレシピを提供。“出し”を使った基...
EVENT|ブックコーディネーター内沼晋太郎×作家川上未映子によるトークショーを開催

EVENT|ブックコーディネーター内沼晋太郎×作家川上未映子によるトークショーを開催

EVENT|ビールを片手に本が選べるあたらしいブックストア「B&B」ブックコーディネーター内沼晋太郎×作家川上未映子によるトークショーを開催ブックコーディネーターとして活躍する内沼晋太郎さんらが今年の夏、“ビールを飲みながら本が選べる”というコンセプトのもと下北沢にオープンさせた注目の書店兼イベントスペース「B&B」。今回、芥川賞作家の川上未映子さんを迎え、「甘美な本」をテーマにしたトークショーが10月30日(火)午後1時から開催される。Text by YANAKA Tomomi“甘美”をテーマにした特設ブックコーナーも書籍売り場やライブラリのプロデュース、本にまつわるプロジェクト企画や作品制作をおこなうブック・コーディネーターの内沼晋太郎さん。彼が共同オーナーとして手がけ、提供されるビールやソフトドリンクを楽しみながら本を選べる本屋として、今夏、下北沢にオープンしたのが「B&B」だ。このほかにも、書棚は通常の著者やジャンル別ではなく、意味やつながりで選書さ...
EVENT|多彩な出演者が野外で朗読パフォーマンス 「読書のフェス」開催

EVENT|多彩な出演者が野外で朗読パフォーマンス 「読書のフェス」開催

EVENT|作家、詩人、音楽家など、多彩な出演者が野外で朗読パフォーマンス「読書のフェス」開催 あたらしい本の読み方を提案する「読書のフェス」が、11月10日(土)、上野恩賜公園野外ステージ(旧上水上音楽堂)にて開催される。実行委員は、青山のブックショップUTRECHT(ユトレヒト)オーナーの江口宏志、BACH(バッハ)代表・ブックディレクターの幅允孝、オツタヤミカの3人が担当する。Text by IWANAGA Morito(OPENERS)本を愛するクリエイターたちと“読書”を共有する「読書のフェス」は、“読書”も“音楽”のようなフェスができるのでは、というおもいのもと、あたらしい本の読み方を提案するはじめての野外イベントだ。芥川賞作家の川上未映子、アメリカ文学研究者の柴田元幸や、音楽家の高木正勝、落語家の三遊亭白鳥など、さまざまなジャンルのクリエイターたちが朗読、パフォーマンスをおこなう。――読書のフェス実行委員会(江口宏志/オツタヤミカ/幅允孝)より「いままでの読書は、ひと...
EVENT|写真雑誌『IMA』第2号の発売を記念したトークイベントを開催

EVENT|写真雑誌『IMA』第2号の発売を記念したトークイベントを開催

EVENT|“写真をゆっくり読む雑誌”『IMA』の2号発売記念写真の魅力に迫るトークイベントを開催“写真をゆっくり読む雑誌”として今年8月に創刊された写真雑誌『IMA』。その創刊第2号の発売を記念したトークイベント『21世紀のマグナム ジャーナリズムからアートまで』が11月30日(金)19時から代官山蔦屋書店で開催される。世界的な写真家集団「マグナム・フォト」元会長のピーター・マロー氏と前ヴォーグニッポン編集長の斎藤和弘氏が語る写真の魅力とは。Text by YANAKA Tomomi「世界最高峰の写真家集団」をとおして語る写真のいまとこれから『IMA』は写真素材のストックフォトサイト「アマナイメージズ」などで知られるアマナホールディングスが今年8月に創刊。これまで雑誌やアートプロジェクトに携わっていた太田睦子氏をエディトリアルディレクターに迎え、国内外の写真家の作品などを上質な紙で掲載したこれまでにない写真雑誌だ。今回、年4回の季刊で発行されている『IMA』の第2号が登場するのを...
BOOK|フレンチシックの秘訣を伝授『パリジェンヌのつくりかた』

BOOK|フレンチシックの秘訣を伝授『パリジェンヌのつくりかた』

BOOK|女性必読! パリ好きのための新バイブル登場フレンチシックの秘訣を伝授『パリジェンヌのつくりかた』ナチュラルで自由気まま、シンプルなのにとってもスタイリッシュ。世界が憧れるパリジェンヌの秘密を、パリで生まれ育った女性4人が大公開。パリ好きのための新バイブル『パリジェンヌのつくりかた』が、早川書房より発売中だ。Text by KUROMIYA Yuzuファッションも生き方も支持される彼女たちの魅力がたっぷり必要最低限のものだけでフレンチシックを体現するパリジェンヌの素顔を、一冊の本にぎゅっと凝縮。著書は、シャネルのアンバサダーでありランコムのミューズを務めるカロリーヌ・ド・メグレと、彼女の親友である、作家のアンヌ・ベレスト、脚本家のオドレイ・ディワン、映画プロデューサーのソフィ・マスの4人。生まれも育ちもパリという生粋のパリジェンヌ4人が、必須のファッションアイテムからビューティ、インテリア術まで、パリジェンヌの掟をエスプリの効いた文章とエレガントな写真で紹介している。さらに...
特集|カルチャーの達人に訊け! 年末年始を楽しくする音楽・本・映画、全60作

特集|カルチャーの達人に訊け! 年末年始を楽しくする音楽・本・映画、全60作

特集|カルチャーの達人に訊け!冬の夜長を楽しくする音楽・本・映画年末年始は過ぎ去った一年を振り返り、そして次の一年に向けて気持ちを新たにするとき。そんな私たちの“転換期”をアシストしてくれるのは、音楽や本、映画でふと目にした言葉や音、映像かもしれない。時代の先端を駆け抜ける先達たちが薦める全60作のなかから、あなたの心の友を見つけてほしい。Edited by TANAKA Junko (OPENERS)Vol.1ピーター・バラカン|Peter Barakan諏訪綾子|SUWA Ayako川上シュン|KAWAKAMI Shun小松ゆり子|KOMATSU Yuriko服部滋樹|HATTORI ShigekiVol.2青野賢一|AONO Kenichi青木カレン|AOKI Karen谷川じゅんじ|TANIGAWA Junji安野ともこ|YASUNO Tomoko角田陽太|KAKUDA YotaVol.3猪子寿之|INOKO Toshiyuki寺田直子|TERADA Naoko鈴木康広|S...
BOOK|ふたりの“龍”による伝説の対談が復活『村上龍と坂本龍一 21世紀のEV.Café』

BOOK|ふたりの“龍”による伝説の対談が復活『村上龍と坂本龍一 21世紀のEV.Café』

BOOK|ふたりの“龍”による伝説の対談が復活20世紀末と3.11後に語り合った『村上龍と坂本龍一 21世紀のEV.Café』1980年代に村上龍氏と坂本龍一氏がホストとなり、カルト的な熱狂をもって迎えられた対談、鼎談(ていだん)シリーズの「EV.Café」。あらたに、20世紀末におこなわれたものと、「3.11」「9.11」をはさみ、2012年に再び顔を合わせたふたりが語り合った集大成が、『村上龍と坂本龍一 21世紀のEV.Café』としてスペースシャワーネットワークから刊行された。Text by YANAKA Tomomi論客5人によるスリリングな鼎談も収録村上龍氏と坂本龍一氏というふたりの“龍”がその知性と感性を研ぎ澄まして語り合う伝説の対談が30年ぶりに復活。本書では語りおろしとなる、14年ぶりのふたりの対談「3.11後の東京で語る」をはじめ、かつて20世紀末におこなわれた鼎談がともに収められた。「EV.Café 1998-1999」では、休刊となった雑誌『エスクァイア日本版...
BOOK|アーバンリサーチのコンセプトブックシリーズ第8弾『URBAN RESEARCH: PARIS』発売

BOOK|アーバンリサーチのコンセプトブックシリーズ第8弾『URBAN RESEARCH: PARIS』発売

BOOK|世界中の都市を考察するコンセプトブックシリーズ第8弾『URBAN RESEARCH: PARIS』発売アーバンリサーチが2008年から取り組んできた、世界中の都市を考察するコンセプトブックシリーズ第8弾『URBAN RESEARCH: PARIS』がついに刊行。中世にはじまり現在に大きな影響をおよぼしたフランス独自の文化である「サロン」をテーマに、100年近く存在する伝説的な書店や慈善的意志をもつコンセプトストア、ヴェルサイユ宮殿を飾った絹織物メゾン、世界に認められた奇才音楽家など、さまざまなひとや仕事や哲学の視点から、サロンのいまの形を考察している。Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by Eduardo Serafimなぜ私たちはいつの時代もパリに惹かれパリを想うのか。パリの何がそうさせるのか“パリには独特な甘い香りがある。街中に美しい配色があり、生活音は現代音楽のようだ。そして人びとは他人に自分の考えを否定されることを...
EVENT|世界が熱い視線を送るヴィヴィアン・サッセン初のサイン会

EVENT|世界が熱い視線を送るヴィヴィアン・サッセン初のサイン会

EVENT|大きな反響を呼んだ写真集『Sol & Luna』のセカンド・エディションリリース記念ヴィヴィアン・サッセン、日本初のサイン会世界が熱い視線を送るオランダ人フォトグラファー、ヴィヴィアン・サッセン(Viviane Sassen)による最新写真集『Sol & Luna』が、北欧の出版社「LIBRARYMAN」からリリースされた。出版を記念し、日本では初となるサイン会が5月10日(金)に神宮前のVACANT(ヴァカント)で開かれる。Text by YANAKA Tomomi資生堂の企業文化誌『花椿』の表紙を1年にわたり撮影オランダ・アムステルダム出身で、これまでにファッションフォトグラファーとしてミュウミュウやルイ・ヴィトン、最近ではカルヴェン、ミッソーニのキャンペーン・ヴィジュアルを手がけてきたヴィヴィアン・サッセン。一方で2002年に幼少期を過ごしたアフリカとの再会がキャリアの転機となり、黒人の男女を独自の視点で捉えた写真が評価され、2011年のパリフォト...
BOOK|『デヴィッド・ボウイ・イズ』まもなく発売!

BOOK|『デヴィッド・ボウイ・イズ』まもなく発売!

BOOK|イギリスで開催中の大回顧展のカタログ『デヴィッド・ボウイ・イズ』が初版限定1984部を発行8月までロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館で開催されているデヴィッド・ボウイの大回顧展『デヴィッド・ボウイ・イズ』。そのカタログの日本語翻訳版が日本に上陸! 初版1984部限定で7月10日(水)に発売される。Text by YANAKA Tomomi世界初公開の私物も満載、ファンには垂涎の1冊1億3000万枚以上のアルバムを売り上げ、今年1月8日の66歳の誕生日に10年ぶりに発売したニューアルバム『ザ・ネクスト・デイ』が世界中のヒットチャートの上位にランキングするなど、衰えを見せないデヴィッド・ボウイ。ロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館で3月から開催されている大回顧展『デヴィッド・ボウイ・イズ 』は、あまりの人気のため8月まで会期延長となったほど。そんな人気の展覧会のカタログが待望の日本語版となって7月10日(水)に登場。アルバム『ダイアモンドの犬』に収録された「1984...
特集|年末年始を楽しくする音楽・本・映画 Vol.1

特集|年末年始を楽しくする音楽・本・映画 Vol.1

特集|カルチャーの達人に訊け! Vol.1カルチャーに精通した達人たちが薦める、音楽・本・映画とは?ピーター・バラカンブロードキャスター――2015年の抱負は?インターネット・ラジオの自由化を実現させること。    MUSIC『ランディニ』アウレリオ・マルティネスライス・レコードホンデュラス国籍、ガリフナ民族の歌手です。カリブ海とアフリカの音楽が見事に溶け合い、哀愁も漂うメロディも心に響きます。BOOK『Respect: The Life of Aretha Franklin』デイヴィッド・リッツLittle, Brown and Company20世紀後半を代表する天才的な歌手の伝記。自分の内面を一切語ろうとしてこなかった彼女を極めてリアルに描いた名著です。日本語訳が出るかな?MOVIE『JIMI:栄光への軌跡』監督|ジョン・リドリー東京テアトル2015年4月より全国ロードショーギターを燃やすあのモンタレイ・フェスティヴァルの直前までの一年のジミ・ヘンドリックスとスウィンギング・...
特集|カルチャーの達人に訊く、音楽・本・映画Vol.1

特集|カルチャーの達人に訊く、音楽・本・映画Vol.1

時代の先端を駆け抜ける、そんな達人たちが薦める音楽・本・映画とは──。 青木カレン|AOKI Karenジャズ・シンガー──2012年の目標は?学びの年にしたい。またいちからはじめる気持ちで。MUSIC『INDEPENDENT』indigo jam unitBasis Records indigo jam unitの7枚目のアルバム。無修正、一発録音、レコーディングではゲストミュージシャンなしというスタイルを徹底しているバンド。とにかく、エネルギーがすごい。来年は一緒にライブしたい。BOOK『ぬれマスク先生の免疫革命』著者|臼田 篤伸ポプラ社 どうしたら風邪をひかないか、ということを科学的に検証している。シンガーなので、どうしても風邪をひきたくない。来年こそはこの本の内容を実践して、風邪をひかない年にしたい。MOVIE『JAZZ』監督|ケン・バーンズジェネオン エンタテインメントジャズの成り立ち、生い立ち、発展、未来。そしてジャズにかかわる人びとを、泥臭いほど克明に描いている。BG...
特集|カルチャーの達人に訊く、音楽・本・映画Vol.2

特集|カルチャーの達人に訊く、音楽・本・映画Vol.2

カルチャーの達人に訊く、音楽・本・映画 Vol.2時代の先端を駆け抜ける、そんな達人たちが薦める音楽・本・映画とは──。 中山路子|NAKAYAMA Michiko「MUVEIL」デザイナー──2012年の目標は?自分を壊していきたいと思います。世の中の定規を気にせず、素直に、強く、でもゆっくりと。MUSIC中島みゆき 邦楽好きではありますが……しみじみ詩がすばらしいと思う。挑戦的で人間的でやさしくて、歌詞を読みながらじっくり、聴きたい。どの曲も好きだけれど、なかでも『ファイト』『わかれうた』『糸』などがいいですね。聴くと明日から頑張れそう。背中を押してくれるように感じます。BOOK『未来ちゃん』著者|川島小鳥ナナロク社 未来ちゃんは今の子ですが、自分の子ども時代のことをリアルに思い出させる作品。被写体の生活がじつにストレートに伝わってくる、小鳥さんの写真の撮り方がいい。なつかしくて、にんまりします。何度も見て、何度も無条件で、癒される。MOVIE『月曜日のユカ』監督|中平 康日活...
特集|カルチャーの達人に訊く、音楽・本・映画Vol.3

特集|カルチャーの達人に訊く、音楽・本・映画Vol.3

カルチャーの達人に訊く、音楽・本・映画 Vol.3時代の先端を走りぬく、そんな先達たちが薦める音楽・本・映画とは──。 諏訪綾子|SUWA Ayakoフードアーティスト──2012年の目標は?直感と洗練。MUSIC『Danzon』タートル・アイランド・ストリング・カルテット Koch Int'l Classicsエレガント。『Night In Tunisia』あのひとに会いたくなります。BOOK『死ぬ前に味わいたい1001食品』著者|リズ・フランクリン 他52名産調出版 インスピレーション。その欲望と想像をかきたてます。MOVIE『毛皮のエロス』監督|スティーヴン・シャインバーグギャガ・コミュニケーションズシンパシー。好奇心のおもむくままにドアをノックしたくなります。島津由行|SHIMAZU Yoshiyukiスタイリスト──2012年の目標は?“トリップ”。旅に出かけ、客観的に日本を見てみたい。MUSIC 『A Very She&Him Christmas』シー&ヒムPヴ...
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