LAオートショー プレイバック 後篇|L.A. Auto Show

LAオートショー プレイバック 後篇|L.A. Auto Show

L.A. Auto Show 2018|ロサンゼルス オートショー 2018LAオートショー プレイバック 後篇日本車をはじめメインストリーマーもプレミアム志向をますます強める2018年末に開催されたロサンゼルス オートショー 2018を訪れた南陽一浩氏による総括。後篇では日本車などを中心に、コンパクトなメインストリーマーたちに注目する。Text & Photographs by NANYO Kazuhiro“メインストリーム”のスターは――近頃はプレミアムや準プレミアム化を掲げるブランドが増え続ける自動車業界では、高級車ではないが経済的理由で選ばれるわけでもないベーシックカーセグメント内のメインボリュームを担うモデルを「メインストリーム」と言い表すことが多い。たいていはジャーマン御三家やレンジローバーやジャガーらなど、もとより販売台数を追わないメーカーを除いた、総合自動車メーカーの普及モデルのことだ。ちなみにフォルクスワーゲン「ゴルフ」やプジョー「308」は欧州Cセグメン...
LAオートショー プレイバック 前篇|L.A. Auto Show

LAオートショー プレイバック 前篇|L.A. Auto Show

L.A. Auto Show 2018|ロサンゼルス オートショー 2018LAオートショー プレイバック 前篇カリフォルニアという土地柄だからこそEVとハイパフォーマンス モデルが際立つ2018年末に開催された「ロサンゼルス オートショー 2018」を訪れた南陽一浩氏による総括。前篇ではハイパフォーマンスや最先端技術を前面に押し出すドイツ勢や現地に特化されたアメリカ勢を中心にお伝えする。Text & Photographs by NANYO KazuhiroLAならではの妙味とは?今年はフルモデルチェンジを迎えたポルシェ「911」、つまり992型がすっかり主役を奪った感のあった「ロサンゼルス オートショー」。ワールドプレミアのニューモデルがインターネットを介して世界中に一斉発信される今や、モーターショーの意義は薄らいだ、などという声も聞かれる。だが自動車市場がグローバル化より多様化に向かっているなかで各ローカル市場に向けて、もっともオプティマイズされたモデルが供給される象...
2つのサブブランドで拡大するメルセデス|Mercedes-Benz

2つのサブブランドで拡大するメルセデス|Mercedes-Benz

L.A. Autoshow Report|Mercedes2つのサブブランドで拡大するメルセデスロサンゼルスオートショーのメルセデスブースでセンターを飾ったのは、サブブランドネームまでもたらした特別なラグジュアリーモデル「マイバッハ S クラス」と、おなじくサブブランドを冠したメルセデスAMG「GT」および「C 63」。現地へ赴き、実車を目の当たりにした、大谷達也氏によるリポート。 Text & Event Photographs by OTANI Tatsuya“ドライビング パフォーマンス”の象徴、AMGモデルロサンゼルス オートショーにおけるメルセデス・ベンツは、「ドライビング パフォーマンス」と「エクスクルーシビティ(特別な高級感)」のふたつをテーマとしていた。このうち、「ドライビング パフォーマンス」を体現しているのがメルセデスのサブブランドとして名高いAMG。今回は、すでにワールドプレミアムを果たしている「AMG GT」がここロサンゼルスで北米デビューを飾...
新型X5 M、X6MをLAオートショーで同時発表|BMW

新型X5 M、X6MをLAオートショーで同時発表|BMW

BMW X5 M|ビー・エム・ダブリュー X5 MBMW X6 M|ビー・エム・ダブリュー X6 MM社が手掛けたハイパフォーマンスSUV新型X5 M、X6MをLAオートショーで同時発表BMWは11月中旬より開催されるロサンゼルス オートショーにおいて、新型「X5」および「X6」にM社がエンジニアリングをほどこした「X5 M」と「X6 M」をワールドプレミアすると発表した。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)0-100km/h加速4.2秒のSUV2013年に3代目となったBMW「X5」と2014年に2代めを迎えた「X6」。この2台をベースに、M社がエンジニアリングをほどこした「X5 M」および「X6 M」が、ロサンゼルスオートショーでワールドプレミアされる。両モデルともに、エンジンには2基のツインスクロールターボ、クロスバンク エグゾーストマニフォールド、バルブトロニック、高圧直接噴射を採用した、4.4リッターV8 Mツインパワーターボを搭載。4...
911ターボ カブリオレ登場|Porsche

911ターボ カブリオレ登場|Porsche

Porsche 911 Turbo Cabriolet|ポルシェ 911 ターボ カブリオレPorsche 911 Turbo Cabriolet S|ポルシェ 911 ターボ カブリオレ S991型911にターボ カブリオレ登場初代「911」がデビューを飾ってから50年目となる今年、「911 ターボ」も40周年という節目の年を迎えた。この記念すべき年に、「911 ターボ」と「911 ターボS」のオープントップモデルが、11月20日にアメリカで開催される「ロサンゼルス モーターショー」でワールドプレミアを果たす。 Text by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)いっそう高まったカブリオレの魅力ポルシェは、11月20からアメリカで開催される「ロサンゼルスモーターショー」で、「911 ターボ カブリオレ」と「911 ターボS カブリオレ」、ふたつの新型モデルのワールドプレミアをおこなうことを発表。そして本日、そのデビューに先駆け国内での予約受付を開始した。タ...
4シリーズクーペをベースにしたカブリオレが登場|BMW

4シリーズクーペをベースにしたカブリオレが登場|BMW

BMW 4 Series Cabriolet|ビー・エム・ダブリュー 4 シリーズ カブリオレLAモーターショーでワールドプレミア4シリーズクーペをベースにしたカブリオレが登場BMWは「3シリーズ」あらため、「4シリーズ」となったクーペモデルにつづき、「4シリーズ コンバーチブル」(日本名、カブリオレ)を発表した。ワールドプレミアの場は、来月開催のLAモーターショーとなる見込みだ。 Text by SAKURAI Kenichi先代に続き電動メタルトップを採用BMWは「3シリーズ カブリオレ」の後継となる新型「4シリーズ カブリオレ」の画像を公開した。「4シリーズ クーペ」で採用したあたらしいデザインやメカニズム、そしてドライビングプレジャーをそのまま受け継いだオープンモデルで、実車のワールドプレミアは、11月20日から開催されるアメリカのLA モーターショーとなる見込みだ。全高が「4シリーズ クーペ」にくらべ7mm高い1,384mmであることを除けば、ボディサイズはもちろん...
ジャガー「Fタイプクーペ」を予告|Jaguar

ジャガー「Fタイプクーペ」を予告|Jaguar

Jaguar F-Type Coupe|ジャガー Fタイプ クーペジャガー「Fタイプクーペ」を予告ジャガーは「Fタイプ」のクローズドボディ版、「Fタイプ クーペ」をロサンゼルスモーターショーならびに東京モーターショーにおいて発表する。 Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)C-C16コンセプトのデザインを踏襲ジャガー・ランドローバーは、オープンタイプのスポーツカー「Fタイプ」から派生したクローズドボディの「Fタイプ クーペ」を予告。翌日から開催されるロサンゼルスモーターショーで一般公開され、おなじ日程の東京モーターショーにも登場する。オールアルミにて製造されるFタイプ クーペのエクステリアは、2011年のフランクフルトモーターショーにて発表され、Fタイプのもとになった「C-X16 コンセプト」のデザインビジョンを踏襲するという。ジャガーのデザインディレクター、イアン・カラム氏は「Fタイプ コンバーチブルは、わたしたちが圧倒されるほど、素晴らし...
新型「WRX」をロサンゼルスで公開|Subaru

新型「WRX」をロサンゼルスで公開|Subaru

Subaru WRX|スバル WRX新型「WRX」をロサンゼルス オートショーで公開11月20日、スバルは新型「WRX」をロサンゼルス モーターショーにて世界初公開すると発表した。 Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)WRXコンセプトを踏襲富士重工業は、スバルの“走り”を象徴するAWDパフォーマンスモデル「WRX」を、11月20日に開催されるロサンゼルスモーターショーのプレスカンファレンスにおいて発表する。詳細はまだ明らかにされていないが、今年3月末に開催されたニューヨークオートショーおよびジュネーブモーターショーで公開された「WRXコンセプト」をベースに、より現実的なヘッドライト類と、バンパー左右を前面に押し出して切り立たせたフロントを得ているようだ。スバルは、ロサンゼルスではさらにもう1台、あらたなデザインコンセプトモデルを世界初公開する予定だという。
Sクラスのフラッグシップ「S 65 AMG」が登場|Mercedes-Benz

Sクラスのフラッグシップ「S 65 AMG」が登場|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz S65 AMG|メルセデス・ベンツ S65 AMG「Sクラス」のフラッグシップ「S 65 AMG」が登場今年8月に日本でも発表されたメルセデス・ベンツのフラッグシップモデル、「Sクラス」に、歴代最強となる「S 65 AMG」が追加される。記念すべきワールドプレミアの場は、11月22日から一般公開が始まる第43回 東京モーターショーである。 Text by SAKURAI Kenichi東京モーターショーでワールドプレミア585ps(430kW)を発生するメルセデスAMG社製5.5リッターV型8気筒直噴ツインターボエンジンを搭載した「S 63 AMG long」と、AMG専用4輪駆動システム「AMG 4MATIC」を採用した「S 63 AMG 4MATIC long」につづく新型「Sクラス」の「AMG」バージョンは、フラッグシップモデルとなる歴代最強のAMG、「S 65 AMG」である。記念すべきワールドプレミアの場は、11月20日の東京モーターショ...
ホンダのあたらしい燃料電気自動車、LAで発表|Honda

ホンダのあたらしい燃料電気自動車、LAで発表|Honda

Honda FCEV Concept|ホンダ FCEV コンセプトホンダのあたらしい燃料電気自動車、LAで発表ホンダは、あたらしい燃料電気自動車をロサンゼルス オートショーで公開すると発表した。 Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)FCXクラリティの後継ホンダは、11月19日のプレスデイで幕を開けるロサンゼルスオートショーにおいて、新型の燃料電池電気自動車「FCEV Concept」を出展する。現時点ではデザインスケッチのみだが、そのイラストからは、空力を最適化した流麗なボディが想像される。ホンダが、2008年にリースというかたちで発売した燃料電池車「FCX クラリティ」の後継となるこの新型車は、2015年に日本とアメリカ、つづけて欧州での販売が予定されている。水素をもちいて電気と水を発生させる燃料電池は、近い将来のクリーンかつ普遍的に入手が容易なパワーソースとして各社が開発に注力しており、まさに、トヨタが東京モーターショーで公開する燃料電...
次期レガシィのデザインコンセプトがロサンゼルスに登場|Subaru

次期レガシィのデザインコンセプトがロサンゼルスに登場|Subaru

Subaru Legacy Concept|スバル レガシィ コンセプト次期レガシィのデザインコンセプトがロサンゼルスに登場富士重工業は、ロサンゼルスで開催される「LA オートショー」で、スバル「レガシィ コンセプト」を世界初公開する。スバルのフラッグシップモデル、レガシィが目指す今後のデザインの方向性とは。 Text by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)誕生から25年目を迎えるレガシィ1989年の誕生以来、スバルのフラッグシップモデルとして君臨する「レガシィ」。スバル独自の水平対向エンジンをはじめ、シンメトリカルAWDなどによって実現された高い走行性能や安全性は、改めてここで述べるまでもなく、世界各国で多くのファンを生み出し、高い評価を得ている。ことさら北米地域では、今年3月期の売上で前年比26.4パーセント増の39万台を売り上げた。これは同社が2016年度の達成目標として掲げていた中期経営計画を上回る数であり、まさに絶好調。それだけに、今回のLAオ...
これで最後の「SLS AMG ファイナルエディション」|Mercedes-Benz

これで最後の「SLS AMG ファイナルエディション」|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz SLS AMG GT FINAL EDITIONメルセデス・ベンツ SLS AMG ファイナルエディションこれで最後の「SLS AMG ファイナルエディション」「SLS AMG」の最終モデルとなる「SLS AMG ファイナルエディション」が、11月22日から開催される東京モーターショーとLAオートショーでデビューを飾る。全世界350台の限定で販売される予定だ。 Text by AKIZUKI Shinichiro東京とLAのダブルワールドプレミア2009年のフランクフルトモーターショーでそのデビューを飾った「SLS AMG」。誕生から4年目の今年、ついに最終モデルとなる「SLS AMG ファイナルエディション」が登場する。「SLS AMG」は、メルセデス・ベンツとマクラーレンが生み出した「SLR マクラーレン」につづく存在として、AMGが初めて独自開発をおこなったスーパースポーツ。ロングノーズとガルウイングをデザイン上の特徴とし、往年の名車「300...
先代500にインスパイアされたレトロなチンクエチェント|Fiat

先代500にインスパイアされたレトロなチンクエチェント|Fiat

Fiat 500 1957 Edition|フィアット チンクエチェント 1957 エディション>1957年のNouva 500にインスパイアされたレトロなチンクエチェントフィアットは、11月22日より開催されるLA オートショーに、2代目「500」にオマージュをささげる、レトロデザインな「500 1957 エディション」を出展する。 Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)ロゴもレトロ風にアレンジフィアットは、LAオートショーにおいて、「500」のさらにレトロ感を強調した「500 1957 エディション」を出展する。このモデルは、日本で“チンクエチェント”といえば真っ先におもいだされる、先代のチンクエチェントが「Nuova(ヌォーヴァ) 500」へのオマージュ。1957年に登場してから来年が57年目にあたることを記念して、アメリカで発売される。レトロフィーチャーな1957エディションのボディカラーは、いずれもソリッドな白系の「ビアンコ」...
新型ミニ デビュー|MINI

新型ミニ デビュー|MINI

MINI|ミニ3代目ミニ デビュー初代ミニを生み出したサー アレクサンダー・イシゴニスの107回めの誕生日をむかえた2013年11月18日、新生ミニとなってから3代目となる新型がついに発表された。 Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)大きくなっても変わらないキャラクター新型MINIは、クーパーで全長3,821×全幅1,727×全高1,414mmとボディサイズを若干拡大。98mm長く、44mm広く、7mm高くなった。ホイールベースも28mm伸長され2,495mmになり、前後トレッドはそれぞれ42mmと34mm拡大している。導入時におけるエンジンバリエーションは3種類。「ミニ クーパー」には、最高出力100kW(136ps)を発揮する1.5リッター直列3気筒ツインパワーターボ エンジン、「ミニ クーパーS」は141kW(192ps)を誇る2リッター直列4気筒ツインパワーターボ エンジンを採用。また、直列3気筒ディーゼルエンジンを搭載する「ミニ ...
フォード エッジ コンセプトを発表|Ford

フォード エッジ コンセプトを発表|Ford

Ford Edge Concept|フォード エッジ コンセプトセルフパーキングと障害物回避機能を備えたSUVコンセプトフォード のミドルクラスSUV「エッジ」の次世代モデルとなる、市販を前提としたコンセプトカーが、LA オートショーで発表された。注目は、「フィエスタ」や「フュージョン」など、現在フォードが推し進めている「キネティックデザイン」をもちいたフロントデザインを採用したことにくわえ、セルフパーキング機能や障害物回避機能などの先進技術を満載している点だ。しかし、フォード エッジの担う役割は、それだけではないのである。 Text by SAKURAI KenichiPhotographs by WATANABE Shinsuke新たなる世界戦略SUV次世代のフォード「エッジ」のプレビューとなるコンセプトカーが、LA オートショーでワールドプレミアされた。北米(と一部地域)専用モデルのため、日本には導入されておらず馴染みが薄いものの、今年10月までの販売実績では、強豪ライ...
45 件