次期レガシィのデザインコンセプトがロサンゼルスに登場|Subaru
Subaru Legacy Concept|スバル レガシィ コンセプト
次期レガシィのデザインコンセプトがロサンゼルスに登場
富士重工業は、ロサンゼルスで開催される「LA オートショー」で、スバル「レガシィ コンセプト」を世界初公開する。スバルのフラッグシップモデル、レガシィが目指す今後のデザインの方向性とは。
Text by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)
誕生から25年目を迎えるレガシィ
1989年の誕生以来、スバルのフラッグシップモデルとして君臨する「レガシィ」。スバル独自の水平対向エンジンをはじめ、シンメトリカルAWDなどによって実現された高い走行性能や安全性は、改めてここで述べるまでもなく、世界各国で多くのファンを生み出し、高い評価を得ている。
ことさら北米地域では、今年3月期の売上で前年比26.4パーセント増の39万台を売り上げた。これは同社が2016年度の達成目標として掲げていた中期経営計画を上回る数であり、まさに絶好調。それだけに、今回のLAオートショーでの発表は同社にとって大きな意味を持つ。
初代から数えて、現行モデルで5代目となるレガシィは、来年の2014年で誕生25周年を迎えるが、その記念すべき日を前に、次期レガシィセダンのデザインの方向性を表現したミッドサイズセダンコンセプトモデルを披露する。
エクステリアは、大径タイヤと大きく張り出したフェンダー、そして室内空間を確保しながらも、リアに向かって伸びやかに流れる立体的なボディ形状が力強い走りを表現。エクステリアカラーは、特別色となる「Ocean Silver Metallic」を採用することで、金属本来の青みのある強い輝きを手にした。
フロントマスクは、2013年ジュネーブモーターショーで世界初公開した「SUBARU VIZIV CONCEPT」と同様に、スバルの新世代デザインの象徴であるヘキサゴングリルからボディ全体へと繋がる立体造形を用い、ダイナミックかつ塊感のあるフォルムを構築。リヤ周りも、ヘッドランプと共通のモチーフを持つリヤコンビランプを採用し、ヘキサゴン基調の造形と組み合わせることで、奥行きのある躍動的なデザインを実現した。
いっぽうインテリアは、大人4人がゆったりとくつろげるスポーティな室内空間をデザイン。センターコンソールには、スマートフォンやタブレットPCと同様の感覚でタッチ操作が可能なマルチインフォメーションディスプレイをそなえ、室内中央を貫く大型フロアコンソールにも、後席乗員向けのタッチパネル式マルチインフォメーションディスプレイを装備した。
またルーフトリムの先端には、スバル独自の運転支援システム、「EyeSight」を装備。視認性の高いフロントウィンドウにEyeSightの作動状況などを表示するヘッドアップディスプレイがセットされ、より運転に集中出来る環境をサポートするという。
Subaru Legacy Concept|スバル レガシィ コンセプト
ボディサイズ|全長4,930×全幅1,940×全高1,500 mm
ホイールベース|2,880 mm
タイヤサイズ|265/40 ZR21
乗車定員|4名