先代500にインスパイアされたレトロなチンクエチェント|Fiat
Fiat 500 1957 Edition|フィアット チンクエチェント 1957 エディション>
1957年のNouva 500にインスパイアされたレトロなチンクエチェント
フィアットは、11月22日より開催されるLA オートショーに、2代目「500」にオマージュをささげる、レトロデザインな「500 1957 エディション」を出展する。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
ロゴもレトロ風にアレンジ
フィアットは、LAオートショーにおいて、「500」のさらにレトロ感を強調した「500 1957 エディション」を出展する。このモデルは、日本で“チンクエチェント”といえば真っ先におもいだされる、先代のチンクエチェントが「Nuova(ヌォーヴァ) 500」へのオマージュ。1957年に登場してから来年が57年目にあたることを記念して、アメリカで発売される。
レトロフィーチャーな1957エディションのボディカラーは、いずれもソリッドな白系の「ビアンコ」、ライトグリーン系の「ヴェルデ チアーロ」、水色の特別色「セレステ」の3色。ルーフとドアミラーカバーは白いビアンコのみになるため、ヴェルデ チアーロ、セレステのボディカラーは自動的にツートーンカラーとされる。
足元には、1957年のヌォーヴァ500からインスパイアを得たという、ボディカラーとクロームの表面に大きくレトロ風のFIATロゴがあしらわわれた16インチのホイール。このレトロ調ロゴは、ボディのフロントとリアにも適用される。
もちろん、インテリアのデザインにもこだわりをみせる。アイボリー系の「アヴォリオ」、グレー系の「グリージョ」によるドアパネルやダッシュボードのコントラストにくわえ、茶系の「マロン」カラーのレザーを、シートをはじめハンドルの内側やシフトブーツにあしらい、雰囲気を演出。キーまでも、インテリアカラーを踏襲した、マロンの本体にアヴォリオで“1957”と描かれたものを採用する。
ベースとなったのは、1.4リッターマルチエアエンジンを搭載するフィアット「500 ラウンジ」。トランスミッションには、5段マニュアルか6段オートマチックを選択可能。外見のかわいさだけではなく、ハンドリング性能を向上させるため、スポーツサスペンションと、オールシーズンのパフォーマンスタイヤも標準採用している。
フィアット「500 1957エディション」は、ロサンゼルスモーターショーで発表されたあと、アメリカにおいて2014年春ごろのデリバリーを予定している。金額は未定だ。