アウディ S8 × 東儀秀樹|ボーダーレスではなく、アウト・オブ・ボーダー

アウディ S8 × 東儀秀樹|ボーダーレスではなく、アウト・オブ・ボーダー

アウディ S8 × 東儀秀樹ボーダーレスではなく、アウト・オブ・ボーダー既成概念にとらわれることなく、つねに新しい時代を切りひらいてきたカーブランド「アウディ」。彼らの思想が結晶化したそれぞれのモデルは、それゆえ、ひとびとを魅了して止まない。それは、同様の価値観のもとに、時代を創造しているクリエイターの姿とシンクロする。そんな両者をフィーチャーする新連載。その第二回は、雅楽師として、伝統と革新を融合させた独創的な作品でひとびとを魅了する東儀秀樹さんが登場する。文=山崎哲士写真=吉澤健太挑戦をつづけるクリエイターと、フラッグシップ中のフラッグシップアウディのフラッグシップモデル「A8」。その最上級サルーンのハイパフォーマンスモデルが、この「S8」。つまりはフラッグシップ中のフラッグシップ。ちなみにアウディにおける「S」の称号は、レーシングテクノロジーを反映した高性能エンジンとフルタイム4WDのクワトロシステムを搭載するスペシャルなパーケージであることの証明。そう、アウディS8は、ラグ...
Jaguar XJ|ジャガーXJシリーズ

Jaguar XJ|ジャガーXJシリーズ

Jaguar XJ|ジャガーXJシリーズまったく新しいフォルムをまとって登場ジャガーは、そのラインナップのなかでもっとも重要な位置を占めるモデル、新型「XJ」を発表した。文=ジラフ新世代のアルミボディと斬新なエクステリアこの新型「XJ」の大きな特徴は、新世代のアルミボディと斬新なエクステリアデザインにほかならない。新型「XJ」も現行モデルと同様、ショートボディとロングボディが設定されるが、その大きさはショートでも、現行モデルから全長で32mm長く、全幅は5mm狭く、全高で14mm高い。具体的には、全長5123×全幅1895×全高1448mmと発表されている(ホイルベースは3032mmで変わらず)。ロングは125mmストレッチされ、ホイールベースも3157mmといる。ボディサイズは長くなったものの、この新型「XJ」は新世代アルミボディ構造を採用したことで、競合車であるメルセデスSクラスや、BMW7シリーズと比べて約150kgも軽くなっているという。また使用されるアルミの50%はリサイ...
あなたのクルマ 見せてください 第4回 谷口勝彦 × ジャガー XJ6

あなたのクルマ 見せてください 第4回 谷口勝彦 × ジャガー XJ6

第4回 谷口勝彦 × ジャガー XJ6機械とオトコのモノガタリOPENERSブログでもおなじみの、バーニーズ ジャパン クリエイティブディレクター、谷口勝彦氏は、大のクルマ好きだ。しかも、みずからの手でクルマの不調箇所をなおし、手をかけ、コツをつかむ……という、機械との対話を少年のように楽しんでいる。現在の愛車はジャガー「XJ6」。なかでも、谷口氏が乗る「シリーズ1」は、1968年から72年までのあいだ、職人が手づくりでうみだしていた、「XJ6」の初代モデル。谷口氏はなぜこのモデルに乗るのか。そして谷口氏のクルマ観とはどんなものなのか。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)Photographs by JAMANDFIX & Alfa Romeo& TANIGUCHI Katsuhiko語りたいことはいっぱいある!これまだ4万kmくらいしか走ってないんですよ! 12月のなかばに来たばっかりだから。でもミッションからオイルが漏れてるから、リビ...
Jaguar XF|ジャガーXF|山中俊治 vs ジャガーXF クルマは立ち方で決まる TOP

Jaguar XF|ジャガーXF|山中俊治 vs ジャガーXF クルマは立ち方で決まる TOP

Vol.3 山中俊治 vs ジャガーXFクルマは立ち方で決まる各界で活躍するクリエイターが最新のクルマと向き合い、これまでになかった創造的な自動車論を展開。第3回目は、プロダクトデザイナーの山中俊治さんが登場。クルマのエクステリアデザインからキャリアをスタートさせたデザイナーだからこそ語れる、自動車デザインの本質論。構成・文=田村十七男写真=岡村昌宏1972年型「ジャガーXJ12」を所有したこともある山中さんは、30年を隔てた新しいジャガーに対峙して何を想うのか。(2008.09.26)「ジャガーXF」に郷愁をおぼえたという山中さん。その感覚の源泉と、ブランドが抱える問題点に迫る。(2008.10.01)自動車デザイン経験のある山中さんが語る、ひとが美しいと感じるクルマとは? 「ジャガーXF」をめぐる自動車デザイン論、いよいよ大詰め。(2008.10.08)山中俊治(やまなか しゅんじ)1957年愛媛県生まれ。1982年、東京大学工学部産業機械工学科卒業後、日産自動車に入社しエクス...
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Jaguar XF|ジャガーXF|山中俊治 vs ジャガーXF(3)神様のクルマのデザイン

Jaguar XF|ジャガーXF|山中俊治 vs ジャガーXF(3)神様のクルマのデザイン

Vol.3 山中俊治 vs ジャガーXFChapter3 神様のクルマのデザイン自動車デザイン経験のある山中さんが語る、ひとが美しいと感じるクルマとは? 「ジャガーXF」をめぐる自動車デザイン論、いよいよ大詰め。──おそらくジャガーにしてみれば、「XF」は新しいチャレンジなのだと思います。そうして伝統的なブランドが変わっていこうとするとき、どういう道筋なら成功にたどり着けるのでしょうか?実はかなりの確率で、トラディショナルなスタイルを維持するだけでは、ブランドは長生きできないんです。──それは意外ですね。多くの人はトラディショナルを愛でるんじゃないですか?伝統を残そうというときに、多くの企業が新しい機能やレイアウトを、古いスタイルで包もうとします。しかし、それではカタチだけのブランドになってしまう。最新の機能じゃなきゃ競争できない、でもブランドの伝統が……という迷いがそうさせてしまうのでしょう。ではどうすれば古いブランドが生き残れるかといえば、仕組みは伝統的なままで、表面的には思い...
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Jaguar XF|ジャガーXF|山中俊治 vs ジャガーXF(2)もはや背徳が許された時代には戻れない

Jaguar XF|ジャガーXF|山中俊治 vs ジャガーXF(2)もはや背徳が許された時代には戻れない

Vol.3 山中俊治 vs ジャガーXFChapter2もはや背徳が許された時代には戻れない最新のジャガー「XF」に郷愁をおぼえたという山中さん。その感覚の源泉と、ブランドが抱える問題点に迫る。──山中さんが「XF」に対して郷愁を抱いてしまうというのは、果たして感覚なのでしょうか?全体の印象はかなりマッシブで、伝統的なジャガーからは遠いものです。ボディパネルのボリュームを増して、トランクの位置も高くしてウィンドウを狭くするというのは、実は流行のレイアウト。レクサスが典型ですね。運転してみても、剛性感の高さはすばらしく、少しカタめの乗り心地や音などのフィーリングなども、僕が知っているジャガーのものではなく、とても現代的に仕上がっています。そういう意味ではジャガーらしいクルマとはもはやいえないのですが、表面的には伝統的な様式がいろいろと残されています。──今回は、XFのセールスポイントでもあるセンターコンソール上の「ジャガードライブ・セレクター」をはじめとした、インターフェイスについて...
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Jaguar XF|ジャガーXF|山中俊治 vs ジャガーXF(1)クルマはまず、立ち方を見る

Jaguar XF|ジャガーXF|山中俊治 vs ジャガーXF(1)クルマはまず、立ち方を見る

Vol.3 山中俊治 vs ジャガーXFChapter1 クルマはまず、立ち方を見る1972年型「ジャガーXJ12」を所有したこともある山中さんは、30年を隔てた新しいジャガーに対峙して何を想うのか。──長い時間をかけて外観をご覧になっていましたね。自動車デザインの経験がある山中さんの場合、クルマをどうやって見るのですか?立ち方ですね。──立ち方?タイヤを足に見立てて、どう立っているか。重心はどこにかかっているか。うずくまっているのか、跳ねているのか。その立ち方からクルマの性格をうかがうんです。それは、若いころ身につけたクセですね。有名なカーデザイナーの作品を正確に模写したり、そういうことをずいぶんやりました。──そこから何がつかめるんですか?自動車デザインの在り方はもちろん、デザイナーの個性も明確になります。たとえば「ランボルギーニ・カウンタック」をつくったガンディーニは、前足も後ろ足も伸びきった、疾走する動物のイメージなんです。対してジウジアーロは、後ろ足に重心があって、首をぎ...
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Mercedes-Benz E Class|メルセデス・ベンツ Eクラス

Mercedes-Benz E Class|メルセデス・ベンツ Eクラス

Mercedes-Benz E Class|メルセデス・ベンツ Eクラス2つのブルーエフィシェンシィを追加ダイムラーは、メルセデス・ベンツ「Eクラス」のヨーロッパ仕様に新たな2つのエンジンの採用を発表した。ガソリン、ディーゼルエンジンに、それぞれ1種類ずつ、環境性能に優れる最新の直噴ユニットをラインナップする。文=ジラフ走りの良さと環境性能を両立まずガソリンエンジンには「E200CGIブルーエフィシェンシィ」が追加される。このエンジンは1796ccの直4ターボで、可変インテーク&排気カムシャフト付きの直噴システムが採用され、そのスペックは最高出力184ps、最大トルクで27.5kgmを発揮。動力性能においても、0-100km/h加速8.5秒、最高速232km/hを可能としているという。またこのハイパフォーマンスをもちながら、アイドリングストップ機能の採用などにより、燃費は欧州複合モードで13.89km/ℓ、CO2排出量でも169g/kmを記録。走りの良さと優れた環境性能を両立したエ...
New Audi A8|よりシャープでアグレッシブに

New Audi A8|よりシャープでアグレッシブに

New Audi A8|新型アウディ A8よりシャープでアグレッシブにアウディは、同社のフラッグシップモデルたる「A8」の新型のティーザーキャンペーンをこのたび開始した。文=ジラフ発売は2010年後半今回公開されたティーザー写真は、アウディの技術開発担当役員、ミハエル・ディック氏とともに写る黒いベールに包まれた新型「A8」の1枚。その姿こそ確認はできないが、黒いベールの向こうから、特徴的なLEDデイタイムライトの形が見えるという心憎い演出がなされている。昨年の10月には、現行のA8よりも、さらにシャープでアグレッシブな印象の次期A8のイメージスケッチが公表されているが、このイメージから推測するに、走りの面でも格段の進化が図られているはず。フラッグシップモデルであることからも、アウディの革新的な新技術も惜しみなく盛り込まれることはまちがいない。この新型A8は、早ければ9月のフランクフルトモーターショーで発表予定。なんらかの理由で発表が遅れたとしても、11月にはデビューし2010年後半...
BENTLEY MULSANNE|ベントレーの新たなるフラッグシップモデル

BENTLEY MULSANNE|ベントレーの新たなるフラッグシップモデル

BENTLEY MULSANNE|ベントレー ミュルザンヌベントレーの新たなるフラッグシップモデルベントレーは北米はカリフォルニアで開催されたペブルビーチコンクールデレガンスで、ニューモデル「ミュルザンヌ」を初公開した。文=ジラフモチーフは1930年のグランドツアラー「8リッター」このモデルは、以前より「グランドベントレー」のネーミングで予告されていた同社の最上級モデル。車名のミュルザンヌとは、ベントレーが1924~1930年のあいだで5回の勝利をおさめたルマン24時間レースが開催されるフランス・サルテサーキットの名物コーナー「ミュルザンヌコーナー」に由来する。このコーナーは全長6kmものストレートの終わりに待ち受ける90度のヘアピンカーブで、数々の名勝負が生まれた場所としても知られている。ニューモデルの全体的なフォルムは、1930年から1931年にかけて100台だけ生産された当時最強のグランドツアラー「8リッター」がモチーフとされ、特徴的な丸型のヘッドランプは現代風にLEDのデイ...
日産フーガ|ハイブリッドモデルは2010年秋デビュー

日産フーガ|ハイブリッドモデルは2010年秋デビュー

NISSAN FUGA|日産フーガハイブリッドモデルは2010年秋デビュー日産自動車は、10月24日から開催される第41回東京モーターショーで、新型フーガを発表する。文=ジラフロー&ワイドになったボディお披露目されるモデルは、まもなく発売が予定されている市販モデルにかなり近いものになると思われる。搭載されるエンジンは、すでにおなじみとなっているVQシリーズ。3.7リッターのVQ37VHRと、2.5リッターVQ25HRの2種類が設定され、2010年の秋には3.5リッターV6エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドモデルも設定されることが予定されている。エクステリアデザインは、現行モデルと比べ全高が低くなり、全幅は広がったロー&ワイドなフォルムが特徴。曲線が積極的に取り入れられ、スカイラインシリーズにもみられるフェンダーの膨らみに、走りの確かさが連想される。最先端の安全装備安全装備面では、車両の制動を補助する「インテリジェントペダル」、コーナーリングの挙動を安定させる「コーナリング...
Audi A8|次世代アウディのデザインを具現

Audi A8|次世代アウディのデザインを具現

Audi A8|アウディ A8次世代アウディのデザインを具現アウディはフラッグシップ「A8」のニューモデルを、11月30日、アメリカのマイアミで開催される「ザ アート オブ プログレス」にてワールドプレミアすることを発表した。文=ジラフよりシャープ、かつ力強イメージに発表の会場は、今回のために仮設された「アウディパビリオン」。このパビリオンはイギリスを代表するプロダクトデザイナーであるトム・ディクソンが手がけたもの。オールアルミのボディをもつA8に象徴される、アウディブランドを表現するにふさわしいマテリアルであるアルミニウム、そしてLEDで構成されたこの先鋭的な雰囲気をもつ建造物には、世界中のアートが飾られ、その中心に新型A8が展示されるという。すでに新型A8のイメージスケッチは公開されているが、現行モデルと比較してもシャープ、かつ力強いイメージが強調されていることがわかる。まさにアウディの考える次世代のデザインを具現した最初の1台となり、技術的にもアルミスペースフレーム構造などの...
Porsche Panamera S hybrid|ポルシェ パナメーラ S ハイブリッド 試乗

Porsche Panamera S hybrid|ポルシェ パナメーラ S ハイブリッド 試乗

Porsche Panamera S hybrid|ポルシェ パナメーラ S ハイブリッドラグジュアリアスなポルシェ製ハイブリッドサルーンに試乗(1)ポルシェから市販ハイブリッドモデル第2弾となる「パナメーラ S ハイブリッド」が誕生した。カイエン S ハイブリッドとおなじパワートレインを積み、市販ラインナップ史上もっともCO2排出量が低いと言われるこのプレミアムサルーンに、モータージャーナリスト 渡辺敏史氏が試乗した。文=渡辺敏史写真=ポルシェ ジャパンポルシェの積極的な環境負荷低減策世界の先進国が地道に推し進めるCO2排出量の削減は、自家用車の世界でもいよいよ待ったなしの状況だ。それは大量生産を前提としていないスポーツカーやラグジュアリーカーのブランドについても、何らかの対応を迫ることになる。 そんななか、ポルシェはレースフィールドでも市販車の世界においてもハイブリッドの可能性を積極的に模索している。すでに日本でも発売されているカイエン S ハイブリッドについで、このパナメー...
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Mercedes-Benz The new E-CLASS|メルセデス・ベンツ 新型Eクラスをフルモデルチェンジ

Mercedes-Benz The new E-CLASS|メルセデス・ベンツ 新型Eクラスをフルモデルチェンジ

Mercedes-Benz The new E-CLASS/メルセデス・ベンツ 新型Eクラス7年ぶりのフルモデルチェンジ!5月26日、メルセデス・ベンツ日本は、メルセデス・ベンツの中核モデルである「Eクラス」をフルモデルチェンジし、同日より販売を開始した。「Eクラス」のフルモデルチェンジは7年ぶりとなる。写真=メルセデス・ベンツ日本もっとも成功したプレミアムセダンとして、1947年の導入から典型的なメルセデス車としての地位を占めてきたメルセデス・ベンツ Eクラス。世界で累計1000万台以上の販売実績を誇り、いつの時代も世界のプレミアムセダンの指標とされてきた同車が、7年ぶりのフルモデルチェンジを行った。ラインナップは、3.0リッターV型6気筒DOHCエンジンを搭載する「E 300」「E 300 アバンギャルド」、3.5リッターV型6気筒DOHCエンジンを搭載する「E 350 アバンギャルド」、そして5.5リッターV型8気筒DOHCエンジンを搭載する「E 550 アバンギャルド」。伝...
Peugeot 408|フレンチ+チャイニーズなプジョー

Peugeot 408|フレンチ+チャイニーズなプジョー

Peugeot 408|プジョー 408フレンチ+チャイニーズなプジョープジョーは、北京において、新型「408」を初公開した。このニューモデルは、「308」をベースに開発された中国向けの4ドアサルーンだ。文=ジラフ北京モーターショーで正式デビュー「408」はヨーロッパと中国のデザイナーが共同で設計した4ドアボディのモデルで、最新のプジョーにみられるデザイン的なアイデンティティと中国のユーザーの好みが融合しているのが特徴。コンセプトは、モダンルックスと高度な安全性、そして広い室内空間を有すること。全長は4680mmとなり、中国国内ではミディアムラグジュアリーファミリーセダンのセグメントに属することとなる。現在プジョーは、この中国のセグメントに「307サルーン」を投入し、人気を得ているが、新型408はこのモデルの後継車にあたる。新型408は、4月23日に開幕する北京モーターショーで正式発表された後、中国国内での販売がスタートする予定。生産は東風プジョーが担当し、年間10万台の販売を予想...
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