
DESIGN /
INTERIOR
2025年10月17日
今の時代に、多様な暮らしのかたちに寄り添う新作コレクションを発表
arflex|アルフレックス
アルフレックスジャパンが2025-26コレクションの新作家具を発表した。今の時代と「人それぞれの過ごし方」に寄り添うソファやベッドなど7製品をラインアップする。
Text by YANAKA Tomomi
空間に柔らかさを与え、自然と会話が生まれるラウンド型のモジュールソファ
1969年の創業以来、飽きのこないタイムレスなデザインと、日本の暮らしに根差したデザインや品質で人々の暮らしに寄り添ってきたアルフレックス。
今回新作では、ソファなどのリビングアイテム3製品、ダイニングアイテム1製品、寝室アイテム1製品、インポートセレクション2製品の合計7製品が2025-26コレクションとして発表された。
新作ソファ「SOFFIO ELEMENTI(ソフィオ エレメンティ)」は、アルフレックスが2025年1月に発表し、イタリア語で「そっと息を吹き込む様子」を意味する「SOFFIO(ソフィオ)」に連なるシリーズ。
「SOFFIO ELEMENT」は、ラウンド型のモジュールソファを日本の住環境に合わせたサイズ感とバリエーションで展開。30度という角度にこだわり、緩やかにラウンドするフォルムは空間に柔らかさを与え、座る人同士の自然な会話を促すものとなった。
ユニットはクローズエンド、オープンエンド、アーチ型、アームレス、スツールの5種類を用意。組み合わせ次第でコンパクトな部屋から大空間まで自在にフィットし、絶妙なバランスのソファを完成することができる。
また、フランス人デザイナー、パトリック・ノルゲが手掛けたのは、クラシカルな気配と端正さの中に心地よさを兼ね備えたソファ「ODEON(オデオン)」。パリ6区の歴史あるオデオン広場にちなんで名づけられたソファは、伸びやかなアームのカーブと肩口まで支える高めのバックパネルでリビングに落ち着きと心地よさをもたらしてくれそうだ。
リビングアイテムでは「光」や「明るくあたたかい」という意味を持つダイニングテーブル「LIOR(リオール)」を発表。天板の縁が下へ向かって緩やかにアールを描くデザインと丸みを帯びた幅広の脚部がぬくもりある存在感を演出する。
ベッドにも「SOFFIO」シリーズが登場。「SOFFIO BED(ソフィオ ベッド)」は、シリーズ共通のボリューム感を取り入れたフォルムが特徴で、柔らかなふくらみが穏やかで心地の良い寝室を創り出す。
ベッドボードには高密度ウレタンを使用し、肩口まで支える高さで設計。眠るだけの場所ではなく、読書や映画鑑賞なども想定し、ベッドで過ごす時間をよりリラックスし、豊かなものにすることを目指したという。


このほかにも、インポートセレクションとして、テーブルのスペシャリストとして高品質なものづくりを追求するオランダの木工家具ブランド「arco 」から非対称な造形がアートのような存在感を放つ「DEW COFFEE TABLE(デュー コーヒーテーブル)」がラインアップ。
このアイテムは、オランダを拠点に活動するデザイナー、サビーン・マルセリスによる「DEW」シリーズに新たに加わったもので、彼女らしい独創的な感性が息づき、リビング空間に上質な落ち着きと、唯一無二の個性をもたらしてくれそうだ。
自社ファクトリーでの製造や長期メンテナンスにも対応し、長く安心して使える家具を提供してきたアルフレックス。
近年の住環境の変化に伴い、家具に求められるサイズやスタイル、使いやすさといった新たなニーズにも応える新コレクションとなっている。
問い合わせ先
アルフレックスジャパン カスタマーサービス
Tel.0120-33-1951 (月~金 10:00~17:00)※祝日を除く
https://www.arflex.co.jp/