MOVIE TOKYO Tips
「MOVIE TOKYO Tips」に関する記事
MOVIE|はじめて描かれるヒーロー誕生の瞬間『マン・オブ・スティール』
MOVIE|あらたなスーパーマンの物語が、ここから始まるジャパン・プレミアイベントに25組50名をご招待!はじめて描かれるヒーロー誕生の瞬間『マン・オブ・スティール』(1)『ダークナイト』3部作で、数々の伝説を打ち立てたクリストファー・ノーラン製作・脚本。『300(スリーハンドレッド)』のザック・スナイダーが監督を務めた『マン・オブ・スティール』が8月30日(金)より全国公開。OPENERSではそれに先立ち、8月21日(水)18:00から、六本木ヒルズアリーナで開かれるジャパン・プレミアイベントに25組50名を招待する。Text by KUROMIYA Yuzu完全無欠のヒーロー像ではない、新スーパーマンすべてのヒーローの原点であるスーパーマン。どのような運命のもとに生まれた命が、どんな少年時代を送り、どうやってスーパーマンになっていったのか──誰も知らない誕生の秘密と、そのヒーローの全貌が、ついに明かされる。新時代のスーパーマンに大抜擢されたのは、英国人俳優ヘンリー・カビル。クラ...
MOVIE|ロバート・クレイマー幻の傑作『アイス』『マイルストーンズ』
MOVIE|1960年代、激動するアメリカを活写した2作品が日本初公開ロバート・クレイマー幻の傑作『アイス』『マイルストーンズ』(1)1999年に急逝した映像作家のロバート・クレイマー。アメリカを、世界を見つめつづけた彼の幻の傑作といわれる『アイス』と『マイルストーンズ』の2本の傑作が40年の時を経て、8月10日(土)からユーロスペースで公開される。Text by YANAKA Tomomiオリジナル16ミリ・ニュープリントで上映1960年代、ベトナム反戦のうねりのさなか、ロバート・クレイマーは映像による左翼前衛闘争集団『ニューズリール』を結成。4年間に50本もの作品を発表、その後もドキュメンタリーとフィクションの境界線に鋭く切り込む作品を発表してきた。特にアメリカ社会に向けた鋭いまなざしには定評がある。いまなお多くのひとに影響を与えつづけるものの、これまで日本にはほとんど紹介されなかったクレイマーの名作が上陸。ベトナム戦争、反戦、ウッドストック、ドラック、ヒッピーといったアメリカ...
MOVIE|最後に「平和と安全」を味わうのは誰か?『標的の村』
MOVIE|最後に「平和と安全」を味わうのは誰か?オスプレイ配備に反対する村人たちの姿を追うドキュメンタリー『標的の村』アメリカ軍基地に四方を囲まれた沖縄北部にある人口160人ほどの東村高江地区。その地に計画された、新型輸送機オスプレイ配備に反対する住民たちの姿を追いながら、沖縄の基地への抵抗の歴史を紐解いていくドキュメンタリーが『標的の村』だ。8月10日(土)より、ポレポレ東中野ほかで全国順次ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi監督は琉球朝日放送のキャスター、三上智恵さん日本にあるアメリカ軍基地の74%が密集する沖縄。2012年9月26日、新型輸送機オスプレイの配備の反対運動をつづける住民たちは身を投げ出し、クルマを並べ、台風のなか、アメリカ軍普天間基地のゲート前に座り込み22時間にわたり完全封鎖した。この全国ニュースからほぼ黙殺された前代未聞の出来事の一部始終を記録していたのは、地元テレビ局の琉球朝日放送だった――。監督は琉球朝日放送のキャスターとして...
MOVIE|ルーズベルト大統領の知られざる恋『私が愛した大統領』
MOVIE|ルーズベルト大統領の知られざる素顔、そして恋物語を描く大人のラブストーリー『私が愛した大統領』ニューディール政策や、第二次世界大戦中の強いリーダーシップなどで知られる、ルーズベルト大統領の知られざる素顔、そして恋物語を描く『私が愛した大統領』。9月13日(金)より、TOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほかにて全国ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi監督は『ノッティングヒルの恋人』のロジャー・ミッシェルアメリカ合衆国の歴代大統領のなかで、リンカーンやジョン・F・ケネディに勝るとも劣らない人気を誇るフランクリン・デラノ・ルーズベルト。アメリカ史上四選された唯一の大統領として名を刻む彼だが、じつは重度の障害による車いす生活と、秘められた恋のエピソードがあった。歴史の転換期のなかにありながらも、ルーズベルトの従姉妹で恋人となるデイジーの、穏やかで素直な心情に寄り添う恋模様を映画化したのは『ノッティングヒルの恋人』や『恋とニュースのつく...
MOVIE|1950年代、不朽のビート文学を完全映画化『オン・ザ・ロード』
MOVIE|試写会に5組10名をご招待!ビート・ジェネレーションの姿がスクリーン上に蘇る1950年代、不朽のビート文学を完全映画化した『オン・ザ・ロード』(1)1950年代ビート文学の代表作、ケルアックの『路上/オン・ザ・ロード』。何度も映画化の話が持ち上がっては、頓挫してきたという“幻の企画”が、ウォルター・サレス監督の手によってついに実現。OPENERSでは8月30日(金)のロードショーに先駆け、8月19日(月)18:30からおこなわれる試写会に、読者5組10名を招待する。Interview & Text by TANAKA Junko (OPENERS)青年から大人への道のり1957年に発表されたジャック・ケルアックの『路上/オン・ザ・ロード』。ボブ・ディランに「ぼくの人生を変えた本」と言わしめ、ジム・モリソンやジョン・レノン、デニス・ホッパー、ジム・ジャームッシュに多大な影響を与えた不朽のビート文学。その後のカウンターカルチャーの時代には、“ヒッピーの聖典”となった...
MOVIE|『ニーナ~ローマの夏休み』劇場鑑賞券をプレゼント
MOVIE|劇場鑑賞券を5組10名にプレゼント若い女性の揺れ動く心情を新星女性監督が描き出すイタリアのハイセンスが結集『ニーナ~ローマの夏休み』昨年の東京国際映画祭に出品され、女性から圧倒的な支持を得た『ニーナ~ローマの夏休み』が、新宿シネマカリテにて8月10日(土)よりロードショー。OPENERSでは公開を記念し、5組10名に劇場鑑賞券をプレゼントする。Text by KUROMIYA Yuzu着こなしも真似したくなるイタリア期待の新星、エリザ・フクサスのデビュー作『ニーナ~ローマの夏休み』。1981年生まれの女性監督が、「なにかしたいけれど、なにをしていいかわからない」、そんな同世代の女性の複雑な心情を見事に捉えてみせた。アルマーニ銀座タワーを手がけたことでも有名な世界的建築家、マッシミリアーノ・フクサスを実父にもつ彼女は、本作で父親から受け継いだ才能を遺憾なく発揮。そのスタイリッシュでファンタジックな空間づくりは、フェデリコ・フェリーニの『アマルコルド』やアラン・レネの『去年...
MOVIE|SF映画の金字塔『スター・トレック イントゥ・ダークネス』
MOVIE|愛する者を守るために、人類は何を犠牲にするのか想像を超えるアクション、そして心を揺さぶる人間ドラマSF映画の金字塔『スター・トレック イントゥ・ダークネス』世界的大ヒットを記録した前作『スター・トレック』から4年。再び“スター・トレック”旋風が巻き起こる。ヒットメーカー、J.J.エイブラムス監督が放つ心を揺さぶる人間ドラマ『スター・トレック イントゥ・ダークネス』が、8月23日(金)より全国公開。Text by KUROMIYA Yuzu人類の未来をかけた壮絶な戦い最新作『スター・トレック イントゥ・ダークネス』では、超高解像度のIMAXカメラによる撮影と、3Dにより驚異の映像を実現。壮大なスターシップ同士のバトルから生身の人間のリアルファイトまで、“スター・トレック”の世界にふさわしい前人未踏の映像を創り上げた。なんといっても観る者の心に訴えかけるドラマティックな展開が、本作における最大の魅力だろう。困難に直面し、自らの信念にむき合う事になるクルーたち。愛する者、さら...
MOVIE|ミッテラン元大統領の専属シェフの実話映画『大統領の料理人』
MOVIE│パレスホテル東京では、映画に登場するメニューを味わえるイベントも開催ミッテラン元大統領の専属女性シェフの実話をもとにした『大統領の料理人』1980年代、フランスのミッテラン元大統領に仕えた女性料理人の実話をもとにした『大統領の料理人』が9月7日(土)より、シネスイッチ銀座、Bunkamuraル・シネマほかで全国順次公開される。Text by YANAKA Tomomiフランス一の美食通といわれるクリスチャン・ヴァンサンが監督料理への愛と腕だけで、政争渦巻く官邸のなかでミッテラン大統領の心を虜にした女性シェフを描いた『大統領の料理人』。味わい深いストーリー、めくるめくご馳走、口に運んだときの衝撃と驚きの痛快さ。グルメの国フランスから誕生したこの上なくおいしい映画が日本にも上陸する。監督はフランス一の美食通といわれる映画監督クリスチャン・ヴァンサン。厳選されたメニューと料理の音にまでこだわり、観客が五感すべてで楽しめるシーンが随所にちりばめられた。主人公の女性シェフには、フ...
MOVIE|渡辺謙、佐藤浩市ら日本映画界が誇る俳優陣が集結『許されざる者』
MOVIE|渡辺謙、佐藤浩市ら日本映画界が誇る俳優陣が集結イーストウッドの傑作を李相日が日本映画として再生した『許されざる者』クリント・イーストウッドによる名作を、李相日監督が渡辺謙や佐藤浩市ら日本映画界が誇るキャストを迎えてリメイクに挑んだ『許されざる者』。9月13日(金)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi舞台は維新後の北海道“最後の西部劇”といわれ、第65回アカデミー賞最優秀作品賞をはじめ4部門を受賞した原作から、舞台を明治維新後の北海道に移して壮大なスケール描かれた『許されざる者』。映画史に残る最高傑作がこの秋、日本映画となって再生する。監督は『悪人』や『フラガール』の李相日。かつて黒澤明の『用心棒』に感動したイーストウッドが『荒野の用心棒』に主演し、希代の名作にもうひとつの命を与えたように、イーストウッドの『許されざる者』に射抜かれた李監督が、あらたな命を注ぎ込んだ。キャストは、渡辺謙や柄本明、佐藤浩市という日本を代表...
MOVIE|『スティーブ・ジョブズ』メモリアル・ジャパン・プレミアにご招待
MOVIE|ジョブスへの想いを綴り、メモリアル・ジャパン・プレミアへ日本初披露となる『スティーブ・ジョブズ』試写会にご招待!2011年10月5日、惜しまれながら56歳の若さで亡くなったアップルの創始者、スティーブ・ジョブズ。彼の人生をアシュトン・カッチャーが演じた映画『スティーブ・ジョブス』が、11月1日(金)から公開される。OPENERSでは公開に先立ち、10月3日(木)18:15からTOHOシネマズ六本木で開催される、“メモリアル・ジャパン・プレミア”に20組40名を招待する。Text by YANAKA Tomomi世界を変えたカリスマの“真実”に迫るマッキントッシュやiPad、iPhoneなどで世界を変えたカリスマ、スティーブ・ジョブズ。彼の没後、はじめての映画化作品として製作されたのが『スティーブ・ジョブズ』だ。アシュトン・カッチャーの瓜二つな見た目と演技も大いに話題となったこの映画が、いよいよ日本でもロードショーされる。人の心をつかむことで、次々と大ヒット商品を生み出し...
MOVIE|故スティーブ・ジョブズの貴重なインタビュー映像を映画化
MOVIE|貴重なインタビュー映像を発掘ドキュメンタリー『スティーブ・ジョブズ1995~失われたインタビュー~』1995年におこなわれた、故スティーブ・ジョブズのインタビュー映像。長年にわたり紛失していたマスターテープが発見されたのを機に、修復・HDマスター化を経て、ドキュメンタリー『スティーブ・ジョブズ1995~失われたインタビュー~』としてスクリーン上に復活。9月28日(土)より、ユーロスペースほかで全国順次ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi“3回忌”に合わせて日本でも公開1995年夏、パソコンの誕生を探るテレビシリーズを担当していた制作スタッフが、マスコミ嫌いであり、インタビュー嫌いで知られるスティーブ・ジョブズへの、奇跡ともいえる取材を実現させた。番組内ではそのほんの一部だけを使用し、残りの編集していない映像を記録した1インチテープマスターは、どこかに消失してしまっていた。そして2011年。ジョブズの死後、ポール・セン監督は自宅のガレージから、そ...
MOVIE|ファッションの原点がここに! 『ニューヨーク・バーグドルフ 魔法のデパート』
MOVIE|ファッションの原点がここに!魅惑のドキュメンタリー『ニューヨーク・バーグドルフ 魔法のデパート』ニューヨーク五番街にあるデパート「バーグドルフ・グッドマン」に密着したドキュメンタリー『ニューヨーク・バーグドルフ 魔法のデパート』が、10月26日(土)より公開。世界でもっとも神話的な老舗デパートの内側がはじめて明かされる。Text by KUROMIYA Yuzuカール・ラガーフェルド、クリスチャン・ルブタンらが語る至極の空間とは夢と憧れが詰まった、まるで宝石箱のようなデパート「バーグドルフ・グッドマン」。その存在自体が“モダンアート”であり、“ファッション界のアイコン”とまで称される創業112年の老舗デパートが、革新をつづけながら、いかにして世界のトップを走りつづけてきたのか――。本作では、街角の小さなテーラーから、現代文化の象徴へと登りつめた有名デパートの、内部の仕組みやその歴史を紐解いていく。そこには独特の世界観をつくる芸術的な側面と、デパート経営というビジネスの側...
MOVIE|モード界の頂点に君臨するデザイナーの素顔『ファッションを創る男~カール・ラガーフェルド~』
MOVIE|モード界の頂点に君臨するデザイナーの素顔ドキュメンタリー『ファッションを創る男~カール・ラガーフェルド~』 世界のトップに君臨するデザイナー、カール・ラガーフェルドが語るパッションとドリーム。魅惑のドキュメンタリー『ファッションを創る男~カール・ラガーフェルド~』が、11月16日(土)より全国順次公開。Text by KUROMIYA Yuzuシャネル創業100年の節目となる今年、ついに日本公開 創業者ココ・シャネル亡き後、低迷していたシャネルを引き継ぎ、見事に復活させたカール・ラガーフェルド。ほかにもクロエ、フェンディ、そして自らのブランド、カール・ラガーフェルドを合わせ、一時は4つのメゾンのデザイナーを兼任するなど、30年にわたってモードを牽引してきたファッション界のカリスマだ。『ファッションを創る男~カール・ラガーフェルド~』では、そんな彼にロドルフ・マルコーニ監督が公私にわたって密着。黒いサングラスの向こうに隠されてきた素顔に切り込む。 2年間に及ん...
MOVIE|美しいモノクロームの世界で描かれるジプシー初の女性詩人の生涯『パプーシャの黒い瞳』
MOVIE|美しいモノクロームの世界で描かれるジプシー初の女性詩人の生涯クシシュトフ・クラウゼ監督の遺作『パプーシャの黒い瞳』ジプシーで歴史上はじめての女性詩人、プロニスワヴァ・ヴァイス(愛称パプーシャ)の生涯を見つめたポーランド映画『パプーシャの黒い瞳』。4月4日(土)より、岩波ホールほか全国順次ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomiポーランド映画界を代表する女優ヨビダ・ブドニクが熱演美しいモノクロームの世界で描かれるひとりの女性の生涯。良質な映画の産地として知られるポーランドからまたひとつ、心を響かせる名作が届いた。監督を務めたのは、『ニキフォル 知られざる天才画家の肖像』などで知られるクシシュトフ・クラウゼとヨアンナ・コス=クラウゼの夫妻。残念ながら、クシシュトフ・クラウゼ監督は昨年末に61歳で永眠。『パプーシャの黒い瞳』は彼にとっての遺作となった。人形を意味する“パプーシャ”の愛称で呼ばれる詩人のプロニスワヴァ・ヴァイス役には、ポーランド映画界を代表...
MOVIE|半世紀にわたる愛の軌跡『リヴ&イングマール ある愛の風景』
MOVIE|半世紀にわたる愛の軌跡を辿る真実の物語ドキュメント・ラブストーリー『リヴ&イングマール ある愛の風景』スウェーデンを代表する映画監督イングマール・ベルイマンと、そのパートナーだった女優リヴ・ウルマン。ふたりの愛と友情の軌跡を辿るドキュメント・ラブストーリー『リヴ&イングマール ある愛の風景』が、12月7日(土)よりユーロスペースほかにて全国順次ロードショーされる。Text by KUROMIYA Yuzuふたりの思い出がいま、真の愛へと昇華する『叫びとささやき』『秋のソナタ』など映画史に残る傑作を生み出してきたイングマール・ベルイマン監督と女優リヴ・ウルマン。1964年『仮面/ペルソナ』の撮影で出会い、5年間一緒に暮らし子供を一人もうける。その後、恋愛関係は破局を迎えるが、あらたな愛の形を見出し、生涯で12本の映画を共に製作している。複雑でありながらも唯一無比の関係を築きあげていくふたり。そこには芸術の真髄を目指す者だけが味わう、愛と憎しみの世界が存在した。 ...