MOVIE|渡辺謙、佐藤浩市ら日本映画界が誇る俳優陣が集結『許されざる者』
MOVIE|渡辺謙、佐藤浩市ら日本映画界が誇る俳優陣が集結
イーストウッドの傑作を李相日が日本映画として再生した『許されざる者』
クリント・イーストウッドによる名作を、李相日監督が渡辺謙や佐藤浩市ら日本映画界が誇るキャストを迎えてリメイクに挑んだ『許されざる者』。9月13日(金)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショーされる。
Text by YANAKA Tomomi
舞台は維新後の北海道
“最後の西部劇”といわれ、第65回アカデミー賞最優秀作品賞をはじめ4部門を受賞した原作から、舞台を明治維新後の北海道に移して壮大なスケール描かれた『許されざる者』。映画史に残る最高傑作がこの秋、日本映画となって再生する。
監督は『悪人』や『フラガール』の李相日。かつて黒澤明の『用心棒』に感動したイーストウッドが『荒野の用心棒』に主演し、希代の名作にもうひとつの命を与えたように、イーストウッドの『許されざる者』に射抜かれた李監督が、あらたな命を注ぎ込んだ。
キャストは、渡辺謙や柄本明、佐藤浩市という日本を代表する俳優陣が集結。さらに柳楽優弥、忽那汐里の若手に加え、小池栄子、國村 隼ら妥協なき布陣が実現した。
亡き妻への誓いを破り、男が刀を再び抜き放つ
1880年、明治維新期の北海道。かつて“人斬り十兵衛”と恐れられた男は、愛する妻と出会ったことで「二度と刀は抜かない」と誓い、妻亡き後も幼い子どもたちと極貧生活を送っていた。
しかし、昔の仲間の金吾が“賞金首”の話をもってやってくる。賞金首を追う彼らの前に立ちはだかったのは、町を治める絶対的な支配者の一蔵だった。
自分のためなら二度と手にすることのなかったはずの刀を男がふたたび抜き放つとき――。ぶつかり合う魂の応酬、その壮絶な光景から目がそらせない。
『許されざる者』
9月13日(金)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督・アダプテーション脚本│李相日
出演│渡辺 謙、柄本 明、柳楽優弥、忽那汐里、小池栄子、國村 隼、佐藤浩市
配給│ワーナー・ブラザース映画
2013年/日本/135分
http://www.yurusarezaru.com
© 2013 Warner Entertainment Japan Inc.