MOVIE TOKYO Tips
「MOVIE TOKYO Tips」に関する記事
MOVIE|銀座久兵衛三代目ら総勢60名以上の和食関係者が出演『和食ドリーム』
MOVIE|銀座久兵衛三代目ら日米60名以上の和食関係者が出演和食に人生をかけた人びとのドキュメンタリー『和食ドリーム』和食に人生をかけた人びとが切り開いた未来、そして日米からみた和食の本質に迫る映画『和食ドリーム』が、4月11日(土)よりテアトル新宿ほか全国ロードショーされる。Text by MATSUOKA Wutami(OPENERS)シェフが語る和食の信念、哲学、未来像2013年12月4日に和食がユネスコ無形文化遺産に登録された。異文化の食べ物である和食が、世界中でここまで認知されるようになったのは、和食の普及に人生をかけた人びとの熱意があったからにほかならない。ドキュメンタリー映画『和食ドリーム』に出演するのは、和食の普及を食材の面から支援した共同貿易会長の金井紀年氏をはじめ、和食の普及に尽力した日米60名以上の人びと。本作では国境を越え、和食に向き合う彼らの和食に対する信念、哲学、未来像が綴られる。日本からは「銀座久兵衛」三代目の今田景久氏や「美濃吉本店竹茂楼」若主人の...
MOVIE|三ツ星に輝いた87歳の鮨職人、小野二郎の技と生き方に迫る『二郎は鮨の夢を見る』
MOVIE|三ツ星に輝いた87歳の鮨職人、小野二郎の技と生き方に迫る全米で大ヒットとなったドキュメンタリー『二郎は鮨の夢を見る』銀座の地下にあり、わずか10席ながらミシュランガイドの三ツ星に5年連続で輝く鮨の名店「すきやばし次郎」。初代店主であり、その技と心で世界中の食通を唸らせ、87歳のいまも現役で板場に立ちつづける職人小野二郎の生き方に迫る『二郎は鮨の夢を見る』が、2月2日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ユーロスペースから全国順次ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi若きデヴィッド・ゲルブ監督が3カ月にわたり、密着取材を敢行昨年3月、ニューヨークにあるわずか2館のスクリーンで公開された『二郎は鮨の夢を見る』。しかし、瞬く間に口コミで評価を広げ、異例の大ヒット作へと成長。今年のアカデミー賞にもっとも近いとうわさされるドキュメンタリーが舞台となった日本へとついに凱旋を果たす。撮影当時まだ26歳だったデヴィッド・ゲルブ監督は、メトロポリタンオペラの総...
フランス映画『画家モリゾ、マネの描いた美女〜名画に隠された秘密』|MOVIE
MOVIE|印象派誕生の立役者としても知られる女流画家の生き様に迫るフランス映画『画家モリゾ、マネの描いた美女〜名画に隠された秘密』巨匠マネのモデルであり、印象派誕生の立役者としても知られる女流画家ベルト・モリゾに迫るフランス映画『画家モリゾ、マネの描いた美女〜名画に隠された秘密』。6月13日(土)より、YEBISU GARDEN CINEMAでロードショーされる。Text by YANAKA Tomomiゴダールの撮影監督を務めたカロリーヌ・シャンブティエが長編作で初メガホンフランス・オルセー美術館に収蔵され、完成から150年近い時を経たいまもなお、高い人気を誇るエドゥアール・マネの絵画『すみれの花束をつけたベルト・モリゾ』。この名作に描かれた女性であり、女流画家でもあったベルト・モリゾを主人公にしたフランス映画が到着した。監督を務めたのは、カロリーヌ・シャンブティエ。これまで撮影監督として、ジャン=リュック・ゴダールやジャック・ドワイヨンといった巨匠から諏訪敦彦、河瀬直美と日本...
サーファーが自分探しの旅に出るドキュメンタリー・ロードムービー『ベラ・ヴィータ』|MOVIE
MOVIE|イタリアの血を引くサーファーが自分探しの旅に出るドキュメンタリー・ロードムービー『ベラ・ヴィータ』イタリアの血を引くアメリカ人サーファーで環境活動家のクリス・デルモロが、自分探しの旅に出るドキュメンタリー・ロードムービー『ベラ・ヴィータ』。6月13日(土)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかでロードショーされる。Text by YANAKA Tomomiサーフィンの美学を追いつづけてきたジェイソン・バッファ監督の新境地“モダン・サーフィン・フィルム”というジャンルを確立した『ワン カリフォルニア デイ』などのドキュメンタリー作品で知られるジェイソン・バッファ監督。彼がイタリアを舞台に撮り降ろした『ベラ・ヴィータ』が日本に到着。主人公は、バッファ監督とおなじくイタリア人の血をひくプロ・サーファーであり、環境保護主義者のクリス・デルモロ。自身のルーツであるイタリアへと旅をすることで、家族や文化を大切にするイタリアン・ライフを情緒たっぷりに魅せるとともに、“地中海にいい波は...
綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずの豪華“四姉妹”が実現『海街diary』|MOVIE
MOVIE|綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずの豪華“四姉妹”が実現人気マンガを映画化した是枝裕和監督の最新作『海街diary』世界が認める是枝裕和監督の最新作であり、今年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門にも選出された『海街diary』がついに日本にも上陸。6月13日(土)より、全国ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi脇を固めるのは加瀬亮、樹木希林をはじめとする豪華俳優陣2013年のカンヌ国際映画祭で審査員賞に輝いた『そして父になる』や『誰も知らない』などで知られる是枝裕和監督。最新作『海街diary』は、鎌倉を舞台に、四姉妹が織り成す清新でリアルな絆と、街の人びととの切なくも優しい触れ合いを描く作品となった。「マンガ大賞2013」や第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した、吉田秋生の人気コミックを映画化した本作には、いまを咲き誇る女優たちが集結。四姉妹の長女には綾瀬はるか、次女に長澤まさみ、三女に夏帆、異母妹の四女に広瀬すずという...
MOVIE|ダライ・ラマ14世の知られざる姿が浮き彫りに
MOVIE|若者たちの質問にもユーモアを交えて答えるなど、知られざる姿が浮き彫りに6年間にわたり僧侶に密着したドキュメンタリー『ダライ・ラマ14世』チベット仏教の最高指導者であり、ノーベル平和賞などを受賞してきたダライ・ラマ法王14世。6年間にわたり彼に密着し、法王の知られざる姿を追うとともに“本当の平和”について考えるドキュメンタリー『ダライ・ラマ14世』が、5月30日(土)よりユーロスペースほかで全国順次ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi『大阪ハムレット』の光石富士朗監督が構成・編集などを担当2歳のときにダライ・ラマ13世の転生者として認定され、中国のチベット侵攻によりインドに亡命するなど激動の人生を生きてきたダライ・ラマ14世。観音菩薩の生まれ変わりとされる僧侶の素顔に迫り、東京の若者たちが投げかける質問に真摯に、ときにユーモアを交えて答える、これまでに見たことのない姿を映し出す映像がドキュメンタリーとして完成した。製作を手がけたのは、「世界平和に...
MOVIE|“キング・オブ・ソウル”の栄光と挫折をあぶりだす『ジェームス・ブラウン 最高の魂(ソウル)を持つ男』
MOVIE|伝説のミュージシャンの栄光と挫折をあぶりだす『ジェームス・ブラウン 最高の魂(ソウル)を持つ男』“キング・オブ・ソウル”など、最高の称号で呼ばれるジェームス・ブラウン(1933-2006年)の生涯を親友との交流を軸に描き出す『ジェームス・ブラウン 最高の魂(ソウル)を持つ男』。5月30日(土)より、シネクイントほか全国公開される。Text by YANAKA Tomomiミック・ジャガーが製作に名乗り1950年代から2000年代まで半世紀にわたり音楽シーンで活躍し、マイケル・ジャクソンやプリンスら多くのアーティストに影響を与えてきたジェームス・ブラウン。音楽業界の既成概念を壊し、道なき道をつくり、歴史を生み出してきた彼の激動の人生が映画化された。映画化に動いたのは無名時代からジェームス・ブラウンに憧れていたというローリング・ストーンズのミック・ジャガー。彼が製作に名乗りをあげ、監督には『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』などで知られるテイト・テイラーが務めるなど、“ゴッ...
河瀨直美監督、最新作『あん』
ドリアン助川の小説を樹木希林主演で映画化河瀨直美監督、最新作『あん』『殯(もがり)の森』カンヌ国際映画祭でのグランプリ受賞など、世界を舞台に創作をつづける河瀨直美監督がはじめて小説の映画化に挑んだ『あん』。5月30日(土)より、全国ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi芸暦半世紀を超え、樹木希林と市原悦子のはじめての共演が実現『萌の朱雀』で史上最年少のカンヌ国際映画祭新人賞に輝くなど、徹底したリアリティを追求してきた河瀨直美監督。彼女がドリアン助川の同名小説を、樹木希林をはじめ豪華キャストを迎えて映画化した『あん』が到着した。ハンセン病を経験し、壮絶な人生を送ってきた主人公の徳江役には、ベテラン女優の樹木希林。また彼女を雇う、どら焼き屋の店長には永瀬正敏、樹木のアドバイスで出演が決まり、お互い芸歴半世紀を超えながらはじめて共演が実現した市原悦子と豪華なキャストが集結。樹木の孫である新星、内田伽羅の演技にも注目だ。撮影現場では、撮影開始の合図もなく、スタッフが...
グザヴィエ・ドラン出演作など、世界中の注目作が集結するアジア最大級の短編映画祭
グザヴィエ・ドラン出演作など、世界中の注目作が集結アジア最大級の短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2015」ショートフィルムをテーマにした、日本発のアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2015」が今年も6月4日(木)から14日(日)まで、東京や横浜で開催。今年も世界が注目するショートフィルムが一挙に上映される。Text by YANAKA Tomomi人気YouTuberが登場するクリエイターセミナーなどイベント内容も充実『鏡』俳優の別所哲也さんが代表を務める、米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2015」。17回目の開催となる今回は日本記念日協会が認定した「ショートフィルムの日」の6月4日(木)から14日(日)まで開かれる。今年もグランプリを競うオフィシャルコンペティションのほか、CGアニメーション部門、ミュージックShort部門など約2...
“もうひとつのヘレンケラー物語”『奇跡のひと マリーとマルグリット』
実際にあった三重苦の少女と修道女の心の交流を描く『奇跡のひと マリーとマルグリット』19世紀のフランスに生きた三重苦の少女と修道女の心の交流を描く『奇跡のひと マリーとマルグリット』。6月6日(土)より、シネスイッチ銀座ほか、全国順次公開される。Text by YANAKA Tomomiセザール賞の受賞経験をもつイザベル・カレが修道女を熱演三重苦の少女マリーと、彼女に生きる喜びを与えた修道女マルグリット。19世紀のフランスで本当にあった“もうひとつのヘレンケラー物語”が日本でも公開される。メガホンを取ったのは、『デルフィーヌの場合』(1998年)などで知られるジャン=ピエール・アメリス監督。また三重苦の少女マリーを演じたのは、自身も聴覚にハンディキャップを抱える新人のアリアーナ・リヴォアール。ジャン=ピエール・アメリス監督により見出だされ、本作で映画デビューを果たした。そして、修道女マルグリットを演じたのは、セザール賞の主演女優賞にも輝いたことのあるイザベル・カレ。難病を抱えながら...
ジェームズ・フランコ原作の青春群像小説を巨匠コッポラの孫が映画化『パロアルト・ストーリー』
ジェームズ・フランコ原作の青春群像小説を巨匠コッポラの孫が映画化ジア・コッポラ監督の長編デビュー作『パロアルト・ストーリー』俳優ジェームズ・フランコ原作の小説を巨匠フランシス・F・コッポラの孫、ジア・コッポラが映画化した青春群像劇『パロアルト・ストーリー』。6月6日(土)から6月26日(金)まで、新宿シネマカリテで開かれる「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2015」で限定公開される。Text by YANAKA Tomomi若手注目のエマ・ロバーツら、繊細な感性を表現する若手俳優が集結人気俳優ジェームズ・フランコが自身の故郷パロアルトを舞台に2010年に発表した短編小説を映画化した『パロアルト・ストーリー』。誰もが経験する青春時代の繊細な人間関係や複雑な感情のもつれを映画化したのは、巨匠コッポラの孫であり、ソフィア・コッポラの姪、さらには写真家としても活躍するジア・コッポラだった。本作が長編映画のデビュー作となったジア・コッポラとジェームズ・フランコがタッグを組み、2...
綾野剛主演で園子温監督が人気コミックを実写化『新宿スワン』
MOVIE|綾野剛主演で園子温監督が人気コミックを実写化歌舞伎町のスカウトマンたちが繰り広げる熾烈な争いを描く『新宿スワン』新宿・歌舞伎町を舞台に男たちの熾烈な争いを描いた和久井健原作の人気コミック『新宿スワン』を、綾野剛ら豪華キャストを迎えて園子温監督が映画化。5月30日(土)より全国ロードショーされる。Text by WATANABE Reiko(OPENERS)監督自身の青春の残像が刻まれた、エンターテインメント作品の王道『ヒミズ』や『TOKYO TRIBE』など、国内外から高い支持を集める鬼才・園子温監督が、8年間におよぶ連載直後から熱狂的な人気を誇る和久井健原作のコミックを、綾野剛、山田孝之、沢尻エリカ、金子ノブアキ、村上淳、伊勢谷友介ら豪華キャストを迎えておくる映画『新宿スワン』。新宿・歌舞伎町を舞台に、綾野剛演じる一文なしの白鳥龍彦が、スカウトマンとして働きながら、さまざまな人たちに出会い、成長していく姿を描いた物語だ。公開に先立ち、5月7日に新宿・歌舞伎町のTOHO...
エキスパートが指南 初心者のための東京国際映画祭入門(1)
今年こそはあなたも国際映画祭デビュー!いよいよ第27回東京国際映画祭が10月23日(木)に開幕エキスパートが指南する、初心者のための東京国際映画祭入門(1)今年も10月23日(木)から東京国際映画祭(TIFF)が開幕する。SAMURAI賞の授与式に登壇予定の北野武監督とティム・バートン監督をはじめ、レッドカーペットを歩く豪華ゲストを間近で見られるまたとないチャンスが目白押し。興味はありつつも、これまでなかなか会場に足を運ぶまでには至らなかったOPENERS読者に向けて、コンペティション部門のプログラミング・ディレクターを務める矢田部吉彦氏が映画祭デビューの心得を指南。ジャンル別に矢田部氏が厳選した10作品の見どころを紹介する。Text by YATABE YoshihikoEdited by WATANABE Reiko(OPENERS)気になる1本を選んだら、普段見ないジャンルにもあえてチャレンジ何事も事前準備と心得さえあれば、はじめてだって安心して取り組める。今年こそは映画祭デ...
3回目を迎えた『ポーランド映画祭』が今年も開幕
民主化25周年を記念した作品も上映3回目を迎えた『ポーランド映画祭』が今年も開幕良質な映画の“産地”として知られるポーランド映画を一堂に集めた『ポーランド映画祭2014』が今年も開幕。11月22日(土)から11月28日(金)までと、12月13日(土)から12月26日(金)まで、渋谷のシアター・イメージフォーラムで開かれる。Text by YANAKA Tomomi現代ポーランド映画を盛り立ててきたヴォイチェフ・イエジー・ハス監督の特集を開催戦後ポーランドの映画史に残る傑作や隠れた名作を数多く紹介し、今年で3回目の開催となる『ポーランド映画祭』。昨年の同映画祭でプレミア上映された『イーダ』は、欧米でのヒット作となり、日本でも劇場公開が実現するなど話題を呼んだ。今年の映画祭でも、ポーランドが誇る巨匠イエジー・スコリモフスキ監督が監修に参加。ジャパンプレミアから、個性的なフィルムメイカーたちの名作にいたるまで20本の作品が選び抜かれ、キェシロフスキ、ザヌーシ、ボロフチク、クラウゼら個性的...