少年と少女の“ひと夏の冒険”を描く『ムーンライズ・キングダム』|MOVIE

少年と少女の“ひと夏の冒険”を描く『ムーンライズ・キングダム』|MOVIE

MOVIE|ウェス・アンダーソン監督の新境地少年と少女の“ひと夏の冒険”を描く『ムーンライズ・キングダム』12歳の少年と少女が駆け落ちしたことから起こる騒動を、ウェス・アンダーソン監督ならではのユーモアで描く『ムーンライズ・キングダム』が、2月8日(金)からTOHOシネマズシャンテほかで全国ロードショーされる。公開に先立ちOPENERSでは、1月16日(水)19:00から虎ノ門のニッショーホールで開かれる試写会に15組30名様をご招待する。Text by YANAKA Tomomiブルース・ウィリスら豪華俳優陣が不器用でいとおしい大人たちを好演本年度カンヌ国際映画祭のオープニングを飾るとともにコンペティション部門に正式出品されるなど、公開前から大きな話題を呼んだ『ムーンライズ・キングダム』。ウェス・アンダーソン監督は、少年と少女の“ひと夏の冒険”という、誰もが共感や哀愁を覚える明快なテーマで新境地を開拓したと評され、本年度アカデミー賞の最有力作品とも目される注目の映画が日本にも上陸...
奇才テリー・ギリアム監督最新作『ゼロの未来』|MOVIE

奇才テリー・ギリアム監督最新作『ゼロの未来』|MOVIE

MOVIE|近未来を舞台に、生きる意味と真実の愛を問いかける奇才テリー・ギリアム監督『ゼロの未来』近未来を舞台に奇才テリー・ギリアムが描くSFドラマ『ゼロの未来』。5月16日(土)よりロードショーされる。Text by YANAKA Tomomiオスカー俳優クリストフ・ヴァルツが孤独な男を熱演イギリスの伝説的なコメディアングループ、モンティ・パイソンの一員であり、『未来世紀ブラジル』や『12モンキーズ』といったSF作品からエンターテインメント作品に至るまで、その才能を遺憾なく発揮してきたテリー・ギリアム。彼の真骨頂でもある近未来を舞台に、生きる意味と真実の愛を問いかける『ゼロの未来』が日本でも公開される。主演には2度のオスカーに輝き、最近では『ビッグ・アイズ』などの出演で知られるクリストフ・ヴァルツ。抑圧された世界を生きる孤独な天才プログラマーが変化していくさまを力強く演じている。ヒロインを演じるのはフランスの女優、メラニー・ティエリー。さらにデヴィッド・シューリス、ルーカス・ヘッ...
ウェス・アンダーソン監督最新作『グランド・ブダペスト・ホテル』|MOVIE

ウェス・アンダーソン監督最新作『グランド・ブダペスト・ホテル』|MOVIE

MOVIE|ラグジュアリーなホテルで繰り広げられるミステリー・エンタテインメントウェス・アンダーソン監督最新作『グランド・ブダペスト・ホテル』ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員グランプリ)に輝いた、ウェス・アンダーソン監督の最新作『グランド・ブダペスト・ホテル』。6月6日(金)より、TOHOシネマズ シャンテ、シネマカリテほかで全国公開される。Text by YANAKA Tomomiティルダ・スウィントンが84歳の老婆に演技派の俳優陣がこぞって出演を熱望し、独特の世界観で映画ファンを魅了するウェス・アンダーソン監督。昨年公開された『ムーンライズ・キングダム』につづき、最新作『グランド・ブダペスト・ホテル』でも、そのユーモア、ストーリーテラーぶりが遺憾なく発揮されている。ティルダ・スウィントンジュード・ロウホテルの名物コンシェルジュ、ムッシュ・グスタヴ・Hを、イギリスの名優レイフ・ファインズ、コンシェルジュを父親のように慕うロビーボーイ、ゼロをトニー・レヴォロリが演じる。またウェス...
 『アリス・イン・ワンダーランド』ジョニー・デップ×ティム・バートンが贈る最高のファンタジー|MOVIE

『アリス・イン・ワンダーランド』ジョニー・デップ×ティム・バートンが贈る最高のファンタジー|MOVIE

MOVIE|「不思議の国のアリス」のその後の世界『アリス・イン・ワンダーランド』ジョニー・デップ×ティム・バートンが贈る最高のファンタジー『アリス・イン・ワンダーランド』 いよいよ公開! 日本中が待ちわびたティム・バートン監督最新作『アリス・イン・ワンダーランド』がついに4月17日(土)より公開される。Text by OPENERSジョニー・デップ×ティム・バートンの最強タッグが贈る奇妙なファンタジーティム・バートン監督が今回挑むのは、児童文学史上もっとも愛されたヒロイン『不思議の国のアリス』。イギリスの数学者であり作家のルイス・キャロルによって1897年に発表された名作は、これまで多くのクリエイターたちを刺激しつづけてきた。ティム・バートンもそのひとりである。本作は自身が長年にわたり映画化を願いつづけ、ついに実現した渾身の作品である。その注目度の高さは、先日おこなわれたジャパンプレミアに駆けつけたファンの多さを見れば明らかだろう。©Disney Enterprises, Inc....
ジム・ジャームッシュ監督4年ぶりの新作『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』|MOVIE

ジム・ジャームッシュ監督4年ぶりの新作『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』|MOVIE

MOVIE|何世紀もの間愛し合ってきた、吸血鬼のラブストーリージム・ジャームッシュ監督4年ぶりの新作『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』(1)“孤高の映像作家”として、リスペクトを集めつづけるジム・ジャームッシュ監督。7年間温めつづけていた構想をもとに、4年ぶりに発表した新作が『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』だ。何世紀にもわたり愛し合ってきた吸血鬼のラブストーリーが12月20日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかで全国公開される。Text by YANAKA Tomomiティルダ・スウィントンが吸血鬼に!『ストレンジャー・ザン・パラダイス』(1984年)や『ブロークン・フラワーズ』(2005年)など、一貫してアウトサイダーを描いてきたジム・ジャームッシュ監督。“インディペンデント映画の巨匠”と呼ばれ、熱い支持を受けつづける彼が放つ新作は、何世紀もの間、人目を忍んで生きつづけてきた吸血鬼という、あらたなアウトサイダーの姿だった。ジャームッシュ監督のもとに、新旧の豪...
グレン・クローズが女優人生をかけて製作『アルバート氏の人生』|MOVIE

グレン・クローズが女優人生をかけて製作『アルバート氏の人生』|MOVIE

MOVIE|男性として生きてきた女性が真のアイデンティティを取り戻すグレン・クローズが女優人生をかけ製作した『アルバート氏の人生』不遇な人生を生き抜くため、男性として孤独に生きなければならなかった女性を大女優グレン・クローズが演じた『アルバート氏の人生』が、2013年1月18日(金)からTOHOシネマズ シャンテほかでロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi監督は『美しい人』などでクローズとタッグを組んだロドリゴ・ガルシアグレン・クローズが、オフ・ブロードウェイで舞台版『アルバート・ノッブス』の主役を演じたのは1982年のこと。そして、その演技でオビー賞を獲得。以来、「死ぬ前にこの役を大スクリーンで演じなければならない」という覚悟を抱いてきたという。そんな彼女がプロデューサー、共同脚本家、主演女優として、映画化を実現させたのが『アルバート氏の人生』だ。監督は『彼女を見ればわかること』や『美しい人』でクローズと組んだロドリゴ・ガルシアがメガホンを取り、競演の俳優...
デヴィッド・クローネンバーグ監督『マップ・トゥ・ザ・スターズ』|MOVIE

デヴィッド・クローネンバーグ監督『マップ・トゥ・ザ・スターズ』|MOVIE

欲望、賞賛がうごめく街ハリウッドを舞台に豪華キャストが贈る群像劇デヴィッド・クローネンバーグ監督『マップ・トゥ・ザ・スターズ』デヴィッド・クローネンバーグ監督と女優ジュリアン・ムーアがタッグを組み、ハリウッドを舞台にした人間ドラマ『マップ・トゥ・ザ・スターズ』が新宿武蔵野館ほかで公開中。鬼才クローネンバーグ監督とハリウッドの実力ある豪華キャストが練り上げる群像劇の幕が開ける。Text by YANAKA Tomomi 脚本家ブルース・ワグナーの実体験にもとづく物語71歳にしてなお、意欲的な作品を次つぎと世に送り出しているデヴィッド・クローネンバーグ監督。狂気と甘美な幻想をはらんだ作品を数多く手がけてきた彼の新作は、ハリウッドでリムジン運転手だった脚本家ブルース・ワグナーの実体験にもとづく物語だ。 キャストは女優のハバナ役をジュリアン・ムーアが務め、本作の演技でカンヌ国際映画祭の最優秀女優を見事に獲得。また、ミア・ワシコウスカがクローネンバーグ監督の前作『コズモポリス』...
気鋭のイギリス人監督が贈る不条理スリラー『嗤う分身』|MOVIE

気鋭のイギリス人監督が贈る不条理スリラー『嗤う分身』|MOVIE

MOVIE|ドストエフスキーの名作『分身』を映画化気鋭のイギリス人監督が贈る不条理スリラー『嗤う分身』ロシアの文豪ドストエフスキーの名作『分身』を、気鋭のイギリス人監督リチャード・アイオアディが映画化した『嗤う分身』。11月8日(土)より、シネマライズほかでロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi若手実力派、ジェシー・アイゼンバーグとミア・ワシコウスカが共演昨年の東京国際映画祭コンペ部門で『ザ・ダブル/分身』のタイトルで上映され、大きな注目を集めた『嗤う分身』が、1年のときを経てついに解禁。ドストエフスキーの不条理文学と、鬼才によるダークユーモアとロマンスをふんだんに効かせた奇想天外なエキセントリック・ワールドが繰り広げられる。メガホンを取ったのは、コメディアンや俳優としても活躍し、本作が長編2作目となるリチャード・アイオアディ監督。デビュー作『サブマリン』は2011年の第24回東京国際映画祭でも上映され、そのユニークな世界観が日本はもちろん、国際的にも高く評...
グザヴィエ・ボーヴォワ監督によるヒューマンコメディ『チャップリンからの贈りもの』|MOVIE

グザヴィエ・ボーヴォワ監督によるヒューマンコメディ『チャップリンからの贈りもの』|MOVIE

MOVIE|実際にあったチャップリンの遺体誘拐事件を映画化グザヴィエ・ボーヴォワ監督によるヒューマンコメディ『チャップリンからの贈りもの』チャップリンの遺体が誘拐されるという実際にあった事件をもとに、グザヴィエ・ボーヴォワ監督がユーモアとほろ苦い人間味をくわえたヒューマンドラマ『チャップリンからの贈りもの』。7月18日(土)より、YEBIS GARDEN CINEMA、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開される。Text by YANAKA Tomomiチャップリンの遺族が全面協力1978年にスイスで実際に起きた“チャップリン遺体誘拐事件”が、40年近い歳月を経て映画化された。『神々と男たち』で2010年、カンヌ国際映画祭の審査員特別大賞を受賞した名監督グザヴィエ・ボーヴォワ監督の手で。小悪党だが憎めないエディ役には、コメディアンとしても定評のあるブノワ・ポールヴールド。相棒のオスマン役、ロシュディ・ゼムと息のあった演技を見せている。さらにカトリーヌ・ドヌーヴとマルチェロ・マストロヤン...
イラン人監督バフマン・ゴバディ × 女優モニカ・ベルッチ『サイの季節』|MOVIE

イラン人監督バフマン・ゴバディ × 女優モニカ・ベルッチ『サイの季節』|MOVIE

MOVIE|30年にわたって引き裂かれたふたりの愛の物語バフマン・ゴバディ × モニカ・ベルッチ『サイの季節』イラン人監督であり、現在もなお亡命状態を余儀なくされているバフマン・ゴバディの最新作であり、クルド系イラン人の詩人、サデク・カマンガルをモデルに描いた社会派ドラマ『サイの季節』。7月11日(土)より、シネマート新宿ほか全国ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomiイラン革命で亡命した伝説的な俳優が鮮烈のスクリーン復帰デビュー作『酔っ払った馬の時間』(2000年)がカンヌ国際映画祭のカメラ・ドール(新人賞)を受賞したものの、前作『ペルシャ猫を誰も知らない』(2009年)では、イラン政府に許可を得ずに撮影したために亡命を強いられているバフマン・ゴマディ監督。彼の最新作は、国によって死んだことにされた男と、愛するひとと引き裂かれた女、そして欲情にとらわれた男の30年間にもわたる混沌と悪夢を描くものとなった。ヒロイン役にはイタリアを代表する女優、モニカ・ベルッチ...
注目の若手、稲葉雄介監督による『アリエル王子と監視人』|MOVIE

注目の若手、稲葉雄介監督による『アリエル王子と監視人』|MOVIE

MOVIE|熊本を舞台にした日タイ共同製作のロードムービー注目の若手、稲葉雄介監督による『アリエル王子と監視人』日本とタイにより共同製作され、注目の若手映画監督、稲葉雄介がメガホンを取ったロードムービー『アリエル王子と監視人』。7月11日(土)より、ユーロスペース渋谷ほか順次公開される。Text by YANAKA Tomomiカンヌでの上映も実現お忍びで来日した異国の王子が出会ったまるで正反対に生きる熊本の女性。ふたりの3日間のエスケープを描いた『アリエル王子と監視人』が公開される。監督を務めた稲葉雄介は、海外の映画祭でも評価の高い若手期待の星。デビュー作『君とママとカウボーイ』は、カンヌ国際映画祭でパルムドールを獲得したタイ出身のアピチャッポン・ウィーラセタクン監督から「私の2010年の映画体験のハイライトのひとつ」と最大の賛辞が送られている。主演のアリエル王子役には、タイを拠点に活躍するミュージシャンでもあるチャーノン・リクンスラガーンをオーディションで抜擢。彼を監視人として...
コミックから生まれた大ヒット作『ボヴァリー夫人とパン屋』|MOVIE

コミックから生まれた大ヒット作『ボヴァリー夫人とパン屋』|MOVIE

MOVIE|官能的でユーモラスな大人のためのファンタジーコミックから生まれた大ヒット作『ボヴァリー夫人とパン屋』パン屋を営む男性が自身の妄想と現実を交錯させる、官能的でユーモラスなフランス映画『ボヴァリー夫人とパン屋』が7月11日(土)より、シネスイッチ銀座ほかでロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi名優ファブリス・ルキーニ×麗しき新鋭ジェマ・アータートンギュスターヴ・フローベールの最高傑作として知られる『ボヴァリー夫人』の世界を、隣人の美しい妻ジェマ・ボヴァリーと重ねてしまう平凡なパン屋を描いた『ボヴァリー夫人とパン屋』。イギリスの絵本作家、ポージー・シモンズの同名コミックを映画化し、本国フランスで興行成績1位を4週にわたって獲得した話題作が公開される。メガホンを取ったのは、元女優であり、『ドライ・クリーニング』(1997年)がヴェネチア国際映画祭最優秀脚本賞などに輝いたアンヌ・フォンテーヌ監督。ノルマンディーの牧歌的な雰囲気のなか、大人のファンタジーのよ...
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