MOVIE TOKYO Tips
「MOVIE TOKYO Tips」に関する記事
八ヶ岳で本格的な映画を楽しむ 「星空の映画祭」開催
八ヶ岳の高原で映画を楽しむ「第29回 星空の映画祭」開催野外で本格的に映画を楽しめる「第29回 星空の映画祭」が、8月1日(金)から8月24日(日)まで、長野県原村の八ヶ岳自然文化園野外ステージで開催。話題の最新作からハリウッド映画の名作まで、全8作品がラインナップされている。Text by WATANABE Reiko(OPENERS)降り注ぐ星のもとで、ロマンチックな映画体験1981年にスタートし、その後26年間にわたって長野県原村の夏の風物詩として多くの人に愛されてきた「星空の映画祭」。2007年に1度は惜しまれつつ幕を閉じたものの、地元住民を中心とした有志ボランティアによって復活。4年目を迎えた2013年には、5000人を超える来場者数を記録するなど、地道な活動でファンの心をつかんでいる映画祭のひとつだ。会場となるのは八ヶ岳自然文化園園内の野外ステージ。標高1300メートルに位置する原村の高原に幅11メートル、高さ5メートルのスクリーンを張り、35ミリフィルム映写機と最新の...
人類と家族を救うため、時空を超えたミッションに挑む男の物語『インターステラー』
人類存亡の危機を救うため、時空を超えたミッションに挑む男と娘の物語巨匠クリストファー・ノーラン最新作『インターステラー』地球滅亡が迫るなか、人類、そして愛する家族の未来を守るためにミッションに挑む、巨匠クリストファー・ノーラン監督によるSFドラマ『インターステラー』。11月22日(土)より、新宿ピカデリーほかで全国ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomiハリウッドの実力派が集結した豪華キャスト『インセプション』や『ダークナイト』など、スケールの大きな作品で知られるクリストファー・ノーラン監督。人類存亡の危機を救うため、時空を超えたミッションに挑むひとりの男の選択と挑戦を描いた『インターステラー』が、いよいよ日本でも公開される。巨匠のもとにハリウッドの実力派俳優が集結。主人公の元エンジニアのクーパーには、マシュー・マコノヒー。また生物学者アメリア役にはアン・ハサウェイを配し、オスカー俳優が見事なタッグを組んでいる。このほかにもジェシカ・チャステインやケイシー・ア...
豪華キャスト、制作陣が壮大なスケールで贈る『レ・ミゼラブル』
豪華キャスト、制作陣が壮大なスケールで贈るミュージカルの金字塔『レ・ミゼラブル』ミュージカルの金字塔を、超一級のキャストとスタッフの手により完全映画化した『レ・ミゼラブル』が、12月21日(金)からTOHOシネマズ日劇ほかで全国ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi映画とミュージカルで活躍するヒュー・ジャックマンが熱演文豪ヴィクトル・ユゴーの小説を原作に、1985年の初演以来、いまなおロングラン記録を更新しつづけるミュージカルの最高峰『レ・ミゼラブル』。タイトルの「レ・ミゼラブル(悲惨な人びと)」のとおり、つらい境遇にある登場人物たちが貫く“真実の愛”で、世界中の人びとを魅了しつづける舞台の興奮と感動が、名曲とともに壮大なスケールで映像化された。キャストはこれ以上望めないような豪華な顔ぶれ。主人公ジャン・バルジャンを演じるのは、映画スターであると同時にトニー賞に輝くミュージカル・スターとしても活躍するヒュー・ジャックマン。そして、宿敵ジャベールはオスカー俳優...
車椅子の天才物理学者、ホーキング博士の知られざる愛の物語『博士と彼女のセオリー』
主演のエディ・レッドメインがアカデミー賞主演男優賞を受賞!車椅子の天才物理学者、ホーキング博士の知られざる愛の物語『博士と彼女のセオリー』難病と闘いながら、“車椅子の天才物理学者”として知られるスティーヴ・ホーキング博士の愛の物語を描いた『博士と彼女のセオリー』は、主演のエディ・レッドメインが先月開かれたアカデミー賞の主演男優賞にも輝いた話題作。3月13日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほかで全国公開される。Text by YANAKA Tomomi監督はドキュメンタリーと劇映画の両分野で活躍するジェームズ・マーシュALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病を抱えながらも、最先端の研究で宇宙の秘密を解き明かしてきたホーキング博士。彼の半生を描いた『博士と彼女のセオリー』は、博士が打ち立てた数々の偉業は、ある女性によって支えられていたという知られざる実話にスポットを当てたヒューマン・ラブストーリー。ホーキング博士の妻であったジェーン・ホーキングによる原作を映画化した本作。ドキュメン...
『ムード・インディゴ~うたかたの日々~』独占試写会にご招待!
トークイベント付き独占試写会に40組80名をご招待!この秋もっとも切なくて美しい、大人のための恋愛映画ミシェル・ゴンドリー最新作『ムード・インディゴ~うたかたの日々~』(1)人生は泡のよう。消えないうちに、愛して――。“現代でもっとも悲痛な恋愛小説”として語り継がれる、ボリス・ヴィアンの原作『うたかたの日々』を、ミシェル・ゴンドリー監督が映画化! 儚くも美しい、愛の物語が誕生した。OPENERSでは10月5日(土)のロードショーに先駆け、読者40組80名を招いた独占試写会を開催。この機会、お見逃しなく。Text by TANAKA Junko (OPENERS)“現代でもっとも悲痛な恋愛小説”を完全映画化!あるときは小説家。またあるときはジャズ・トランぺッター、シンガー・ソングライター、翻訳家、詩人、エンジニア……。複数の“顔”を自由自在に使い分けていたというボリス・ヴィアン。ドラマチックな人生を全力で駆け抜け、39歳の若さでこの世を去った。1946年に発表された『うたかたの日々』...
名匠パトリス・ルコント最新作『暮れ逢い』
恋愛映画の名手が綴る極上のメロドラマ名匠パトリス・ルコント最新作『暮れ逢い』男女の心の機微を繊細に描いた『髪結いの亭主』『仕立て屋の恋』など、フランスを代表する恋愛映画の名手として知られるパトリス・ルコント監督。最新作となる『暮れ逢い』が、12月20日(土)よりシネスイッチ銀座ほかで公開される。 Text by WATANABE Reiko(OPENERS)許されぬ恋に落ちたふたりに響きわたる、切ない愛のソナタ愛し合う男女のあいだに湧き上がる微妙な感情を、フェティシズムたっぷりにスクリーンに映し出すパトリス・ルコント監督。『髪結いの亭主』『仕立て屋の恋』『イヴォンヌの香り』など、自身の初期作品を彷彿とさせる、原点回帰ともいうべき大人の純愛映画『暮れ逢い』が公開される。本作はウェス・アンダーソン監督の『グランド・ブダペスト・ホテル』のモデルともなった作家、シュテファン・ツヴァイクの短編小説の映画化であり、ツヴァイクから時代を超えて投げかけられた「惹かれあう恋人たちの欲望は、時の経過に...
没後30年記念、トリュフォーの全23作品を一挙公開!
没後30年を記念しトリュフォーの全23作品を一挙公開『フランソワ・トリュフォー映画祭』を角川シネマ有楽町で開催フランスを代表する映画監督で、ヌーベルバーグの牽引役としても知られたフランソワ・トリュフォー。1984年に52歳の若さで亡くなってから30年が経った。それを記念した『フランソワ・トリュフォー映画祭』が、10月11日(土)から10月31日(金)まで、3週間限定で開かれる。Text by YANAKA Tomomiトリュフォー作品の常連、俳優ジャン=ピエール・レオー氏が舞台挨拶を予定1932年にパリで生まれたフランソワ・トリュフォー。8歳ではじめて映画と出合い魅了されるものの、少年時代は非行に走り、少年鑑別所に収容されたことも。しかし、そんな彼を救ったのはまぎれもなく映画だった。若いころから映画の批評を執筆し、25歳でデビュー作となる『あこがれ』(1957年)を完成させる。その後もカンヌ国際映画祭で最優秀監督賞に輝き大ヒット作となった『大人は判ってくれない』(1959年)や、『...
クラピッシュ監督シリーズ最新作『ニューヨークの巴里夫』
『スパニッシュ・アパートメント』のスタッフ・キャストが再結集クラピッシュ監督シリーズ最新作『ニューヨークの巴里夫(パリジャン)』『スパニッシュ・アパートメント』『ロシアン・ドールズ』につづく、セドリック・クラピッシュ監督の“青春3部作”がついに完結。グザヴィエ役のロマン・デュリスはもちろん、オドレイ・トトゥやセシル・ド・フランス、ケリー・ライリー演じる歴代の元カノや妻が一堂に会し、アラフォー男女を取り巻く悩みをユーモラスに描いた最新作『ニューヨークの巴里夫(パリジャン)』が、12月6日(土)よりBunkamuraル・シネマほかにて全国順次公開される。 Text by WATANABE Reiko(OPENERS)不惑を迎えたグザヴィエがNYのチャイナタウンで悪戦苦闘ロマン・デュリス扮する、パリの大学生グザヴィエのバルセロナ留学時代をビビッドに綴った『スパニッシュ・アパートメント』(2001年)で、フランス国内のみならず世界中の若者の心を射止めたセドリック・クラピッシュ監督。...
『ヌーヴェル・ヴァーグSF映画対決! トリュフォー×ゴダール』
名作『華氏451』『アルファヴィル』のデジタルリマスター版を上映『ヌーヴェル・ヴァーグSF映画対決! トリュフォー×ゴダール』フランス映画ヌーヴェル・ヴァーグの巨匠、フランソワ・トリュフォーとジャン=リュック・ゴダール。恋愛映画のイメージが強い彼らのSF作品を比べ観ることができる『ヌーヴェル・ヴァーグSF映画対決! トリュフォー×ゴダール』が、12月27日(土)から1月16日(金)まで3週間限定で渋谷のシアター・イメージフォーラムで開催される。Text by YANAKA TomomiSF作品でも映画史に大きな足跡を残してきたフランス人監督たち「新しい波」を意味し、同時録音や即興演出などで映画の新時代を切り開いてきたヌーヴェル・ヴァーグの旗手たち。なかでも巨匠と呼ばれるフランソワ・トリュフォーとジャン=リュック・ゴダールは、恋愛映画のみならずSF映画にも挑戦。今回シアター・イメージフォーラムで企画された『ヌーヴェル・ヴァーグSF映画対決! トリュフォー×ゴダール』では、彼らのSF代...
「第5回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」
審査員長には映画監督のミシェル・ゴンドリーが就任フランス映画のオンライン映画祭「第5回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」世界中で展開されるフランス映画のオンライン映画祭「第5回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(myFFF)」が2015年1月16日(金)に開幕。2月16日(月)までの1カ月間にわたり、最新のフランス映画の長編から短編まで、多彩な作品がオンライン上(http://www.myfrenchfilmfestival.com)で上映される。 Text by YANAKA Tomomi若手女優メラニー・ロランの監督作品などフレッシュな才能あふれる話題作が集結最新のフランス映画の“いま”を知ることができる「第5回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(myFFF)」。今年1月に開催された第4回myFFFでは、13カ国で延べ400万回の作品視聴回数を記録するなど、大きな注目を集めてきた。 『呼吸-友情と破壊』『アビティビのゴダールを追え』第5回目となる今回...
カンヌの常連、グザヴィエ・ドラン監督による衝撃作『わたしはロランス』
「彼は女になりたかった。彼は彼女を愛したかった」カンヌの常連、グザヴィエ・ドラン監督による衝撃作“女性になりたい男”とその恋人が歩む愛の物語『わたしはロランス』(1)これまでに制作した3作品すべてがカンヌ国際映画祭に出品し、話題となった弱冠24歳のグザヴィエ・ドラン監督。彼が手がけた心揺さぶるラブストーリー『わたしはロランス』が、9月7日(土)より、新宿シネマカリテほかにて全国順次ロードショー。Text by KUROMIYA Yuzu10年にわたる強く美しく切ない愛グザヴィエ・ドラン監督『わたしはロランス』は“女性になりたい男”ロランスと、その恋人フレッドの歩む長い年月を、強く美しく、ときに切なく描いたラブストーリー。昨年度のカンヌ国際映画際ある視点部門に正式に出品され高い評価を得た。カナダ・ケベック生まれの監督、グザヴィエ・ドランは現在24歳。18歳で処女作『マイ・マザー(原題:I Killed My Mother)』、19歳で『胸騒ぎの恋人(原題:Heartbeats)』を制...
巨匠ロマン・ポランスキーが極めた官能美『毛皮のヴィーナス』
マゾッホの自伝的小説をもとに書かれた戯曲を映画化巨匠ロマン・ポランスキーが80歳にして極めた官能美『毛皮のヴィーナス』『戦場のピアニスト』でアカデミー賞に輝き、80歳を超えたいまなお精力的に作品を撮り続けているロマン・ポランスキー監督。最新作『毛皮のヴィーナス』が、12月20日(土)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマほかにて全国公開される。 Text by WATANABE Reiko(OPENERS)謎の女優ワンダが、心の奥底に眠っていた欲望を解放する『戦場のピアニスト』で世界にその名をとどろかせ、昨年、80歳にして見事第39回セザール賞の最優秀監督賞を獲得したロマン・ポランスキー監督作品『毛皮のヴィーナス』。本作は、“マゾヒズム”の語源となったマゾッホの自伝的小説をモチーフに、ブロードウェイで大ヒットした舞台『毛皮を着たヴィーナス』の映画化だ。オーディションが終わったばかりの会場に、ひとりの女優が飛び込んでくる。遅刻してきたにもかかわらず、舞台衣装に着替...
鬼才デヴィッド・フィンチャー最新作『ゴーン・ガール』
『セブン』の鬼才デヴィッド・フィンチャー最新作息もつかせぬ衝撃の心理スリラー『ゴーン・ガール』『セブン』や『ファイト・クラブ』『ソーシャル・ネットワーク』など数かずの話題作を手がけ、その斬新なアイデアと巧みな演出力で世界中の映画ファンから熱狂的に支持されているデヴィッド・フィンチャー監督。失踪事件を起こしたある夫婦をテーマに描いた最新作『ゴーン・ガール』が、12月12日(金)より全国ロードショー公開される。 Text by WATANABE Reiko(OPENERS)失踪事件をテーマにしたベストセラー小説を映画化その類まれなる独創的な映像表現と力強いストーリーテリングで、アメリカ映画界を牽引してきた鬼才・デヴィッド・フィンチャー監督の最新作『ゴーン・ガール』が、いよいよ日本に上陸する。今回フィンチャーが取り組んだのは、全米で600万冊以上を売り上げた、ギリアン・フリンの大ベストセラー小説の映画化だ。結婚5周年の記念日に、前触れもなく妻が姿を消し、幸せだったはずの夫婦の日常が突如破...
鬼才グザヴィエ・ドランが切り拓いた新境地『トム・アット・ザ・ファーム』
MOVIE|鬼才グザヴィエ・ドランが切り拓いた新境地息詰まるサイコサスペンス『トム・アット・ザ・ファーム』『わたしはロランス』などで知られる弱冠25歳の鬼才グザヴィエ・ドランが、監督・脚本・主演を務めたサイコサスペンス『トム・アット・ザ・ファーム』。10月25日(土)より、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷アップリンクほかで全国順次ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomiケベック在住の劇作家ミシェル・マルク・ブシャールの戯曲を映画化19歳のときのデビュー作『マイ・マザー』がカンヌ国際映画祭で上映されるなど、早くからその才能が注目されてきたグザヴィエ・ドラン。2作目の『胸騒ぎの恋人』、日本でも話題となった『わたしはロランス』もカンヌ国際映画祭で上映され、今年のカンヌでも最新作の『Mommy(原題)』がコンペティション部門の審査員特別賞に輝くなど“天才”の名をほしいままにする若きフィルムメーカーだ。新境地を切り開いた『トム・アット・ザ・ファーム...
母と子の深い愛情と葛藤を“映画界の救世主”が描くヒューマンドラマ『Mommy/マミー』
母と子の深い愛情と葛藤を“映画界の救世主”が描くヒューマンドラマグザヴィエ・ドラン最新作『Mommy/マミー』天才の名をほしいままにし、“映画界の救世主”とも称えられる監督グザヴィエ・ドラン。彼が母と息子の深い愛情と葛藤を描いたヒューマンドラマ『Mommy/マミー』が4月25日(土)より、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国順次ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi登場人物の心理状態にあわせて画面構成が変わる、独自の描写スタイルにも注目グザヴィエ・ドラン監督弱冠19歳で発表した『マイ・マザー』や『胸騒ぎの恋人』で映画界に鮮烈にあらわれ、時代の寵児となったグザヴィエ・ドランの最新作『Mommy/マミー』。デビュー作の『マイ・マザー』とおなじ、彼にとっての原点である母と子を軸にした物語だ。『Mommy/マミー』は昨年のカンヌ国際映画祭で当時83歳の巨匠ジャン=リュック・ゴダールと並び、審査員特別賞をダブル受賞するなど、世界が絶賛。“アンファン・...