『ムード・インディゴ~うたかたの日々~』独占試写会にご招待!
トークイベント付き独占試写会に40組80名をご招待!
この秋もっとも切なくて美しい、大人のための恋愛映画
ミシェル・ゴンドリー最新作『ムード・インディゴ~うたかたの日々~』(1)
人生は泡のよう。消えないうちに、愛して――。“現代でもっとも悲痛な恋愛小説”として語り継がれる、ボリス・ヴィアンの原作『うたかたの日々』を、ミシェル・ゴンドリー監督が映画化! 儚くも美しい、愛の物語が誕生した。OPENERSでは10月5日(土)のロードショーに先駆け、読者40組80名を招いた独占試写会を開催。この機会、お見逃しなく。
Text by TANAKA Junko (OPENERS)
“現代でもっとも悲痛な恋愛小説”を完全映画化!
あるときは小説家。またあるときはジャズ・トランぺッター、シンガー・ソングライター、翻訳家、詩人、エンジニア……。複数の“顔”を自由自在に使い分けていたというボリス・ヴィアン。ドラマチックな人生を全力で駆け抜け、39歳の若さでこの世を去った。
1946年に発表された『うたかたの日々』は、若者を中心に絶大な支持を受け、フランスでは400万部を超える大ミリオンセラーに。日本では岡崎京子による漫画化が話題を呼んだほか、2011年に新訳(通算三度目の和訳)が出版されたことも記憶にあたらしい。
国や世代を超え、いまなお多くの人びとを魅了しつづけているこの物語が、もっともふさわしい監督の手によって映画化された。2004年に手がけた『エターナル・サンシャイン』で、甘酸っぱいラブストーリーを、幻想的な世界観で描き上げたミシェル・ゴンドリーだ。
10代のころにはじめて読んで以来、この本をずっと熱愛してきたという彼。カクテルを作るピアノ、恋人たちを運ぶ雲など、原作の独創的なイメージが次々と具体化され、スクリーンに映し出されていく。驚くことに、それらのほとんどが手作りなのだという。原作に寄せる深い愛情なくしては、なし得なかったプロジェクトだったと言える。
さらにスクリーンからはコランとクロエ、恋するふたりのときめきが溢れ、観る者を至福に包む。だからこそ、やがて訪れる切ない運命に、胸を引き裂かれるのだ。キュートで残酷、悲痛で幸せ――そんな相反する魅力を放つ、愛の物語が誕生した。
『ムード・インディゴ~うたかたの日々~』
10月5日(土)より、新宿バルト9・シネマライズほかでロードショー
監督|ミシェル・ゴンドリー
原作|ボリス・ヴィアン著『うたかたの日々』
脚本|ミシェル・ゴンドリー&リュック・ポッシ
出演|ロマン・デュリス、オドレイ・トトゥ、オマール・シー、ガッド・エルマレ
配給|ファントム・フィルム
2013年/フランス/95分/原題『L'écume des jours』
http://moodindigo-movie.com/
©Brio Films – Studiocanal – France 2 Cinema All rights reserved
MOVIE|トークイベント付き独占試写会に40組80名をご招待!
この秋もっとも切なくて美しい、大人のための恋愛映画
ミシェル・ゴンドリー最新作『ムード・インディゴ~うたかたの日々~』(2)
幻想的な世界観で描く、泡のように儚いラブストーリー
舞台は、パリ。働かなくても暮らしていける財産で自由に生きていたコランは、デューク・エリントンの曲名とおなじ名前を持つ女性、クロエと恋に落ちる。友人たちに祝福されて盛大な結婚式を挙げたふたりは、愛と刺激に満ちた幸せな日々を送っていた。
ところがある日、クロエが肺のなかに睡蓮が芽吹くという不思議な病におかされる。高額な治療費のために働きはじめたコランは、厳しい社会の現実に苛まれていく。日に日に衰弱していくクロエ。コランだけでなく友人たちの人生も狂いはじめる。もはや愛しか残されていないコランに、クロエを救うことはできるのか――?
コランには、いまやフランスを代表する演技派俳優に成長した『真夜中のピアニスト』『PARIS(パリ)』のロマン・デュリス。無邪気に人生を謳歌する前半から一転、“現代でもっとも悲痛な恋愛小説”として称えられた原作の一面を、情感を込めた演技で見事に表現した。クロエには、『アメリ』『ココ・アヴァン・シャネル』で英国アカデミー賞にノミネートされたオドレイ・トトゥ。原作のクロエの繊細な美しさに、華やかさと軽やかさを与えた。
昼間はコランの陽気なお抱え料理人、夜はお洒落な遊び人というニコラは、日本でも大ヒットを記録した『最強のふたり』のオマール・シーがのびのびと演じ、スクリーンに花を添えている。
撮影は『ココ・アヴァン・シャネル』のクリストフ・ボーカルヌ。美術はステファン・ローザンポーヌ、衣装はフロランス・フォンテーヌと、『恋愛睡眠のすすめ』のスタッフが、エッジの効いたフレンチカルチャーに、アメリカのポップカルチャーを掛け合わせた唯一無二の世界観を生み出している。音楽はフランスの人気ミュージシャン、エティエンヌ・シャリー。デューク・エリントン役で、元キッド・クレオール&ザ・ココナッツのオーガスト・ダーネルが登場するのも見逃せない。
MOVIE|トークイベント付き独占試写会に40組80名をご招待!
この秋もっとも切なくて美しい、大人のための恋愛映画
ミシェル・ゴンドリー最新作『ムード・インディゴ~うたかたの日々~』(3)
9月17日(火)、OPENERS読者だけを招いた独占試写会を開催!
そしてロードショーに先駆け、9月17日(火)19:00から読者40組80名を招いた独占試写会を開催する。しかも上映後には、菊地成孔氏によるスペシャルトークイベントも。デューク・エリントンをはじめ、音楽が重要な役割を果たす作品なだけに、当日はどんな話が飛び出すのか期待が高まる。
菊池氏に「文学側も映画側も音楽側も納得の映画化。ビョークのデビューPVが永続する懐かしさと斬新さ。昨今のフランス映画界の充実を代表する永遠に新しい古典」と言わしめた本作。ひと足先に幻想的な世界観を味わえるこの機会、お見逃しなく。
『ムード・インディゴ~うたかたの日々~』
独占試写会に40組80名をご招待!
日程|9月17日(火)
時間|18:30開場、19:00上映
※上映後にトークイベント(約30分間)
ゲスト|菊地成孔
会場|アンスティチュ・フランセ東京
東京都新宿区市谷船河原町15
応募締切|9月6日(金)午前10時まで
応募は終了しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
※当選された方には当選通知メールをお送りします。当選された方は、件名はそのまま、必要事項を明記のうえご返信ください。なお、ご返信期限がすぎた場合、無効となりますのでご注意ください。
菊地成孔|KIKUCHI Naruyoshi
音楽家/文筆家/音楽講師。活動、思想の軸足をジャズ・ミュージックに置きながら、ジャンル横断的な音楽、著述活動を旺盛に展開。2010年、世界ではじめて10年間分の仕事をUSBメモリに収録した全集『闘争エチカ』を発表。2011年にはインパルス・レーベルと契約を結び、DCPRG名義で『Alter War In Tokyo』をリリース。主な著書に『スペインの宇宙食』(小学館)、『M/D~マイルス・デューイ・デイヴィス3世研究』(河出新書)がある。最新アルバムはDCPRG『SECOND REPORT FROM IRON MOUNTAIN USA』(impulse!)。http://www.kikuchinaruyoshi.net/