MERCEDES-BENZ
自動車の歴史をひもとくとき、その先駆者として辿りつくのがゴットリープ・ダイムラーとカーツ・ベンツというふたりのドイツ人だ。1885年から86年にかけて、このふたりが別々にガソリン自動車を生みだし、クルマ社会の礎を築いたことは、いまさら説明するまでもない。それぞれが興した自動車会社はライバルと目されていた時期もあったが、第一次世界大戦後の不況を乗り切るために手を結び、1926年に合併によってダイムラー・ベンツ社が設立されている。 製品に与えられるメルセデスの名は、ダイムラーの顧客であったエミール・イェリネックが、ドイツ国外での販売を引き受けるかわりに長女の名前をつけさせたのがはじまりで、1902年にはダイムラー社により商標登録されている。 こうして生まれた、メルセデス、そして、Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)は、その後もセーフティパッセンジャーセル、エアバッグ、ESP(エレクトリック・スタビリティ・プログラム)、ナイトビューといった最新技術を積極的に導入するなど、自動車発展の牽引役として常に時代の先頭を走り続けているのだ。
「MERCEDES-BENZ」に関する記事
新型BクラスがベースのEVコンセプト|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz B-Class Electric Drive|メルセデス・ベンツ Bクラス・エレクトリックドライブ2014年に市販化を予定新型BクラスがベースのEVコンセプトメルセデス・ベンツAGは9月に開催されるパリモーターショーで、新型BクラスをベースとしたEVコンセプトモデルを発表する。Text by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)SLS AMG版も登場予定「Bクラス・エレクトリックドライブ」と名付けられたこのモデルは、リヤアクスル前方に設けられた「エナジースペース」と呼ばれる床下に、リチウムイオンバッテリーを搭載。本来のエンジンが積まれるフロントにモーターを配置することで室内空間を一切犠牲にすることなく、ゼロエミッション走行を実現した。搭載されるリチウムイオンバッテリーの充電は、ヨーロッパで標準的な230Vを採用。400Vの急速チャージャーにも対応する。組み合わされるモーターは、最高出力100kw(134ps)、最大トルク310Nm(31...
特別カラーで内外装をカスタマイズしたCL550|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz CL 550 BlueEFFICIENCY Grand Edition|メルセデス・ベンツ CL 550 ブルーエフィシェンシー グランド エディション特別カラーで内外装をカスタマイズしたCL550メルセデス・ベンツ日本は、ラグジュアリークーペ「CLクラス」の特別仕様車「CL 550 ブルーエフィシェンシー グランド エディション」を発表。正規ディーラーをつうじ、全国で限定20台が販売される。Text by YANAKA Tomomiボディカラーはモカブラックもしくは、マットなマグノカシミアホワイトエレガントかつダイナミックなスタイリングと贅を尽くしたエクスクルーシブなインテリア、優れた快適性と走行性能を兼ね備えた「CLクラス」。あらたに、内外装の上質感とスポーティさをいっそう引き立てた特別仕様車が登場した。今回は、4.7リッターV型8気筒直噴ツインターボエンジンを搭載した「CL 550 ブルーエフィシェンシー」をベースに、内外装を特別にカスタマイズする...
メルセデス・ベンツ SLS AMGのEVモデルがついに市販化|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz SLS AMG Coupe Electric Drive|メルセデス・ベンツ SLS AMGクーペ エレクトリック ドライブSLS AMGのEVモデルがついに市販化9月27日に開幕したパリモーターショー2012で、メルセデス・ベンツは「SLS AMG」の電気自動車版、「SLS AMGクーペ エレクトリック ドライブ」を公開した。Text by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)EVであっても「SLS AMG」の名に恥じない恐るべき動力性能現在開催中のパリモーターショー2012で、メルセデス・ベンツは、同社のスーパースポーツカー「SLS AMG」をベースに開発された新型のEVモデルを発表した。これまで「SLS AMG E‐CELL」という名称でテストが繰り返されていたが、今回あらたに「SLS AMGクーペ エレクトリック ドライブ」に改名、量産バージョンとして販売が開始される。このEVモデルは1輪あたり1基、合計で4つのモーターで駆動す...
パリ現地リポート|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz|メルセデス・ベンツSクラスはこうなる!?注目の次期Sクラスを予告パリモーターショー2012では、新型「Sクラス」が登場するのでは? そんな噂もささやかれたメルセデス・ベンツブース。実際は、Sクラスを予告する、レリーフと動画の公開にとどまった。いっぽうで、「Bクラス」のふたつの低排出ガス車、そしてAMGからは、同ブランドの代表車種「SLS AMG」の新型と電気自動車がお披露目となった。現地に飛んだ大谷達也氏からのリポート。Text & Event photographs by OTANI TatsuyaEvent Photographs by MOCHIZUKI HirohikoAesthetics S|エステティクスS次期「Sクラス」のデザインモチーフを立体的なレリーフにより表現したのが、この「エステティクスS」。エステティクス シリーズは2010年に発表された「エステティクスNo.1」を皮切りに、「エステティクスNo.2」「エステティクス125...
Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO|「ツイード・ラン 東京 2012」10月20日開催
Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO 2013 S/S“ツイード”を着て自転車に乗る、街との連携イベント「Tweed Run Tokyo 2012」10月20日開催ドレスコードは“ツイード”。ジャケット、パンツ、ベスト、ハットなど、ツイード素材のアイテムを必ずどこかに身に着けること──10月13日(土)から19日(金)に開催される、日本を代表するファッションウィーク「Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO(メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京)」の街との連携イベントの一つとして、「Tweed Run Tokyo 2012(ツイード・ラン 東京 2012)」が10月20日(土)に渋谷区内で開催される。Text by KAJII Makoto (OPENERS)自転車を楽しむために、お洒落して走ることを提案「The Tweed Run」は2009年からはじまったイベントで、ツイードをおしゃれに着こなして、街を自転車で楽し...
CLSシューティングブレークに試乗|Mercedes-benz
Mecedes-Benz CLS Shooting Brake|メルセデス・ベンツ CLSシューティイングブレークスポーツクーペツアラーとは?CLSシューティングブレークに試乗日本にも導入されたばかりのメルセデス・ベンツ「CLS シューティングブレーク」。クーペとワゴンを融合させた流麗なスタイリングを誇る、そのコンセプトを、メルセデス・ベンツは“スポーツクーペツアラー”と呼ぶ。しかしこのクルマ、見た目が華麗で、実用性が高いだけではない。日本導入モデルのほぼすべてを一足先にテストした、渡辺敏史氏が、その実力に迫る。Text by WATANABE Toshifumiあって然るべきバリエーション形式上は4ドアセダンながら、その名をみればわかるようにメルセデスの社内においてはクーペという位置づけになっているクルマが、巷でもお馴染みとなった「CLSクラス」だ。そのCLSをベースとし、ワゴンを仕立てる。このクルマは単に安易なおもいつきから生まれたわけではなく、かねてからメルセデス自身が暖めて...
メルセデス・ベンツ新型Bクラスに試乗|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz B180 BlueEFFICIENCY|メルセデス・ベンツ B180 ブルーエフィシェンシー世界でヒットする要素は十二分メルセデス・ベンツ新型Bクラスに試乗デビューから6年目を迎えた今年、フルモデルチェンジを果たし2代目へと進化を遂げたメルセデス・ベンツの新型「Bクラス」。先代にはないスポーティーなルックスに、1.6リッター直4ターボと自社製デュアルクラッチの7G-DCTを組み合わせ、内外ともにその印象を大きく変えた。今回は東京から熱海までを、九島辰也がテストドライブ。そのレポートをお届けする。Text by KUSHIMA TastuyaPhotographs by NAITO Takahito新型はかなりホンキ激化するコンパクトカーマーケットにおいて、メルセデスの密かな稼ぎ頭となっているのがこの「Bクラス」である。先代は2005年のリリースから世界中で70万台売ったというから恐れ入る。「Cクラス」や「Eクラス」にも負けない勢いだし、もっというと近年は...
C63AMGブラックシリーズに20台の限定車|Mercedes-Benz
メルセデス・ベンツ C 63 AMGクーペ ブラックシリーズ パフォーマンススタジオ エディション|Mercedes-Benz C 63 AMG Coupe Black Series Performance Studio EditionC 63 AMGブラックシリーズに20台の限定車メルセデス・ベンツ日本はCクラス最高のパフォーマンスをほこる「C 63 AMGクーペ ブラックシリーズ」に、カスタムオーダー部門「AMG パフォーマンス スタジオ」へ特別発注したモデルを20台限定で発売する。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)白と黒のコントラスト「C 63 AMG クーペ ブラックシリーズ」は、最近のAMGモデルが搭載する「M157」型エンジンではなく、「M156」型のエンジンを採用する、Cクラス最速のモデルだ。この6.3リッターV型8気筒エンジンは最高出力517ps/6,800rpm、最大トルク620Nm/5,200rpmを発揮し、0-100km/...
G65 AMGに試乗|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz G65 AMG|メルセデス・ベンツ G65 AMGメルセデス・ベンツ G65 AMGに試乗30年以上もまえに設計されたクロスカントリー4WDに、最高出力612ps、最大トルク1,000Nmを発生する、6リッターV型12気筒ツインターボエンジンを搭載した 「G65 AMG」。もはや世の中に比較するクルマが存在しない、唯一無二の存在であるこのクルマの試乗を、おなじみ大谷達也氏に依頼した。Text by OTANI TatsuyaPhotographs by MORIYAMA Toshikazu特別というなかで、さらに特別な「G」G65 AMG。取り扱う車種があらかじめ明らかなインプレッション記事で、本文の冒頭に改めて車名を記すのはばかげたことだ。それでも、AMGのスタッフが万感の思いを込めて命名したにちがいないモデル名を、私はどうしてもこの一文の書きはじめに用いたかった。なぜか。今年8月より、日本仕様の「Gクラス」には「G550」、 「G63 AMG」、「G...
SLS AMGにブラックシリーズ|Mercedes-Benz
Mercdedes-Benz SLS AMG Coupe Black Series|メルセデス・ベンツ SLS AMG クーペ ブラックシリーズSLS AMGにもブラックシリーズが登場AMGブランドを代表するスーパースポーツ「SLS AMG」。先日、マイナーチェンジをうけ「SLS AMG GT」と名をかえた、そのSLS AMGファミリーに、ロードカーとしては最高性能バージョンとなる「SLS AMG クーペ ブラックシリーズ」が追加される。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)ブラックシリーズの第5弾にして頂点往年の名車「300SL」をモチーフとしたガルウイングドアを採用する、AMGの独自開発車「SLS AMG」がマイナーチェンジを経て「SLS AMG GT」と名をかえ、先のパリサロンで、電気自動車バージョンともどもお披露目となったのは、まだ記憶にあたらしいところだが、このSLS AMGに、ロードカーとして最高性能をほこる「SLS AMG クーペ ブラックシ...
メルセデス・ベンツ Mクラスに試乗|Mercedes-Benz
Mecedes-Benz M Class|メルセデス・ベンツ Mクラス進化した3代目新型Mクラスに試乗オンロードとオフロード、両方の走行性能に優れるラグジュアリーSUV。これまでもそういった評価だったMクラスがフルモデルチェンジ、3代めに進化した。そんな文武両道の優等生を大谷達也氏が論じる。Text by OTANI TatsuyaPhotographs by MORIYAMA Toshikazu批判は過去のものにメルセデス・ベンツの「Mクラス」がフルモデルチェンジを受けて3代目に生まれ変わった。「Mクラス」といえば「BMW X5」、「アウディQ7」がライバルのプレミアムSUV。本気で荒れ地を走るために開発されたクロスカントリービークルの「Gクラス」とは、そもそもの成り立ちがことなっていることもあり、オンロードではセダンなみの洗練された身のこなしをしめしてくれるが、オフロードでの能力も決して侮ることはできない。私は数年前の冬、北海道のテストコースで先代「Mクラス」を試乗したことがあ...
スマートに青と白のコントラストが鮮やかな特別仕様車|Smart
Smart fortwo coupé mhd edition iceshineスマート フォーツー クーペ mhd エディション アイスシャインスマートに青と白のコントラストが鮮やかな特別仕様車メルセデス・ベンツ日本は、今年導入された新型スマートに、90台限定の「スマート フォーツー クーペ mhd エディション アイスシャイン」を追加。ブルーとホワイトのコントラストが鮮やかな特別仕様車だ。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)内外装ともに白がアクセント「スマート フォーツー クーペ mhd エディション アイスシャイン」は、外装にアズールブルーと呼ばれる鮮やかな専用のブルーをまとい、スマートの特徴ともいえるトリディオンセル部分をはじめ、サイドミラーやアルミホイールにはホワイトをあしらった、ビビッドかつスタイリッシュなモデルだ。インテリアは、ダッシュボード上に設置されるコックピットクロック&レブカウンターやメーター周りの外縁などに白のアクセントパー...
SLS AMG GT日本導入|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz SLS AMG GT|メルセデス・ベンツ SLS AMG GTSLS AMG GTが日本にメルセデス・ベンツ日本はスーパースポーツ「SLS AMG」をアップデートした「SLS AMG GT」を日本に導入、発売した。 Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)AMGによるスーパースポーツがアップデートOPENERSでもすでにお伝えしたように、AMGによるオリジナルモデル「SLS AMG」が、「SLS AMG GT」と名を変え、パリモーターショー2012に出展された。メルセデス・ベンツ日本は、このSLS AMG GTを、日本に導入。外観こそSLS AMGから大きく変わらないものの、6.3リッターV型8気筒エンジンは、15kW(20ps)の出力向上を果たし、最高出力435kW(591ps)/6,800rpmに。0-100km/h加速はSLS AMG比0.1秒短縮の3.7秒、最高速度は3km/h増しの320km/hだ。また、「AMG スピー...
SクラスにインテリジェントなPHVモデルを追加|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz S 550 PLUG-IN HYBRID longメルセデス・ベンツ S 550 プラグインハイブリッド ロングSクラスにインテリジェンスなPHVモデルを追加メルセデス・ベンツ日本は、フラッグシップサルーン「Sクラス」に、プラグインハイブリッドとその機能を最大限に活かすテクノジーを搭載した「S 550 プラグインハイブリッド ロング」を導入。12月よりデリバリーが開始される。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)V8エンジンに匹敵するパワー最新のW222型「Sクラス」発表時にその存在が示唆され、2013年のフランクフルトモーターショーでお披露目された、Sクラスのプラグインハイブリッドモデルが日本でも販売を開始する。パワートレーンには、最高出力245kW(333ps)、最大トルク480Nmを発揮する3.0リッターV型6気筒ブルーダイレクト ツインターボエンジンと、最高出力85kW(115ps)、最大トルクは350Nmを発生...
スペンサー ハートが演出するシューティングブレーク|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz CLS 63 Shooting Brake|メルセデス・ベンツ CLS 63 シューティングブレークスペンサー ハートが演出するシューティングブレークが登場サヴィル・ロウの新鋭テイラー ニック・ハートによってスタイリングをほどこされた、特別なメルセデス・ベンツ「CLS 63 AMG シューティングブレーク」がロンドンで公開された。Text by SUZUK Fumihiko(OPENERS)控えめなエレガンス、スタイル、グラムールロンドンでのスペンサー ハートの2014年 春夏メンズコレクションのショー、その最後を飾ったのは、スペンサー ハートの創始者、ニック・ハートがビスポークで生み出したメルセデス・ベンツ「CLS 63 AMG シューティングブレーク」だった。メルセデス・ベンツ初のUKファッションとのコラボレーションとなったこのモデルは、メルセデス・ベンツが誇る、AMG パフォーマンス スタジオによる、クルマのパーソナライゼーションの好例でもある。こ...