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MOTOR SHOW
2015年1月26日
メルセデス・ベンツ SLS AMGのEVモデルがついに市販化|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz SLS AMG Coupe Electric Drive|
メルセデス・ベンツ SLS AMGクーペ エレクトリック ドライブ
SLS AMGのEVモデルがついに市販化
9月27日に開幕したパリモーターショー2012で、メルセデス・ベンツは「SLS AMG」の電気自動車版、「SLS AMGクーペ エレクトリック ドライブ」を公開した。
Text by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)
EVであっても「SLS AMG」の名に恥じない恐るべき動力性能
現在開催中のパリモーターショー2012で、メルセデス・ベンツは、同社のスーパースポーツカー「SLS AMG」をベースに開発された新型のEVモデルを発表した。これまで「SLS AMG E‐CELL」という名称でテストが繰り返されていたが、今回あらたに「SLS AMGクーペ エレクトリック ドライブ」に改名、量産バージョンとして販売が開始される。
このEVモデルは1輪あたり1基、合計で4つのモーターで駆動するインホイールモーター方式を採用。これは先述のプロトタイプ「SLS AMG E‐CELL」の基本システムから変更はない。だが最高出力は160kWアップの552kW(およそ750ps)、最大トルクは120Nmアップの1,000Nm(およそ102kgm)へと大幅なパワーアップをとげた。
搭載されるバッテリーはリチウムイオンバッテリーで、低重心化や前後重量配分を考慮し、フロントカウル前方、センタートンネル、リヤアクスル上方という3カ所に分散配置される。蓄電容量はトータル60kWhと、「SLS AMG E‐CELL」の48kWhから12kWh追加された。最高速度は250km/h(リミッター有り)、0-100km/h加速を3.9秒でこなし、ガソリン仕様車の3.7秒というスペックと遜色ないパフォーマンスを発揮する。
発売は本国ドイツで2013年7月から開始を予定。価格は416,500ユーロ(およそ4,165万円)とアナウンスされた。