MERCEDES-BENZ
自動車の歴史をひもとくとき、その先駆者として辿りつくのがゴットリープ・ダイムラーとカーツ・ベンツというふたりのドイツ人だ。1885年から86年にかけて、このふたりが別々にガソリン自動車を生みだし、クルマ社会の礎を築いたことは、いまさら説明するまでもない。それぞれが興した自動車会社はライバルと目されていた時期もあったが、第一次世界大戦後の不況を乗り切るために手を結び、1926年に合併によってダイムラー・ベンツ社が設立されている。 製品に与えられるメルセデスの名は、ダイムラーの顧客であったエミール・イェリネックが、ドイツ国外での販売を引き受けるかわりに長女の名前をつけさせたのがはじまりで、1902年にはダイムラー社により商標登録されている。 こうして生まれた、メルセデス、そして、Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)は、その後もセーフティパッセンジャーセル、エアバッグ、ESP(エレクトリック・スタビリティ・プログラム)、ナイトビューといった最新技術を積極的に導入するなど、自動車発展の牽引役として常に時代の先頭を走り続けているのだ。
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Mercedes-Benz|メルセデス・ベンツ 新型CLSを発売開始
Mercedes-Benz|メルセデス・ベンツ CLS十人十色の広範な心臓先代よりも幅広くなったエンジンラインナップを発表した新型メルセデス・ベンツ「CLS」が30日、パリモーターショーで公開される。そしてダイムラーは欧州での発売開始時期、販売価格などを公表した。文=ジラフ向上した燃費と、充実のラインナップ今回の発表によると、新型CLSは2011年1月のヨーロッパを皮切りに販売をスタートさせる。「すべてのエンジンにおいて、アイドリングストップ、メルセデス・ベンツが独自に開発している電子制御ATの7Gトロニックプラスをもちいることにより、先代との比較で最大25パーセントの燃費向上を図った」とのこと。発売開始時は、3.5リッターV型6気筒ガソリンエンジン(306ps)搭載の「CLS350ブルーエフィシエンシー」、そして3.0リッターV型6気筒ターボディーゼル(265ps)を積む「CLS350CDIブルーエフィシエンシー」の2モデルが用意され、3月には、2.2リッター直列4気筒ターボディ...
Mercedes-Benz F800 Style|次期型CLSを示唆するコンセプトカー
Mercedes-Benz F800 Style|メルセデス・ベンツ F800スタイル次期型CLSを示唆するコンセプトカーダイムラーは、次期メルセデス・ベンツCLSを示唆するコンセプトカー、「F800スタイル」をジュネーブモーターショーで発表した。 文=ジラフ新世代のマルチドライブプラットフォーム3月のジュネーブモーターショーでお披露目されたメルセデス・ベンツ F800スタイル。そのエクステリアデザインは近未来的で、Bピラーは存在せず、リアにはスライドドアが採用されている。これにより、乗降性はかなり優れていると思われる。またインテリアは、マグネシウム&カーボンファイバー製の軽量シート、そしてウッドを絶妙に使ったデザインが特徴。先進的でありながら、ウッドのぬくもりを感じさせる仕上がりはさすがメルセデスといったところだろう。パワートレインは、プラグインハイブリッドや燃料電池仕様などを想定。新開発のマルチドライブプラットホームは、それらすべてに対応できる設計になっている。プラグインハイブ...
Mercedes-Benz V-Class|メルセデス・ベンツ Vクラス 新型を発売
Mercedes-Benz V-Class|メルセデス・ベンツ Vクラス精悍なマルチパーパスビークルの新型が発売メルセデス・ベンツ日本は、マルチパーパスビークル「Vクラス」を一部改良し、1月21日(金)より全国で発売した。文=松尾 大快適さを向上させた、あらたな足まわりカール・ベンツが独自に開発した3輪自動車の特許を申請したのが、1886年1月29日。だれが、自動車を発明したのかということについてはさまざまな意見があるものの、いまではこの日が正式な自動車誕生の日だとされている。以来、今年で125年メルセデスはいつの時代もあらゆる自動車メーカーの目標として最先端の技術、基準をしめしてきた。そんなメルセデスのラインナップのなかでも唯一、1BOXタイプのミニバンボディをもつのがこのVクラスだ。どうしてもファミリー志向が強くなってしまうミニバンにあって、1998年の登場以来、プレミアムミニバンとして支持を得つづけてきた。そして、今回は内外の装いもあらたに、サスペンションにも大幅な改良がなさ...
smart fortwo x Q-pot.|スマート フォーツー x キューポット.
smart fortwo x Q-pot.|スマート フォーツー x キューポット.乗るだけであかるくなれるキュートなクルマメルセデス・ベンツ 日本はアクセサリーブランド「Q-pot.」デザイナーのワカマツタダアキ氏とのコラボレーションによる「スマート フォーツー x Q-pot. (キューポット.)」を2月2日~3月13日のあいだ期間限定で受注販売する。Text by OPENERSチョコレート柄のスマートが限定発売スマート フォーツーは、スマートのラインナップのなかでも中核をなすモデルで、最小限のボディサイズに利便性と快適さ、そして環境適合性を融合させたクルマだ。今回の限定車は、その二人乗りのマイクロカーに、スイーツをモチーフにしたキュートなアクセサリーで知られ、日本国内のみならず、香港やハワイでのショップ展開、パリで開催されているチョコレートの祭展「サロン・ド・ショコラ」への出展をするなど、多岐にわたる活動をおこなう「Q-pot.(キューポット.)」のデザイナー ワカマツタダ...
Mercedes-Benz SLK-Class|メルセデス・ベンツSLKクラス 2012年モデルを発表
Mercedes-Benz SLK-Class|メルセデス・ベンツSLKクラスSLKの正常進化ダイムラーは、第3世代となる、新型メルセデス・ベンツSLKシリーズを発表した。文=松尾 大より快適なルーフとクラストップレベルの環境性能歴代のメルセデス・ベンツのなかでもっとも成功を収めたスポーツモデルだといえる、SLKシリーズが第3世代に突入する。1996年に第1世代が登場、電動オープンのハードトップ「バリオルーフ」は、そのあとのオープンモデルがこぞって取り入れ、トレンドセッターとしての役割を果たした。さらに、2004年に登場した第2世代では「エアスカーフ」を採用。これは、首や肩のまわりに温風をあてるようにし、寒い日でも快適なオープンエアドライビングが楽しめるというものだった。そして、今回あたらしく登場する第3世代モデルでは運動性能の向上とプレミアムコンフォート、そしてクラストップレベルの燃費性能と安全性を実現させたとしている。ボディのデザインは、古典的なロードスターやこれまでのSLKと...
Mercedes-Benz CL 63 AMG|メルセデス・ベンツ CL 63 AMG 試乗
Mercedes-Benz CL 63 AMG|メルセデス・ベンツCL 63 AMG頂点に位置するラグジュアリークーペの性能(1)ダウンサイジング化とともに高性能化した新エンジンを搭載する、メルセデス・ベンツCL 63 AMG。環境性能と動力性能を両立させたラグジュアリークーペの試乗インプレッションをお送りする。文=小川フミオ写真=佐藤正勝新開発の5.5リッターV型8気筒エンジンメルセデスCLは2006年11月に日本で発売開始されたラグジュリアスな2ドアクーペ。クラス的にはSクラスを志向するが、よりパーソナルなクルマを求めるユーザーから好評を博してきた。2010年11月に外観をはじめ、各部に変更を受けた。最大の眼目ともいえるのが、パワープラント(エンジン)。今回、排気量を小さくしつつ、過給機によってパワーを向上させている。とくに注目してほしいのが、今回試乗したハイパフォーマンスモデル、CL 63 AMG(2,275万円)だ。CLをベースに足まわりもパワープラントもスポーティな仕様を...
Mercedesbenz|メルセデス・ベンツCクラス ワゴン|第19回 (前編)|「中身は同じ、違いは……」
第19回 メルセデス・ベンツCクラス ステーションワゴン(前編)「中身は同じ、違いは……」躍動するランドスケープデザインメルセデスのワゴンといえばアッパーミドル「Eクラス」が主役だったが、近頃はひとまわり小さい「Cワゴン」が頭角をあらわしている。7年ぶりにフルモデルチェンジし、4月に発売された新型Cクラス・ステーションワゴンに乗って、正しいワゴンの姿を考えてみた。文=下野康史Photo by Mercedes Benz「エレガンス」か「アバンギャルド」か新型「メルセデス・ベンツCクラス」の新趣向は、2種類のボディをそろえることである。控えめな「エレガンス」と、スポーティな「アバンギャルド」。“パッと見”いちばん違うのはフロントマスクで、セダンの落ち着きをもつエレガンスに対して、アバンギャルドの顔はメルセデス・ファミリーのなかでもスポーツカーやクーペの系統だ。フロントグリルに埋め込まれたスリー・ポインテッド・スターの“大きさ”で選ぶならアバンギャルド、ボンネット先端に立体エンブレムが...
Mercedes-Benz B 180 125! Edition|メルセデス・ベンツ B180 125! エディション
Mercedes-Benz B 180 125! Edition|メルセデス・ベンツ B180 125! エディション125周年を記念するBクラスが登場メルセデス・ベンツは、よりスポーティになったBクラスの特別仕様車を台数限定で販売開始した。Text by OPENERS内外ともにシャープで上質な印象にメルセデス・ベンツは創業から今年で125周年を迎える。これまでEクラス、Cクラスからそれを記念するモデルが発売されてきたが、その第3弾ともいうべきモデルが、Bクラスに特別な仕様をあたえ、スポーティさを増した「B 180 125! Edition」である。まずエクステリアにかんしては、クロームがほどこされたシルバーフロントグリルやエグゾーストエンド、バイキセノンヘッドライトを装備し、より精悍なデザインになった。足まわりには専用にデザインされた17インチ 5ダブルスポークのアルミホイールを履くことによってダイナミックかつシャープな印象に。 インテリアは、レザーツインシートとスポークにアル...
Mercedes-Benz|メルセデス・ベンツ 震災復興基金立ち上げ
Mercedes-Benz|メルセデス・ベンツ震災復興基金を立ち上げメルセデス・ベンツ日本は、メルセデス・ベンツ正規販売店とともに「メルセデス・ベンツ 震災復興基金」を立ち上げることを発表した。Text by OPENERS売り上げの一部を復興支援に3月18日、メルセデス・ベンツ日本、三菱ふそうトラック・バスをふくむダイムラーグループは、初動支援として、200万ユーロの義援金を拠出した。そして今回発表された基金は、メルセデス・ベンツ日本、メルセデス・ベンツ正規販売店ならびにメルセデス・ベンツ・ファイナンスが共同で、売り上げの一部を日本赤十字社をとおして寄付し、被災地の復興支援にあてることを目的としている。メルセデス・ベンツ日本 代表取締役 ニコラス・スピークス氏は「日本は歴史的な試練に直面しています。メルセデス・ベンツ日本は、お客さまとビジネス・パートナーとともに、このたび災害に見舞われた日本の皆さまへの敬意と感謝をもって、微力ながら復興支援の役に立ちたい」と述べている。また、これ...
Mercedes-Benz C-Class Coupe|メルセデス・ベンツ Cクラス クーペ 日本上陸!
Mercedes-Benz C-Class Coupe|メルセデス・ベンツ Cクラス クーペCクラス クーペがとうとう日本上陸!メルセデス・ベンツ日本は、2011年3月に欧州で受注受付を開始したCクラス クーペを発表。本日より全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークをつうじ販売を開始した。Text by OPENERS1.8リッター直4エンジンを積む2モデルをラインナップ2011年3月におこなわれたジュネーブモーターショーにてワールドプレミアとなった「Cクラス クーペ」。先だって、C 63 AMG(価格は1085万円)および同ブラックシリーズ(限定50台で、価格は1500万円)がローンチされていたが、今回ついに通常のモデルがジャパンプレミアとなる同時に、販売が開始された。本国ではディーゼルモデルのCDI 2種もラインナップされているが、日本では、C 180 ブルーエフィシエンシー クーペ、C 250 ブルーエフィシエンシー クーペのふたつのガソリンモデルが販売される。 ...
Mercedes-Benz CLC Shooting Brake
Mercedes-Benz CLC Shooting Brake|メルセデス・ベンツ CLC シューティングブレイク流麗なルーフラインをもつCクラスワゴンメルセデス・ベンツは、Cクラスの派生車種であるまったくあたらしモデル「CLCシューティングブレイク」を開発している。文=ジラフCLSシューティングブレイクのディテールを再現メルセデス・ベンツからあらたに登場が予定されている「CLCシューティングブレイク」は、Bクラスをベースにしながら、CLSシューティングブレイク(2010年北京モーターショーで発表)のディテールやアイデアを盛り込んだものといわれる。ラインナップ的にはCクラスのワゴンに属するようだが、スタイリングは現行CLCとおなじように3ドアでいくのか、一般のステーションワゴンと同様5ドアでいくのかは、まだ社内でも協議中のようだ。しかしそのエクステリアデザインは、歴代のCクラスワゴンにくらべ、ルーフラインの美しさなどにより、上品なイメージに仕上げられている。デビューは2013年9...
DAIMLER|ダイムラー 日本に200万ユーロを支援
DAIMLER|ダイムラーダイムラー、東日本大震災の被災地域へ支援ダイムラーAGは、東日本大震災の被害地域に初動支援としての寄付をおこなうとともに、物資の提供など、さらなる支援を準備することを決定した。文=松尾 大約2億3,000万円の義援金と物資の提供ダイムラーAGは、東日本大震災の被害地域に初動支援として、200万ユーロ(約2億3,000万円)の寄付をおこない、東北地域の災害救援活動や援助活動に活用してもらうとしている。また、これにくわえて被災地への物資の提供をふくめ、さらなる支援を準備している。ダイムラーAG 取締役会会長のディーター・ツェッチェ氏は「日本で発生した災害の全容はまだ把握できません。このような状況のときこそ結束し、被災された方がたへの支援をおこなう必要があります」と述べている。ダイムラーAGは、三菱ふそうトラック・バス株式会社、メルセデス・ベンツ日本株式会社、およびダイムラー・ファイナンシャルサービス日本株式会社の従業員約1万3,000人を擁する企業。日本には長...
メルセデス・ベンツ Rクラスにハイパワー、高効率の新世代直噴エンジンを搭載|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz R350 4MATIC BlueEFFICIENCY|メルセデス・ベンツ R350 4MATIC ブルーエフィシエンシーハイパワー、高効率の新世代直噴エンジンを搭載メルセデス・ベンツ日本は、直噴技術をもちいた新世代3.5リッターV型6気筒エンジンを搭載するクロスオーバーモデル「R350 4MATIC ブルーエフィシエンシー」を発売した。Text by YANAKA Tomomiトランスミッションも最新の「7G-TRONIC PLUS」を採用三列シート、7人が乗れる広い室内空間と、フルタイム四輪駆動システム「4MATIC」による高い走破性を備えたクロスオーバーモデルRクラス。2006年の日本登場以来、ラグジュアリーでありながらステーションワゴンとミニバン、SUVの魅力を取り揃えた独自のスタイリングが人気を集めてきたモデルが、あらたに直噴技術ブルーダイレクトテクノロジーを駆使した新型のエンジンを搭載した。この3.5リッターV型6気筒直噴エンジンは、新開発の燃...
バング&オルフセンとコラボレーションしたスマート フォーツーが登場|smart
smart fortwo│スマート フォーツーバング&オルフセンとコラボレーションしたラッピングカー 登場メルセデス・ベンツ日本は、オーディオビジュアルブランド「バング&オルフセン」とコラボレーションしたスマートフォーツーのラッピングカーによるプロモーションを10月26日(水)から12月25日(日)まで展開すると発表した。文=谷中朋未11月21日から27日までメルセデス・ベンツ コネクションで展示もデンマーク発のオーディオビジュアルブランド バング&オルフセンのスタイリッシュなアップル製品用スピーカードッグとして人気を集める「BeoSound 8」。あらたに4つの色がくわわったことにより、スマート フォーツーとの世界初のコラボレーションが企画された。ブラックをベースにしたスマート フォーツーのボディには、カラフルな「BeoSound 8」がプリントされ、「いい音はカッコいい」というキャンペーンコピーも。車内にはバング&オルフセン製のサウンドシステムが積まれ、...
Mercedes-Benz|メルセデス・ベンツ 「メルセデス・ベンツ コネクション」オープン!
Mercedes-Benz|メルセデス・ベンツあらたな情報発信拠点「メルセデス・ベンツ コネクション」オープン!メルセデス・ベンツ日本は、7月16日に18カ月限定で東京・六本木、東京ミッドタウン前に「Mercedes-Benz Connection(メルセデス・ベンツ コネクション)」をオープンする。Text by OPENERSメルセデスとしてはじめてカフェ、レストランを展開!メルセデス・ベンツ コネクションは、あらたな顧客層にたいするブランドの訴求や浸透を目的として、メルセデス・ベンツにかんする情報の発信やイベントをおこなうとともに、メルセデスとしてはじめてカフェ、レストランラウンジを展開するあらたな拠点として誕生した。 1階のカフェ「ダウンステアーズ コーヒー」。 2階「アップステアーズ」のラウンジエリア。 建築デザインを担当したのは、企画から建築やインテリアのデザインと設計、グラフィックデザイン、プロダクトデザインなどのほか、都市計画、ランドスケープデザインまで一貫し...