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ピレリがオンラインリソース「THE PIRELLI POST」を開設|PIRELLI
PIRELLI|ピレリピレリがオンラインリソース「THE PIRELLI POST」を開設イタリアのタイヤメーカー、ピレリが、戦後から現代にかけてのイタリアの文化と歴史にスポットを当てたサイト「THE PIRELLI POST」を開設した。 Text by KUBO Kaori近現代イタリアの文化&歴史を紐解くアーカイブ昨年10月、イタリアの近現代の文化と歴史の研究および普及を目的に、ピレリとプリンストン大学が5ヵ年のパートナーシップを締結した。今回、その一環として開設されたのが、ピレリ財団が保有する歴史的アーカイブの数々をインタラクティブに鑑賞することができるサイト「THE PIRELLI POST」だ。「THE PIRELLI POST」では、ピレリ財団が設立された1948年から現代までのさまざまな資料が公開されている。イタリアの科学・文化・ジャーナリズムの各分野で活躍した偉大な先人たちの手稿、写真、証言、ショートフィルム。その時代の広告と、ピレリマガジンに掲載された多数の記事...
ART|キース・ヘリングにインスパイアされた壁画が八ヶ岳に出現
ART│ヘリングの精神を受け継ぐ日本人アーティストKAMIによる壁画作品を紹介山梨県で『Keith Haring Muralism:Dancing at a wall Vol.1 KAMI』キース・ヘリング(1958~1990年)に特化したアートスペースで知られる山梨県北杜市にある中村キース・ヘリング美術館で新しい企画展が開催。キース・ヘリングの壁画のイズム(ミュラリズム)を継承するアーティストKAMI(かみ)による壁画展『Keith Haring Muralism:Dancing at a wall Vol.1 KAMI』が8月上旬まで開かれている。フィジカルなムーヴが感じられる壁画が八ヶ岳の大地に出現地下鉄での“落書き”、サブウェイドローイングでその才能を開花させたキース・ヘリング。彼は1982からニューヨークのダウンタウンの壁画をはじめ、東西ドイツを分断していたベルリンの壁やオーストラリア・メルボルン、イタリア・ピサなど世界中で壁画(ミューラル)を制作しつづけてきた。彼にとっ...
ART|ロンドン発のシニカルなグラフィック『Satisfaction Guaranteed』展
ユーモアと風刺の利いた個性的なグラフィックアートイアン・スティーブンソン『Satisfaction Guaranteed』展を開催独特のシュールさと皮肉を込めたグラフィックで、ロンドンを中心に人気を集めているアーティスト、イアン・スティーブンソン。東京・神宮前のポール・スミス スペース ギャラリーでは、6月15日(日)まで、エキシビション『Satisfaction Guaranteed』を開催している。Text by IWANAGA Morito(OPENERS)コラボコレクション「Taken by Paul × Ian Stevenson」も発売イアン・スティーブンソンは、ロンドンを拠点に活動するグラフィック・アーティスト。本人曰く、「ごく普通のミドルクラスの男の子のベッドルームに乱雑に積まれた玩具」のように、イアンの頭のなかにはたくさんのアイデアが詰まっており、その一見いたずら描きのように見える作品は、独特のウィットに富んでいる。スナップ写真から、コーヒーカップのような日用品、...
ART|築150年の温泉リゾートを舞台にした「里山アートプロジェクト」
ART|築150年の温泉リゾートを川上シュン氏の新作がジャック!「里山十帖」を舞台にした「里山アートプロジェクト」始動新潟・大沢山温泉の宿泊施設「里山十帖」を舞台にした「里山アートプロジェクト」が始動。第一弾はアーティストの川上シュン氏の新作が、5月28日(水)から6月30日(月)まで、客室や館内をアートで“ジャック”する。Text by YANAKA Tomomi金箔と現代の印刷技術が融合した独特の世界観を発露今年5月にグランドオープンしたばかりの「里山十帖」。越後一の秘湯といわれ“美肌の湯”で知られる大沢山温泉の源泉を楽しめる温泉リゾートで、雑誌『自遊人』の編集者だった岩佐十良氏がクリエイティブディレクターを務める。彼の美意識が生かされた豪壮で繊細な空間、オーガニック料理の数々を味わうことのできるあたらしいタイプの宿泊施設だ。廃業予定の旅館を譲り受け、改装された「里山十帖」のレセプション棟は築150年。フルリノベーションが施され、新潟らしい真っ黒く太い梁と柱に囲まれた室内には、...
ART|『佐藤時啓 光-呼吸 そこにいる、そこにいない』
ART│写真だからこそ見ることができる世界『佐藤時啓 光-呼吸 そこにいる、そこにいない』光や時間、空間、身体といったキーワードをテーマに制作をつづけるアーティストの佐藤時啓(さとう・ときひろ)による写真展『佐藤時啓 光-呼吸 そこにいる、そこにいない』。5月13日(火)から7月13日(日)まで、恵比寿の東京都写真美術館で開かれる。Text by YANAKA Tomomi光の移動の軌跡をフィルムに定着させた代表作『光-呼吸』も展示ピンホール・カメラやカメラの原型ともいわれ、映像を暗い箱のなかで逆さに移すことができる「カメラ・オブスクラ」といった“写真装置”による制作で知られる佐藤時啓は1957年山形県生まれ。1997年の第6回ハバナ・ビエンナーレや1999年の第9回バングラディシュ・アジア・アート・ビエンナーレに招待されるなど、国内から注視されている。光が小さな穴をつうじて像を結ぶという基本的な原理への興味や驚きを出発点にしてきた佐藤。本展では、そんな彼のさまざまな試みによっても...
ART|インベーダーの新作映像作品『ART4SPACE』ジャパンプレミア
ART│インベーダーが“宇宙侵略”?!インベーダーの新作映像作品『ART4SPACE』ジャパンプレミアフランス人アーティスト、インベーダー(INVADER)の新作映像作品『ART4SPACE』のジャパンプレミアとなる上映会が5月17日(土)、渋谷アップリンクで開催。これまでスペース・インベーダーをモチーフにストリートアートを展開してきた彼による45分間の“宇宙侵略”が繰り広げられる。Text by YANAKA Tomomiインベーダー展も同じ会場で開催1990年代後半からスペース・インベーダーをモチーフにしたモザイクを、タイルを使いパリの街に貼り付けはじめたアーティスト、インベーダー。スペース・インベーダー以外にもパックマンやさまざまな8ビットキャラクターたちも用いた“侵略”は世界規模に広がり、東京はもちろん、現在40カ国でその作品を目にすることができる。そして、新作となるのは、『ART4SPACE』と題されたドキュメンタリーの映像作品。これまで彼がつづけてきた活動の舞台を地球か...
ART|金沢21世紀美術館で『レアンドロ・エルリッヒ-ありきたりの?』
ART│『レアンドロのプール』で知られるアーティストの日本初個展金沢21世紀美術館で『レアンドロ・エルリッヒ-ありきたりの?』アルゼンチン出身のアーティストで、金沢21世紀美術館を代表する作品“レアンドロのプール”で知られるレアンドロ・エルリッヒ(Leandro Erlich)。彼の日本はじめての個展『レアンドロ・エルリッヒ-ありきたりの?/Leandro ERLICH - The Ordinary?』が8月31日(日)まで金沢21世紀美術館で開かれている。Text by YANAKA Tomomi見る側の問題意識を誘発しながら、同時に親しみやすさをもちあわせるレアンドロ作品1973年ブエノスアイレスで生まれたレアンドロ・エルリッヒは、2001年、2005年のヴェネチア・ビエンナーレをはじめ、多くの国際展に出展、世代や国境を超えてひとびとが共感できる体感の場を生み出してきた。現在はウルグアイのモンテビデオに在住し、日本でも美術館をはじめ、瀬戸内国際芸術祭や越後妻有アートトリエンナー...
ART|『「Gift」川内倫子×テリ・ワイフェンバック』をIMAギャラリーで開催
ART│女性写真家二人の“往復書簡”『「Gift」川内倫子×テリ・ワイフェンバック』をIMAギャラリーで開催世界的に活躍する写真家の川内倫子(かわうち・りんこ)とテリ・ワイフェンバック(Terri Weifenbach)による、二人展『「Gift」川内倫子×テリ・ワイフェンバック』。六本木のIMAギャラリーで4月27日(日)から6月8日(日)まで開かれる。Text by YANAKA Tomomi届けられた写真にお互いが呼応しあって紡がれる物語身近にある自然をモチーフに、幻想的な風景を映し出すテリ・ワイフェンバックと、日本を代表する写真家のひとりとして海外でも広く知られる川内倫子。おなじ女性写真家であり、お互いの写真集をもっていたという二人が、2011年からプライベートな交流としてメールでつづけていた写真の往復書簡が作品として発表される。二人の往復書簡では、届けられた写真にお互いが呼応しあっていくことで、写真が相互に連なっているのが特徴。たとえば、ワイフェンバックの水面の写真に対し...
ART|マーガレット・ハウエル、ロンドン本店で写真展『Slacklands』開催
ART|マーガレット・ハウエルも寄稿! 英国“ローカル版”建築ガイドブックロンドン本店で、ARCA『Slacklands』出版記念写真展イギリスの地方に埋もれた“名もない”建築物を、写真やテキストでアーカイブしている「Archive for Rural Contemporary Architecture(ARCA)」プロジェクトが、はじめての書籍『Slacklands』を刊行。それを記念して5月9日(金)から6月1日(日)まで、ロンドンにあるマーガレット・ハウエルの旗艦店、ウィグモア ストリート店で写真展が開催される。Text by KAJII Makoto (OPENERS)型にはまらない建築独創的な活動を展開する、建築家/キュレーター/ライターのコリーナ・ディーン(Corinna Dean)。「Archive for Rural Contemporary Architecture(ARCA)」はそんな彼女が率いるプロジェクトだ。20世紀に作られた数々の建築遺産が、地方に埋もれて...
ART|パリ・オルセー美術館を代表する約80点名画が来日
ART│印象派の名画84点が東京に集結国立新美術館で『オルセー美術館展 印象派の誕生-描くことの自由-』フランス・オルセー美術館を代表する名画84点が集結する『オルセー美術館展 印象派の誕生-描くことの自由-』。7月9日(水)から10月20日(月)まで、六本木の国立新美術館で開かれる。Text by YANAKA Tomomiモネの記念碑的大作『草上の昼食』が日本初公開1874年に開かれた第1回印象派展で“誕生”し、あまりに斬新な画風から当時のパリの美術界を騒然とさせたという印象派。そんな印象派の巨匠として知られるマネやモネ、ルノワール、ドガ、セザンヌらの名作が来日を果たすのが『オルセー美術館展』だ。旧オルセー駅の駅舎を利用し、ルーヴル美術館の対岸、セーヌ川右岸に1986年に誕生した“印象派の殿堂”オルセー美術館。二月革命により第二共和政が成立した1848年から、第一次世界大戦が勃発した1914年までのフランスを中心とする西洋美術が主にコレクションされ、この時代の多様な芸術動向をパ...
AAF|「多様な光のあるガラス建築展」大阪巡回展
AAF|U-30 Young Architect Japan.新世代の建築家が未来のガラス建築を提案する展覧会「多様な光のあるガラス建築展」大阪巡回展旭硝子およびAGC Studioは、AAF(NPO法人アートアンドアーキテクトフェスタ)企画協力のもと、30歳以下の若手建築家による「多様な光のあるガラス建築展」を、8月1日(金)から8月30日(土)まで、大阪・南港 ATCにて開催する。Text by OKADA Kazuyuki(OPENERS)待望となる大阪での巡回展テーマは「多様な光のあるガラス建築」。昨年10月に開催した、30歳以下の若手建築家による指名設計競技にて提案された、ガラスのあたらしい使い方の建築を展示する内容で、東京・京橋にあるAGC Studioにておこなわれた企画展の巡回展となる。原寸スケールで展示される「おくじょうのくさむら」岩瀬諒子氏(最優秀賞)出展するのは、岩瀬諒子氏(最優秀賞)、小松一平氏(優秀賞)、杉山幸一郎氏(優秀賞)、植美雪氏、塚越智之氏の5名。...
ART|現代アート美術館「ルイ・ヴィトン ファウンデーション」が10月開館
ART|パリにてルイ・ヴィトンのあたらしいアート施設現代アート美術館「ルイ・ヴィトン ファウンデーション」が10月開館LVMHグループは、現代アート美術館「LOUIS VUITTON FOUNDATION(ルイ・ヴィトン ファウンデーション)」を10月27日(月)、パリ ブローニュの森の北部にあるアクリマタシオン庭園の一角にオープンする。フランスおよび国際的な現代アートを世界に広める、あらたな発信地となることを目指す。Text by KUROMIYA YuzuLVMHグループによる芸術文化支援活動の新局面「ルイ・ヴィトン ファウンデーション」は、アートおよびアーティストのために設けられた財団。現代アートをフランス国内外において奨励・振興することをミッションに、20世紀と21世紀の芸術・創作活動の伝統を継承していくという。アメリカ人建築家 フランク・ゲーリーによって設計された建物は、透明感のあるガラスパネルがランダムに重なった雲を思わせるデザインが特徴的。館内には常設展示、特別展示、...
ART|IMAギャラリーでグループ展『THE STREET GOES ON』
ART│巨匠スティーブン・ショア、ホンマタカシらが切り取る“ストリート”IMAギャラリーでグループ展『THE STREET GOES ON』国内外の写真家たちによるストリート写真を展示するグループ展『THE STREET GOES ON』。6月28日(土)から8月10日(日)まで、六本木のIMAギャラリーで開かれる。Text by YANAKA Tomomi期間中は、蚤の市などの多彩なイベントも開催写真の楽しみをリアルに提供する複合スペースとして、今年3月に誕生したIMAコンセプトストア内にあるIMAギャラリー。企画展の第3弾となる本展では、国内外の写真家たちによるストリート写真の競演が繰り広げられる。会場には、巨匠スティーブン・ショアや近年さらに評価が高まるピーター・サザーランド、若手写真家として世界的に注目を集めるロレンツォ・ヴィットゥーリの作品が登場。国内のアーティストでは、ホンマタカシや、無人の風景を撮影するシリーズ「PLACES」で知られる北島敬三、春木麻衣子らが出展。最...
ART|川上シュン個展『shun kawakami, between art and design展』
ART│日本独自の美的理念を現代テクノロジーで昇華川上シュン個展『shun kawakami, between art and design展』日本ならではの美的理念を現代のテクノロジーで昇華させる作品で知られる川上シュン氏。彼による個展『shun kawakami, between art and design展』が7月10日(木)まで、代官山 蔦屋書店T-siteで開かれる。Text by YANAKA Tomomi印刷作品でありながら唯一無二の世界観を生み出す川上作品1977年、東京生まれの川上氏。アートとデザインを横断的に考え、安土桃山時代を中心とする水墨画や茶の湯など“日本独自の美的理念”へと回帰しながらも、近年急速にデジタル化した高度な印刷技術、テクノロジーを融合する作品を数多く発表してきた。これまでにないアートを生み出すアーティストとしての顔のほかにも、ブランディングコンサルティングなどを手がける「artless Inc.」の代表として、エキシビションから建築まで専門...
ART|世界トップクラスの現代アート作品が東京に集結!
ART│世界トップクラスのコレクションを有するヤゲオ財団の現代美術作品がずらり東京国立近代美術館で『現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展』台湾を本拠地とするヤゲオ財団が所有する、世界有数の現代美術のコレクションが展示される『現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展 ヤゲオ財団コレクションより』。6月20日(金)から8月24日(日)まで、東京国立近代美術館で開かれる。Text by YANAKA Tomomiウォーホル、杉本博司、グルスキー、ベーコンらそうそうたる作品がずらりオークションで数十億円の値がつけられるなど、さらに熱気あふれる様相を呈している現代アート市場。そんな高値がつけられる“宝”であり、連綿とつづき、常に革新がもたらされてきた“美術史の宝”でもある現代アートを数多く所有するヤゲオ財団のコレクションを紹介する『現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展』が開催される。ヤゲオ財団は、台湾資本の大手パッシブ(電子部品)メーカーであるヤゲオ・コーポレーションのC...