EVENT|『江戸桜ルネッサンス&夜桜うたげ』日本橋三井ホールで開催
EVENT|「アートアクアリウム」の木村英智氏が手がける新感覚のお花見
『江戸桜ルネッサンス&夜桜うたげ』日本橋三井ホールで開催
「アートアクアリウム」の木村英智(きむら・ひでとも)氏が手がける展覧会『江戸桜ルネッサンス&夜桜うたげ』が、3月7日(金)から3月30日(日)まで、日本橋三井ホールで開催。春の美しさを五感で堪能できる“あたらしいお花見”が繰り広げられる。
Text by YANAKA Tomomi
本物の桜の花をもちいず、日本伝統の技と現代アートで桜の美しさを表現
日本橋の夏の風物詩として、金魚と光が織り成す幻想的な世界を生み出してきた「アートアクアリウム」。その仕掛人でアートアクアリウムプロデューサーの木村英智氏が、あらたに手がける展覧会が『江戸桜ルネッサンス&夜桜うたげ』だ。
江戸時代、日本各地から最高峰の伝統工芸や文化が集まっていた五街道の起点である日本橋。当時の有力者や豪商たちがそれを披露し、めでることをステイタスとしていたことにならい、江戸時代の歌舞伎者の屋敷で開催されたであろう花見に現代の最新技術が融合した空間を誕生させる。
本展では、五街道のなかでもっとも古い東海道をフィーチャー。日本が誇る着物や織物、和紙など、京都と三重県の伝統工芸が一堂に集結。桜が描かれた江戸時代の着物で生み出された“並木道”や三重県の重要無形文化財「伊勢型紙」を使った影絵、手すき和紙で桜が咲き乱れる空間を演出する桜回廊など、これまでにない斬新な桜がお目見えする。
また、会場に設けられた『和菓子の間』では、老舗の「老松」「亀末廣」「福寿園」がコラボレーション。二十四節季七十二侯をテーマに、春が訪れるまでに季節が刻々と移り変わる様をお菓子やお茶で表現する。また、この『和菓子の間』の世界観を味わえるプレミアムチケットも1日200人限定で販売。本展のために干菓子や生菓子、お茶を堪能することができるという。
期間中の毎日19:00からはドリンクを飲みながら、ゆったりと夜桜を鑑賞できる『夜桜うたげ』も開催。会場内に種類も豊富な日本酒が取り揃えられ、京都の老舗、京つけもの「大安」の漬物をおつまみに大人の空間へと様変わりする。