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「rumors」に関する記事
中田英寿が繋ぐ、ジョンロブと「祇園ない藤」の職人の出会い(1)|JOHN LOBB
JOHN LOBB|ジョンロブ中田英寿が繋ぐ、ジョンロブ マスターラストメーカーが出会う日本の伝統フランソワ、「祇園ない藤」で装履(草履)をオーダーする(1)中田英寿さんの橋渡しによるフランスと日本の職人の出会いがいよいよ実現 ── ジョンロブの“マスターラストメーカー”フランソワ・マドニーニ氏が大阪でのビスポークオーダー会を終えた翌日に訪れたのは、京都を代表する老舗履きもの匠「祇園ない藤」。フランソワは初めての京都になるが、5代目の内藤誠治氏がにこやかに出迎えてくれた。中田英寿、パリ・ジョンロブのビスポークアトリエを訪れる(トライオン・2)Photographs by HOZUMI HitomiText by KAJII Makoto (OPENERS)腕をもった職人同士をつなげたい京阪電車「祇園四条駅」で下車して徒歩約5分。大和大路通を歩いて行くと、京都市から「歴史的意匠建造物」に指定されている虫籠窓(むしこまど)とウダツが特徴的な建物が見えてくる。中田英寿さんが、「ジョンロブ...
中田英寿がトライオンで訪れたパリのアトリエ(2)|JOHN LOBB
JOHN LOBB|ジョンロブパリ・モガドー通り32番地にあるジョンロブ ビスポークの聖地中田英寿がトライオンで訪れたパリのアトリエ(2)150年以上にわたってビスポークの靴を作りつづけているジョンロブ。ジョンロブの伝統的な技術は、今日にいたるまでビスポークにはもちろん、既製靴(レディーメイド)にも脈々と受け継がれている。とくにビスポークは、1足の靴を作るのに、高い技術をもったパリのモガドー通り32番地にあるアトリエの職人たちが約50時間をかけて創り出していく。中田英寿がトライオンで訪れたパリのアトリエ(1)Text by MATSUNAGA MaikoPhotographs by MATSUNAGA Manabuこれ以上の環境はないといえるパリのアトリエアトリエ1階の木型(ラスト)が保存されている部屋のさらに奥には、貴重な皮革が保管された小部屋がある。ジョンロブは1976年にエルメスグループに加わったことで、世界中からセレクトされた最高級の皮革やエキゾチックレザーなど珍しい素材を...
中田英寿がトライオンで訪れたパリのアトリエ(1)|JOHN LOBB
JOHN LOBB|ジョンロブパリ・モガドー通り32番地にあるジョンロブ ビスポークの聖地中田英寿がトライオンで訪れたパリのアトリエ(1)1863年にプリンス・オブ・ウェールズのために靴を製作し、1866年にロンドンに店をオープン。そして1902年にパリに進出し、1976年にエルメスグループに入ったジョンロブ。既製靴(レディーメイド)の工場はイギリス・ノーサンプトンにあるが、誂え(ビスポーク)はすべて、このパリのアトリエで製作される。中田英寿、ジョンロブの職人と対峙する(メジャーメント・4)Text by MATSUNAGA MaikoPhotographs by MATSUNAGA Manabu写真からも機械の音が聞こえてこないパリの中心部、モガドー通りにあるビスポークアトリエの2階は、天井が高く自然光の差し込む美しいスペースだ。そんななかでジョンロブの有能な職人たちは、靴づくりの行程のすべてを分業で、手作業で進めている。アトリエに入ると、ひとつ目の部屋で、フランソワ・マドニーニ...
中田英寿、ジョンロブの職人と対峙する(メジャーメント・3)|JOHN LOBB
JOHN LOBB|ジョンロブ中田英寿がジョンロブのビスポークとともに世界を旅する中田英寿、ジョンロブの職人と対峙する(メジャーメント・3)ジョンロブ・パリのビスポークアトリエにいる約20名の職人のなかでも、3人のみがもつ“マスターラストメーカー”をあたえられたフランソワ・マドニーニ氏は、日本で年3回おこなわれる「ビスポークオーダー会」のために来日する。世界各国をオーダー会のために旅するうちに彼が気づいたのは、日本人の好きなものにたいするこだわりや、職人にたいする敬意だった。中田英寿、ジョンロブの職人と対峙する(メジャーメント・2)Photographs by JAMANDFIXText by KAJII Makoto (OPENERS)フランソワが語る、中田英寿さんの足「強い足をしていますね。一流のフットボールプレイヤーだったことがわかります。人差し指が長い、いわゆる“グリークフット(ギリシャ人の足)”で、アジア人には多くないカタチです。親指の骨が当たるというお悩みをおもちで、じ...
中田英寿、ジョンロブの職人と対峙する(メジャーメント・2)|JOHN LOBB
JOHN LOBB|ジョンロブ中田英寿がジョンロブのビスポークとともに世界を旅する中田英寿、ジョンロブの職人と対峙する(メジャーメント・2)中田英寿さんの左足の親指の骨の特徴も、ジョンロブの“マスターラストメーカー”であるフランソワ・マドニーニ氏もおなじ悩みをもっていたことで理解も早く、採寸は終了。つぎのステップはデザインの決定だ。今回のビスポークに臨むにあたって、「ジーンズに合うきれいなローファー」が欲しいと語る。中田英寿、ジョンロブの職人と対峙する(メジャーメント・1)Photographs by JAMANDFIXText by KAJII Makoto (OPENERS)究極を求めるとシンプルになる「ジョンロブでのビスポークは今回がはじめてですが、これまでスーツや帽子などはオーダーしたことがあります。スーツを作って感じたのは、着やすいものが必ずしもカッコイイとは限らないこと。靴も、足型そのままに作ったら、とくに僕の足に合わせたら、すごくいびつなものになってしまうでしょう。オ...
中田英寿、ジョンロブの職人と対峙する(メジャーメント・1)|JOHN LOBB
JOHN LOBB|ジョンロブ中田英寿がジョンロブのビスポークとともに世界を旅する中田英寿、職人と対峙する(メジャーメント・1)中田英寿さんは、現役を引退後、“旅”にこだわり、世界約90カ国、150以上の都市を3年間かけて巡った。そしてそれ以降、彼は自分の旅を“ReVALUE NIPPON”と称して、2009年春から日本全国47都道府県をめぐる旅をスタートさせた。旅を通じて、職人の手仕事を目の当たりにし、大きな感銘を受けたという。日本には世界に誇れる技術や文化があることを再発見したという中田さんが、「場所はちがえど、職人のものづくり精神の根底にあるものはおなじ」と、前々から興味を抱いていたジョンロブのビスポーク(フルオーダーシューズ)に挑む。現在パリのビスポークアトリエにいる約20名の職人のなかでも、3人のみがもつ“マスターラストメーカー”をあたえられた職人のひとり、フランソワ・マドニーニ氏の“技”を自ら体感するために、フランソワが待つジョンロブ丸の内店を訪れた。Photograp...
柳本浩市|第12回 寺山紀彦氏にオランダデザインを聞く(前編)
第12回 寺山紀彦氏にオランダデザインを聞く(前編)最近、80年代前後に生まれたデザイナーと仕事で絡むことが多くなっています。ただ、実際会うときは仕事の話が中心になるので、彼らが本来もっている顔をあまり理解していない部分があります。これから次世代を担うデザイナーたちと対話をしながら、彼らのパーソナリティを引き出していきたいと思います。Text by 柳本浩市よし、オランダへ行こう!まず一人目は、studio noteを主宰する寺山紀彦さんです。仕事でかかわわる若いデザイナーのなかでも、少し発想の起点が違っていて面白いのです。その発想はどこから生まれるのか? 彼に聞いてみたいと思います。柳本 寺山さんとはまだ個人的な話をしたことがなかったので、聞いてみたいことがたくさんありました。なぜプロダクトデザインを学ぼうと思ったのか、また留学先にオランダを選んだ理由を教えていただけますか?寺山 もともと東京で建築の勉強をしていましたが、建築の場合は模型だけで終わってしまうことの方が多く。それが...
柳本浩市|第13回 寺山紀彦氏にオランダデザインを聞く(中編)
第13回 寺山紀彦氏にオランダデザインを聞く(中編)studio noteを主宰する寺山紀彦さんの発想に迫る第2回は、彼が修行を積んだオランダデザインの巨匠、リチャード・ハッテンの事務所の話から――Text by 柳本浩市仕事は18時にきっちり終わり。仕事中はみな18時以降のことを考えているんです(笑)寺山 当時のリチャード・ハッテンの事務所は、リチャード以外ではスタッフがふたり、インターンがひとり。課題の与え方は、突然リチャードが僕に近づいてきて、「ちょっとこれ考えてみて。明日プレゼン」とかいきなりで(笑)。「ちょっと前に言ってほしかった……」と思いながら、いつも徹夜してつくっていましたね。それでOKもらったり、ダメだったり、厳しかったですね。柳本 リチャードのところでは、スキルを学んだ感じ?寺山 そうですね。僕は主にコンピュータ作業を担当していました。3Dをよくつくりました。考え方もスキルも学べて、なによりもリチャードをはじめスタッフが働いている様子を見ることができたのが大きか...
柳本浩市|第14回 寺山紀彦氏にオランダデザインを聞く(後編)
第14回 寺山紀彦氏にオランダデザインを聞く(後編)studio noteを主宰する寺山紀彦さんの発想に迫る第3回は、彼が在籍したアイントホーフェン(Design Academy Eindhoven)から、彼の代表作である「f,l,o,w,e,r,s」や「r,o,o,t」、さらに今秋の展覧会まで語ります。Text by 柳本浩市日本的なアプローチについてかんがえる柳本 寺山さんがアイントホーフェン(Design Academy Eindhoven)に在学中の校長先生はリー・エーデルコート(※1)ですか?寺山 そうですね。柳本 校長の影響力というのは、アイントホーフェンの校内に強くあるのですか? というのも、以前、オランダの著名なデザイナーたちに「影響を受けた人は?」と聞くと、出身校の校長の名前をあげる方が多かったので。寺山 校長先生は、審査や卒業制作の発表時に出てくるといった感じでしたね。たしかに影響力はあったと思いますが。校長といえば、僕が卒業制作でつくった「Pick your ...
more treesオリジナル木製BE@RBRICK 受注開始!
再生素材でつくられたmore trees限定の木製BE@RBRICK──2008年1月、「OPENERS」の誌面上にて実現した、坂本龍一氏とMEDICOM TOY代表取締役 赤司竜彦氏の対談。その席で話題になった、坂本氏が旗揚げしたエコロジープロジェクト「more trees」(モア・トゥリーズ)限定の『木製BE@RBRICK』が、ついに完成した。Photo by JAMANDFIX素材は「エコバリューウッド」という積水化学工業がつくる、不必要となった木片を集め圧縮成形されたものを使用。製造は家具ブランド「カリモク」が担当しており、ひとつひとつ丁寧な手作業により製作されている。細かい木片が圧縮されているため一体一体の表情が異なり、全く同じ商品が存在しないというのも魅力のひとつといえるだろう。商品をつつむBOXには、再生素材である無垢のダンボールを使用し、輸送、積み上げ時などの状況から商品を守る内側のブリスターパックはペットボトル再生素材で製作。なるべく環境負荷を抑えた仕様となってい...
Chapter2 間伐材がもたらすプロダクトの未来
Chapter2間伐材がもたらすプロダクトの未来2008年11月の坂本氏高地視察には、デザイナーであり、モア・トゥリーズの賛同人でもある深澤直人氏も同行していた。現地の森に直面することで、さらにあらたなるきっかけが芽生えたデザインプロジェクト「ベンチ」をはじめ、モア・トゥリーズが展開するグッズプロダクトの可能性とは?文=オウプナーズPhoto by Jamandfix巨匠ふたり、more treesの森に触れて──「more treesの森」第一号の“梼原の森”と第二号“中土佐の森”で伐採される檜の木。全国でも有数の木材であるこの四万十ヒノキの製品は、現在でも数々の名品を生み出している。そのなかでも「土佐龍」というブランドで製作されている商品たちは、非常にデザイン性が高く、四万十ヒノキのもつ特性を生かしたものばかりだ。もちろん、モア・トゥリーズも独自のデザインによるグッズを展開。現在、web shoping 「rumors」で販売されているUSBメモリはこの「土佐龍」のハンドメイド...
連載・Yoko Ueno Lewis|暮らしノート・第5回 「デザイン以前」
The Way We Live with “STYLE”暮らしノート 第5回 「デザイン以前」私個人が、日本人でいちばんお会いして、お話をうかがいたいと思うのが建築家の安藤忠雄氏です。といっても、その逆はありえないので、これは夢のまた夢のかなたではあります。が、安藤氏の作品を訪ねることは容易です。建築家だった夫ジム・ルイスと、安藤氏の建築と安藤氏が若いころ訪ねたコルビュジエやミースの残した各地の建築を見てまわりました。写真と文=Yoko Ueno Lewis(Feb. 2011)コンクリートという素材を使った自然とのコーディネイトの仕事その数ある作品のなかでもやはりいちばん印象に残っているのが、コルビュジエの「サヴォア邸」と安藤氏の「光の教会」かもしれません。(「光の教会」については平松剛氏の『光の教会 安藤忠雄の現場』に感動的に書かれています)なぜ、安藤忠雄氏なのか? 私がまだ京都芸大の学生で、無為無策にデザインに接していたころ、衝撃的に打たれたのがコンクリートを素材としてもちい...
Sion Kyoto|カリスマ美容家 小林照子57年の集大成サロンオープン
Sion Kyoto日本を代表するカリスマ美容家 小林照子57年の集大成リバイタライズサロン「Sion Kyoto」オープン美容家として57年のキャリアを誇る小林照子さんがプロデュースするリバイタライズサロン「Sion Kyoto」が4月8日にオープン。ひとの優しさ、愛情をたしかな技術で伝える、オールハンドのトータルビューティーサロンで、さらに科学的根拠に基づいた理論的で実践的なメニューを揃えている。Text by KAJII Makoto (OPENERS)京都・四条室町から日本の本来の美を発信。外見と内面の美をトータルで創造する手のぬくもり、心のぬくもりをとおして、ゲスト一人ひとりのトータルビューティを演出するオールハンドサロン「Sion Kyoto」。オープンにさいして小林照子さんは、「私は美容研究家として、これまで何万人もの肌に触れ、ひとの魅力づくりを追求してきました。そんな私の手を“魔法の手”と呼ぶ人びとがいます。考えてみれば、私の美容のすべては、手の温もりを伝えることに...
NOOKA|連載・マシュー・ワォルドマン|Vol.26 「Foursquareの共同創設者にインタビュー」
人気携帯アプリ「Foursquare」の共同創設者Vol.26 デニス・クラウリーにインタビュー!僕は、いろいろな肩書きをもっています。主にはデザイナー、ときどきアーティスト、たまに起業家、いつもニューヨーカー、パートタイムで東京人、そして未来派のひと、などなど。だから、言うまでもなく多くの面白い人びとと日々かかわり合っています。そんな個人的なネットワークを駆使して、さまざまな人びとにインタビューをしています。Text by Matthew Waldmanフォーチュン誌が選ぶ「40歳以下の40人」の一人デニス・クラウリー(Dennis Crowley)は、人気携帯アプリ「Foursquare(フォースクエア)」の共同創設者です。フォースクエアとは、位置情報に基づいたソーシャル・ネットワーキング・サービスとチェックイン機能、そしてゲームをミックスすることで、利用者が、彼らの周辺の世界を探検することができるようになるアプリです。約2千万人の参加者がいます。それ以前にも、デニスはもっとも...
EVENT|MEDICOM TOY|パルコミュージアムで「MEDICOM TOY EXHIBITION '12」開催
EVENT|メディコム・トイ6年目のあらたな挑戦のステージ「MEDICOM TOY EXHIBITION '12」開催メディコム・トイの2012年新製品展示会「MEDICOM TOY EXHIBITION '12」が、6月23日(土)から7月2日(月)まで、渋谷パルコ パート1・3階のパルコミュージアムで開催される。Text by KAJII Makoto (OPENERS)2012~2013年発売のニューアイテムがぞくぞく登場!BE@RBRICK WORLD WILD TOUR2がスタートし、さまざまな姿で世界中を魅了する「BE@RBRICK」。そのほか、根強い人気を誇る「KUBRICK」、緻密な造形と再現度の高さで圧倒的な存在感を放つ「REAL ACTION HEROES」や「PROJECT BM!」、躍動感がキャラクターを活かす「Vinyl Collectible FIGURE」、生活を楽しくをコンセプトに展開するテキスタイル雑貨が人気の「FABRICK」など、メディコム・ト...