HISTORY│英国を代表するマッキントッシュの現在とその歩み

HISTORY│英国を代表するマッキントッシュの現在とその歩み

Special commentary of MACKINTOSH英国を代表する傑作品マッキントッシュの現在とその歩みコメディ、アート、ミュージック、ファッション……、英国のカルチャーシーンは、独特の感性と伝統的な技術にくわえ、英国風土との融合から生まれてきたものが多い。現代美術界でもっとも重要な賞であるターナー賞もまたそのひとつといえる。そして、英国を代表するアウターウェアブランドであるマッキントッシュも同様に自然風土と卓越した技術から誕生した。──英国を代表する傑作品は、いかに進化してきたのか。まとめ=梶井 誠(本誌)Photo by JamandfixHistory of MACKINTOSH英国の環境と知恵から生まれた機能性とデザイン、その独特な佇まい1822年、ハイテク素材の誕生英国を代表するアウターウェアブランドであるマッキントッシュの起源は、1822年、チャールズ・マッキントッシュによる「マッキントッシュクロス」の発明にさかのぼる。当時、防水布といえば、キャンバス地に油...
伊東四朗一座「喜劇 俺たちに品格はない」出演!

伊東四朗一座「喜劇 俺たちに品格はない」出演!

伊東四朗一座公演、いよいよ間近おもいっきり笑ってください!六本木・スイートベイジル(STB139)でのカジュアルライブも大盛況で終えて、次は、下北沢・本多劇場での「伊東四朗一座」公演が5月30日(金)からスタート!まとめ=梶井 誠(本誌)伊東四朗さんのそばに毎日いられることが幸せカジュアルライブの3ステージともたくさんのご来場ありがとうございました。スペシャルゲストとしてお迎えした三宅裕司さん、三谷幸喜さん、高橋克実さん、寺脇康文さん、楽しい歌とトークをありがとうございました。こういうスタイルのライブは今後も続けていきたいと思いますので、ぜひお楽しみに!さて、今月30日(金)からは、伊東四朗一座~帰ってきた座長奮闘公演~「喜劇 俺たちに品格はない」が始まります。以前の公演のときに日替わりゲストで出演させていただき、今回の出演依頼は「お待ちしていました!」という感じです。伊東四朗さんとは私が売れない歌手時代から一緒にお仕事をさせていただき、ちょっとブランクがあって、またドラマで共演さ...
Truefitt and Hill|トゥルフィット&ヒル|モニターレポート|松尾健太郎(世界文化社『MEN’S EX』編集長)_Vol.2

Truefitt and Hill|トゥルフィット&ヒル|モニターレポート|松尾健太郎(世界文化社『MEN’S EX』編集長)_Vol.2

トゥルフィット&ヒル モニターレポート松尾健太郎 世界文化社『MEN’S EX』編集長_Vol.2ウェットシェービングの魅力を語るトゥルフィット&ヒルのモニターをはじめてから、1ヵ月が経った。自他共に認める瞬間熱中症で、異常に飽きっぽい私にしては珍しく、ウェットシェービングは、朝の習慣としてすっかり根づいた。トゥルフィット&ヒルの製品とウェットシェービングという行為が、それだけ魅力的な証拠だ。文=松尾健太郎写真=関 夏子ウェットシェービングの魅力ポイントその1「上達の楽しみがある」ウェットシェービングの大きな楽しみとして、“上達を実感できる”ということがある。初めてカミソリを握った日は、使い方すらわからなかったが、毎日練習するにつれて、確実にうまくなっていく。これは結構な快感だ。シェービングの手順は、まずひげの毛並みと同一方向(順目)に剃り、それが終わってから今度は毛並みと反対方向(逆目)に剃る。最初は両手を使ってゆっくりとカミソリを持ち替えていたのだが、慣れてくると指先でくるりと...
M a #001 ユルゲン・クノブラウチ(JAZZANOVA)との再会

M a #001 ユルゲン・クノブラウチ(JAZZANOVA)との再会

#001 ユルゲン・クノブラウチ(JAZZANOVA)との再会ファッションブランド"MINOTAUR(ミノトール)"のディレクター泉 栄一がお送りするコミュニケーション ツール『M a(マ)』。『M a』とは、日本語の時間と空間の"間"、人と人の"間"、などの「間(マ)」を意味し、世界中のさまざまなクリエーターとともにファッション、アート、音楽などを通じて、日常をより豊にする人や物、出来事を共有し、創造的な時間と空間を創作するためのコミュニケーション ツールです。第一回目の『M a』は、ニュー・ジャズ界を代表するプロデューサー・チーム"JAZZANOVA(ジャザノバ)"のメンバー、そして音楽レーベル"SONAR KOLLEKTIV(ソナー コレクティブ)"を主催するユルゲン・クノブラウチが登場。泉 氏とは10年来の友人である彼。ひさしぶりに会った彼とふたりで、今後のプロジェクトやファーストアルバムのリリースから6年間の沈黙について、そしてお互いのコレからなど、いろいろとおはなしして...
ヒステリック グラマー「THE ROCKING MACHINE」

ヒステリック グラマー「THE ROCKING MACHINE」

ヒステリック グラマー × メディコム・トイという関係性──うまれたのは「いやらしい黒豆」!?ともに業界の寵児としてその名を馳せている、ヒステリック グラマーとメディコム・トイ。今回ご紹介するのは、この2社によるコラボレーション・プロダクトです。Photo by Jamandfixヒステリック グラマーと、さまざまなアーティストとのコラボを手掛けてきた玩具ブランド、メディコム・トイとのコラボレーションが実現。既発であるメディコム・トイの、「あの映画」にて主人公が凶器として使用し注目を浴びた「THE ROCKING MACHINE」のプロップレプリカは「白」であったが、こちらはヒステリック グラマーのデザイナー、北村信彦氏による「黒」という色指定が加えられた特別バージョンとなってます。磨き込まれたFRP製のボディは、異様なまでに黒光りしており圧倒的な存在感を放っている。多少の冒険心が必要となるものの、部屋のオブジェとして申し分ない出来栄えです。もちろん特別バージョンのため、数に限りが...
DIESEL DENIM GALLERY AOYAMAにて「Glazed Paradise」開催中

DIESEL DENIM GALLERY AOYAMAにて「Glazed Paradise」開催中

DIESEL│ディーゼルDIESEL DENIM GALLERY AOYAMAにて開催中Glazed Paradise by Mark Jenkins&Miho Kinomuraデニムをアートとして、アートを商品と同じように展示することで、店全体で新しい可能性とスタイルを追求する「DIESEL DENIM GALLERY AOYAMA」にて、8月15日(金)まで、アメリカのインスタレーションアーティストであるマーク・ジェンキンス氏の作品と、フィルムディレクターの木之村美穂さんによるメイキング映像が公開されている。文=梶井 誠(本誌)Photo by TAKAHASHI Shusukeコンセプトは、Glazed Paradise(光沢のある一瞬のパラダイス)上の画像ギャラリーでもドキッとする作品が、DIESEL DENIM GALLERY AOYAMAの2階スペースに配されている。目をこらすほど不思議だけど、それは夢のような現実で、静と動(あるいは死と生)をユーモラスな視点も交えなが...
映画『ザ・マジックアワー』いよいよ公開

映画『ザ・マジックアワー』いよいよ公開

映画『ザ・マジックアワー』いよいよ公開港町・守加護(すかご)のマダム蘭子にもご注目!6月7日(土)より、映画『ザ・マジックアワー』がロードショー公開されました。話題のこの映画に出演された戸田恵子さんよりスペシャルコメント!まとめ=梶井 誠(本誌)マダム蘭子の部屋に飾る写真を撮るのに2日かけました三谷幸喜監督は、回を重ねるごとにより監督らしく悩みながらものびのびと楽しんでやってらっしゃいますね。この『ザ・マジックアワー』もおしゃれで独特で不思議な世界観。コメディなんだけれど品があって……という三谷さんのお好きな世界を描いてらっしゃいます。三谷さんは本当に映画が大好きで、演出のダメだしのときも「あの映画のあの役者のウインクしているところを観ておいてください」と過去にはいわれたこともありました。それでDVDを借りて観て勉強したり。三谷さんは本当にたくさんの作品を観てらっしゃいますからね。©2008 フジテレビ 東宝 6月7日(土)より全国東宝系ロードショー私の役のマダム蘭子は、守加護(す...
MIHARAYASUHIRO|ミハラヤスヒロ Eco Project「インナーウェア」

MIHARAYASUHIRO|ミハラヤスヒロ Eco Project「インナーウェア」

MIHARAYASUHIRO|ミハラヤスヒロMIHARAYASUHIRO Eco Projectオーガニックコットンからはじまる夢SOSU MIHARAYASUHIROでは5年前から環境についてすでに行動をしていて、まず紙袋を廃止し、リユースできるナイロン製のショッピングバッグを3万円以上買い物をしたお客さまに配布している。その「SOSU+Eco」のつぎなる活動は、オーガニックコットンのインナーウェアの開発。その第一弾が店頭にならんだ。文=梶井 誠(本誌)Photo by Jamandfix「まず私たちから、できることをはじめよう」。デザイナー三原康裕氏が“Eco Project”を語る環境問題や貧富の格差などは、ものごとの分母と分子が合っていないことから起こるわけです。ファッション業界でも、たとえば素材のコットンは産業の広がりと同時に需要と供給のバランスが悪くて、生産はコットン原産国である第三国に任せすぎている。それをただ見過ごすだけでなく、なにか問題解決になるものはないかと思っ...
第8回 ボスコ社のノベルティとヴィンテージの真贋

第8回 ボスコ社のノベルティとヴィンテージの真贋

第8回ボスコ社のノベルティとヴィンテージの真贋文=金澤アリアードナPhoto by Jamandfix構成=竹石安宏(シティライツ)BOSCO ―― チョコシロップの懐かしい甘さボスコはアメリカを代表するチョコレートシロップのブランドです。1928年に全米で売り出され、その甘さで子供たちを虜(とりこ)にしました。大人にもファンが多く、あのアルフレッド・ヒッチコック監督はボスコが大好物だったらしく、1960年の代表作『サイコ』では血のり代わりにも使ったそうです。そんな国民的チョコレートシロップのキャラクターが“ボスコ・ベア”。雪合戦ではアタマに雪玉を食らい、口笛を吹きながらスケートを楽しむその先には割れた氷の穴が待ち受け、スキーをすれば転び、蜂には追いかけられ、玉乗りにも失敗する。ボスコ社がアンカーホッキングに作らせた1940~'50年代のノベルティマグ(rumorsで販売中)やタンブラーに描かれているとおり、子供たちにとってボスコ・ベアはヒーローとして描かれていない分だけ、身近に感...
植木豪×戸田恵子 2008夏のTシャツを語る(1)

植木豪×戸田恵子 2008夏のTシャツを語る(1)

UEKI Go(PaniCrew)×TODA Keiko PHOTO SESSION_2008summerこの夏の自信作、Tシャツで競演!東京・スイートベイジルで5月に行われた「カジュアルライブ」の3ステージすべてに登場したPaniCrewのブラザーGO(植木 豪)を迎えて、カジュアルライブの感想と、戸田恵子さんとのものづくりのお話をうかがいました。Photo by Jamandfixヘアメイク=相場広美この小さい身体のどこにあれだけのエネルギーが入っているんだろう──カジュアルライブでは3ステージおつかれさまでした植木 最近はストリートライブをやっていないので、客席が近いのをリハーサルで確認してかなり緊張しました。それとライブでハモったことがないので、ひさびさにたっぷり練習しましたね。ライブ当日のバックステージにて──あの「ロボットコント」は植木さんのアイデアなんですか?植木 コントの原型は姉さんのアイデアなんですが、PaniCrewのメンバーと動きをまとめて、音もつくってきて見...
植木豪×戸田恵子 2008夏のTシャツを語る(2)

植木豪×戸田恵子 2008夏のTシャツを語る(2)

UEKI Go(PaniCrew)×TODA Keiko PHOTO SESSION_2008summerおたがいに刺激しあって、新しい世界を共作のTシャツやタオル、戸田さんのカジュアルライブへの参加、戸田さんへの歌の提供など、おたがいの世界を刺激しあいながら、新しいことにチャレンジしていく、ふたり。2008年後半の仕事の話から、演劇論にひろがっていきます。Photo by Jamandfixヘアメイク=相場広美ステージも物づくりも姿勢はまったく同じ──戸田さんも植木さんと共演することで新しい刺激を受けていますよね戸田 もちろんです。PaniCrewのメンバーと一緒の豪はいつもカッコイイんですが、そのフィールド以外のところで彼の才能を活かせないかな、新しいことができないかな、私も一緒に楽しくできればもっといいなと思っています。おたがいのいい部分が合致して、1+1が2以上になり、クリエイティブなものをつくっていきたいと思いますね。また挑戦したいです。植木 姉さんの凄いところは、見えな...
Nicholas Taylor(ニコラス・タイラー)a.k.a DJ High Priest インタビュー(前編)

Nicholas Taylor(ニコラス・タイラー)a.k.a DJ High Priest インタビュー(前編)

ニューヨーク80年代の生ける伝説Nicholas Taylor a.k.a DJ High Priest インタビュー(前編)つねに新しいものが生まれていた、80年代のニューヨークのカルチャー・シーン。そんなシーンの最前線にいて、旋風を巻き起こしていた男がいた。ジャン・ミッシェル・バスキアやマイケル・ホルマンと組んだ伝説のアヴァンギャルド・バンド"Gray(グレイ)"に参加。その後、ダウンタウン初のヒップ・ホップ パーティにアフリカ・バムバータやジャジー・ジェイとともにDJとして参加。初めてスクラッチした白人DJとして名をのこす。さらに、ヴィンセント・ギャロらとのバンド"The Generation"での活動や、20年ものときを超えて、いまもなお再活動中のバンド"Death Comet Crew"のビートメイカー。ニューヨーク80年代の生ける伝説と呼ばれた男、Nicholas Taylor(ニコラス・タイラー)a.k.a DJ High Priest。彼は、80年代にバスキアととも...
Nicholas Taylor a.k.a DJ High Priest インタビュー(中編)

Nicholas Taylor a.k.a DJ High Priest インタビュー(中編)

ニューヨーク80年代の生ける伝説Nicholas Taylor a.k.a DJ High Priest インタビュー(中編)つねに新しいものが生まれていた80年代のニューヨーク カルチャー・シーンの最前線で、ジャン・ミッシェル・バスキアやマイケル・ホルマンと組んだ伝説のアヴァンギャルド・バンド"Gray(グレイ)"での活動やヴィンセント・ギャロらとのバンド"The Generation"、さらにいまもなお再活動中のバンド"Death Comet Crew"に参加し、アフリカ・バムバータやジャジー・ジェイとともにDJとして活動、そして初めてスクラッチした白人DJとして名をのこす。さらに"Gray"でバスキアの鮮烈な時代の瞬間を残したフォトグラファーとしても活動していた、ニューヨーク80年代の生ける伝説、Nicholas Taylor(ニコラス・タイラー)a.k.a DJ High Priest。カルチャー激動の時代の中心にいた彼に、当時のカルチャーのおはなしとともに、半生をふりかえ...
Nicholas Taylor a.k.a DJ High Priest インタビュー(後編)

Nicholas Taylor a.k.a DJ High Priest インタビュー(後編)

ニューヨーク80年代の生ける伝説Nicholas Taylor a.k.a DJ High Priest インタビュー(後編)80年代のニューヨーク カルチャー・シーンの最前線で、ジャン・ミッシェル・バスキアと伝説のアヴァンギャルド・バンド"Gray(グレイ)"で活動し、ヴィンセント・ギャロとのバンド"The Generation(ジェネレイション)"のプロデュース、バンド"Death Comet Crew(デス・コメット・クルー)"のメンバーとして活動、初めてスクラッチした白人DJとしても名をのこすなどのおおくの音楽的活動に加え、"Gray"でのバスキアの鮮烈な時代の瞬間をのこしたフォトグラファーとしても活動してきた、ニューヨーク80年代の生ける伝説、Nicholas Taylor(ニコラス・タイラー)a.k.a DJ High Priest。カルチャー激動の時代を送ってきた彼の半生をふりかえったインタビューの後編。そこには"何か"があった。文=金子英史(本誌)Photo by ...
CAZAL|カザール|レトロフューチャー感が新鮮なサングラス、カザール881の魅力(後編)

CAZAL|カザール|レトロフューチャー感が新鮮なサングラス、カザール881の魅力(後編)

CAZAL|カザールそして、881は生まれたCAZAL Vintage Sunglasses Collection 2008(後編)カザールの新作モデル881は、アーカイブのヴィンテージモデルからそれぞれ魅力的なディテールを選び取ってリミックスした、いわばハイブリッド。さらにはアジア限定モデルも用意されているというのだから見逃せない。Text by OPENERSPhoto by Jamandfixカザールの遺伝子が色濃くあらわれた傑作CAZAL 881 ブラック、ブラウン 4万5150円過去を振り返る言葉である“レトロ”が、しかし未来的なニュアンスも感じさせるのは、“レトロフューチャー”を例に出すまでもないだろうか。カザールの「ヴィンテージコレクション2008」には、その“レトロ”がキーワードになったモデルが多数登場する。そしてそれらは過去の名作アーカイブを参照したデザインでありながら、コンテンポラリーな新しさも感じられる絶妙なバランスが特徴となっている。前編で紹介した901のフ...
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