MERCEDES-BENZ
自動車の歴史をひもとくとき、その先駆者として辿りつくのがゴットリープ・ダイムラーとカーツ・ベンツというふたりのドイツ人だ。1885年から86年にかけて、このふたりが別々にガソリン自動車を生みだし、クルマ社会の礎を築いたことは、いまさら説明するまでもない。それぞれが興した自動車会社はライバルと目されていた時期もあったが、第一次世界大戦後の不況を乗り切るために手を結び、1926年に合併によってダイムラー・ベンツ社が設立されている。 製品に与えられるメルセデスの名は、ダイムラーの顧客であったエミール・イェリネックが、ドイツ国外での販売を引き受けるかわりに長女の名前をつけさせたのがはじまりで、1902年にはダイムラー社により商標登録されている。 こうして生まれた、メルセデス、そして、Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)は、その後もセーフティパッセンジャーセル、エアバッグ、ESP(エレクトリック・スタビリティ・プログラム)、ナイトビューといった最新技術を積極的に導入するなど、自動車発展の牽引役として常に時代の先頭を走り続けているのだ。
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動画で知る Sクラス|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz S-Class|メルセデス・ベンツ Sクラス動画で知るSクラスメルセデス・ベンツは、新型「Sクラス」を解説する動画を公開している。今回はそれをピックアップして紹介しよう。現代の自動車最先端がここにある。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)ステレオカメラの威力メルセデス・ベンツが新型「Sクラス」の紹介として公開している動画で、まずもっとも目をひくのが充実した安全装備の数々。OPENERSでもすでに詳しく紹介している、ステレオカメラによって実現した、テクノロジーだ。本ページ先頭の動画では、まず「Magic Body Control」が紹介される。天候にも左右されるとはいえ、基本的には130km/hまで作動するこの機能は、フロントウインドウ上部のステレオカメラで前方の路面を読み取り、クルマがその場所を通過する際に、最適のサスペンション設定になっているように、あらかじめ調整するものだ。“魔法の絨毯のような”乗り心地と車体の安定による、...
スマートフォーツーがフェイスリフト|smart
smart fortwo│スマート フォーツースマートフォーツーがフェイスリフトスマートフォーツーがあたらしいエクステリアとレザー・ファブリックミックスのインテリアをえて、欧州市場に登場。本日から受注を開始し、ディーラーには4月初旬に到着する見込みだ。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)ダイナミックな外見を獲得今回のフェイスリフトはダイナミックな外見をめざしているという。ラジエターグリルは広くなり、サイドの印象は力強くなったほか、前後のバンパー形状も若干変更されている。クローム色のロゴが黒いラジエターグリルの上へと移動したのは、もはや世界中の都市でアイコンと化したスマートフォーツー自身のロゴがより目立つようにというねらいのようだ。外観が主な変更点だが、内装にも若干手がくわえられている。シート、ドアトリムにはレザーとファブリックが使われ、インストゥルメントパネルは黒いフェイクレザーに覆われる。モデルバリエーションは従来どおりピュア、パルス、パッション、ブラ...
新型スマート日本発売|smart
smart fortwo|スマート フォーツー新型スマート日本発売モデルチェンジした新型「スマート フォーツー」が日本でも発売された。また、電気自動車「スマート電気自動車」の予約受付も開始した。Text & Photographs by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)価格は159万円から ターボモデルも登場メルセデス・ベンツ日本は5月24日、六本木、メルセデス・ベンツ コネクションにおいて、自信を感じさせるデザインに生まれ変わったというあたらしいスマートを発表。同日より販売を開始した。まず印象的なのはその価格だ。この日、スタッフは背に大きく「159」とかかれたTシャツを着用。これはベースグレードとなる「スマート フォーツー クーペ mhd」が従来より25万円やすい、159万円からの販売になることを意味している。「明確なライフスタイルと考え方を持つ人に熱狂的に支持されてきた」というスマート。しかし、環境問題にたいする責任を果たしながら、個人の生活をたのしむパ...
より野性的なスマート登場|smart
smart for two coupe BRABUS Xclusive|スマート フォーツー クーペ ブラバス エクスクルーシブsmart for two cabrio BRABUS Xclusive|スマート フォーツー カブリオ ブラバス エクスクルーシブより野性的なスマート登場メルセデス・ベンツ日本は、「スマート フォーツー」にブラバスのチューニングがくわえられた特別仕様車「スマート フォーツー クーペ BRABUS エクスクルーシブ」と「スマート フォーツー カブリオ BRABUS エクスクルーシブ」を発表。8月24日から販売を開始した。Text by YANAKA Tomomiクーペは200台、カブリオは50台のみの限定販売日本でも今年、モデルチェンジがおこなわれたばかりの「スマート フォーツー」に、メルセデス・ベンツを代表するチューナー「ブラバス」が手掛けたパフォーマンスモデルが登場した。ブラバスが手掛ける一番小さなクルマでありながら、その哲学を存分に味わえる1台だ。パ...
新型SLクラスを発表|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz|メルセデス・ベンツ 2012年デトロイトモーターショー新型SLクラスを公開デトロイトモーターショーでメルセデス・ベンツは6代目となる新型SLクラスを公開した。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)スーパーライトウェイトアンヴェールとなったのは、オールアルミのボディシェルを採用し、さらなる軽量化をはたした新型SLクラス。この新型は、メルセデス・ベンツによれば、スチールを採用した場合に比べて110kg、従来型との比較でSL500 が125kg、SL350が140kg軽量とのことで、よりダイナミックに、より好燃費になったと同時に、剛性面でもスチールを用いた従来型以上に有利だという。外観は、SLクラスのイメージを残しつつも一本バーのグリル、大型のヘッドライトが目を引く。軽量のハードトップは開閉ともに20秒で完了する。より広くぜいたくな室内全長4612mm、全幅1877mmというボディは従来型よりも全長で50mm、幅で57mm大型化。より...
ジャーマンプレミアム3ブランド 中核モデルの実力を探る!
Mercedes-Benz E Class|メルセデス・ベンツ EクラスBMW 5 Series|ビー・エム・ダブリュー 5シリーズAudi A6|アウディ A6ジャーマンプレミアム3ブランド 中核モデルの実力を探る!アッパーミドルクラス、いわゆるEセグメントに属するモデルは、各メーカーの稼ぎ頭であり、テクノロジーとノウハウを総動員して開発される。それゆえ、ブランドの製品思想や先端技術がもっとも色濃く反映されているとも言える。メルセデス・ベンツ Eクラス、BMW 5シリーズ、そしてアウディ A6──ジャーマンプレミアム3ブランドが誇る各モデルの真価を確かめるべく、自動車ジャーナリスト 島下泰久が比較試乗した。Text by SHIMASHITA YasuhiroPhoto by ARAKAWA Masayuki実用性+αの魅力が重要ジャーマンプレミアム3ブランドの稼ぎ頭といえるメルセデス・ベンツEクラス、BMW5シリーズ、アウディA6は、ヨーロッパではカンパニーカーとして支給される...
ダイムラーAGのスマート部門担当役員 アネット・ヴィンクラー氏 インタビュー|smart
第42回東京モーターショー2011 来日VIPインタビューダイムラーAGのスマート部門担当役員 アネット・ヴィンクラー氏次世代モビリティの理想的な形フランクフルトモーターショーで初披露された「forvision」を東京モーターショーのブースの主力に据えていたスマート。このforvision、誰の目にもすぐにスマートの一族と判別できるものと言えるが、同時に初代、そして2代目とキープコンセプトを貫いてきたこれまでのfortwoと比べると、一段飛躍したような華やかさをも感じることができる。鮮やかなスーツで会場にあらわれたダイムラーAGのスマート部門担当役員 アネット・ヴィンクラー氏にまずうかがったのは、こうした進化の一方で譲ることのないスマートを定義づけるものとは一体なにかということである。デザインなのか、パッケージングなのか、それともサイズなのだろうか?Text by SHIMASHITA YasuhisaPhoto by ARAKAWA Masayukiシティカーを再定義するというス...
マイバッハ、第2のサブブランドとして復活|Mercedes-Benz
Mercedes-Maybach S 600|メルセデス・マイバッハ S 600マイバッハ、第2のサブブランドとして復活2011年にブランドの終了が宣言された「マイバッハ」が、メルセデス・ベンツのサブブランドとして復活する。「メルセデスAMG」につづく第2のサブブランドとして、個性的かつラグジュアリーなモデルをラインナップするという。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)三度産声をあげる、由緒あるプレミアムブランドダイムラーは、メルセデス・ベンツのサブブランドとして「マイバッハ」の名前を復活させる。もとは、ゴッドリープ・ダイムラーとともに最初期の自動車開発に携わったウィルヘルム・マイバッハを起源に、1920年代には超高級車を製造していた自動車メーカーの名前だ。第二次世界大戦後は縁のあるダイムラーが吸収していたが、1997年の東京モーターショーにてプロトタイプの披露とマイバッハブランドの再始動を宣言、5年後の2002年、ジュネーブモーターショーにてプ...
CLS発売1周年を記念した特別仕様車を期間限定で発売|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz CLS 350 BlueEFFICIENCY “designo” Limited|メルセデス・ベンツ CLS 350ブルーエフィシェンシー“デジーノ”リミテッドCLS発売1周年を記念した特別仕様車を期間限定で発売メルセデス・ベンツ日本は、4ドアクーペCLSの発売1周年を記念し、高級ナッパレザーを使用した「desingo(デジーノ)」レザーをはじめ、特別な装備を採用した「CLS 350ブルーエフィシェンシー“デジーノ”リミテッド」を2月15日(水)までの期間限定で発売した。Text by YANAKA Tomomiインテリアには、カラーが選べる高級ナッパレザーを採用感性に強く訴えかける優美で個性的なデザインを継承しながらも、マッシブで精悍なボディラインを持ち、メルセデスの新世代デザインアイコンとなる洗練されたダイナミックなスタイリングで、昨年2月の発表とともに大きな話題を呼んだ2代目CLS。今回、エレガントかつスポーティなスタイリングをさらに引き立たせる、...
マイバッハ、再始動|Mercedes-maybach
Mercedes-Maybach S Class|メルセデス・マイバッハ Sクラスマイバッハ、再始動ダイムラーはメルセデス・ベンツのサブブランドとして「マイバッハ」の名称を復活。事前告知のとおり、ロサンゼルスオートショーおよび広州モーターショーにおいて、初のモデルとなる「メルセデス・マイバッハ S クラス」を公開した。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)S 600とS 500 4MATICをラインナップダイムラー草創期のエンジニアが立ち上げた超高級自動車ブランド「マイバッハ」は、第二次世界大戦後にダイムラーに吸収されたのち、2000年にメルセデス・ベンツを超えるスーパーラグジュアリーブランドとして復活を遂げた。このブランド展開は2012年に終了が宣言されたが、2014年、メルセデス・ベンツのサブブランドとして三度目のスタートをきった。メルセデス・マイバッハ初のモデルとして発表されたのは、メルセデス・ベンツ「S クラス」のロングボディをもとにホイー...
パリ モーターショーの現場から Vol.3|Mondial de l’Automobile 2014
Mondial de l'Automobile 2014パリ モーターショーの現場から Vol.3前回の記事につづき、今月19日までフランス・パリで開催中のモーターショーの現場から、モータージャーナリストの小川フミオ氏によるレポートが到着。3回目となる今回は“スポーツカー”がテーマ。「メルセデス AMG GT」を発表したメルセデス・ベンツを筆頭に、フェラーリ、そして初となるプラグインハイブリッドスポーツを発表したランボルギーニまで、 モーターショーの最新トレンドをさぐる。Text by OGAWA Fumioパリ モーターショーの現場から Vol.1パリ モーターショーの現場から Vol.2 高級スポーツカー市場に参入するメルセデス・ベンツパリには華やかなイメージがつきまとう。富裕層も世界中から多く集まる。そのため、高級車やスポーツカーが、パリの自動車ショーでは必ず耳目を集める。周囲に大きな人垣を作っていたのが、メルセデス・ベンツがデビューさせた、「メルセデス AMG GT」なるス...
メルセデス・ベンツ ML63AMG|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz ML63AMG|メルセデス・ベンツ ML63AMGAMGのベストセラー新型メルセデス・ベンツML63AMGに試乗メルセデス・ベンツが北米市場を中心に見据えて、北米生産のSUVとしてデビューさせたMクラス。その3代目である新型に、AMGモデルが追加された。ハイパフォーマンスと環境性能を両立させた5.5リッターV8ツインターボエンジンを手に入れた同車に、モータージャーナリスト、九嶋辰也が試乗した。Text by KUSHIMA TatsuyaPhoto by Mercedes-Benz歴代モデルはAMGの稼ぎ頭メルセデスのハイパフォーマンスモデルを開発・製造しているAMG。かつて日本で“アー・マー・ゲー”なんて呼ばれていたころは、メルセデス各車のチューニングを手がけるチューナーだったが、いまではメルセデス・ベンツの一部門として、高性能車を世に送り出している。そもそも小さいマーケットが対象である彼らの仕事において、ここで紹介するML63AMGは重要なモデルとな...
メルセデス・ベンツ C63 AMG クーペ ブラックシリーズに試乗
Mercedes-Benz C63 AMG Coupe Black Series|メルセデス・ベンツ C63 AMG クーペ ブラックシリーズ 史上最強のCクラスC63 AMG クーペ ブラックシリーズに試乗メルセデス・ベンツAMGが超高性能モデルシリーズとして展開する「ブラックシリーズ」。そのCクラスクーペ版たるC63AMG クーペ ブラックシリーズにモータージャーナリスト、西川 淳が試乗した。Text by NISHIKAWA JunPhoto by Mercedes-Benz1500万円はバーゲンプライス昨年12月の第42回東京モーターショーにも出品され、メルセデスベンツ・ブースで注目を集めたC63AMGクーペ“ブラックシリーズ”。旧型SLK55、CLK63、SL65につづくブラックシリーズ第4弾である。コンセプト的にはCLK63ブラックシリーズの後継モデル、といってよさそうだが、性能は上がって、価格は下がった。台数限定ではなく、2012年いっぱい生産するとメルセデスAMGは...
メルセデス・ベンツ S クラス クーペが日本上陸|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz S Class Coupe|メルセデス・ベンツ S クラス クーペメルセデス・ベンツ S クラス クーペが日本上陸メルセデス・ベンツ日本は、10月10日(金)に、メルセデスブランドの最上級クーペモデル「S クラス クーペ」を発表した。18年ぶりの復活を果たした「S」を名乗るクーペの中身とは? Text by OHTO Yasuhiroメルセデス・ベンツの美しきフラッグシップクーペ今回、発表されたS クラス クーペは、昨年のフランクフルトモーターショーと東京モーターショーで公開されたスペシャルクーペのコンセプトカー「コンセプトSクラス クーペ」をベースに開発されたもので、「S」の名を冠したクーペは実に18年ぶりとなる。会場には、メルセデス・ベンツ日本の上野社長とダイムラー社の乗用車エクステリアデザイン統括を務めるロバート・レズニック氏が出席、新モデルの紹介をおこなった。新型モデルは、“モダンラグジュアリー&インテリジェンス”のコンセプトにより開発さ...
新型Cクラス ステーションワゴンが日本上陸|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz C Class Staionwagon|メルセデス・ベンツ C クラス ステーションワゴン新型Cクラス ステーションワゴンが日本上陸6年ぶりのフルモデルチェンジを果たしたメルセデス・ベンツ「Cクラス ステーションワゴン」が、ついに日本へ上陸した。先行導入されたセダン同様に、“アジリティ&インテリジェンス”のコンセプトから誕生した新型の魅力とは。Text by OHTO Yasuhiroワゴンになってもグラマラスなデザインは健在今年7月に導入されたメルセデス・ベンツ「C クラス セダン」につづき、今回「ステーションワゴン」もフルモデルチェンジを果たした。6年ぶりとなるこの新型は、セダン同様にボディシェルにアルミニウムを約50パーセントも使用した軽量高剛性アルミニウムハイブリッドボディを採用。先代モデルと比べ、ボディ単体で約75kgの軽量化を実現し、重心位置をより低くすることでスポーティかつ俊敏なハンドリングを獲得した。もちろん、NVH(騒音、振動、ハーシュ...