動画で知る Sクラス|Mercedes-Benz
CAR / NEWS
2014年12月24日

動画で知る Sクラス|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz S-Class|メルセデス・ベンツ Sクラス

動画で知るSクラス

メルセデス・ベンツは、新型「Sクラス」を解説する動画を公開している。今回はそれをピックアップして紹介しよう。現代の自動車最先端がここにある。

Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)

ステレオカメラの威力

メルセデス・ベンツが新型「Sクラス」の紹介として公開している動画で、まずもっとも目をひくのが充実した安全装備の数々。OPENERSでもすでに詳しく紹介している、ステレオカメラによって実現した、テクノロジーだ。

本ページ先頭の動画では、まず「Magic Body Control」が紹介される。天候にも左右されるとはいえ、基本的には130km/hまで作動するこの機能は、フロントウインドウ上部のステレオカメラで前方の路面を読み取り、クルマがその場所を通過する際に、最適のサスペンション設定になっているように、あらかじめ調整するものだ。“魔法の絨毯のような”乗り心地と車体の安定による、優れた安全を実現するとされる。

「PRE SAFE」は「BASプラス(ブレーキアシストプラス)」と連動し、事故を軽減する統合システム。ステレオカメラとレーダーの組み合わせで作動し、動画ではおもに街なかで、歩行者との事故を回避する機能が紹介される。たんなる警告にとどまらず、歩行者との距離を計測、ドライバーのブレーキの踏み込みが充分でなければ、適切な量をアシスト、あるいはブレーキをそもそもドライバーが踏んでいない状況でも、自動ブレーキをはたらかせる、というのが要点だ。この機能は時速50km/hまでは、完璧に作動。時速72km/hまで機能しつづけ、人との深刻な事故をおこす危険を著しく軽減するという。

「アクティブレーンキープアシスト」は、時速60km/h以上で作動。ブレーキとも連動し、車線からの逸脱、横を走るクルマとの接触をふせぐ。また、時速30km/hから作動する「ブラインドスポットモニター」は、車両後方の死角に存在するクルマをドライバーに知らせるものだが、その警告に気づかずに移動しようとしても、片側のブレーキをコントロールして車線変更を防ぎ、衝突を回避、あるいは軽減する。

「ディストロニックプラス」は、0-200km/hまで作動。望んだ距離で前車を、レーンをキープしつつ、追走しつづける。また、交通状況によって、道が混みあい、速度が遅い場合は、レーンがなくても前車を追従できる。渋滞が解消し、速度を回復する場合だが、約80km/h以上での追い越しになる場合、となりのクルマの速度にあわせて、必要ならば減速。追い抜かれるクルマとの、相対的な速度差がちいさい、追い抜かれるクルマよりもやや速い速度で追い越しをおこなうとされる。

またブレーキアシストである「BASプラス」は、ほかにも、自転車やクルマの突然の飛び出しにも対応できる。

上の動画は、デザインについて。Sクラスが、メルセデス・ベンツの特別な、最高峰のクルマであり、白紙からデザインがスタートした、あたらしく挑戦的なメルセデス・ベンツだと語られる。エクステリアのキーワードは、クリーンで、時間がたっても色褪せず、時代に流されないこと、自信にみちていること。

インテリアは世界最高のリムジンを目指したという。あたらしいアイデアを実現しながら、官能的で調和にみち、視覚的に騒がしくないことがポイントだとされる。ダッシュボードでの見どころは、メーターからセンタークラスター付近までつづく、2つのフラットなスクリーン。

最後に紹介したいのは、「S 400 Hybrid」と「S 350 BlueTEC」の走行動画。いずれも、ボディがフラットな状態に保たれているところから、前述の「Magic Body Control」の作動を見て取れるが、くわえて、左の動画の「S 350 BlueTEC」がディーゼルエンジンモデルでありながら、極めて静粛性が高いところにも驚かされる。

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