LAMBORGHINI

イタリアを代表するスポーツカーメーカーとして、常に対比されるのがFERRARI(フェラーリ)とLAMBORGHINI(ランボルギーニ)だ。しかし、それは至極当然のこと。なぜならランボルギーニの原点は、フェラーリを超えることだったのだから。 フェルッチオ・ランボルギーニがスポーツカーメーカーのランボルギーニ社を興したのは1963年。彼が47歳のことだ。第二次大戦後、トラクターやエアコンで財を築いたフェルッチオは、それまでに数々のスポーツカーを乗り継ぐが、どれひとつとして彼を満足させるものがなかった。フェラーリも例外ではなく、ある日、フェルッチオがエンツォ・フェラーリに愚痴を並べると、「君はトラクターでも転がしていればいい」と返されたことから、自らのブランドを立ち上げ、打倒フェラーリを掲げたというのはあまりにも有名な逸話だろう。 早速ランボルギーニは1963年のトリノショーに先進のV12と美しいボディを持つ「350GTV」を送り込み、翌年には生産型の「350GT」を世に送り出した。その後は一世を風靡した「ミウラ」や「カウンタック」などを発表するが、トラクター事業のつまずきやオイルショックの影響などから、自らの名を冠したスポーツカーメーカは人手にわたることになる。 その後もランボルギーニ社は幾度も身売りの憂き目に遭うが、1998年、アウディの傘下に収まってからは、順調な成長を見せている。現在はV12エンジンを積む「アヴェンタドール」とV10の「ガヤルド」をラインナップする。

フランクフルトにみる、各ブランドのエコ戦略|IAA 2015

フランクフルトにみる、各ブランドのエコ戦略|IAA 2015

Frankfurt Motor Show 2015(IAA 2015)|フランクフルト モーターショー 2015フランクフルトにみる、各ブランドのエコ戦略近年のモーターショーでつねにメインテーマとなるのが、エコだ。今回のフランクフルトモーターショーでももちろん例外ではなく、各ブランドからエコを意識したモデルたちがコンセプトカーから市販車まで幅広く登場している。会場を訪れた小川フミオ氏が見て、聞いて、尋ねてまわった各社のエコ事情をリポート。Text by OGAWA Fumio2020年問題が時代を変える2015年9月に、独フランクフルトで開催された自動車ショー、通称フランクフルトショー。特徴をひとことで解説すると、エコカーのオンパレード。ポルシェの電気自動車にはじまり、アウディもフォルクスワーゲンもメルセデス・ベンツもBMWも、電気自動車やプラグインハイブリッドを数多く出展していた。なぜかというと、自動車メーカーがいま頭を悩ましている「2020年問題」があるからだ。読者は先刻ご承知...
ランボルギーニ ウラカンにスパイダーを追加|Lamborghini

ランボルギーニ ウラカンにスパイダーを追加|Lamborghini

Lamborghini Huracan LP 610-4 Spyder|ランボルギーニ ウラカン LP610-4 スパイダーランボルギーニ ウラカンにスパイダーを追加アウトモビリ ランボルギーニは、フランクフルトモーターショーにおいて、新型モデル「ランボルギーニ ウラカンLP610-4スパイダー」のワールドプレミアをおこなった。Text by OHTO Yasuhiro早くもオープンモデルを公開2014年3月のジュネーヴショーで発表された「ランボルギーニ ウラカン」に、オープンモデルである「ランボルギーニ ウラカン LP610-4 スパイダー」が追加され、フランクフルトショーで世界初披露された。ウラカン LP640-4 スパイダーは、クーペの持つパフォーマンスを受け継ぎながらオープンエア ドライブの感動を融合させた贅沢なモデル。あたらしい軽量ソフトトップをそなえたエクステリアは、クーペとことなるシルエットを形成しており、クローズドでも一目でスパイダーだと判別できる。全高はクーペ比プ...
ランボルギーニ アヴェンタドール LP750-4 SVを日本初披露|Lamborghini

ランボルギーニ アヴェンタドール LP750-4 SVを日本初披露|Lamborghini

Lamborghini Aventador LP750-4 Superveloceランボルギーニ アヴェンタドール LP750-4 スーパーヴェローチェLamborghini Aventador LP750-4 Superveloce Roadsterランボルギーニ アヴェンタドール LP750-4 スーパーヴェローチェ ロードスターランボルギーニ アヴェンタドール LP750-4 SVを日本初披露ランボルギーニ・ジャパンは、フラッグシップモデルのランボルギーニ「アヴェンタドール」の限定モデル「LP750-4 スーパーヴェローチェLP750-4」を日本初公開した。Text by OHTO Yasuhiro特別な意味をもつ名前ランボルギーニ・ジャパンは、限定モデル「アヴェンタドール LP750-4 スーパーヴェローチェ」のジャパン ローンチイベントを9月11日(金)に東京・聖徳絵画館にて開催した。絵画館前に設置されたステージ上では、ランボルギーニ アヴェンタドール LP750-4スー...
ランボルギーニ「ウラカン」、待望のワールドプレミア|Lamborghini

ランボルギーニ「ウラカン」、待望のワールドプレミア|Lamborghini

Lamborghini Huracan LP 610-4|ランボルギーニ ウラカン LP 610-4ランボルギーニ「ウラカン」、待望のワールドプレミアランボルギーニ創業以来、歴代最高のヒット作となった「ガヤルド」の後継モデル、「ウラカン LP 610-4」がついにそのベールを脱いだ。発表となったジュネーブから、まずはその第一報をご報告したい。Text by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)あらたなる伝説の幕開けジュネーブ モーターショー開幕前夜となる3月3日、アウトモビリ・ランボルギーニは恒例のプレビューナイトにおいて、新型スーパースポーツモデル「ウラカン LP 610-4」のワールドプレミアをおこなった。昨年12月の時点ですでに概要は公開されていたが、公の場で披露されたのは今回が初。10年ぶりに刷新される「ガヤルド」の後継モデルとあって、高い注目を集めていたのはいうまでもない。「ランボルギーニは、その偉大なる歴史の次なる章を、ウラカンとともに歩みはじめていま...
アヴェンタドールSVにロードスターモデル|Lamborghini

アヴェンタドールSVにロードスターモデル|Lamborghini

Lamborghini Aventador LP750-4 Superveloce Roadsterランボルギーニ アヴェンタドール LP750-4 スーパーヴェローチェ ロードスターアヴェンタドールSVにロードスターモデルランボルギーニは、「アヴェンタドール LP750-4 スーパーヴェローチェ」のオープンモデル「アヴェンタドール LP750-4 スーパーヴェローチェ ロードスター」を、アメリカ西海岸でおこなわれているモントレー カー ウィークにて発表した。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)エモーショナルなドライビングとオープンエアの解放感を同時にカリフォルニアで開催中のモントレー カー ウィークにおいて、ランボルギーニは「アヴェンタドール LP750-4 スーパーヴェローチェ(SV) ロードスター」を世界初公開。ことし3月のジュネーブモーターショーで発表した「アヴェンタドール LP750-4 スーパーヴェローチェ」のオープン版の登場だ。搭載...
サーキット試乗、ランボルギーニ ウラカン|Lamborghini

サーキット試乗、ランボルギーニ ウラカン|Lamborghini

Lamborghini Huracan LP610-4|ランボルギーニ ウラカン LP610-4サーキット試乗、ランボルギーニ ウラカンガヤルドの後継モデルとして2014年3月にデビューしたランボルギーニ「ウラカン LP610-4」を、九島辰也氏がサーキットインプレッション。野太いエキゾーストノートをこだましながら、610psものパワーを生み出すV10エンジンが富士スピードウェイを駆け回る。Text by KUSHIMA TastuyaPhotographs by HANAMURA Hidenoriファイティングブルは健在ランボルギーニ史上もっとも売れたクルマをご存知だろうか。「カウンタック!」といいたいところだが、現実は「ガヤルド」である。サイズ、プライス、扱いやすさ、信頼性といったところで、高い人気を獲得したようだ。だが、クルマにはご存知のようにモデルサイクルというものがある。マーケットを刺激するため、ニューモデルの投入は欠かせない。そこで登場したのがこの「ウラカン LP610...
“SV”の称号をもったランボルギーニ アヴェンタドールをスペインで試す 前編|Lamborghini

“SV”の称号をもったランボルギーニ アヴェンタドールをスペインで試す 前編|Lamborghini

Lamborghini Aventador LP 750-4 SV(Superveloce)ランボルギーニ アヴェンタドール LP 750-4 SV(スーパーヴェローチェ)SV”の称号をもったアヴェンタドールをスペインで試す 前編0-100㎞/h加速2.8秒、最高速度350km/h以上という超ド級のパフォーマンスが与えられた特別なランボルギーニ「アヴェンタドール LP 750-4 SV」を、F1スペインGPの舞台でもあるカタルーニャ サーキットでテストドライブ。“スーパースピード”を意味する伝統の称号「SV(スーパーヴェローチェ)」をもつ最新鋭の猛牛は、どのようなパフォーマンスを披露するのか。大谷達也氏がリポートする。後編を読むText by OTANI Tatsuya伝統のスーパーヴェローチェバルセロナに到着した当日の夜、ビーチに隣接したホテルのベランダで食事前のカクテルを楽しんでいると、ランボルギーニのステファン・ヴィンケルマン社長と技術のトップであるマウリツィオ・レッジャーニ...
ランボルギーニ アヴェンタドールに試乗|Lamborghini

ランボルギーニ アヴェンタドールに試乗|Lamborghini

Lamborghini Aventador LP700-4|ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4ランボルギーニの最新フラッグシップに試乗ランボルギーニの最新フラッグシップモデルとして昨年3月のジュネーブモーターショーでデビューし、昨年末、日本上陸を果たしたアヴェンタドール。21世紀の“キング・オブ・スーパーカー”ともいえる同車の真価を探るべく、モータージャーナリスト、西川 淳氏が試乗した。Text by NISHIKAWA JunPhoto by ARAKAWA Masayukiカウンタックの子孫日本において、「スーパーカー」というカテゴリーを確立したクルマは何か……。ランボルギーニ カウンタック(本当はクゥンタッチと発音する。カウンタックと海外で言ってもまったくもって通じない)だったとみて、まちがいない。大きなV12エンジンをドライバーの背後に縦置きにしたミドシップカー。おどろくほど平べったいスタイリングと、上方に跳ね上がるスィングアップ“シザー”ドアが、正に、クルマ...
Car
特集|ウラカンがランボルギーニを変える|Lamborghini

特集|ウラカンがランボルギーニを変える|Lamborghini

Lamborghini Huracan|ランボルギーニ ウラカン特集|ウラカンがランボルギーニを変えるランボルギーニが「ガヤルド」の後継モデルとしてあらたに送り出した新世代ベイビーランボ。 このニューモデルにあらたに与えられた「Huracan:ウラカン」というネーミングは、アヴェンタドールをはじめ歴代モデル同様、闘牛に由来するものだ。6角形をモチーフとし与えられた艶美なエクステリアデザイン、カーボンファイバーとアルミニウム素材を組み合わせたまったくあたらしいハイブリッドシャシー、そして初搭載の7段デュアルクラッチ。先代の登場から10年の時を経て大胆な進化を遂げたニューモデル「ウラカン」の、その全貌に迫りたい。 ランボルギーニで雪氷走行テクニックをまなぶランボルギーニ ウィンター アカデミアミッドシップ4WDモデルを精力的に手がけるランボルギーニは、雪氷上でのドライビングトレーニング「ウィンター アカデミア」を定期的に開催している。アヴェンタドール、ウラカンをおもいっき...
“SV”の称号をもったランボルギーニ アヴェンタドールをスペインで試す 後編|Lamborghini

“SV”の称号をもったランボルギーニ アヴェンタドールをスペインで試す 後編|Lamborghini

Lamborghini Aventador LP 750-4 SV(Superveloce)ランボルギーニ アヴェンタドール LP 750-4 SV(スーパーヴェローチェ)SV”の称号をもったアヴェンタドールをスペインで試す 後編“スーパースピード”を意味する、ランボルギーニ伝統の称号がついに「アヴェンタドール」にも与えられた。6.5リッターV12自然吸気エンジンから生み出される750psものパワーを、F1スペインGPの舞台でもあるカタルーニャ サーキットで大谷達也氏が試す。最新鋭ファイティングブルのパフォーマンスや如何に。前編に戻るText by OTANI Tatsuyaスタンダードのアヴェンタドールとはまったく別種では、長らくお待たせしたが、サーキット走行を通じて得られたSVの印象をリポートすることにしよう。ランボルギーニのサーキット試乗は、インストラクターがドライブする先導車をメディア関係者が追いかける、いわゆる“カルガモ方式”をとる。先導車と試乗車のあいだはトランシーバー...
288 件