BASEL WORLD(バーゼルワールド)
「BASEL WORLD(バーゼルワールド)」に関する記事
アイコンシリーズ初の自動巻きムーブメント搭載モデル|MAURICE LACROIX
MAURICE LACROIX|モーリス・ラクロア待望の自動巻きムーブメントを採用した「アイコン オートマティック」モーリス・ラクロアから、「アイコン」シリーズ初の自動巻きムーブメントを搭載する「アイコン オートマティック」が登場。6月にリリースされる。Text by YANAKA Tomomiさらに立体的なフォルムへと進化2016年に往年のベストセラー「カリプソ」の復刻版として登場した「アイコン」。あれから2年の月日が経過し、今年のバーゼルワールドで披露されたのが、シリーズ初の自動巻きムーブメントを搭載する「アイコン オートマティック」である。径42ミリの3針モデルと、径44ミリのクロノグラフの2タイプがラインナップ。アイコンの特徴ともいえるベゼルに設けられた6つのアームなど、エッジ部分には光沢を放つポリッシュ仕上げが施され、輝きを抑えたサテン仕上げ部分とのコントラストを演出。立体的なフォルムに仕上げている。3針モデルのダイアルには細かなピラミッド状の凸凹装飾を施し、一方のクロノ...
「カラトラバ・パイロット・トラベルタイム」をおふたりで|PATEK PHILIPPE
PATEK PHILIPPE|パテック フィリップ完璧なペアウォッチ。しかもパイロット・ウォッチのデザインで2015年に誕生した18KWGの「カラトラバ・パイロット・トラベルタイム」に18KRGとブラウン・ソレイユ・ブラック・グラデーション文字盤を組み合わせた新バージョンが登場。それに合わせて、ケース径を既存サイズから4.5mm縮小した婦人用「カラトラバ・パイロット・トラベルタイム」が誕生し、このモデルをペアで身に着けられるようになった。Text by TSUCHIDA Takashi(OPENERS)搭載機能もすべて同じペアモデルって意外と、保守的なデザインが多いんです。そんななかで、ひと際目を引く「カラトラバ・パイロット・トラベルタイム」。おひとりでも十分目を引くのに、おふたり揃うと、無敵のインパクトです。このトラベルタイムの操作は非常に簡潔。10時位置のプッシュピースを押すと、時針が1時間後退。8時位置のプッシュピースを押すと、時針が1時間前進。たとえば海外に行ったときに時差...
最新「永久カレンダー搭載クロノグラフ」は、希少なプラチナバージョン|PATEK PHILIPPE
PATEK PHILIPPE|パテック フィリッププラチナケースにゴールド・オパーリン・ダイアルを合わせたヴィンテージライクな傑作1941年に誕生して以来、パテック フィリップの永久カレンダー搭載クロノグラフは、同社の“顔”として、その完璧なフェイスを受け継いできた。近年では2011年に18KWGモデルが発表され、2015年には18KRGバージョンが加わり、そして今年、最高級素材のプラチナモデル登場に至った。2018年の新作誕生により、既存の5270ではじまるシリーズはすべてディスコンとなる。Text by TSUCHIDA Takashi(OPENERS)銅色ダイアルの渋さと、プラチナケースの高潔さとボルドーワインに例えるならば、2010年。ポルシェで言えば、1973年のナローボディ。そんな風に、2018年のパテック フィリップ「永久カレンダー搭載クロノグラフ」は、この先、記憶に残るに違いありません。つまり、“当たり”。プラチナケースとゴールド・オパーリン・ダイアルの組み合わせに...
「アクアノート」コレクションに初のクロノグラフがラインナップ|PATEK PHILIPPE
PATEK PHILIPPE|パテック フィリップオレンジを大胆に使った「アクアノート」初のクロノグラフコンテンポラリーとクラシックを高いレベルで融合し、独自の世界観を演出してきた「アクアノート」。その誕生から21年目にして、クロノグラフがコレクションに初登場。アクセントカラーはオレンジだ。Text by KOIZUMI Yoko21年目の新シリーズが登場ファンにとっては“ついに”と言うべきか。アクアノートコレクション誕生21年目にして、初めてのクロノグラフ「アクアノート・クロノグラフ5968A」が登場する。搭載されるモジュールはフライバック・クロノグラフ。一般的なクロノグラフ同様、リュウズを挟んで上下にプッシュボタンが配される外観は同じだが、下側のリセットボタンの構造に違いがある。フライバック・クロノグラフの場合、このボタンを計測中に押すと、ストップ → リセット → 再スタートがワンプッシュ操作で行なえるのだ。この際に計測針が一瞬にして帰零することから“フライバック”という名称...
ワールドタイムとミニット・リピーターがパテック フィリップによって統合|PATEK PHILIPPE
PATEK PHILIPPE|パテック フィリップ世界中どこでも現地時刻を音で知らせるまったく独創的なミニット・リピーターついにワールドタイムとミニット・リピーターの両機能がパテック フィリップによって統合された。これまでのミニット・リピーターは、あらかじめリュウズで合わせたホームタイム(出発地の時刻)しか鳴らすことができなかった。しかし、このモデルはタイムゾーンを変更した先のローカルタイムを鳴らすことができるのだ。Text by TSUCHIDA Takashi(OPENERS)12時位置に表示された都市の時刻を音で知らせるこの素晴らしく美しく、希少で、価値がある腕時計を、実際に海外旅行時に持ち運ぶかはともかくとして(なんとゴージャズ!)、ミニット・リピーター機能がまたひとつ進化を遂げました。ワールドタイム機能と連動して、世界中どこにいても、現地時刻を音で知らせてくれるのです。しかもその音色が、ひと際、力強く、鮮明なものとなっています。理由は、2本のゴング(高音と低音)がムーブメ...
ミニット・リピーター、クロノグラフ、永久カレンダーの3大複雑機構を搭載|PATEK PHILIPPE
PATEK PHILIPPE|パテック フィリップトリプル・コンプリケーションに初のローズゴールドモデルがラインナップミニット・リピーター、クロノグラフ、永久カレンダーを搭載するRef.5208は、2011年に誕生。これまではPtケースにアントラサイト・ソレイユ・ダイアルの組み合わせだったが、このモデルが製造終了となり、代わりに18KRGケース×エボニー・ブラック・ソレイユダイアルの新仕様が登場した。Text by TSUCHIDA Takashi(OPENERS)鳴り物人気をよそに、着実にモデル拡充を遂げる昨今、ミニット・リピーターがトレンドアイテムとなっています。まるで10年前のトゥールビヨン流行のような兆しが、今度はミニット・リピーターに見え隠れしているのです。しかし、このモデルはそうした流行訴求とは異なり、3大コンプリケーションをいかに実用的に、リアルな存在とするかで正統進化を遂げたもの。超絶機構を実用アイテムとして日常に使用するかはオーナーの自由として、あくまで実用性にこ...
高級機械式時計のスピリットを継承する「L & JR」がローンチ|L & JR
L & JR|エル アンド ジェイアール日本初上陸! ウォッチメイキングの新たな潮流「L & JR」ウォッチバーゼルワールド2018で注目を集めたスイス発の新ウォッチブランド「L & JR(エル アンド ジェイアール)」より、デイデイトとクロノグラフのコレクションが、早くもリリースされる。Text by OZAKI Sayakaラグジュアリアスかつエレガント。そしてアフォーダブル高級機械式時計界に精通し、アントレプレナー精神に富んだヨルグ・イゼック Jr、フィリップ・クロス、ライオネル・ラドアの3名によって創業、2018年のバーゼルワールドに合わせてブランドが設立された「L & JR(エル アンド ジェイアール)」。高級機械式時計のスピリットを見事に継承し、洗練されたデザインのエキサイティングなウォッチコレクションが2018年5月下旬、ついに日本初上陸する。「L & JR」は、ウォッチを着用するオーナーのスタイルや生き方への姿勢を物語るアイテ...
個性派ドレスウォッチ。ゴールデン・エリプス誕生50周年|PATEK PHILIPPE
PATEK PHILIPPE|パテック フィリップラウンドとレクタンギュラー、双方の旨味を示す黄金率から生まれた不朽のフォルム(1)1968年に誕生した「ゴールデン・エリプス」は、今年、その誕生から50年を迎えることとなった。パテック フィリップではゴールデン・エリプスのアニバーサリーイヤーを祝すため、ふたつの新作を2018年のコレクションにラインナップ。なかでも注目は、レギュラーモデルとして登場した写真上のジャンボサイズモデルである。Text by TSUCHIDA Takashi(OPENERS)気になる丸み。シンプルなのに癖があるそう、このモデル、非常にシンプルな形状をしているのに、なぜか気になるんですよ。スペックリッチな饒舌さをひけらかさない佇まいが、かえって潔さを感じます。薄型で2針のドレスウォッチゆえに、スーツやジャケットスタイルは当たり前に合いますが、謎の丸みが個性となって、カジュアルにも合わせたくなります。ちなみに“謎”とは最大の褒め言葉です。だって、そうじゃありま...
3大複雑メカニズムを搭載するグランド・コンプリケーション|PATEK PHILIPPE
PATEK PHILIPPE|パテック フィリップミニット・リピーター、トゥールビヨン、永久カレンダーを、わずか9.33mm厚のムーブメントに集約ミニット・リピーター、トゥールビヨン、瞬時日送り式窓表示永久カレンダーをともに搭載した現行コレクション唯一の複雑時計である。このモデルの登場により、既存の3タイプ(18KWGケース×カッパーダイアル、18KRGケース×ブラックダイアル、Ptケース×ブラウンダイアル)は製造終了となる。Text by TSUCHIDA Takashi(OPENERS)ブルー・ソレイユ文字盤を備えたNEWフェイスブルー文字盤がトレンドとはいっても、こうしたグランド・コンプリケーションにまでブルー文字盤を載せてくるとは、さすがはパテック フィリップ。思いっ切り踏み切った行為です。超高額モデルともなれば、冒険せず定番カラーに落ち着くのが世の常。しかし、この美しい発色ならば、はなから殿堂入りかもしれません。太陽が降り注ぐ下の青空。その突き抜けた青さは、もはやエレガン...
アーカイブシリーズにダイバーズウオッチがラインナップ|BULOVA
BULOVA|ブローバ1970年代、米軍に制式採用されたダイバーズウオッチが、アーカイブシリーズに登場ブローバは140年以上にわたる膨大なアーカイブのなかから“デビルダイバー”の愛称を持つ「オーシャノグラファー」を復刻した。Text by KOIZUMI Yoko“デビルダイバー”と呼ばれた、その背景とは?1875年、アメリカに創業したブローバは、数々の“初物”を世に送り出してきたウオッチメーカーである。なかでも有名なのが1960年に発表した音叉式腕時計「アキュトロン」。当時の一般的な機械式腕時計の振動数が1秒間に8振動であったに対し、1秒間に360振動という高振動を実現、日差2秒という当時の最高精度を打ち出している。ちなみにNASAによる46回の宇宙飛行にも使用されており、その音叉のかたちはブランドロゴとなって現在も引き継がれている。こうした時計史に残るモデルに加えて、ブローバは140年余りの歴史のなかで、NASAやアメリカ空軍、海軍に優れた機械式時計を供給してきた経緯を持つ。そ...
今秋、ブライトリングから届いた3つのTOPICS|BREITLING
BREITLING|ブライトリング“機構”に“素材”に磨きをかけた最先端のウォッチテクノロジーがここに!(1)BASELWORLD 2016にて発表された新作のなかで、特に注目を集めた3モデルのリリースがはじまっている。「社内のスペシャルチームが手掛けた新機構」「革新的な新素材の採用」「進化したコネクテッドウォッチ」それぞれの魅力について詳述する。Text by KOIZUMI Yoko1.BREITLINGの革新を“魅せる”コンセプトモデルブライトリング社内に創設された“クロノワークス®”が手掛けた初のモデルが登場する。クロノワークス®とは、モータースポーツ業界におけるチューニング部門の考え方を導入したもの。いわば時計とクロノグラフのパフォーマンス向上のためのスペシャルチームだ。このチームが手掛けたのが、新機構を採用した「スーパーオーシャン ヘリテイジ クロノワークス®」である。まもなくリリースされるこの限定モデルには、5つの技術革新が投下されている。2.圧倒的な“強さ”“軽さ”...
自社製ムーブメントを備えた渾身の新作「ムッシュー ドゥ シャネル」が登場|CHANEL
CHANEL|シャネル自社製ムーブメントを備えた渾身のコンプリケーションウォッチシャネルのコードを宿した男の時計男性のためだけにデザインされた特別なウォッチ。そう銘打たれたシャネルの「MONSIEUR DE CHANEL(ムッシュー ドゥ シャネル)」は、ジャンピングアワーとレトログラード分表示という2つの複雑機構を備えたコンプリケーションモデルだ。シャネル初の自社製ムーブメントを携え、2016年のバーゼルワールドで話題をさらったメゾンの情熱が、今夏日本に上陸する。Photograph by NGASHIMA TohruText by OPENERS自社製ムーブメント「CHANLE キャリバー 1. ジャンピングアワー」が誕生ムッシュー ドゥ シャネルに搭載されたシャネルの自社製ムーブメント「CHANLE キャリバー 1. ジャンピングアワー」は、170個にも及ぶパーツで構成されている。5年もの歳月をもって開発された手巻きムーブメントは、既成のムーブメントにモジュールを組み込んだし...
森山大道と荒木経惟の作品をまとうグランドセイコーのアートピースを展示|SEIKO
SEIKO|セイコー写真家との出会いが生んだスペシャルピースグランドセイコーと二人の鬼才2016年の「バーゼルワールド」で発表された、写真家・森山大道氏と荒木経惟氏とグランドセイコーがコラボレーションしたアートプロジェクト「Grand Seiko Avant-garde」。そのアートピースが2016年5月28日より開催される両氏の個展で展示される。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)アートプロジェクト 「Grand Seiko Avant-garde」「Grand Seiko Avant-garde(グランドセイコー アヴァンギャルド)」は、グランドセイコーが森山大道氏と荒木経惟氏の両氏に呼びかけて実現したアートプロジェクト。その作品は2016年3月にスイスで開催された「BASELWORLD(バーゼルワールド) 2016」で初めて公開された。このアートプロジェクトは、セイコーの1960年に生まれたフラッグシップブランド「グランドセイコー」がラインナップする「...
バーゼルの“華”は今年もクロノグラフ|BASELWORLD 2016
BASELWORLD|バーゼルワールド注目の10ブランドをピックアップバーゼルの“華”は今年もクロノグラフ(1)ほとんどのブランドからクロノグラフの新作が登場し、まさに百花繚乱といった趣が、年々強くなる腕時計の世界。2016年のバーゼルワールドでも、その流れは堅調だった。ムーブメント供給が危ぶまれた、いわゆる2010年問題を契機として起こった自社クロノグラフムーブメントの開発競争には一息ついた感はあるが、外装も含めたレベルアップは継続中だ。Photograph by NAGASHIMA ToruText by KAWADA Akinoriデイトナにブラックベゼルが帰ってきたROLEX|ロレックスついにという感慨がある。かつてブラックのプレキシガラス製ベゼルを装備したデイトナのステンレススチールモデルは、1960年代半ばに登場し、長きにわたってメタルベゼルモデルと並行して製造されていた。それが、1988年に登場したRef.16520以降、メタルベゼルに一本化されラインナップから姿を消...
バーゼルワールド2016発表 崇高なる新作コレクション|GRAFF
GRAFF|グラフ眩く美しいウォッチクリエーションの新境地1960年にロンドンで誕生した「グラフ」は、21世紀の“キング・オブ・ダイヤモンド”と謳われるダイヤモンド・ジュエラー。より大きく、かつ特別なダイヤモンドを原石からクリエイトすることにこだわるジュエラーの哲学は、ウォッチメイキングにおいても貫かれる。「バーゼルワールド2016」で発表された新コレクションでは、さらにドラマチックに昇華したモデルが登場し、羨望の眼差しを集めた。Text by NOGUCHI Minako舞い降りたバタフライに秘められる至高のシークレットウォッチ「バーゼルワールド2016」で発表されたレディスウォッチの中でも特に、多くの女性を釘付けにしたコレクションが「ザ・プリンセス バタフライ」。ジュエラーのアイコンモチーフであるバタフライのシルエットを生かしてデザインされたモデルは、羽を広げて優雅に舞う、美しい蝶の化身。サファイアやダイヤモンドが煌めく優美な羽の奥には、バゲットカットのテーパードストーンを携え...