連載

Life is Edit. #011 ~『アールデコ』が教える”美しく暮す”こと~

Life is Edit. #011 ~『アールデコ』が教える”美しく暮す”こと~

#011 『アールデコ』が教える“美しく暮す”ということひとりのヒトとの出会いによって紡がれ、生まれる新しい”何か”。ひとつのモノによって惹きつけられ、生まれる新しい”何か”。編集者とは、まさにそんな”出会い”をつくるのが仕事。そして人生とは、まさに編集そのもの──編集者、島田 明が、出会ったヒトやモノ、コトの感動を紹介します。文と写真=島田 明今回は、ファッション、アート、フライフィッシングに仏像同様、”わたし”を構成するキーワードである『アールデコ』、そしてそれを介して出会った人たちについてのおはなしを。あだ名にもなったくらいの熱中っぷり1925年、パリで開催されたパリ万国博覧会以降、現代建築と装飾美術の一大潮流となるデザイン ムーブメントが、いわゆる『アールデコ』。で、What is ARTDECO? という方にわたし流に『アールデコ』を説明してみますと……。1925年から30年代は、ちょうど機関車やクルマ、飛行機などの出現で、ひとの生活に劇的変化が現れた時代。見果てぬ遠国へ...
Chapter 5 ルイジ ボレッリ六本木ヒルズ店のすべて

Chapter 5 ルイジ ボレッリ六本木ヒルズ店のすべて

Chapter 5 ルイジ ボレッリ六本木ヒルズ店のすべて自宅のドレッサーのように使いたい店の魅力3月7日(金)に待望のオープンを迎えたルイジ ボレッリ 六本木ヒルズ店は、ファーストレンジの『LUIGI BORRELLI』はもちろん、注目のハイ・カジュアルライン「ラグジュアリー ヴィンテージ」もそろえた日本の旗艦店。こんかいは、世界基準の内装を備えた店内をじっくりご覧いただこう。Photo by Jamandfixドレスの奥深さからカジュアルの愉しみまで、フルラインナップ“いい服を着ると、からだがよろこぶ”。素肌に着るシャツは、生地のなめらかさや、手縫いによる当たりの柔らかさがダイレクトに伝わってきて、まさに、パジャマのように気持ちよく過ごせる着心地に魅せられる。スーツ、ジャケット、パンツもまさにナポリの男のスタンダードにして、インターナショナル・ラグジュアリー。タイトフィットが主流のシルエットに極端に走ることのない贅たくな着用感は、最高を着ることの優越感をもたらしてくれよう。日本...
Chapter 3 Store ルイジ ボレッリ 六本木ヒルズ店オープン速報

Chapter 3 Store ルイジ ボレッリ 六本木ヒルズ店オープン速報

Chapter 3 ルイジ ボレッリ 六本木ヒルズ店オープン速報!ルイジ ボレッリの日本初直営店が誕生六本木ヒルズの中心を突き抜けるメインストリート、六本木けやき坂通りに、「ルイジ ボレッリ 六本木ヒルズ店」が本日、3月7日(金)オープン。ナポリの名門ブランド「LUIGI BORRELLI」の日本におけるフラッグシップストアが誕生した。Photo by Jamandfix世界で10番目の最新直営店がオープン!ルイジ ボレッリのホームタウンであるナポリ、カプリ、ミラノ、ローマ、フォルテ・ディ・マルミ(以上イタリア)、ニューヨーク、マイアミ、ボストン、サンフランシスコに続く10店舗目の直営店であり、日本の旗艦店となる「ルイジ ボレッリ 六本木ヒルズ店」がオープンした。ルイジ ボレッリ 六本木ヒルズ店のスタッフファーストレンジ『LUIGI BORRELLI』のジャケット、パンツ、シャツはもちろん、前回“Chapter 2”で紹介したハイ・カジュアルライン「ラグジュアリー ヴィンテージ」の...
Chapter 4 Interview ルイジ ボレッリ、その魅力を語る 『SEVENSEAS』秋山 都さん

Chapter 4 Interview ルイジ ボレッリ、その魅力を語る 『SEVENSEAS』秋山 都さん

布のなかでからだが気持ちよく動く感覚は、最高のリュクスです雑誌『SEVENSEAS』編集長 秋山 都さん富裕層をターゲットとして、美しいビジュアルとセギュメントされた情報で、ハイクラスなライフスタイルを紹介する雑誌『SEVENSEAS』。“日常の延長としての旅”を軸に、アグレッシブに世界を渡っていく人のためのハイパーリュクス・マガジンである。現在発売中の4月号の特集は「つくりと素材を極めた“贅沢仕立て”の奥義」。富裕層とファッションの最新の関係をみつめた秋山 都編集長に、ルイジ ボレッリの魅力をきく。Photo by Jamandfixもっともラグジュアリーな服とはなにか今回、4月号のファッション特集のために、ドバイやロシア、インドなどの富裕層にワードローブインタビューを行ったのですが、男性はスーツ、シャツ、靴など、オーダーメイドに行きつくことを実感しました。着ることの豊かさを突きつめていくと、「素材の良さ」、「仕立ての良さ」という2つのキーワードなんですね。それを合わせると、ブラ...
第11回 京都の銭湯へおいでやす(2)「感動の銭湯、船岡温泉」

第11回 京都の銭湯へおいでやす(2)「感動の銭湯、船岡温泉」

第11回 京都の銭湯へおいでやす(2)「感動の銭湯、船岡温泉」独特の銭湯文化があるという京都。銭湯といっても、ただの銭湯ではない。じつに古都らしい、立派で高尚な雰囲気すら漂っている銭湯があるというのだ。文=矢貫 隆写真=有本真紀朱塗りの天井に、牛若丸と鞍馬天狗東京の下町で育ち、当たり前のように銭湯に親しんできたせいか、僕は狭い家の風呂は苦手で、いまも銭湯通いをしています。京都でもそれは同様でした。船岡温泉近所の山田湯に通い(1年ほど前に廃業)、山田湯の定休日にはあちこちの銭湯を巡り、そのたびに、京都の銭湯はじつに個性的だと感心したものです。京都の銭湯には、東京では当たり前の、ペンキで描いた富士山の絵はないのだと聞きました。ペンキ絵の部分はタイル貼りで、たいがいの場合、タイル絵になっています。いくつかの銭湯にはタイル絵の富士山があるそうです。僕が知っている「タイル絵の富士山の絵」がある銭湯「船岡温泉」。この銭湯を訪れたときは感動さえおぼえたものです。船岡温泉、とにかくすごいんです。建...
ヴィンテージ・オーディオの愉しみ(中編)

ヴィンテージ・オーディオの愉しみ(中編)

JUPITER AUDIOに聞くヴィンテージ・オーディオの愉しみ(中編)ジュピターオーディオ代表である加藤秀治さんににヴィンテージオーディオの魅力について語っていただく特集の第2回めは「音」について、そして機器のデザインについてうかがいます。文・インタビュー=加藤孝司写真=加藤佳男音、そしてインテリアとしてのオーディオこれらの機材は技術云々ではなくて、まず純粋に音楽を好きな人がつくった装置なんです。いまのCDプレーヤーは光学博士や光学的な知識がないとつくれないものですよね。アナログのオーディオはそういった技術の前に、音楽的なセンスのよさがなければつくれなかったものだと思います。――メーカーとしてはどんなものがありますかアンプでいちばん有名なのがアメリカのマッキントッシュです。フランク・H・マッキントッシュとゴードン・ガウ、エンジニアのシドニー・コーダーマンで一時代を築きました。そして1951年創業のマランツ。ソウル・バーナード・マランツとエンジニアのシドニー・スミスのコンビです。プ...
コスメデコルテ 最高峰ファンデ「AQ ミリオリティ」、美白ファンデ「エバークリスタル」登場|COSME DECORTE

コスメデコルテ 最高峰ファンデ「AQ ミリオリティ」、美白ファンデ「エバークリスタル」登場|COSME DECORTE

COSME DECORTE|コスメデコルテうるおいで満たして上質肌へ、軽やかに隠して透明肌へ最高峰ファンデ「AQ ミリオリティ」と美白ファンデ「エバークリスタル」あふれるツヤと贅たくなうるおい感で上質な肌をかなえる高機能ファンデと、肌負担なく、軽やかな透明感を持続させる美白ファンデ。コスメデコルテから3月16日(月)、期待度大のファンデーションが新発売。Text by SOMEYA Harumi新素材の活躍によりなめらかで均一な化粧膜を実現コスメデコルテの最高峰ライン、AQ ミリオリティから新ファンデーション「AQ ミリオリティ パウダーファンデーション」が登場した。一切の妥協を許さない高機能スキンケアのコンセプトを継承。パウダーファンデーションの域を超えるハイレベルな仕上がりをめざした逸品だ。「肌で感じる官能の心地よさは必ず肌効果につながる」と信じ、心地よいと感じる素材をいつくも試して検証した結果、たどりついたのが、時間が経っても肌が心地よくうるおって、皮脂や汗によるくすみも防ぐ...
Bang & Olufsen | BeoSound 6

Bang & Olufsen | BeoSound 6

音楽をあるがままに――比類なき高音質とエレガントなデザイン、BeoSound 6洗練されたデザインと高品質のプロダクトで知られるBang & Olufsenから、新しいポータブルプレーヤー、BeoSound 6が発売された。文=武井正樹フロントとリアをステンレスのフレームで囲った、ミニマルアートを思わせるデザインが施されたこのプレーヤーは、音質にこだわる音楽ファンのための優れもの。振動にも強くフィット感のいい付属のEarphonesと一緒に使えば、最高級スピーカーに匹敵するピュアなサウンドと迫力ある低音をどこでも提供してくれる。シンプルなユーザーインターフェースをもった黒の液晶ディスプレイ。直感的な操作が可能なタッチパネル。他の追随を許さない使いやすさに加え、1000曲以上を保存できる容量も音楽を愛してやまない大人には嬉しい限り。ポータブルプレーヤーの真骨頂がいよいよ登場だ。BeoSound 6価格 | 8万4000円サイズ | 42.7x90.7x12.2mm/65gメモ...
(21)ジャン・ディン ヴァン氏が手がける新作ジュエリー・コレクション

(21)ジャン・ディン ヴァン氏が手がける新作ジュエリー・コレクション

コンテンポラリー・フレンチ・ジュエリーの第一人者ジャン・ディン ヴァン氏が手がける『dinh van』新作ジュエリー・コレクション「私の創り出すジュエリーはドアハンドルのように役に立つと同時に、興奮と感情を起こさせるものであってほしい」という、ジャン・ディン ヴァン氏が創作するブランド『dinh van(ディン ヴァン)』より新作コレクションが発表された。愛の表現をモチーフにした「Kamasutra」コレクション古代インドの愛の聖典である「カーマ・スートラ」をもとに、ジャン・ディン ヴァン氏の友人が旅から持ち帰った韓国の古銭からインスピレーションを受けて誕生した「Kamasutra」コレクション。表と裏に「カーマ・スートラ」の八つの体位が彫られたこのコレクションは、ペンダントとコードブレスレットの2つのアイテムで展開している。今回はゴールドタイプをご紹介。左・コードブレスレット/イエロー・ゴールド¥69,300、右・コードペンダント/イエロー・ゴールド¥165,900(ディン ヴァ...
VOLVO|ボルボC30|第10回 (後編)|「いちばんオススメのボルボ」

VOLVO|ボルボC30|第10回 (後編)|「いちばんオススメのボルボ」

第10回 ボルボC30(後編)「いちばんオススメのボルボ」ボルボにしてはカッコよすぎる?スポーティすぎる?いやいや、じつは「C30」は、歴史からしても走りからしても、とってもボルボなクルマなのである。文=下野康史Photo by Volvo Carsそれが大人のC30ボルボにしてはカッコよすぎる――「C30」を見てそう感じる人もいるだろうが、歴史を振り返ると、このデザインもナットクなのである。「P1800」プロトタイプ(1960年)1986年登場の3ドア・ハッチバック「480」、もっと遡って、1960年代に人気を博した2ドアクーペ「P1800」。いずれも「ボルボ=ワゴン」のイメージが強い日本では知る人ぞ知るスポーティ・ボルボ路線に、このC30は正しく乗っているのだ。純血時代は、とりわけゆっくりした時間の流れを刻んできた北欧メーカーが、昔からときどき思い出したようにつくってきた「カッコイイ系ボルボ」である。だから、初めてこのスタイルを見たとき、ぼくなんかむしろなつかしい気がした。ター...
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VOLVO|ボルボC30|第9回 (前編)|「ボルボにしてはカッコよすぎる!?」

VOLVO|ボルボC30|第9回 (前編)|「ボルボにしてはカッコよすぎる!?」

第9回 ボルボC30(前編)「ボルボにしてはカッコよすぎる!?」「ボルボといえばワゴン」、というイメージが定着しているわが国だが、セダンやSUV、そして今回紹介する新型「C30」のようなコンパクト・ハッチもある。個性的なスタイリングをもつこのニューモデルに乗り、下野康史が感じたこととは……。文=下野康史Photo by Volvo Cars北欧ボルボはフォード・ファミリーサッカーの三浦知良が、一時、クロアチアのザグレブでプレーしていたころ、たまたまボルボの試乗会があって、現地を訪れた。クロアチアの首都である。夜、飛行機で入る予定が、濃霧による空港閉鎖で急遽、変更になり、お隣オーストリアのグラーツに降りてから、バスで国境を越えた。陸路を揺られること300km、深夜、やっとのことでホテルに着く。お湯の出が悪いシャワーをあきらめて、そのままベッドでうたた寝をすると、明け方、つけっぱなしにしていたイギリスのテレビ局「BBC」で、ボルボのニュースが流れていた。クルマや工場の映像に、見覚えのあ...
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「アントニン&ノエミ・レーモンド展」建築と暮らしの手作りモダン

「アントニン&ノエミ・レーモンド展」建築と暮らしの手作りモダン

「アントニン&ノエミ・レーモンド展」建築と暮らしの手作りモダントウキョウのインテリア&デザインの最新情報やイベントリポートなどを厳選して紹介する"INTERIOR&DESIGN NEWS"。第6回目は、モダニズム建築の先駆者、また日本と世界の文化の架け橋となった、アントニン&ノエミ・レーモンドの回顧展を紹介します。文=Baumas Finkelstein日本とアメリカにおいて合計500以上の建築物を設計し、モダニズム建築の先駆者として知られるアントニン・レーモンドとその妻でデザイナーのノエミ・レーモンド。60年以上にわたったパートナーシップの集大成ともいえる回顧展が、アメリカ・ペンシルバニア、カルフォルニアと巡回し、現在日本で開催されている。レーモンド夫妻の大規模な展覧会は今回がはじめてだ。その活動の中で40年もの間、日本で過ごしたレーモンド夫妻は、モダニズムの先駆者としての顔だけでなく、当時の芸術家、思想家との親交を通じて、日本文化の良き理解者でもあった。素朴な素材や手仕事を重ん...
ボッテガ・ヴェネタ銀座オープニング記念パーティー

ボッテガ・ヴェネタ銀座オープニング記念パーティー

「ボッテガ・ヴェネタ 銀座」オープニング記念パーティー今、銀座でもっともお洒落とも言えるマロニエ通りに、Bottega Veneta世界最大の旗艦店 「ボッテガ・ヴェネタ 銀座」 が4月7日にオープン!そのオープニングパーティが5月11日にショップ内で行なわれ、多数のセレブが集まった。report by TOKYO姉妹トーマス マイヤー氏を囲む、左からDu Juanさん、冨永愛さん、杏さん     気品溢れるアイテムが並ぶショップは、シックだけど、どこか暖かみを感じる空間になっていて、クリエイティブ・ディレクターのトーマス マイヤー氏は、「コレクション全体を紹介できるスペースを設けており、究極のショッピングをボッテガ・ヴェネタでやっと楽しんでいただけるようになった」 と言うだけあり、とにかく広い! 3フロアすべてボッテガ・ヴェネタ一色。都会×厳選されたナチュラル素材が奏でる美しいバランスは、TOKYOライフを楽しむ人たちを多く魅了するはず。★来場セレブモデルの杏さん、冨永愛さんは、...
第1回 CELUXの山崎もも子さんと語る(1)

第1回 CELUXの山崎もも子さんと語る(1)

第1回 CELUXの山崎もも子さんと語る(1)お待たせいたしました。いよいよコンテンツをスタートします。小沢 宏です。タイトルにある通り、オウプナーズでは特にファッションのクリエイティブに関する「コラボレート」を軸に、商品制作に関わるさまざまな人、その制作過程、そしてweb shopping magazineのrumors(ルゥモアズ)での限定販売までを視野に、ライブ感あるメッセージを発信していこうと思っています。 そこで第1回は、僕自身のウォーミングアップも兼ねて、すでに昨年から進行中のコラボ制作をレポートします。お相手はLVJグループのCELUX(セリュックス)。ご存知のようにCELUXは今年でオープン5周年を迎えます。その5周年記念ともリンクする商品制作のやりとりを少しご紹介します。CELUXのMDの山崎もも子さんにもご登場いただきましょう。photo by FUKUDA EmikoCELUX8階ラウンジにてまず、僕の思うCELUXの話から……CELUXは、2002年9月にメ...
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