連載
「連載」に関する記事

第1回 キモノって何だ?
第1回 キモノって何だ?オリンピックの開会式の入場行進で、アフリカや中近東の選手が民族衣装を誇らしく着ているのを見ると、日本選手団にはがっかりさせられる。「着物」という世界に誇る美しい衣裳があるのにと、奇妙きてれつなユニフォームを見て想う。これだけ優れたファッションショップや情報が身近に備わってなお超えられない壁、それが着物の世界。きっと一歩踏み出してしまえば、それはスーツより絶対愉しい。イラストレーターの穂積和夫さんが導く、大人の男 × きものワールド。まず心から“粋”に染めてみよう。文とイラストレーション=穂積和夫『市田ひろみ 京のきもの語り』市田ひろみ著 穂積和夫画(草思社刊)より転載キモノにはまったキッカケ「あなたは、なんでキモノを着るんですか?」という質問をされることがある。そういうときは「あなたは、なんでキモノを着ないんですか?」と逆に質問することにしている。質問と同時に答えにもなっているというわけだ。わたしはキモノが好きで、なにかあるとキモノで出かける。常々どうせ着る...

第34回 JOURNAL STANDARD|今シーズン注目のウィメンズデニム、メンズスニーカー
JOURNAL STANDARD|ジャーナル スタンダード“セレクトの本質” をあらためて追求するショップあらたな定番は「ジャーナル スタンダード 表参道」から“あたらしいスタンダードを探るアンテナショップ” をコンセプトに掲げる「ジャーナル スタンダード 表参道」。定番のブランドはもちろん、これから広く認知され、長く愛されるであろうブランドを世界中からセレクトしている。その魅力をOPENERSならではの視点から毎週更新でお届けする連載が、この『ジャーナル スタンダードの新機軸』だ。今回はジャーナル スタンダード 表参道が独自の視点でセレクトしたウィメンズのデニムにフォーカス。あわせて、メンズのスニーカーブランド「II VIII VIII(ナンバー ツーエイトエイト)」を紹介する。Photographs by JAMANDFIXStyling by INADA IsseiText by TOMIYAMA Eizaburo個性派デニムで差をつける春夏のスタイリングこの春夏シーズン、ジ...

坂本龍一|坂本龍一 × 細野晴臣(1)
坂本龍一 × 細野晴臣 『細野晴臣トリビュート・アルバム』を語り尽くす(1)坂本龍一とクリスチャン・フェネスの「fennesz+sakamoto」初のオリジナルフルアルバム『cendre』の紹介につづいて、4月29日(19:20~22:00)に放送されるNHK-FM「音楽の美術館・サウンドミュージアム 坂本龍一」の収録から細野晴臣さんとの対談をウェブ独占先行掲載。4月25日にいよいよ発売された『細野晴臣トリビュート・アルバム』についてのふたりのトークのオンエア分を4回にわたって連載いたします。お楽しみください。第1曲目「ろっかばいまいべいびい」細野さん、トリビュートされる気持ちは……坂本 さて、坂本龍一の『サウンドミュージアム』、細野晴臣さんをお迎えしました。こんばんは。細野 こんばんは。坂本 記憶を辿っていくと、ラジオでふたりで喋るのははじめてですね。細野 こうして対面して話すことはなかったね、めずらしい。坂本 めずらしいです。歴史的な瞬間。あ、そんなことはないか(笑)。大げさな...

第20回:渡辺サブロオさんの『wAtOSA』の魅力!
渡辺サブロオ×小林ひろ美「サブロオワールドにお邪魔します」(4)渡辺サブロオさんの魔法のメイク術の秘密は“色調整で顔をコントロール”すること。それを実践できるのが、オリジナルブランド『wAtOSA(ワトゥサ)』のラインナップです。そうしてもうひとつの秘訣は「いかにチャーミングにつくれるかってことを探してる。ほんと、いつも探してるんです、どうすればよくなるかを。」と語ります。構成と文=染谷晴美写真=井手口恵子『wAtOSA』は、オトナの女性がターゲット小林ひろ美 サブロオさんのオリジナルブランド『wAtOSA(ワトゥサ)』は、こんなに可愛いパッケージなのに、内容はオトナ向けというのが魅力。私たち世代にはうれしい限りです。なかでもいまの私のお気に入りはスキンケアライン『アズレニア』のプロテクト パーフェクション クリーム。すごくいいですね。『アズレニア』は、クレンジング、洗顔料、化粧水、保湿乳液、美容液水、ジュル状の保湿クリーム、化粧下地にもマッサージにもボディケアにも使える保湿クリー...

ラ・プレリー|ハリと透明感で新次元の美肌をかなえる高機能クリーム誕生|la prairie
la prairie|ラ・プレリーホワイトケアをプラスしたスキンキャビアコレクションハリと透明感で新次元の美肌をかなえる高機能クリーム誕生革新的なエイジングケアにホワイトケアをプラスしたスキンケアシリーズ「スキンキャビア イルミネーティング システム」より3月13日(金)、待望のクリームが登場。めざすは、内側から光を放つような透明感と輝きを感じる“透美肌”だ。Text by SOMEYA Harumi軽やかなテクスチャーでありながら、保湿力はハイレベルスキンキャビア イルミネーティング システムは、若々しハリとともに、うるおいと輝きに満ちたクリアな肌に導くスキンケアコレクション。その最新作となる高機能クリーム「イルミネーティング モイスチャライジング クリーム」が誕生した。ポイントは、革新的なエイジングケアと新次元のイルミネート肌。理想的な美肌の条件のひとつは、肌全体が明るく若々しいこと。それをふまえたうえで、スキンキャビア イルミネーティング システムは、さらに高みをめざす清潔感...

シロッコ|Scirocco|Volkswagen Scirocco:The Car makes Style. “夢”をカタチにする、建築というクリエイティブ
Volkswagen Scirocco|フォルクスワーゲン シロッコScirocco × 建築家 谷尻誠“夢”をカタチにする、建築というクリエイティブ住宅を中心に、数々の斬新な作品を手がける建築家 谷尻誠氏。最新作は、緑豊かな土地に建てられた、驚くほど開放的な一戸建てだ。日常に寄り添いながらもハイクオリティを実現する、シロッコと谷尻建築の共演。文=小川フミオ写真=吉澤健太建築的でありながら、躍動感溢れるデザインクルマと建築は、切っても切り離せない。クルマのデザインに挑戦した建築家は、ワルター・グロピウス、ル・コルビュジエにはじまり、最近ではレンツォ・ピアノにいたるまで数多くいる。クルマをゴシックの大聖堂にたとえた有名なフランスの批評家もいる。サブカルチャーの分野でも、たとえば映画。多くの場面で、クルマと建築物の関係が描かれてきた。すぐれた建築はひとへ強く働きかけ、創造の源泉になる。フォルクスワーゲンのパーソナルクーペ、シロッコも、観るひとの内部に豊かな世界を築きあげる。その点で、名...

シロッコ|Scirocco|Volkswagen Scirocco:The Car makes Style. 躍動するランドスケープデザイン
Volkswagen Scirocco|フォルクスワーゲン シロッコScirocco × ランドスケープデザイナー 団塚栄喜躍動するランドスケープデザインクルマの美しさにはさまざまな決定要素がある。エンジンなど駆動系と室内空間をバランスさせたパッケージング。車体とキャビン、それに車輪の配置によるプロポーション。線や曲面による車体の表情。いろいろあがる。フォルクスワーゲンが2008年に発表した2ドアクーペ、シロッコは、パッケージングがうまく、均整のとれたプロポーションで、緊張感あるボディ面をもつ。スポーティなイメージは「素性のよさ」を土台に成立している。文=小川フミオ写真=五十嵐隆裕なぜシロッコはクリエイティブか?「ヘッドライトからフェンダー、そしてドアへと手のひらを滑らせると、なだらかな曲面のさまざまな方向への動きに気がつきます。見る角度や光の当たる角度が変化すると、複雑な面構成が強調され、躍動するアスリートの筋肉を彷彿とさせます」とフォルクスワーゲンが謳うとおりだ。シロッコのデザ...