(21)ジャン・ディン ヴァン氏が手がける新作ジュエリー・コレクション
コンテンポラリー・フレンチ・ジュエリーの第一人者
ジャン・ディン ヴァン氏が手がける『dinh van』新作ジュエリー・コレクション
「私の創り出すジュエリーはドアハンドルのように役に立つと同時に、興奮と感情を起こさせるものであってほしい」という、ジャン・ディン ヴァン氏が創作するブランド『dinh van(ディン ヴァン)』より新作コレクションが発表された。
愛の表現をモチーフにした「Kamasutra」コレクション
古代インドの愛の聖典である「カーマ・スートラ」をもとに、ジャン・ディン ヴァン氏の友人が旅から持ち帰った韓国の古銭からインスピレーションを受けて誕生した「Kamasutra」コレクション。
表と裏に「カーマ・スートラ」の八つの体位が彫られたこのコレクションは、ペンダントとコードブレスレットの2つのアイテムで展開している。今回はゴールドタイプをご紹介。
70年代の自由さ、大胆さが美しい「Seventies」コレクション
70年代当時のトレンドであったシャープな直線と丸いラインを融合させたデザインが特徴となっている「Seventies」コレクションは、ユニークでモダンな『ディン ヴァン』のアイコンの一つとして人気のコレクション。
この「Seventies」コレクションは“キーリング” がコレクションの源で、普段何気なく使うものをジュエリーに美しく変身させてしまう『ディン ヴァン』らしい遊び心にもあふれている。
今回、新たにペンダントと、新しく生まれ変わったブレスレットとリングが登場した。
人気の「Razor Blade」コレクションにリングが追加
日常のアイテムをジュエリーにしてしまうのもディン ヴァン スタイルの特徴。
有名剃刀メーカー「Gillette(ジレット)」社からライターのデザインを依頼されたジャン・ディン ヴァン氏は、かつて父親が髭を剃っていた光景を思い出し、「剃刀」を意味する「Razor Blade(レーザー ブレード)」をペンダントヘッドにするという大胆かつ斬新なアイデアから、コレクションを発表した。
このコレクションのコードブレスレットやペンダントに加え、新たにリングがラインナップ。
お問合せ先|タイムレス Tel. 03-3538-0654
『dinh van』ホームページ
http://www.dinhvan.com
ジャン・ディン ヴァン氏
パリでフランス人の母とベトナム人の父との間に生まれ、パリ装飾芸術学校を出たあと、カルティエで10年間ジュエリーメイキングの技術やデザインを学んだ経験をもつ。
1965年に自身の会社を興し、「ディン ヴァン」ブランドを立ち上げた。
ファインジュエリーを伝統的なスタイルから解放し、オーセンティックでかつシンプルなものに、価値観を覆したパイオニアといわれ、ジュエリーは女性のものという概念を覆し、世界で初めてメンズジュエリーを発表したことでも有名。ユニセックスであること、年齢にこだわらないことがものづくりの基本である。
2002年にはミラノコレクションにおいて、ジル サンダーのショーでディン ヴァンのジュエリーがコーディネイトされ、世界中の注目を集めた。現在、ディン ヴァンのベストセラーコレクションは、パリのルーブル美術館にてパーマネントコレクションとして展示されている。