連載
「連載」に関する記事

2013 ミラノサローネ 最新リポート|Desalto
Desalto|デサルト特集|ミラノサローネ国際家具見本市 2013吉岡徳仁デザイン「Element」発表メタルやガラス、ポリプロピレンなどモダンファニチャーには欠かせない素材を用いてコンテンポラリーデザインの家具を数多く発表している「DESALTO(デサルト)」社より、ミラノサローネ2013にて吉岡徳仁氏がデザインを手がけた「Element」が発表される。Text by KAJII Makoto (OPENERS)まるで彫刻のような造形の家具コレクション「Element」ミラノサローネ2013では、イタリアのカルテル社をはじめ、そのほかのメーカーからも新作17点を発表する吉岡徳仁氏だが、革新的なメタル技術を得意とするデサルト社から発表される「Element」は、吉岡氏の今回のミラノサローネ出展作品のなかでも力の入った、椅子やテーブルなどいくつものデザインからなるコレクション。これまで取り組んできたクリスタライズドプロジェクトの研究と実験のなかから発展し生まれた「Element」は...

2013 ミラノサローネ 最新リポート|nendo
nendo|ネンド特集|ミラノサローネ国際家具見本市 2013nendoの“今”を巡るミラノサローネ佐藤オオキ氏が代表を務めるデザインオフィスnendoは、11回目の出展となるミラノサローネ2013にて、市内のDilmosギャラリーでのガラスをテーマにした個展「Glassworks by nendo」や、今年イタリア版エルデコ誌でベストデザイナーに選ばれたLuca Nichetto(ルカ・ニケット)氏と共同での展覧会「NICHETTO=NENDO」をはじめとして、合計20ケ所の会場で新作を発表する。Text by KAJII Makoto (OPENERS)初コラボや新作家具・照明など、話題のアイテムが目白押し!市内ブレラ地区での展覧会で注目したいのは、Dilmos Gallery(Piazza San Marco 1)で開催される、ガラスを使った作品のみを集めた個展「Glassworks by nendo」。バカラ、グラスイタリア、ビザッツァ、ラスヴィット、コカ・コーラとのコラボ...

2013 ミラノサローネ 最新リポート|Cerevo
Cerevo|セレボ特集|ミラノサローネ国際家具見本市 2013ミラノサローネにスマート電源タップ「OTTO」出展ネットと家電で“生活をもっと便利に、豊かにする”をテーマに、Consumer Electronics(家電)をRevolution(革新))するという思いを込めた造語の会社「Cerevo(セレボ)」。4月9日(火)から開催されるミラノサローネ2013に、現在開発中のスマート電源タップ「OTTO」を出展する。Text by KAJII Makoto (OPENERS)本体デザインは柳澤郷司氏が担当した、現在開発中の最新作ネット接続型家電の企画開発を手がけるあたらしいスタイルの家電メーカー、セレボは、これまでにもネットワーク対応デジタルカメラ「CEREVO CAM」や、ビデオカメラやマイクを繋ぐだけでUstream配信ができる「CEREVO LIVEBOX」、デジタルカメラだけでUstream配信ができる「LiveShell」、HD配信に対応したLiveShellの上位機種...

2013 ミラノサローネ 最新リポート|MAGIS
MAGIS|マジス特集|ミラノサローネ国際家具見本市 2013世界が注目する大物デザイナーたちの新作が競演「今年もMAGISは本気です」──との宣言通り、ブース面積を例年の400㎡から500㎡に拡大し、ミラノサローネに参加する「MAGIS(マジス)」。ブースデザインをコンスタンティン・グルチッチが手がける。Text by KAJII Makoto (OPENERS)グルチッチ、スタルク、ブルレック兄弟らの新作が多数出展今回、マジスブースでは、コンスタンティン・グルチッチのマジスで初となるソファのコレクションを発表。そのほか、フィリップ・スタルクやロナン&エルワン・ブルレック、ロン・アラッドなど、毎年サローネの主役となるデザイナーたちも新作を用意している。また、昨年オープンしたミラノのマジスショールームでは、ブルレック兄弟によるインスタレーションがおこなわれる。彼らの今年の新作は、金属(アルミ)と木を使ったシェルフで、Steelwoodのスペシャルバージョンも展示の予定。多くのスター...

2013 ミラノサローネ 最新リポート|東京物産展
東京物産展特集|ミラノサローネ国際家具見本市 2013ミラノサローネ2013でインスタレーション展開催石橋忠人、EDIFICE、角田陽太、熊谷彰博、倉本 仁、Journal Standard Furniture、谷尻 誠、トラフ建築設計事務所、藤城成貴、minna──今、注目を集める日本のデザイナーとファッションブランド10組が、ミラノサローネ期間中、レオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館「MOST」にてインスタレーション展を開催する。谷尻 誠 OPENERS BLOG更新中!Text by KAJII Makoto (OPENERS)総合ディレクションは柳本浩市氏が担当インスタレーション展「10 Japanese designers in koloro-desk」は、東京を拠点に活動するデザインディレクション会社「東京物産展」が主催で開催されるもので、今回は、トラフ建築設計事務所が手がけた「コロロデスク」をキャンパスに、10組のデザイナーとファッションブランドが作品やイン...

2013 ミラノサローネ 最新リポート|Jo Nagasaka
Jo Nagasaka|長坂 常特集|ミラノサローネ国際家具見本市 2013ミラノサローネで新作家具シリーズ「ColoRing」発表ミラノサローネ2013に参加する長坂 常(スキーマ建築計画)は、昨年につづいてロッサーナ・オルランディにて、新作家具シリーズ「ColoRing」を展示販売する。Text by KAJII Makoto (OPENERS)漆の津軽塗と伝統的な木工技法のハイブリッド日本の伝統的な木工技法である“ウヅクリ”によって生まれた凹凸の木の表面。そこに3色の塗料を地層のように塗り重ね、さらに凹凸を作った後、その凹凸を研磨すると、研ぎ磨かれてフラットになった面には、3色で構成された年輪の模様が浮かび上がる。日本の青森に伝統的に伝わる漆の津軽塗から発想を得て、おなじく伝統的な木工技法“ウヅクリ”とミックスしてできあがったあたらしい手法から誕生した新作家具シリーズ「ColoRing」は、日本のペイントメーカー、ポーターズペイントの協力により、施工時に使い切れずに余った塗料...

2013 ミラノサローネ 最新リポート|VALENTINO
VALENTINO|ヴァレンティノ特集|ミラノサローネ国際家具見本市 2013ROCKRUNNER限定スニーカーコレクション「VALENTINO(ヴァレンティノ)」メンズから、4月9日(火)からミラノで開催されるミラノサローネ国際家具見本市の期間中、ヴァレンティノROCKRUNNER(ロックランナー)新作のネオンカラースニーカーコレクションが、ミラノ モンテナポレオーネ フラッグシップストアにてエクスクルーシブで展開される。Text by KAJII Makoto (OPENERS)グリーン、オレンジ、ピンク、イエローのネオンカラーに注目「ロックランナー」は、2013年春夏メンズコレクションで、アイコニックなカモフラージュスニーカーの限定コレクションとして登場。グリーン、オレンジ、ピンク、イエローの4つのネオンカラーのコンビネーションでデザインされ、ネオンカラーでラバー加工されたスタッズが特徴となっている。さらに、レーザーでカットしたレザーをファブリックにヒートボンディングで接着し...

2013 ミラノサローネ 最新リポート|Kartell
Kartell|カルテル特集|ミラノサローネ国際家具見本市 2013まるでクリスタルのようなプラスチック家具50年以上の歴史を有するイタリア最大のプラスチック家具メーカー「Kartell(カルテル)」社から、吉岡徳仁デザインのスツールとサイドテーブルのコレクション「SPARKLE」シリーズが、ミラノサローネ2013で発表される。Text by KAJII Makoto (OPENERS)プリズム効果によって光が屈折今回のミラノサローネでも精力的に新作を発表する吉岡徳仁氏が、トレンドの最先端をいく独創的なデザインと品質の高さを誇る、イタリアのカルテル社とコラボレートした。ミラノサローネのカルテルのブースで発表される「SPARKLE」は、プリズム効果によって光が屈折し、 まるでクリスタルガラスのような輝きを放つ、ツイストされたフォルムが特徴的な、プラスチックのスツールとサイドテーブルのコレクションとなっている。「Kartell “SPARKLE” designed by Tokujin...

2013 ミラノサローネ 最新リポート|GLAS ITALIA
GLAS ITALIA|グラスイタリア特集|ミラノサローネ国際家具見本市 2013厚みのある高透過ガラスのキャビネット&ミラー家具歴史あるイタリアのガラス家具メーカーの老舗で、有名デザイナーとのコラボレーションによる作品を数多く世に送り出している「GLAS ITALIA(グラスイタリア)。デザイナー吉岡徳仁とのコラボレーション作品「PRISM mirror」シリーズが、ミラノサローネ2013で発表される。Text by KAJII Makoto (OPENERS)キャビネットとミラー家具のシリーズクオリティの高い技術により世界から高い評価を得ているガラス家具メーカー、グラスイタリア。吉岡徳仁氏とのコラボレーションは、昨年ミラノサローネで発表された「LUMINOUSテーブル」につづき、2年連続となる。今回発表される「PRISM mirror」は、厚みのある高透過ガラスによって構成されたミラーから生み出された、キャビネットとミラー家具のシリーズ。吉岡徳仁氏は、「ガラスをファセット加工に...

COLE HAAN|ふたりのキーマンが語る「ゼログランド」の現在とブランドの展望
COLE HAAN|コール ハーンコール ハーン社長兼COO & コール ハーン ジャパン社長インタビューヒットシリーズ「ゼログランド」の現在、そしてブランドの展望(1)アメリカントラッドのデザインと、革新的な技術による快適な性能を備えた「ゼログランド」が、いま世界的な注目を浴びている。そのゼログランドを主軸とする「COLE HAAN(コール ハーン)」のニューショップが3月13日、千葉県船橋市の「ららぽーとTOKYO-BAY」にオープン。そこでゼログランドの魅力と新生コール ハーンの今後を、ふたりのキーマンに取材した。Photographs by JAMANDFIXText by TSUCHIDA Takashi銀座本店同様のエクスペリエンスをもたらす店舗デザインコール ハーンららぽーとTOKYO-BAYは、同社が日本ではじめてショッピングセンター内に出店を決めた店舗だ。扱うアイテムもメンズ、ウィメンズ、そして他店に先駆けてキッズコレクションを先行で発売するなど、ショッピングセン...

2013 ミラノサローネ 最新リポート|Fritz Hansen
Fritz Hansen|フリッツ・ハンセン特集|ミラノサローネ国際家具見本市 2013新ラウンジチェア「Ro™」発表いよいよはじまった今年のミラノサローネ。フリッツ・ハンセンは、世界的に活躍するスペイン人デザイナー、ハイメ・アジョン(Jaime Hayon)とともに開発に取り組んだ新ラウンジチェア「Ro™(ロオ)」を、フリッツ・ハンセン ミラノショールームで発表する。Text by KAJII Makoto (OPENERS)デンマーク語で“静けさ”を意味する「Ro(ロオ)」日々の喧噪から離れ、自分自身の戻る時と空間の創出─新ラウンジチェア「Ro™」は、せわしない日々の生活を送る現代人に、静かに深く考える機会をもたらす家具を作り出したいという思いから誕生した。「Ro™」のゆとりある1.5シーターの座面は、パソコンやタブレット、新聞を手にしてのくつろぎと快適なひとときを創り出し、子どもとともに腰掛けることで、あらたなやすらぎの空間も創り出すもの。また、視覚的にも機能的にも静けさを約...

第15回 リー・フリードランダー展(2)
第15回 リー・フリードランダー展スペシャルトークショー その2前回に引き続き『リー・フリードランダー展』でのスペシャルトークショー後半の模様をお伝えします。話は、フリードランダーさんの写真の撮り方から写真家リー・フリードランダー論へと展開していきます。(北村信彦)Photo by Jamandfixedit by TAKEUCHI Toranosuke(City Writes)彼の写真には彼の全キャリアがある山岸享子●ここでちょっと、リーの写真の撮り方についてのお話をさせていただこうと思います。それは非常に特殊で、写真家としての彼のあり方を端的に表しているからです。まず彼はライカからはじまった写真家なんですが、とにかく毎日写真を撮るんです。撮影のために撮る写真ではなく、日常の中で毎日撮る。ですから彼の写真の中には、大げさではなく彼の全キャリアがあります。端から見ていると、いったいなにを撮っているのかわからない。一見なんでも撮っているようにさえ見えます。もちろん彼の中には意図がある...

第16回 古屋誠一インタビュー(1)
第16回 古屋誠一写真展『im fluss 流れゆく』インタビュー(その1)30年以上にわたりヨーロッパを拠点に活動を続ける日本人写真家、古屋誠一氏。現在ラットホールギャラリーでは8月3日までの日程で、古屋氏の写真展『im fluss 流れゆく』が開催されています。7月7日には、オープニングに際し来日した古屋氏本人によるトークショーもおこなわれました。オウプナーズ編集部はその日、トークショー直前に特別に時間をいただき、単独インタビューを決行。今回から3回にわたり、その際うかがった古屋氏の生の声をお届けいたします。Photo by Jamandfixedit by TAKEUCHI Toranosuke(City Writes)出会いはボリスさんの送別会──まずは、今回ラットホールギャラリーで展覧会を開催することになったきっかけを教えていただけませんでしょうか?古屋誠一 今年1月、三島の「ヴァンジ彫刻庭園美術館」での展覧会に合わせ来日していたんですが、そのときたまたま、このラットホー...

2013 ミラノサローネ 最新リポート|KARIMOKU NEW STANDARD
KARIMOKU NEW STANDARD|カリモク ニュー スタンダード特集|ミラノサローネ国際家具見本市 2013「KARIMOKU NEW STANDARD」現地リポート2009年のスタート以来、国内外で活躍する気鋭のデザイナーとのコラボレーションにより、さまざまなプロダクトを生みだしてきた「KARIMOKU NEW STANDARD(カリモク ニュー スタンダード)」。4度目の出展となる今年のミラノサローネでは、ミラノ市内の5つの会場で、エキシビションやコラボレーションプロジェクトをおこなっています。Text by TAKEGATA Naoko (DAILY PRESS)注目を集めるオルランディでのプレゼンテーション過去3回は、市内のコンテンポラリーギャラリーや、アパートメントスタイルのギャラリーなどでインディペンダントにエキシビションをおこなってきたカリモク ニュー スタンダード。今年は、「スパッツィオ・ロッサーナ・オルランディ」のギャラリーの一角でプレゼンテーションをお...