2013 ミラノサローネ 最新リポート|Fritz Hansen
Fritz Hansen|フリッツ・ハンセン
特集|ミラノサローネ国際家具見本市 2013
新ラウンジチェア「Ro™」発表
いよいよはじまった今年のミラノサローネ。フリッツ・ハンセンは、世界的に活躍するスペイン人デザイナー、ハイメ・アジョン(Jaime Hayon)とともに開発に取り組んだ新ラウンジチェア「Ro™(ロオ)」を、フリッツ・ハンセン ミラノショールームで発表する。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
デンマーク語で“静けさ”を意味する「Ro(ロオ)」
日々の喧噪から離れ、自分自身の戻る時と空間の創出─新ラウンジチェア「Ro™」は、せわしない日々の生活を送る現代人に、静かに深く考える機会をもたらす家具を作り出したいという思いから誕生した。
「Ro™」のゆとりある1.5シーターの座面は、パソコンやタブレット、新聞を手にしてのくつろぎと快適なひとときを創り出し、子どもとともに腰掛けることで、あらたなやすらぎの空間も創り出すもの。また、視覚的にも機能的にも静けさを約束するデザインのシェルにも注目したい。
ミラノサローネ会場では7つの都市をイメージした特別な「Ro™」を展示
フリッツ・ハンセンがこのプロジェクトでハイメ・アジョンに求めたものは“快適な一人掛けの椅子”。ハイメ・アジョンは、「ひとの身体にインスピレーションを受けたこの椅子のフォルムを得るために、私たちは非常に長い時間をかけました。快適さと美しさの両方を求めていたのです。私のゴールは、思考と心地良さをサポートする、ほっそりとエレガントな椅子をつくることでした」とRo™について語る。
「Ro™」はトラディショナルカラー(ブラック、グレー、トープ)、ブライトカラー(バイオレット、ブルー、イエロー)、ソフトカラー(ライトピンク、セージグリーン、サンド)の3タイプ計9色のカラーバリエーションを展開。椅子のシェル部には座面と背もたれのクッションとは異なるテクスチャーの張り地が使用され、それぞれの張り地がシェルのハードな印象とシェル内側の温かみあるソフトな印象のコントラストを際立たせる。
フリッツ・ハンセン ミラノショールームでは、ミラノサローネ期間中、新コレクションとともに、7つの都市をイメージした特別なRo™も展示。Ro™は、フリッツ・ハンセン専門店と各地の正規販売店で、2013年秋ごろから取り扱い開始の予定となっている。
「Ro™(ロオ)」easy chair with four brushed aluminium legs
メーカー希望小売価格|27万円(税抜)
フリッツ・ハンセン ミラノショールーム
Republic of Fritz Hansen Milan showroom
77 Corso Garibaldi, I-20121 Milan