映画
「映画」に関する記事

特集|カルチャーの達人に訊け! 冬の夜長をたのしくする音楽・本・映画Vol.1
達人たちがリコメンドするエンターテインメント Vol.1時代の先端を走りぬく、そんな先達たちが薦める音楽・本・映画とは──。シンガーのJUJUさんや俳優の伊勢谷友介さんから、 OPENERS連載陣まで計25人の達人が、 本当は教えたくないとっておきの作品を、今回OPENERS読者のために大公開してくれた。第1回目は、モデルの生方ななえさん、フラワーアーティストの東 信さん、ファッションディレクターの萩原輝美さん、写真家のホンマタカシさん、ミュージシャンの坂本美雨さんが登場。この機会に、まだ出会ってないすてきな作品と出会ってみては。生方ななえ|UBUKATA Nanaeモデル──2011年の抱負は?ひとつひとつのことを大切に、しなやかに過ごす。連載「生方ななえの読書時間」はこちらMUSIC『Hard Believer』First Aid KitWichitaスウェーデンの姉妹デュオFirst Aid Kit、豊かなハーモニーが心地よいです。 PVもかわいいのでお薦め。BOOK『回転ド...

MOVIE|『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』
MOVIE|大戦を終結に導いた天才数学者の知られざる秘密を解き明かす『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』第二次世界大戦中、ドイツが誇った暗号「エニグマ」を解読するために呼び出された天才数学者の秘密を解き明かす『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』。3月13日(金)より、TOHOシネマズ みゆき座ほかで全国公開される。Text by YANAKA Tomomiベネディクト・カンバーバッチが一匹狼の天才数学者を熱演解読不可能といわれたドイツ軍の暗号「エニグマ」に恐るべき回転速度を誇る頭脳で挑み、大戦終結に貢献した実在する天才数学者、アラン・チューリングの数奇な運命を描いた『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』。本年度のアカデミー賞で見事、脚色賞に輝いた話題作が日本に上陸した。一匹狼の数学者チューリングを熱演したのは、テレビシリーズの『SHERLOCK(シャーロック)』でブレイクを果たし、SF大作『スター・トレック イントゥ・ダークネス』...

MOVIE|ディオールのアトリエにはじめてカメラが潜入『ディオールと私』
MOVIE|コレクションを発表するまでの8週間を追ったドキュメンタリーラフ・シモンズ × フレデリック・チェン監督『ディオールと私』デザイナー、ラフ・シモンズがディオールのアーティスティック・ディレクターに就任し、自身のコレクションを発表するまでの8週間を追ったドキュメンタリー『ディオールと私』。3月14日(土)より、Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開される。Text by YANAKA Tomomiディオールのアトリエにはじめてカメラが潜入空席になっていたディオールのアーティスティック・ディレクターに2012年に就任したラフ・シモンズ。ベルギー出身で学生時代は工業デザインを専攻し、独学でファッション・デザインを学んできた彼は“ミニマリスト”といわれ、ムッシュ・ディオールから受け継がれたものとは対極にあると思われてきた。そのうえ、オートクチュールのコレクションを発表したことがないラフ・シモンズの大抜擢は、大方の予想を覆すものだったのだ。ファッション界を驚かせたこの“事件”...

#09 ストレンヂア 無皇刃譚
>#09 『ストレンヂア 無皇刃譚』松竹系にて、全国ロードショー中!古今東西、映画は邦画や洋画、インド、韓流などなど、いろいろあるけれど、ここ「オウプナーズ的映画のススメ」では、独断と偏見と愛情で、オウプナーズ編集部員が選んだ名画を紹介します。ここで気になった映画があれば、映画好きのあなたも、そうでないあなたも、ぜひ映画館へ足を運んでいただきたい。映画を映画館で観ることの素晴らしさを体感してください!story日本アニメ界屈指の”チャンバラ”アニメーション天下を統べる者を失い、たび重なる合戦の果てに下克上がまかりとおり、力ある者も野盗に堕して無法が横行する戦乱の時代――。はるか中国大陸から身よりを亡くした一人の少年が、禅僧“祥庵”に連れられて海を渡り、日本へと辿り着いた。その名は“仔太郎”。だが、仔太郎の身体に隠された驚くべき“秘密”を求め、明国(みんこく)の謎の武装集団もまた、追撃の上陸を果たしていた。祥庵の庇護を失い、天涯孤独となって愛犬・飛丸と赤池の国・白土の万覚寺を目...

特集|2015年国際映画祭速報|第87回アカデミー賞
特集|第87回アカデミー賞注目の受賞作品を一挙紹介!2月22日夜(日本時間23日朝)、アメリカ・ロサンゼルスでおこなわれた第87回アカデミー賞授賞式。授賞式までの1年間、アメリカ国内の特定地域で公開された作品を対象に、6000人以上とされるアカデミー会員の投票によって受賞者を選出する。『博士と彼女のセオリー』『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』に象徴される伝記物、ひとりの少年の成長と家族の軌跡を、12年の歳月をかけて撮影したドラマ『6才のボクが、大人になるまで。』や、全編1カットかと見紛うほど、巧みなカメラワークと計算され尽くした演技で魅せる『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』など、斬新な手法で撮影した意欲作が目立った今年。世界が注目する舞台で、オスカー像を手にしたのは?Text & Edited by TANAKA Junko (OPENERS)© 2014 Twentieth Century Fox. All Rights ...

MOVIE|おいしい料理と人生を味わう映画『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』
MOVIE|ジョン・ファヴローが監督、製作、脚本、主演の四役を務める最新作人生の意味を見つめるロードムービー『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』一流シェフから屋台の親父へ――。ひとりの中年男性が向き合う人生の転機を通して、気の利いた会話とおいしい料理、そして意外な展開とともに人生の本当の意味を見つめるロードムービー『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』が、2月28日(土)より全国ロードショーされる。Text by ENOMOTO Kozue(OPENERS)ストーリーとともに五感を刺激する料理や音楽の数々ロサンゼルスにある一流レストランの総料理長として活躍していたカール・キャスパーは、ある出来事から急に人生のターニングポイントと向き合うことになる。いままで疑いもしなかった自身のキャリアに泥を塗られ、さらにひとりの人間としても大きな岐路に立たされてしまったのだ。店を去らざるを得なくなった彼は、仕事と家族、両方の問題と直面する。なかなか次の仕事も見つからず、離婚した元妻が引き...

MOVIE|鬼才エドワード・ヤンの傑作が19年ぶりに日本公開
MOVIE|鬼才エドワード・ヤンの傑作が19年ぶりに日本公開幻の傑作『恐怖分子』がデジタルリマスター版で蘇る数々の傑作映画を世に放った台湾の鬼才エドワード・ヤンの名前を一躍知らしめた、幻の作品『恐怖分子』が、デジタルリマスター版でスクリーンに復活。3月14日(土)より、シアター・イメージフォーラムほかで全国順次ロードショーされる。Text by KUROMIYA Yuzu坂本龍一氏や四方田犬彦氏、富田克也氏ら著名人も絶賛ホウ・シャオシェンとならび1980年代、90年代の台湾ニューシネマを牽引した映画監督エドワード・ヤン。2007年に59歳の若さで亡くなるまで、『カップルズ』(1996)『ヤンヤン 夏の想い出』(2000)など、作品ごとにまったく異なる作風で計7本の長編と1本の短編を監督した。なかでも長編第3作となる『恐怖分子』は彼の出世作であり、無軌道に犯罪へと向かう10代の少女の心理を繊細にとらえながら、謎の多いストーリーと精緻な構成でファンを魅了。少女の何気ない行為が、見知らぬ...

MOVIE|「パリ」の知られざる史実を描いた舞台を映画化したスリリングなヒューマンドラマ『パリよ、永遠に』
MOVIE|「パリ」の知られざる史実を描いた舞台を映画化スリリングなヒューマンドラマ『パリよ、永遠に』名匠フォルカー・シュレンドルフが紡ぐ、パリを守りたい男と破壊を命じられた男の駆け引きと攻防。多くの人に愛される街「パリ」を巡る緊迫の一夜をスリリングに描く『パリよ、永遠に』が、3月7日(土)より全国ロードショーされる。Text by KUROMIYA Yuzu歴史に思いを馳せ、完成した究極の対話劇第二次世界大戦末期、ヒトラーによる「パリ壊滅作戦」が、いままさに実行されようとしていた。そのとき美しき街を救ったのは、ひとりの男の一世一代の「駆け引き」だった――。フランスで大ヒットした史実に基づいた舞台『Diplomatie』を、名匠フォルカー・シュレンドルフ監督が映画化。パリを守りたいスウェーデン総領事の巧みな外交手腕と、妻子を人質に取られて作戦を実行せざるを得ないドイツ軍将校の心の機微を、時にスリリングに、時にウィットに富んだ駆け引きに乗せ緊張感みなぎる演出で描き出す。スウェーデン総...

MOVIE|チャン・イーモウ監督 × 女優コン・リー、8年ぶりのタッグ『妻への家路』
MOVIE|チャン・イーモウ監督 × 女優コン・リー、8年ぶりのタッグ文化大革命に引き裂かれた夫婦を描く感動作『妻への家路』中国を代表するチャン・イーモウ監督と女優コン・リーが8年ぶりにタッグを組んだ感動作『妻への家路』。3月6日(金)より、TOHOシネマズシャンテほか全国順次公開される。Text by YANAKA Tomomi文化大革命当時、工場や農場での強制労働に就いた経験をもつイーモウ監督1977年に終結した中国の文化大革命に翻弄され、愛する夫の帰りを待つあまり記憶障害になってしまった妻、そして家族の姿を描いた『妻への家路』。『HERO』や『LOVERS』などの超大作で世界的ヒット、さらには北京五輪の開会式の総監督などを務め、世界的な名声を得るチャン・イーモウ監督もまた文化大革命当時、工場や農場での強制労働に就いた経験をもつ。監督にとっても思い入れの深い本作に主演として迎え入れたのは、女優のコン・リー。各国の映画賞に輝いた『紅いコーリャン』や『秋菊(しゅうぎく)の物語』など...

ART|恵比寿の街に飛び出した『恵比寿映像祭』
ART|視点を変えることであたらしいアートの可能性を問い直す恵比寿の街に飛び出した『第7回恵比寿映像祭』映像とアートの国際フェスティバル『恵比寿映像祭』が2月27日(金)に開幕。今年は例年おこなわれていた東京都写真美術館の休館を機に恵比寿の街に飛び出し、恵比寿ガーデンプレイス、日仏会館などを中心に10日間にわたって、多彩な展示やイベントが繰り広げられる。Text by YANAKA Tomomi今年のテーマは「惑星で会いましょう」年に一度、東京・恵比寿の地で展示、上映、ライブ、イベント、パフォーマンスなどが開催されている『恵比寿映像祭』。7回目を迎える今年は「惑星で会いましょう」がテーマだ。私たちの住む地球も、視点を変えてみれば宇宙の無数に存在する惑星のひとつであるように、複層化する世界に向き合い、再発見できるような手がかりが提示される。恵比寿の街に点在する会場では、国内外のアーティストが作品を出品。なかでも注目されているのが、イギリスの名誉あるターナー賞を昨年受賞したダンカン・キ...

特集|2015年国際映画祭速報|第65回ベルリン国際映画祭
特集|第65回ベルリン国際映画祭注目の受賞作品を一挙紹介!2月5日(木)から11日間、ドイツ・ベルリンを舞台に開かれている第65回ベルリン国際映画祭。映画祭の花形ともいえるコンペティション部門には全19作品が出品。テレンス・マリックやヴェルナー・ヘルツォーク、ピーター・グリーナウェイといった巨匠たちの作品が並ぶ一方で、ベトナムやルーマニアなど、近年勢いのある新興国から飛び出した新鋭監督の顔ぶれも目立つ。日本の映画ファンにとっては、SABU監督の『天の茶助』、菊地凛子出演の『Nobody Wants the Night』など、日本勢の行方も気になるところ。それらを“厳しい目”で評するのは、審査委員長を務める『レスラー』『ブラック・スワン』のダーレン・アロノフスキー監督ほか、『殺人の追憶』『スノーピアサー』のポン・ジュノ監督、俳優のダニエル・ブリュール、オドレイ・トトゥら総勢7人の審査員たち。2月14日夜(日本時間15日未明)に発表された注目の受賞結果を、早速見ていくことにしよう。Te...

MOVIE|映画『ムード・インディゴ~うたかたの日々~』独占試写会リポート!
MOVIE|映画『ムード・インディゴ~うたかたの日々~』独占試写会リポート!菊地成孔氏によるスペシャルトークイベント(1)ゴンドリー監督、原作者ボリス・ヴィアン、そして映画の魅力について語る去る9月17日(火)、OPENERS読者だけを特別招待して開催された、映画『ムード・インディゴ~うたかたの日々~』の独占試写会。儚くも美しい、愛の物語を堪能したのちに、菊地成孔氏が登壇。本作の魅力を余すことなく語ってくれた。Edited by TANAKA Junko (OPENERS)Special Thanks to PHANTOM FILMビョークのミュージック・ビデオが長尺で観られる映画!?最近はフランス映画が活況ですよね。アカデミー賞を受賞した『アーティスト』しかり、『最後のマイウェイ』しかり。それから、本作に出演しているロマン・デュリス主演の『タイピスト!』、おなじくオマール・シー主演の『最強のふたり』……。ウディ・アレンもパリで撮影をしたりしていますしね(注・2011年製作の『ミッ...

HYSTERIC GLAMOUR|ザ・ストーン・ローゼズの映画公開記念Tシャツ発売
HYSTERIC GLAMOUR|ヒステリックグラマー映画『ザ・ストーン・ローゼズ:メイド・オブ・ストーン』公開記念Tシャツ発売決定10月19日(土)より、TOHOシネマズ渋谷ほかにて全国順次公開される映画『ザ・ストーン・ローゼズ:メイド・オブ・ストーン』の公開を記念するTシャツが、ヒステリックグラマーから発売される。Text by KAJII Makoto (OPENERS)解散から再始動まで15年を超えるバンドの軌跡を記録したドキュメンタリーシェーン・メドウズ監督最新作の映画『ザ・ストーン・ローゼズ:メイド・オブ・ストーン』は、イギリスを代表するロックバンドで、1996年に解散したザ・ストーン・ローゼズが、解散から15年を経た2011年に再結成するまでを記録したドキュメンタリー。映画『家族のかたち』『THIS IS ENGRAND』などで知られ、自らもバンドのファンであるシェーン・メドウズ監督が、ドキュメンタリーとしての客観性よりも一ファンとしての主観性を重視した構成で描き出し...

MOVIE|世界で100万人以上を動員したポーランド映画『イーダ』、ついに公開
MOVIE|両親の死の秘密を求めて旅に出るユダヤ人少女世界で100万人以上を動員したポーランド映画『イーダ』日本公開1962年のポーランドを舞台に、孤児として修道院で育てられた18歳の少女が両親の死にまつわる秘密を探しに旅に出るパヴェウ・パヴリコフスキ監督の『イーダ』が8月2日(土)より、渋谷シアター・イメージフォーラムでロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi新人アガタ・チュシェブホフスカが瑞々しい少女を熱演1950年代後半に世界の映画人を驚かせた「ポーランド派」の監督たちをはじめ、ロマン・ポランスキーら多くの名作を世に送り出し、21世紀のいまもなお、映画界に絶大な影響を与えつづけている映画大国ポーランド。そんな現代ポーランド映画界の新世代を代表するパヴェウ・パヴリコフスキ監督が、戦後東ヨーロッパの光と影を描く『イーダ』が到着した。パヴリコフスキ監督は、「ポーランド派」が台頭した1950年代後半にワルシャワで誕生。14歳のときに共産主義体制のポーランドを出て...

INTERVIEW|佐野元春『Film No Damage』インタビュー
INTERVIEW|佐野元春『Film No Damage』デジタル・リマスター版劇場公開佐野元春インタビュー(1)つまらないオトナにはなりたくない。佐野元春27歳、80年代初期の若き情熱を映した奇跡のドキュメンタリー――30年前の7月18日、中野サンプラザホールを皮切りに全国で上映され、それ以後、フィルムが行方不明となり、一度も全編公開されることのなかった“幻”の長編ドキュメンタリー、佐野元春の『Film No Damage』が発掘。デジタル・リマスター版が絶賛公開中だ。音楽評論家の能地祐子が佐野元春に迫る。インタヴュアー=能地祐子デビューして2年後の全国ツアー。その名も“Rock & Roll Night Tour”――長らく探されていた幻のフィルム、『Film No Damage』が見つかった経緯は?このフィルムが存在するのは自分も知っていたんですが、その原盤がどこにあるのか誰も知らなかった。それが時を経て見つかったということで、とてもうれしく思いました。“どこにあっ...