ベネディクト・カンバーバッチが一匹狼の天才数学者を熱演

解読不可能といわれたドイツ軍の暗号「エニグマ」に恐るべき回転速度を誇る頭脳で挑み、大戦終結に貢献した実在する天才数学者、アラン・チューリングの数奇な運命を描いた『イミテーション・ゲーム／エニグマと天才数学者の秘密』。本年度のアカデミー賞で見事、脚色賞に輝いた話題作が日本に上陸した。

一匹狼の数学者チューリングを熱演したのは、テレビシリーズの『SHERLOCK（シャーロック）』でブレイクを果たし、SF大作『スター・トレック イントゥ・ダークネス』などにも出演するベネディクト・カンバーバッチ。またチューリングと心を通わせるクロスワードのスペシャリスト、ジョーンには実力派として知られるキーラ・ナイトレイが演じている。

メガホンを取ったのは、ノルウェー出身のモルテン・ティルドゥム監督。英国政府が50年以上にわたり隠しつづけた男の実話を映画化させた。

危険な極秘任務に身を投じるチューニング

1939年のイギリス。“世界一の数学者”を自負するアラン・チューリングは、ドイツ軍の暗号「エニグマ」を解読するという政府の極秘任務に就くことに。チェスの英国チャンピオンなど各分野の精鋭チームが結成されるものの、傲慢かつ不器用なチューリングは彼らとの協力を拒み、ひとりで電子操作の解読マシーンをつくりはじめるのだった。

そんななか、あらたにチームにくわわったクロスワードパズルの天才、ジョーンがチューリングの理解者となり、仲間との距離も縮めてくれるように。暗号解読をゲームと捉えていたチューリングだったが、その目的はやがて人の命を救うことへと変わっていく。

いつしか一丸となったチームは、予想もしなかったきっかけでエニグマを解読したことを敵に知られ、急遽設定を変えられてしまう。イギリスの情報機関「MI6」と手を組み、チューニングはさらなる危険な極秘作戦に身を投じることに。

戦争終結とコンピューター発明に貢献した人物でありながら、その生涯は重大機密として英国政府に隠され続けてきた男、アラン・チューリング。彼の謎に満ちた人生がいま、明らかになる。

『イミテーション・ゲーム／エニグマと天才数学者の秘密』
3月13日（金）より、TOHOシネマズ みゆき座ほか全国ロードショー
監督｜モルテン・ティルドゥム
出演｜ベネディクト・カンバーバッチ、キーラ・ナイトレイ、マシュー・グード、マーク・ストロング
配給｜ギャガ
2014年/アメリカ・イギリス/115分
http://imitationgame.gaga.ne.jp

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