日本車
「日本車」に関する記事
先進技術が示す、日産のミライノクルマ 後編|Nissan
交通に思いやりある自動運転を目指して先進技術が示す、日産のミライノクルマ 後編東京モーターショーで自動運転の電気自動車「IDSコンセプト」を出展し、注目を集めた日産自動車。すでに「リーフ」をもってEVを普遍的な自動車としつつある彼らは、この先のクルマをどう考えているのか。日産の先進技術開発センター(NATC)を訪れた大谷達也氏が、紹介された最先端技術をもとに、彼らが見据える“未来のクルマ”についてリポート。後篇はおもに、各社が研究開発にちからをいれる自動運転を、日産がどのように実現しようとしているのかを考察する。先進技術が示す、日産のミライノクルマ 前編へText by OTANI Tatsuya自動運転は実現可能かでは、電動化とともに日産が取り組むもうひとつの柱である知能化はどうか?いうまでもなく自動運転は世界中の大手自動車メーカーが開発を進める、いまもっとも注目されている技術だ。もっとも、自動運転といっても千差万別。じつは、メルセデスが先鞭をつけた高機能アダプティブクルーズコン...
先進技術が示す、日産のミライノクルマ 前編|Nissan
急速に進化する電気自動車先進技術が示す、日産のミライノクルマ 前編東京モーターショーで自動運転の電気自動車「IDSコンセプト」を出展し、注目を集めた日産自動車。すでに「リーフ」をもってEVを普遍的な自動車としつつある彼らは、この先のクルマをどう考えているのか。日産の先進技術開発センター(NATC)を訪れた大谷達也氏が、紹介された最先端技術をもとに、彼らが見据える“未来のクルマ”についてリポート。前篇はおもに電気自動車とその取り巻く環境について。Text by OTANI Tatsuya実用的な航続距離も時間の問題ニッサンのビジョンは明快だ。未来の自動車に求められるのは“ゼロエミッション”と“死亡事故ゼロ”のふたつに集約でき、これを実現するには自動車の“電動化”とさらなる“知能化”が必要になると捉えているのだ。もう少しわかりやすくいえば、電動化とは電気自動車の発達であり、知能化とは自動運転の実用化にあるとなるだろう。電気自動車でネックになっているのは、1回の充電で走行できる航続距離が...
新型レクサス LX570に試乗|LEXUS
LEXUS LX570|レクサス LX570新型レクサス LX570に試乗あらゆるニーズをカバーする、圧倒的なクルマこれまで、レクサスのSUVモデルにおけるフラッグシップとして、北米をはじめとする海外市場で販売されていた「LX」。その最新型である570LXが、2015年8月に日本にも導入された。レクサスの手になる全長5メートル、全幅1.9メートルの大型高級SUVは、いったいどんなモデルに仕上げられているのか。モータージャーナリストの小川フミオ氏によるインプレッションをお届けする。Text by OGAWA FumioPhotographs by ARAKAWA Masayuki最大級のレクサス2015年9月に発売されて、いらい話題のレクサス「LX570」。どう定義すればいいだろう。クロスカントリーの王者か。それとも高級SUVの頂点か。4WDカントリーとも呼ばれる、米国、中近東、ロシアなどで先行発売されて人気を呼んでいるという。日本の路上でも、かなりの存在感だ。LX570は、最大級の...
新型プリウスのプロトタイプに試乗|TOYOTA
Toyota Prius|トヨタ プリウス新型プリウスのプロトタイプに試乗走りも快適性も大きく進化フルモデルチェンジを受け、4代目へと進化した新型プリウス。12月9日のデビューに先駆け、11月にはそのプロトタイプの試乗会が富士スピードウェイにて開催された。同試乗会に参加したモータージャーナリスト、小川フミオ氏によるリポートをお届けする。Text by OGAWA Fumio従来型から一新されたシャシー常にもっとも期待されるクルマ。そう呼んでいいのが、トヨタ「プリウス」だろう。歴代を見ていても、発売前から大きな注目を集めてきた。いま高い関心を集めているのは、4代目プリウス。2015年の東京モーターショーにも姿を現し、12月9日に発売された同モデルだが、それに先んじて、11月にプロトタイプの試乗会が開催された。11月末には、ISIS(イラクとシリアのイスラミックステート)による悲惨なテロに遭遇したパリで、気候変動枠組条約締約国会議(COP)が開催された。2050年には、ハイブリッド車や...
新型「プリウス」デビュー|Toyota
Toyota Prius|トヨタ プリウス燃費が良いだけとは言わせない新型「プリウス」デビュートヨタ自動車は、ハイブリッド専用モデル「プリウス」のフルモデルチェンジをおこない、12月9日より発売を開始した。新型は、シリーズ最高燃費消費率となる40.8km/ℓを達成。また、このモデルはトヨタの「もっといいクルマづくり」を実現に向けた構造改革「Toyota New Global Architecture(TNGA)」の第一号車として、燃費だけでなく、走りや快適性など基本性能の大幅に進化を掲げる。Text by OHTO Yasuhiroリッターあたり40.8kmの燃費ハイブリッドカーのパイオニアである「プリウス」が4代目へと進化した。新型は、トヨタのあらたなプラットフォーム「Toyota New Global Architecture(TNGA)」をもちいて新設計された第一号車で、飛躍的な基本性能の向上を謳う。多くのモデルと共有化できるよう、部品やプラットフォームなどがしっかり作り込ま...
あらたな4ドアの「F」、レクサス「GS F」発売|Lexus
Lexus GS|レクサス GSLexus GS F|レクサス GS Fあらたな4ドアの「F」、レクサス「GS F」発売レクサスは、ミドルサイズセダンの「GS」にハイパフォーマンスモデルの「GS F」を設定。さらにベースモデルであるレクサスGSのマイナーチェンジも実施し、11月25日より発売を開始した。Text by OHTO Yasuhiro一基ずつ丁寧に調整されたエンジンレクサスは、日常からサーキットまで走りが楽しめるレクサスのハイパフォーマンスモデル「F」シリーズに、「GS F」を追加した。セダンのFモデルが投入されるのは、2007年に誕生した「IS F」いらい、じつに8年ぶりとなる。GS Fは、マイナーチェンジを果たした新型GSをベースに開発されたもので、パワーユニットには、最高出力477psを誇る5.0リッター V型8気筒DOHCエンジンを搭載。このエンジンは組み立て後に一基ずつ回転バランスの調整をおこなうことで、自然吸気エンジンならではのリニア感やレスポンスの良さに磨き...
日本デビューを果たした新型レクサスRXに試乗|LEXUS
LEXUS RX|レクサス RX日本デビューを果たした新型レクサスRXに試乗よりスポーティなデザインと走りを得て、今年4月のニューヨーク国際オートショーでデビューした新型レクサスRX。先月、日本デビューを果たした同モデルにさっそく試乗した。Text by OGAWA FumioPhotographs by ARAKAWA Masayuki内外ともにクーペ的フルモデルチェンジを受けたレクサスRXシリーズ。これまでより大型化し、スタイリング同様、走りはスポーティになったことが強調される。495万円からというプレミアムSUVとして、2014年度は5000台超がオーナーの手にわたった人気車種だ。それだけに、今回の変更に興味を惹かれるひとは多いだろう。4代目になって、2リッターエンジン搭載モデルもくわわった。まず目を惹くのはボディスタイルだ。路面につきそうなぐらい力強く大型化した“スピンドル”グリルと、菱形とレクサスが表現するクーペ的なプロフィール、そしてエッジが立ったキャラクターライン。従...
「紫」でつながる創作への想い|Toyota Harrier
Toyota Harrier|トヨタ ハリアー「紫」でつながる創作への想い6月24日~28日の期間限定にて、六本木ヒルズのオープンスペースに出現した「TOYOTA HARRIER CAFE」。会場内には話題のハリアー特別仕様車PREMIUM“Style MAUVE(モーヴ)”が展示され、さらにインテリアブランドの「arflex」や、スペシャルティコーヒー専門店「猿田彦珈琲」とのコラボレーション企画も登場。そんなスペシャルな空間のオープンにあたり、同イベントのキーパーソンたちによるスペシャルトークショーが開催された。写真家佐藤新也とデザイナー角田陽太がハリアーについて語るPhotographs by KOMIYA KokiText by TOMIYAMA Eizaburoハリアー特別仕様車PREMIUM“Style MAUVE”スペシャルトークショーが開催六本木ヒルズに突如出現した、紫色のカーペットが敷き詰められたエレガントな空間。透明なガラス屋根からは柔らかな太陽が降り注ぎ、2台の...
日産のEV「リーフ」がマイナーチェンジ|Nissan
Nissan Leaf|日産 リーフ大容量バッテリーモデルを追加するマイナーチェンジ日産自動車は10日、電気自動車(EV)の「リーフ」をマイナーチェンジ。30kWhのリチウムイオンバッテリー搭載モデルの追加、自動ブレーキの標準装備などの変更を施し、12月24日より発売される。Text by YANAKA Tomomi自動ブレーキと車線逸脱警報を標準で装備日産は、東京モーターショーで展示されていた、マイナーチェンジ版の「リーフ」を発表した。今回の変更では、これまでの24kWhから容量をアップした30kWhの駆動用バッテリーを搭載したモデルを追加。新材料の使用により、従来のバッテリーパックのサイズを維持しながら、1回の充電での航続距離を280kmまでと約2割向上させた。また急速充電でも24kWhバッテリーと同様約30分で80パーセントまでの充電が可能となっているという。安全装備については「エマージェンシーブレーキ(自動ブレーキ)」と「LDW(車線逸脱警報)」を全車で標準装備。さらにナビ...
レクサス、新型「RX」の国内販売を開始|Lexus
Lexus RX|レクサス RXレクサス、新型「RX」の国内販売を開始レクサスは、今年4月のニューヨークオートショーでワールドプレミアを果たした、レクサス「RX」の新型を日本でも発表。10月22日より販売を開始した。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)流れるように光るウィンカーひと足先に北米でフルモデルチェンジを果たしていたレクサスのSUV「RX」が、ついに国内でも発売となった。新型のボディサイズは全長4,890×全幅1,895×全高1,710mmで、先代よりも120mm長く、10mm拡く、20mm高い。ホイールベースも50mm伸長して、2,790mmとなった。これにより生み出される空間は、とくに後席に余裕をもたらしたという。Lexus RX 450h "version L"Lexus RX 450h "version L"一新されたエクステリアは、「NX」をほうふつとさせるエッジの効いた立体的なデザインが特徴。フロントのスピンドルグリルは、絞り...
ハリアー特別仕様車に見る、美のフィロソフィー|Toyota
Toyota Harrier|トヨタ ハリアーハリアー特別仕様車PREMIUM“Style MAUVE(モーヴ)”に宿る美学とは(1)6月2日より発売された、トヨタ ハリアーの特別仕様車PREMIUM“Style MAUVE(モーヴ)”。そのキャンペーンの一環として展開されているデジタルコンテンツ「H.H.360」の撮影を担当したのが、フォトグラファーの佐藤新也氏。紫をテーマにしたPREMIUM“Style MAUVE”の魅力をプロダクトデザイナーの角田陽太氏とともにひも解いてゆく。Photography by KOMIYA KokiText by SHIBATA Mitsuruむずかしい紫を表現する技術力の高さ角田陽太(以下角田) 小さい頃からミニカーは好きでした。もともとクルマのデザインに興味があり、いまでも走っている姿に目を引かれることがあります。そのなかでハリアーはカッコいいクルマを象徴するイメージですね。大きなボディサイズにも惹かれるし、デザイン的にも気になるクルマです。...
トヨタ「クラウン」をマイナーチェンジ|toyota
Toyota Crown|トヨタ クラウン日本人のための、日本でしか買えないトヨタトヨタ「クラウン」をマイナーチェンジトヨタ自動車は、フラッグシップサルーン「クラウン」をマイナーチェンジし、10月1日に発売した。あらたにターボエンジン搭載モデルを設定したほか、最新のIT技術の導入や、日本専売モデルならではの“和”を全面に押し出した特別なボディカラーの追加が特徴となっている。Text & Event Photographs by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)2リッター ターボエンジンを導入トヨタのフラッグシップサルーン「クラウン」がマイナーチェンジを果たした。今年はクラウン登場から60年目にあたり、節目の年のモデルチェンジだ。エクステリアは基本的にキープコンセプトながら、フロントグリルやバンパー、ライト形状など随所に小変更がほどこされ、アスリート系ではよりスポーティに、ロイヤル系はより上品さを進化させたとトヨタでは説明する。Toyota Crown...
フランクフルトショーを飾ったコンセプトカーたち|IAA 2015
66th Frankfurt International Motor Show|第66回 フランクフルトモーターショー(IAA) 2015フランクフルトショーを飾った注目のコンセプトカー9月15日からドイツのフランクフルトで開催されている「第66回 フランクフルトモーターショー(IAA) 2015」。いつの時代もモーターショーの華は“コンセプトカー”である。会場で注目のコンセプトカーをピックアップしながら、それらのなかに見える大きな自動車業界のトレンドを、小川フミオ氏が解説する。Text by OGAWA Fumioアウディe-tronクワトロ コンセプト自動車ショーの楽しみはプロトタイプにあるといっても過言ではないだろう。2015年のフランクフルトショーでも、数かずのモデルが、来場者を楽しませてくれた。その内容はメーカーによって違うが、もし中からひとつのトレンドを引っ張り出すなら、目についたのはエコロジーをキーワードにしたモデルだ。「アウディは電気化で妥協しない」。アウディが発表...
大型SUVで賑わう今年のフランクフルト|IAA 2015
66th Frankfurt International Motor Show|第66回 フランクフルトモーターショー(IAA) 2015大型SUVで賑わう今年のフランクフルト世界的なSUVブームは今年も健在だ。今回のフランクフルトショーではフォルクスワーゲン、ジャガー、そしてベントレーまでもがニューモデルを披露。ハイブランドが送り出すSUVの魅力とは。現地から小川フミオ氏がお届けする。Text by OGAWA FumioジャガーならではのSUV2015年のフランクフルト自動車ショーは、プラグインハイブリッドに代表されるエコカーがテーマだったとはいえ、SUVも大きな目玉だった。世界的な大型SUV人気というトレンドを追い風に、注目のモデルがいくつも発表された。もっとも話題だった1台は、ジャガー「Fペース」だ。「意識したのはFタイプとの関連性」というデザインディレクターのイアン・カラム氏の言葉を裏付けるように、Cd値はわずか0.34のスリークな車体が美しかった。パフォーマンスクロスオ...