MERCEDES-BENZ

自動車の歴史をひもとくとき、その先駆者として辿りつくのがゴットリープ・ダイムラーとカーツ・ベンツというふたりのドイツ人だ。1885年から86年にかけて、このふたりが別々にガソリン自動車を生みだし、クルマ社会の礎を築いたことは、いまさら説明するまでもない。それぞれが興した自動車会社はライバルと目されていた時期もあったが、第一次世界大戦後の不況を乗り切るために手を結び、1926年に合併によってダイムラー・ベンツ社が設立されている。 製品に与えられるメルセデスの名は、ダイムラーの顧客であったエミール・イェリネックが、ドイツ国外での販売を引き受けるかわりに長女の名前をつけさせたのがはじまりで、1902年にはダイムラー社により商標登録されている。 こうして生まれた、メルセデス、そして、Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)は、その後もセーフティパッセンジャーセル、エアバッグ、ESP(エレクトリック・スタビリティ・プログラム)、ナイトビューといった最新技術を積極的に導入するなど、自動車発展の牽引役として常に時代の先頭を走り続けているのだ。

メルセデス・ベンツの新型SUV「GLA」を試乗|Mercedes-Benz

メルセデス・ベンツの新型SUV「GLA」を試乗|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz GLA Class|メルセデス・ベンツ GLA クラス第5のSUVはアウトドアもこなすシティ派メルセデス・ベンツの新コンパクトSUV、「GLA」を試乗する輸入CセグメントやBセグメントのコンパクトSUVが全世界的にブームを巻き起こしているなか、メルセデス・ベンツが満を持して投入したのが、2013年のフランクフルト モーターショーでワールドプレミアを果たした「GLA」である。「Aクラス」をベースにする第4のモデルとして、そしてTVCMでお馴染みとなったスーパーマリオの愛車としても注目したい。Text by SAKURAI KenichiPhotographs by ARAKAWA Masayukiスーパーマリオの愛車、新型「GLA」の実力は?日本を代表するプレミアムブランド、レクサスが「NX」を投入したように、いま世界でもっとも熱いカテゴリーが何を隠そうコンパクトSUVクラスなのである。ブームに火を付けたのはBMWの「X1」だといえるが、アウディの「Q3」...
SLS AMGの後継モデル「AMG GT」が登場|Mercedes-Benz

SLS AMGの後継モデル「AMG GT」が登場|Mercedes-Benz

Mercedes-AMG GT|メルセデス AMG GT次のライバルはポルシェ911SLS AMGの後継モデル「AMG GT」が登場メルセデス・ベンツは、新型スポーツカー「メルセデス AMG GT」をドイツで発表した。これまでフラッグシップスポーツカーとして君臨してきた「SLS AMG」の後継モデルであることは間違いないが、ボディはよりコンパクトになり、4リッターのV8エンジンを搭載。スーパーカーがライバルだった「SLS AMG」に対し、「メルセデス AMG GT」では、ポルシェ911が仮想敵としてあげられるという。 Text by SAKURAI Kenichiネーミングにも注目<メルセデス・ベンツは、あたらしいフラッグシップモデル、「メルセデス AMG GT」を発表した。メルセデス AMGによってゼロから開発された「SLS AMG」に次ぐ新型スポーツカーの第2弾メルセデス AMG GTは、その名称からもわかるように、これまでのモデルとはことなったスタンスをもっている。SL...
ラグジュアリーモンスターマシン―試乗、SL63AMG|Mercedes-Benz

ラグジュアリーモンスターマシン―試乗、SL63AMG|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz SL63AMG|メルセデス・ベンツ SL63AMGラグジュアリーモンスターマシン!試乗、SL63AMG南仏はサン・トロペにておこなわれた、メルセデス・ベンツ「SL63AMG」の試乗会。青い空、蒼い海にかこまれた緑の大地で約200kmのテストドライブにのぞんだモータージャーナリスト、河村康彦氏からのインプレッションが到着!Text by KAWAMURA YasuhikoPhotographs by Mercedes-Benz今風な最新AMGエンジンメルセデス・ベンツSLクラス──そのSLなる名称がドイツ語のSport Leicht、すなわち”軽量スポーツ”に由来をしている事を知る人は少なくないだろう。そもそも1950年代に生まれた「300SL」に端を発するこのシリーズは、2012年初頭に開催されたデトロイトモーターショーで披露された現行モデルで、数えて6代目。しかし冒頭紹介の車名の由来とは裏腹に、5代目モデルではほぼ2トン級と、その車両重量は決して“軽量...
Gクラス誕生35周年を祝う2台の特別仕様車|Mercedes-Benz

Gクラス誕生35周年を祝う2台の特別仕様車|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz G 63 AMG 35th Anniversary Editionメルセデス・ベンツ G 63 AMG 35周年 アニバーサリー エディションMercedes-Benz G 350 BlueTEC 35th Anniversary Editionメルセデス・ベンツ G 350ブルーテック 35周年 アニバーサリー エディションGクラス誕生35周年を祝う2台の特別仕様車メルセデス・ベンツ日本は10日、クロスカントリービークル「Gクラス」の誕生35周年を記念して、内外装に特別装備を施した2台の特別仕様車を設定。「G 63 AMG 35th アニバーサリー エディション」は限定35台、「G 350ブルーテック 35thアニバーサリー エディション」は限定200台で受注を開始した。Text by YANAKA Tomomiスペシャルなミリタリーペイントとホイールでドレスアップ1979年に発売されたGクラス。ドイツ語でオフローダーの意味をもつ「ゲレンデヴァーゲン」...
G55 AMG longにmastermind JAPANとのコラボレーションモデル|Mecedes-Benz

G55 AMG longにmastermind JAPANとのコラボレーションモデル|Mecedes-Benz

Mercedes-Benz G-class|メルセデス・ベンツ Gクラスブラック地にシルバーのスカル輝く“ゲレンデワーゲン”G55 AMG longにmastermind JAPANとのコラボレーションモデルメルセデス・ベンツは最上級SUV「Gクラス」のAMG版「G55AMG long」に、ファッションブランド「mastermind JAPAN」とのコラボレーションモデルを5台限定で設定、6月10日まで購入申し込みを受け付けると発表した。Text by OPENERSブラック+スカルNATOの軍用車両を祖先にもつ、“ゲレンデワーゲン”ことメルセデス・ベンツ「Gクラス」は、その本格的なオフロード走破性と、誕生からほぼ変わらないスクエアなデザインで、30年を経たいまでも非常に売れつづけている。G55 AMG longはそのGクラスのなかでももっともパワフルなモデルで、5.5リッターV8スーパーチャージャー付エンジンから最高出力373ps(507kW)、最大トルク700Nm(71.4kg...
Eクラス クーペ、カブリオレをマイナーチェンジ|Mecedes-Benz

Eクラス クーペ、カブリオレをマイナーチェンジ|Mecedes-Benz

Mercedes-Benz E-Class coupe|メルセデス・ベンツ Eクラス クーペMercedes-Benz E-Class cabriolet│メルセデス・ベンツ Eクラス カブリオレAMGスタイリングパッケージなどを標準装備し、よりスポーティに進化メルセデス・ベンツ日本は5月21日、2ドアの「Eクラス クーペ」と4シーターのオープンモデル「Eクラス カブリオレ」を一部改良し、販売を開始した。Text by YANAKA Tomomi新オプションとして「レーダーセーフティパッケージ」も登場Eクラスのクーペとカブリオレは、現在、1.8リッター直列4気筒直噴ターボエンジンと7段オートマチックトランスミッションを組み合わせた「E250 ブルーエフィシェンシー クーペ」、3.5リッターV6直噴エンジンを搭載した「E350 ブルーエフィシェンシー クーペ/カブリオレ」、4.7リッターV型8気筒直噴ツインターボエンジンの「E550 ブルーエフィシェンシー クーペ」の3つのグレードで...
メルセデス・ベンツ E300 ブルーテック ハイブリッドに試乗|Mercedes-Benz

メルセデス・ベンツ E300 ブルーテック ハイブリッドに試乗|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz E300 BlueTEC Hybrid|メルセデス・ベンツ E300 ブルーテック ハイブリッドこれがメルセデスのディーゼルハイブリッドカーメルセデス・ベンツ E300 ブルーテック ハイブリッドに試乗「E300ブルーテックハイブリッド」は、ハイブリッド化に意欲をしめすメルセデス・ベンツがしかけるディーゼルハイブリッド車の先鋒だ。環境にやさしいこと、低燃費であることに苦言を呈するひとはまれだろう。とはいえなぜ、メルセデス・ベンツはハイブリッド化をすすめるのか。そのシステムとは? E300ブルーテックハイブリッドの試乗とともに、メルセデス・ベンツとエコロジーの問題に、モータージャーナリスト、河村康彦氏が切り込む。Text by KAWAMURA YasuhikoPhotographs by Mercedes-Benzメルセデス式ディーゼルハイブリッドとは?ハイブリッド車は燃費がイイ。ディーゼル車も燃費がイイ。だったら、そんな両者を掛け合わせればさらに燃費に...
メルセデス・ベンツG63 AMGに試乗|Mecedes-Benz

メルセデス・ベンツG63 AMGに試乗|Mecedes-Benz

Mercedes-Benz G63 AMG|メルセデス・ベンツ G63AMGメルセデス・ベンツ G63 AMG試乗記1979年の初代の発表からこれまで、大きな変更がおこなわれたのは一度きりにもかかわらず、販売台数は衰えることを知らないメルセデス・ベンツ「Gクラス」。そのハイパフォーマンスバージョンであるAMGモデルが、先ごろおこなわれたドイツでのマイナーチェンジにあわせて、従来のG55 AMGからG63 AMGへとかわった。シュツットガルトにて、このG63AMGに試乗した九島辰也氏のインプレッション。Text by KUSHIMA Tatsuyaつくられつづける、唯一無二の存在Gクラスは不思議なクルマだ。ゲレンデヴァーゲンというドイツ語で「不整地用クルマ」という意味の名前があり、その愛称で呼ばれることが多い。日本では“ゲレンデ”、海外では“Gヴァーゲン”というように。AクラスからSLまでのラインナップを持つメルセデスで、そんなクルマはほかにない。しかも、1979年にリリースされた初...
メルセデス AMG C 63を発表|Mercedes-Benz

メルセデス AMG C 63を発表|Mercedes-Benz

Mercedes-AMG C 63|メルセデス AMG C 63メルセデス AMG C 63を発表メルセデス・ベンツは、昨年末にフルモデルチェンジを果たしたW205型「Cクラス」に、待望の「AMG C 63」を発表した。先日発表された「メルセデス AMG GT」譲りの新型エンジンを搭載した、新世代AMGモデルのトップバッターだ。まずはその第一報をお届けしたい。Text by AKIZUKI Sinichiro(OPENERS)「メルセデス AMG GT」譲りのエンジンパワー7年ぶりのフルモデルチェンジを果たした新型Cクラスをベースに、AMGが手掛けたスポーツモデル「AMG C 63」が本日公開された。先代モデルに搭載された6.2リッターNAエンジンを捨て、あらたに4.0リッターのツインターボV8エンジンを搭載。M177型と呼ばれるこの新開発ユニットは、先日発表されたメルセデス・ベンツの頂点に立つ新世代スポーツクーペ「メルセデス AMG GT」に積まれるM178型をベースとしており、...
SLS AMGがビッグマイナーチェンジ | Mercedes Benz

SLS AMGがビッグマイナーチェンジ | Mercedes Benz

Mercedes-Benz SLS AMG GT|メルセデス・ベンツ SLS AMG GTSLS AMGがビッグマイナーチェンジメルセデス・ベンツは「SLS AMG」を改良バージョンに置き換えると発表。モデル名も「SLS AMG GT」に変更したビッグマイナーチェンジだ。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)最高速度320km/h!2009年9月、フランクフルトモーターショーで発表された「SLS AMG」。AMGはいうまでもなく、メルセデス・ベンツカーをベースとしたハイパフォーマンスバージョンを手がける部門だが、「SLS AMG」はそのAMG初の独自開発モデルである。位置づけとしてはメルセデス・ベンツとマクラーレンが生み出したスーパーカー「SLRマクラーレン」につづく存在で、ロングノーズとガルウイングのデザインは往年の名車「300 SL」に由来する。この「SLS AMG」が初のビッグマイナーチェンジを受け、「SLS AMG GT」と名を変えた。今回のマイナ...
新Aクラス発表!|Mercedes-Benz

新Aクラス発表!|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz A-Class|メルセデス・ベンツ Aクラスメルセデス・ベンツ Aクラス新型発表!従来のサンドイッチコンセプトを捨て、大きく印象を変えたことで話題のAクラス。ジュネーブモーターショーで公開されたこのモデルがついに正式発表された。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)Cd値0.27 CO2排出量98g/km 価格は23,978.50ユーロ「白紙の状態からスタートできることは自動車の開発ではほとんどない。我々のエンジニアは、大きなチャンスを得た」メルセデス・ベンツのDieter Zetsche博士が語るように、凹凸のあるボディ、V字型を強調した長いフロントノーズ、スリーポインテッドスターから伸びる2本のストラット、スムーズなルーフラインなど、大きく印象を変えたことで話題を呼んだ、あらたな「Aクラス」の詳細をメルセデス・ベンツは発表した。全長4,292x全幅1,780x全高1,433 mmのボディサイズは、BMW 1シリーズ(全長4,...
新型AクラスのAMGモデル開発中|Mercedes-Benz

新型AクラスのAMGモデル開発中|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz A 45 AMG|メルセデス・ベンツ A 45 AMG新型AクラスのAMGモデル開発中AMGは45周年を記念して、新型Aクラスをベースとした4輪駆動のハイパフォーマンスモデル「A 45 AMG」を公開した。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)4輪駆動モデルとして登場ついに価格などが公開された新型Aクラスに、はやくもAMGバージョンの登場がアナウンスされた。「A 45 AMG」と名付けられたそのモデルは、2リッター4気筒ターボエンジンを搭載し、最大トルク400Nmを発生するという。最高出力はいまだあきらかではないが、350ps程度ではないかと噂される。トランスミッションはデュアルクラッチ7段オートマチックのAMG スピードシフト DCT スポーツトランスミッションがおごられ、AMGモデルとしてはSUV以外ではじめて、4輪を駆動する。また専用開発のフロントとリヤアクスル、AMGスポーツサスペンション、電動のAMGスピード センシテ...
ニューMクラス発表|Mercedes-Benz

ニューMクラス発表|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz M-Class|メルセデス・ベンツ MクラスニューMクラス発表7年ぶりにフルモデルチェンジを果たしたメルセデス・ベンツの高級SUV「Mクラス」。メイングレード3種にくわえ、全国限定90台の特別仕様車が販売を開始した。Text by OTSUKI Takuma(OPENERS)3代目Mクラス 日本上陸1997年に初代が発売されて以来、全世界で120万台以上を販売してきたメルセデス・ベンツ「Mクラス」、昨年6月にフルモデルチェンジを果たした3代目の日本での販売が開始された。この新型Mクラスには、走行状況に応じてショックアブソーバー内のオイル流量を調整することで最適な減衰力を自動で調整する「Direct Controlサスペンション」や、速度に応じた操舵力の変化、また舵角に応じてステアリングの切れ角を調整する可変ステアリングギアを搭載した電動パワーステアリング、そして1987年に「Eクラス」に搭載されて以来、今日までに第4世代へと進化したメルセデス・ベンツ独自...
Car
CLSシューティングブレイク公開|Mercedes-Benz

CLSシューティングブレイク公開|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz CLS Shooting Brake|メルセデス・ベンツ CLS シューティングブレイクCLSシューティングブレイク公開2004年に「Eクラス」をベースとして登場した、メルセデス・ベンツ「CLSクラス」は、いまや多くのメーカーから販売されている、4ドアにしてクーペのようなルーフラインをもつ“4ドアクーペ”のさきがけとなったモデルである。このCLSクラスに、追加されることがすでに発表されていたワゴンバージョンが、「CLSシューティングブレイク」。ともすれば相反しがちなユーティリティとスポーツを同時に追求した、この注目のラグジュアリーワゴンが、6月29日、ついにその姿をあらわした。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)高級感を随所にただよわせるワゴン2010年、北京モーターショーにてコンセプトモデルが発表され、その開発が報じられていた、メルセデス・ベンツの4ドアワゴン「CLSシューティングブレイク」が6月29日、ついに公開された。シ...
メルセデス・ベンツGLKに試乗|Mercedes-Benz

メルセデス・ベンツGLKに試乗|Mercedes-Benz

Mercedes-benz GLK-Class|メルセデス・ベンツ GLKクラスもっともコンパクトなSUVメルセデス・ベンツGLKに試乗マイナーチェンジを果たし、最新メルセデス・ベンツモデルらしい意匠を獲得した、メルセデス・ベンツでもっともコンパクトなSUV「GLKクラス」に試乗した九島辰也氏のインプレッション。Text by KUSHIMA TatsuyaメルセデスSUVの末っ子が現代化メルセデス・ベンツには現在4つのSUVがある。33年間つくりつづけている「Gクラス」、3列シートの「GLクラス」、イマドキ風SUVの「Mクラス」、コンパクトサイズの「GLKクラス」といったように。象徴的なのはGクラスだが、そのほかも北米マーケットを中心に売れている。今回その末っ子にあたるGLKがフェイスリフトした。といってもインテリアを含め、かなり手が入っていることを考えれば、一種のマイナーチェンジともおもえる。それにサイズに関係なく注がれてきたプレミアム感はますます上がったことからも、進化の度合...
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