ASTON MARTIN
いまもっともクールなスポーツカーブランドとして、世界中から注目を集めているのが、イギリスのASTON MARTIN(アストン・マーティン)だ。1914年にライオネル・マーティンとロバート・バンフォードにより設立された小さな会社は、アストン・クリントンと呼ばれるヒルクライム競技で成功を収めたことからアストン・マーティンのブランドを名乗るようになり、その後もモータースポーツやスポーツカーの歴史に輝かしい足跡を残す。 反面、経営の面では幾度も危機に追い込まれ、そのたびに救いの手が差し伸べられるという、まさに波瀾万丈の道を歩み続けてきた。たとえば、1947年にオーナーとなったデイビッド・ブラウンは、優れた経営力とエンジニアリングのセンスを活かして、自らのイニシャルを冠したスポーツカー「DB2」や、レース用マシーン「DBR1」で、その名前を残している。最近では、フォードがその株式を、プロドライブを創業したデイビッド・リチャード率いる投資家集団に売却したことが記憶に新しい。 しかし、アストン・マーティンはいつの時代も漲るパワーと美しいスタイルを備えたスポーツカーづくりを貫いている。現在のラインアップは「V8ヴァンテージ」と「DB9」。また近い将来「ヴァンキッシュ」にかわる新しいフラグシップモデル「DBS」が日本にもお目見えするはずだ。
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アストンマーティン創立100周年記念モデルが登場|Aston Martin
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進化した4ドアサルーン「ラピードS」を発表|Aston Martin
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アストンマーティンの現在とこれから|Aston Martin
Aston Martin|アストンマーティン100周年を迎えたアストンマーティンについてあらためて聞くアストンマーティン CCO マイケル・ヴァンダー・サンデ氏 インタビューアストンマーティン100周年を祝うべく、来日したアストンマーティンのチーフコマーシャルオフィサー マイケル・ヴァンダー・サンデ氏に、OPENERSは、あらためてアストンマーティンとはなにかを質問した。Interview & Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)Live Photographs by OTSUKI Takuma(OPENERS)つぎは200周年を──サンデさんは、どういったお仕事をなされているのかをまずお聞かせくださいわたしは、ワールドワイドでコマーシャル活動の全般を統括しています。クルマの販売、カスタマーサービス、ディーラーの管理、新車のローンチに関係したさまざまなこと、そして、お客様がアストンマーティンのクルマをたのしむためのお手伝い、これを統括するのがわた...
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