ASTON MARTIN

いまもっともクールなスポーツカーブランドとして、世界中から注目を集めているのが、イギリスのASTON MARTIN(アストン・マーティン)だ。1914年にライオネル・マーティンとロバート・バンフォードにより設立された小さな会社は、アストン・クリントンと呼ばれるヒルクライム競技で成功を収めたことからアストン・マーティンのブランドを名乗るようになり、その後もモータースポーツやスポーツカーの歴史に輝かしい足跡を残す。 反面、経営の面では幾度も危機に追い込まれ、そのたびに救いの手が差し伸べられるという、まさに波瀾万丈の道を歩み続けてきた。たとえば、1947年にオーナーとなったデイビッド・ブラウンは、優れた経営力とエンジニアリングのセンスを活かして、自らのイニシャルを冠したスポーツカー「DB2」や、レース用マシーン「DBR1」で、その名前を残している。最近では、フォードがその株式を、プロドライブを創業したデイビッド・リチャード率いる投資家集団に売却したことが記憶に新しい。 しかし、アストン・マーティンはいつの時代も漲るパワーと美しいスタイルを備えたスポーツカーづくりを貫いている。現在のラインアップは「V8ヴァンテージ」と「DB9」。また近い将来「ヴァンキッシュ」にかわる新しいフラグシップモデル「DBS」が日本にもお目見えするはずだ。

アストン史上最速のロードスター|Aston Martin

アストン史上最速のロードスター|Aston Martin

Aston Martin V12 Vantage S Roadsterアストンマーティン V12 ヴァンテージ S ロードスターアストン史上最速のロードスターアストンマーティンのニューモデル「V12 ヴァンテージ S ロードスター」のワールドプレミアが、アメリカ・カリフォルニアで8月14日より開催される「ペブルビーチ オートモービル ウィーク」を舞台におこなわれることがあきらかとなった。Text by OHTO YasuhiroOne-77譲りの官能的なエグゾーストノート今月、カリフォルニアはペブルビーチにて、アストンマーティンは史上最速のロードススターとなる「V12 ヴァンテージ S ロードスター」をワールドプレミアする。 V12 ヴァンテージ S ロードスターは、2013年に投入された「V12 ヴァンテージ S クーペ」のオープンタイプで、「V12 ヴァンテージ ロードスター」の後続モデルにあたるもの。さらに磨きあげられたパフォーマンスは、アストン史上もっとも最速の量産型...
悪天候の中で勝利をものにしたアストンマーティン|Aston Martin

悪天候の中で勝利をものにしたアストンマーティン|Aston Martin

Aston Martin|アストンマーティンWEC第6戦「富士6時間」レース/2013年10月19日~20日 富士スピードウェイ悪天候の中で勝利をものにしたアストンマーティンアストンマーティンは、世界最高峰の耐久レース「WEC(世界耐久選手権)」のLMGTE-ProとLMGTE-Amの2クラスに「V8 ヴァンテージ」をもちいて参戦している。多くのファンが開催を待ち望んだ、日本ラウンドWEC第6戦「富士6時間」レースに密着し、常にレースと供に歩む「アストンマーティン」というブランドの魅力と、チームの戦いを報告する。Text by SAKURAI Kenichiもっともコンペティティブで熱い戦い現在のレースで、世界選手権の名がつくものはわずか4つしかない。ひとつは自動車レースの最高峰F1(フォーミュラワン世界選手権)、もうひとつはWRC(世界ラリー選手権)、残るふたつはWTCC(世界ツーリングカー選手権)とWEC(世界耐久選手権)である。レースのカテゴリーは大きくふたつに分けられる。レ...
アストンマーティンから2台の特別モデルが上陸|Aston Martin

アストンマーティンから2台の特別モデルが上陸|Aston Martin

Aston Martin V8 Vantage N430|アストン マーティン V8 ヴァンテージ N430Aston Martin DB9 Carbon Edition|アストン マーティン DB9 カーボンエディション名門カロッツェリア「ザガート」が製作した特別モデルも披露アストンマーティンから2台のスペシャルエディションが上陸昨年創業100周年を迎えたアストンマーティンだが、その勢いは今年も止まらない。真夏の東京には、3月のジュネーヴショーで発表された「V8 ヴァンテージ N430」と「DB9 カーボンエディション」初上陸。さらに、名門カロッツェリア「ザガート」が2013年に製作し、世界のコンクールで話題をさらったワンオフ車も登場した。 Text by TAKEDA Hiromiよりスパルタンに3月のジュネーヴショーにて初公開された2台のアストンマーティン「V8 ヴァンテージ N430」と「DB9 カーボンエディション」が、この7月24日、東京・青山の「CoSTUME NAT...
往年のラゴンダを冠したアストンの特別モデル|Aston Martin

往年のラゴンダを冠したアストンの特別モデル|Aston Martin

Aston Martin Lagonda|アストン マーティン ラゴンダ往年の車名を冠した特別なスーパーサルーン アストンマーティンは、往年のラゴンダの名を冠した特別な4ドアサルーンを、台数限定で生産すると発表した。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)スーパーサルーンの復活2010年に登場した「One-77」や2012年の「V12 ザガート」、そして昨年のブランド創設100周年を祝福する「CC 100 スピードスター コンセプト」につづき、アストンマーティンからあらたなる台数限定の特別なモデルが登場する。このあたらしいモデルは、1976年にウィリアム・タウンズ氏がデザインした4ドアサルーン「ラゴンダ」のデザインを踏襲。そのアバンギャルドなスタイリングや先進的なデジタルインパネなどで、当時話題となった同車を、VHアーキテクチャーやカーボンファイバーのボディパネルなど、最新テクノロジーを用いて、現代風にアレンジしながら再現するという。製造は、ゲイドン...
JOHN LOBB|バイリクエストでつくる「JOHN LOBB FOR ASTON MARTIN」

JOHN LOBB|バイリクエストでつくる「JOHN LOBB FOR ASTON MARTIN」

JOHN LOBB|ジョンロブ8月28日(木)から9月7日(日)までの期間限定でバイリクエストにてオーダー!究極のカスタマイズ「JOHN LOBB FOR ASTON MARTIN」世界でもっとも美しい4ドア・スポーツカーと謳われる「Aston Martin Rapide S」が体現する“パワー、ビューティ、ソウル”にインスパイアされた3足目となる「JOHN LOBB FOR ASTON MARTIN」 ―― 2012年に発売されたジョンロブ×アストンマーティン「Winner Sport」と「Winner Sport MK II」につづく今回は、ジョンロブのプレステージラインで登場する。8月28日(木)から9月7日(日)までの期間限定でバイリクエストにてオーダーを受ける。Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by SUZUKI Shimpei英国を代表する名門同士のパートナーシップ一切の妥協のないクラフトマンシップ、革新的なデザインの開...
グランツーリスモ6にアストンも参戦|Aston Martin

グランツーリスモ6にアストンも参戦|Aston Martin

Aston Martin Design Prototype 100 Vision Gran Turismo racerアストン マーティン デザイン プロトタイプ 100 ビジョン グランツーリスモ レーサーグランツーリスモ6にアストンも参戦ドライビングシミュレーションゲーム「グランツーリスモ6」で現在配信中のバーチャルマシン、「アストン マーティン DP-100 ビジョン グランツーリスモ レーサー」。アストン マーティンのデザインディレクターであるマレック・ライヒマン氏率いるデザインチームとエンジニアリングチームが、この「グランツーリスモ6」のために6ヵ月を費やし共同で開発した夢のマシンの秘密に迫る。 Text by SAKURAI Kenichi V12ツインターボのミッドシップレーサーアストン マーティンは6月27日、英国ウエストサセックス州グッドウッドで開催されていた「グッドウッド フェスティバル オブ スピード」において、ドライビングシミュレーションゲーム「グランツー...
アストンマーティン100年のヘリテージ|Aston Martin

アストンマーティン100年のヘリテージ|Aston Martin

Aston Martin|アストンマーティンそして、あたらしい時代へアストンマーティン100年のヘリテージ昨2013年、ブランド誕生から100周年というメモリアルイヤーを迎えたアストンマーティン。ライオネル・マーティンとその友人、ロバート・バムフォードの2人によってイギリスで創業したこの世界屈指のスポーツカーブランドは、今日も多くの自動車ファンを虜にする。ここでは、黎明期から現代へ、そしてあたらしい時代に向かって世代を越え変遷を遂げるアストンマーティン、その歴史に触れたいとおもう。 Text by OGAWA Fumioレースに勝つことが最大の目的だったF1をはじめ、レースカーやスポーツカー作りにかけて、いまも英国は世界のトップクラスに位置している。なかでも伝統的なスポーツカーメーカーといえば、1913年に創業した「アストンマーティン」だろう。レースが大好きな青年、ライオネル・マーティンと、友人のロバート・バムフォードが設立した会社で、アストンヒルという峠道でさかんにヒルクライムレ...
アストン V8 ヴァンテージ N430を英国で試乗する|Aston Martin

アストン V8 ヴァンテージ N430を英国で試乗する|Aston Martin

Aston Martin V8 Vantage N430|アストン マーティン V8 ヴァンテージ N430スポーツカーと一線を画す存在V8 ヴァンテージ N430を英国で試乗する今年3月のジュネーブショーでデビューし、先日、日本にも上陸を果たしたアストンマーティンのニューモデル「V8 ヴァンテージ N430」。同社のV8ヴァンテージをベースに、よりレーシーな出で立ちとなった生粋のスポーツカーとは如何なるものか。アストン本社のお膝元、イギリス・ゲイドンを舞台に小川フミオ氏が試乗した。 Text by OGAWA Fumioよりスポーティなドライビングを志向するユーザーへニュルブルクリングの頭文字をつけたともいわれるN430は、アストンマーティン「V8 ヴァンテージ」の高性能仕様。2014年7月にアストンマーティン・アジアパシフィックが日本発売を開始した、このモデルに英国で試乗した。アストンマーティン V8 ヴァンテージ N430は、 同社のV8ヴァンテージをベースにチューンをあげた...
Car
アストンマーティン DB10を披露|Aston Martin

アストンマーティン DB10を披露|Aston Martin

Aston Martin DB10|アストンマーティン DB10アストンマーティン DB10を披露アストンマーティン があらたなモデル「DB10」を発表した。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)50年目を祝福して12月4日にアストンマーティン が発表したのは、あらたなモデル「DB10」だ。名前から現行「DB9」の後継にみえるが、残念ながらこれは世界でもっとも有名なスパイ──すなわちジェームズ・ボンドのためにつくられた特別なモデル。2015年10月に公開が予定されている007シリーズの最新作「SPECTRE」に登場するという。このDB10は、「DB5」でアストンマーティンがボンドカーとして銀幕デビューを果たしてから50年という節目の年にあたることと、ビスポークによるカスタマイズの可能性を示唆するショーケースを兼ね、社内のデザイン&エンジニアチームが、映画監督と綿密に打ち合わせして特別につくりあげられた。そして、わずか10台のみが、アストンマーティン...
アストンマーティン V12 ヴァンテージもアップデート|Aston Martin

アストンマーティン V12 ヴァンテージもアップデート|Aston Martin

Aston Martin V12 Vantage S|アストンマーティン V12 ヴァンテージ Sアストンマーティン V12 ヴァンテージもアップデート創業100周年を迎えたアストンマーティンの勢いはとまらない。「DB9」、「ヴァンキッシュ」、「ラピード S」につづき、今度は「V12 ヴァンテージ」が「V12 ヴァンテージ S」として、現代化を果たした。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)最高出力573ps/6,750rpm「ラピード」が「ラピード S」としてリフレッシュを果たしたのにつづいて、V型12気筒エンジン搭載の「V12 ヴァンテージ」が「V12 ヴァンテージ S」として生まれ変わった。コンパクトかつレーシーなこの2シータースポーツは、「One-77」をのぞけば、アストンマーティンのラインナップ中、最速のロードカーとなる。エンジンは6リッターV型12気筒エンジンで、AM28とよばれるもの。最高出力は573ps/6,750rpmと、ヴァンキッシュと...
シグネットとラピードの特別展示会|Aston Martin

シグネットとラピードの特別展示会|Aston Martin

ASTON MARTIN |アストンマーティンシグネットとラピードの特別展示会アストンマーティンは、ラグジュアリーシティコミューター「シグネット」とエレガントな4ドアGTカー「ラピード」を特別展示する「Aston Martin特別展示会with Bang & Olufsen and Vulcanize London」を1月18日(水)から22日(日)まで、代官山のT-SITE GARDEN GAEERYで開催する。Text by YANAKA Tomomi「バング&オルフセン」も同時に展示を開催アストンマーティンがデンマークの高級オーディオビジュアルブランド「バング&オルフセン」、イギリスが誇る「ハケット・ロンドン」や「グローブ・トロッター」など、30以上のブランドを“アーケード・ショップ”スタイルで販売する「ヴァルカナイズ・ロンドン」とコラボレーション! 昨年12月、東京は代官山にオープンしたばかりのT-SITE GARDEN GAEERYでイベントを開催する。アストンマーティン...
V12ザガートプロダクトモデル、ジュネーブでデビュー|ASTON MARTIN

V12ザガートプロダクトモデル、ジュネーブでデビュー|ASTON MARTIN

ASTON MARTIN V12 Zagato|アストンマーティン V12 ザガート限定150台の走る美術工芸品プロダクトモデル、ジュネーブモーターショーでデビューアストンマーティンと、イタリアの名門カロッツェリア「ザガート」とのコラボレーションから生まれたV12ザガートのプロダクトモデルが、3月8日から開催される第82回ジュネーブモーターショーで欧州デビューを果たす。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)Photo by ASTON MARTIN注目の車両価格は、33万ポンドアストンマーティン V12 ザガートは、アストンマーティンとザガートとのコラボレーションから生まれた歴史的名車「DB4 GT ザガート」誕生50周年を記念するモデルとして開発されたもので、2011年5月、イタリア・コモ湖畔で開催されたヴィラデステ・コンクール・デレガンスでデビューを飾った。そもそもカロッツェリアとしてイタリア車のボディを製作してきたザガートが、はじめて英国ブラ...
アストンマーティン、V8ヴァンテージを全面改良|ASTON MARTIN

アストンマーティン、V8ヴァンテージを全面改良|ASTON MARTIN

ASTON MARTIN V8 Vantage|アストンマーティン V8ヴァンテージアストンマーティン、V8ヴァンテージを全面改良アストンマーティンは、ブレーキやシャシーなどを中心に全面的な改良を施した新しいV8ヴァンテージをリリースした。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)Photographs by ASTON MARTIN「S」の技術を受け継いだV8ヴァンテージ今回、V8ヴァンテージにくわえられた多くの改良点は上位モデルであるV8ヴァンテージSから引き継いだものだ。この改変により、オプションとなる「オートメイテッド マニュアル トランスミッション」が、6段スポーツシフトから、7段スポーツシフトIIに進化し、ギアがよりクロースするとともにファイナルレシオも低められた。ステアリングレシオも17:1から15:1(ロック トゥ ロック 2.62)にクイック化され、フロントブレーキには380mmの2ピース鋳鉄ベンチレーテッド・ディスクと対向6ピストン...
アストンマーティンV12ザガート、お披露目|ASTON MARTIN

アストンマーティンV12ザガート、お披露目|ASTON MARTIN

ASTON MARTIN V12 ZAGATO|アストンマーティン V12ザガートアストンマーティンV12ザガート、お披露目アストンマーティンは、同社のほこる最大排気量エンジンである6リッターV型12気筒エンジンを、カーボンファイバーを多用した軽量ボディに搭載した世界150台限定のスペシャルモデル、アストンマーチン「V12ザガート」を都内ホテルにて公開した。Text & Photographs by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)Official Photographs by ASTON MARTINザガート×アストンマーティン 至高のコラボレーション英国、「アストンマーティン」とイタリアのカロッツェリア「ザガート」とのコラボレーションモデル「V12ザガート」が、日本でお披露目された。昨年の「ヴィラ・デステ コンコルソ・デレガンツァ」でプロトタイプがワールドプレミアを果たし、同時にプロトタイプ部門のアワードをさらったこのモデル。すでに歴史に名を残す名車の風...
アストンマーティン創業100周年を飾るニューフラグシップ、ヴァンキッシュ登場|Aston Martin

アストンマーティン創業100周年を飾るニューフラグシップ、ヴァンキッシュ登場|Aston Martin

Aston Martin Vanquish|アストンマーティン ヴァンキッシュアストンマーティン創業100周年を飾るニューフラグシップ、ヴァンキッシュ登場新世代のV12スーパースポーツ、「ヴァンキッシュ」がデビュー。現行のDBSに代わるアストンマーティンのフラッグシップとしてその姿がはじめて公開されたText by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)新世代アストンの幕開けアストンマーティンは6月20日、現行のDBSに代わる後継モデルとして新型「ヴァンキッシュ」を発表した。これは今年5月にイタリアのコモ湖で開催されたヒストリックカーイベント「ヴィラ・デステ・コンクール・デレガンス(コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ)」において発表されたコンセプト「プロジェクトAM310」の市販バージョンにあたるモデル。2013年のアストンマーティン創業100周年に向けて、満を持しての発表となった。アストンマーティンのCEOを務めるDr.ウルリッヒ・ベッツ氏は、この新世代ヴァ...
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