Instagramで広がる“おうちでアートトイ”に注目!(後編)
DESIGN / FEATURES
2020年7月30日

Instagramで広がる“おうちでアートトイ”に注目!(後編)

MEDICOM TOY | メディコム・トイ

Text & Edit by KAWASE Takuro
メディコム・トイとオープナーズの呼びかけによってスタートした、「おうちでアートトイ」プロジェクト。自宅待機期間中にインスタグラムに寄せられたたくさんの投稿の中から、各界で活躍する著名人の投稿をオープナーズがセレクト。コロナ禍におけるメッセージとともにご紹介します。
少しずつ日常を取り戻しつつある現在ですが、我々の日常には少なからぬ変化がもたらされました。多くの人が自宅での過ごし方に工夫を凝らしている中、アートトイとともにおうち時間を楽しんでいるファンに向けてスタートしたSNSプロジェクトが「おうちでアートトイ」です。
5月1日のスタートから緊急事態宣言が解除されるまで、インスタグラム上にたくさんの投稿が寄せられました。お気に入りのコレクションをずらりと並べた投稿、アートトイがインテリアの一部として溶け込んでいる投稿、ユーモラスなミニュチュアの世界を再現した投稿など、ディスプレイや撮影方法もバラエティ豊かで、思わず見入ってしまうほどのクオリティでした。
世界中から寄せられた投稿の中から、オープナーズ編集部が厳選した17点を紹介した前編に続き、後編となるこちらでは、各界で活躍する著名人やアーティストによる投稿をオープナーズ編集部が選り抜き。個別にメールで追加取材を依頼し、投稿していただいたお気に入りのアートトイについて、そしてコロナと共存するこれからの世界についてコメントをいただきました。

メディコム・トイ代表取締役社長 赤司竜彦さん

「未来へ向かってがんばりましょう! 命を、生活を守ってくださっている全ての方々へ感謝します」

トップを飾るのは、本プロジェクトの発起人のひとりであるメディコム・トイ代表取締役社長の赤司さん。ファンならずとも思わず見入ってしまう『彫刻家ドラえもん』を投稿していただきました。年齢と性別を問わず愛され続ける未来からやってきたキャラクターは、見ているだけで微笑ましく、ポジティブな気分にさせてくれます。
Q1.投稿したアートトイの気に入っているところや思い出を教えて下さい
彫刻家ドラえもんは、最も立体化したかったドラえもんシリーズのひとつです。(また、ドラえもんに続いて投稿した)ヘルバンカーはあの時代を共有した世代だけがグッとくる逸品かなと思います。三つめの時計じかけのオレンジ(のMAFEX ALEX)は、商品化まで20年掛かりました。
Q2. 普段どのように、ディスプレイしているのでしょう?
綺麗にディスプレイしているというよりは、時折触れて眺められるように案外、雑然と置いています。記憶や構想を奮い起こすツールとしての意味合いも強いです。
Q3.コロナと共存する未来について、コメントをお願いします
どんな時代でも、人間は大丈夫。外圧がもっと素晴らしい未来を創ると信じています。
株式会社メディコム・トイ
代表取締役社長 赤司竜彦

東京都出身。1996年、メディコム・トイを設立。
「マーケティングに基づく商品開発ではなく自分達が欲しいものを作る」をコンセプトに、
映画・TV・コミック・ゲームなど幅広い分野のキャラクターフィギュアを企画製造。
2001年には「BE@RBRICK」(ベアブリック)を発表し、国内外のアーティスト、ブランド、企業と多彩なコラボレーションを行なっている。 また、テキスタイルブランド「FABRICK®」ほか多岐に渡る事業を展開中。
ショップは、渋谷に路面店の「project1/6」、スカイツリータウン®内「ソラマチ®」のフラッグシップストア、表参道ヒルズに「MEDICOM TOY PLUS」、そして2019年11月には、リニューアルオープンした渋谷パルコに、ギャラリー NANZUKA、小木“POGGY”基史、MEDICOM TOYによるスタジオ「2G」をオープンした。
来年2021年は、メディコム・トイ25周年を迎える。

ファッションディレクター 小木“POGGY”基史さん

「部屋や事務所で過ごす時間をもっと楽しみたい。トイと接する時間が増えていきそうです」

POGGY’S FILTERでもお馴染み、小木さんが選んだアートトイがこちら。右から「鉄腕アトム AMBUSH」(2020年 55体限定でリリース)、「SORAYAMA SEXY ROBOT BE@RBRICK 1000%」(2018年1月発売)、「ソフビ デスゴジ NAGNAGNAG」(2019年 MEDICOM TOY PLUSにて抽選販売された、ワンオフ品)。カルチャーとファッションをつなぐアートトイを選りすぐっていただきました。
Q1.投稿したアートトイの気に入っているところや思い出を教えて下さい
日本のブランドの別注だったり、日本のアーティスト空山さんだったり、日本のアニメだったりと、選んだアートトイのいずれにも日本という共通項があるところが気に入っています。
Q2. 普段どのように、ディスプレイしているのでしょう?
置く場所を少し変えてみたり、周りのトイとの色合いやその物に込められた背景でも印象が変わってくるのが面白いですね。まるで服のコーディネートのように、眺めては違うなとか配置を変えて楽しんでいます。
Q3.コロナと共存する未来について、コメントをお願いします
恥ずかしながら僕は40歳まで服だけに全力を注いで来ました。それはそれで良かったですし、全く後悔はしていません。自粛中はずっと自宅に居て、アートトイと接する時間が増えました。多くの男性にとって、小さな頃に好きだったものをまた違った形で楽しめる時間って、うまく言葉に出来ないですがとても幸せなことだと思うのです。
Profile
1976年、札幌生まれ。97年、ユナイテッドアローズに入社、2002年同社プレスに就任。06年、リカー、ウーマン&ティアーズを立ち上げ、ディレクターを務める。10年、バイヤーに就任し、ユナイテッドアローズ&サンズを立ち上げる。19年に独立し、渋谷パルコの2Gを含め、さまざまなプロジェクトに参画、ディレクションを手掛けている。

女優 小橋めぐみさん

「ソーシャルディスタンスには気を付けながらもハートは密に。優しく、明るい未来になりますように!」

読書家としても知られる小橋さんは、大のベアブリックファン。ご投稿いただいた写真の左端のハートマークが描かれたパンダは、BE@RBRICK SERIES 23(2011年発売)の「ルネパンダ」。オリジナルは世界中に広がる日本独自の「Kawaii」文化の原型をつくったアーティスト・内藤ルネのキャラクターです。右端はBE@RBRICK SERIES 20(2010年発売)より、NYのファッションブランドのSSURが手がけた「PATTERN」。
Q1.投稿したアートトイの気に入っているところや思い出を教えて下さい
同じ形、同じサイズでも、本当にさまざまな表情があって、どんどん集めたくなってしまいます。写真は、その中でもお気に入りのベアたちです。一番右のベアは、何が出るか分からない箱から、友人が当てたものです。どうしても欲しくて、ねだってもらいました。
Q2. 普段どのように、ディスプレイしているのでしょう?
我が家には沢山のベアブリックがいて、小さな子供が遊びに来ると、おままごとをしたり、季節によってはディスプレイするベアを変えたりしています。
Q3.コロナと共存する未来について、コメントをお願いします。
戸惑うことも沢山あると思いますが、自分自身でその都度、ちゃんと立ち止まって考えながら、新しい時代を、風通しよく生きていけたら、と思っています。
Profile
1979年、東京生まれ。代表作に、映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』、『遺体 明日への十日間』、TBS系月曜ゴールデン『狩矢警部シリーズ』、BSフジ『警視庁捜査資料管理室』など。読書家としても知られ、書評・映画評にもファンが多い。電子書籍文芸誌に連載したエッセイが単行本化されている。

MAISON MIHARAYASUHIRO デザイナー 三原康裕さん

「メディコム・トイの作品は日常に溶け込み、自宅だけでなく僕のアトリエにも多く存在する」

スニーカーを中心とする新店舗“MY FOOT PRODUCTS”を東京・神宮前にオープンさせ、“靴紐結べな君”という謎のキャラクターとともに話題を集めている「メゾン ミハラヤスヒロ」。デザイナーの三原さんに投稿していただいたのは、未使用のブランクデッキとともにディスプレイされた出所不明のBE@RBRICK 1000%。まっさらな白いボディに黒いレザーをネッカチーフのように巻きつけているのがチャーミング。
Q1.投稿したアートトイの気に入っているところや思い出を教えて下さい
私の日常の生活の中に溶け込んでいる。私の日常とは新しい物と古い物、アート作品とジャンクなガラクタに支配されている。
Q2. 普段どのように、ディスプレイしているのでしょう?
とても自然に人格が在るかの様に。メディコム・トイの作品は自宅だけでなく僕のアトリエにも多く存在する。
Q3.コロナと共存する未来について、コメントをお願いします。
うまくは言えないが人間の物差しではどうしようもない事は多々在る。そして、解決してもその解決自体が本当の答えではないという事を私達は知るべきである。何故ならば答えなど存在しないから。
Profile
1972年、長崎県生まれ。多摩美術大学を在学中から独学で靴作りを始め、大きな話題を呼ぶ。1997年にシューズブランドとしてスタート。以後、メンズ・レディースをトータルで手掛けるようになり、ミラノ、パリ、ロンドン、東京でコレクションを展開し、国内外で高い評価を得ている。日本を代表するファッションデザイナーのひとり。

メディコム・トイ副社長 須賀泉水さん

「どんな環境の変化でも、皆んなが笑顔でいられる未来であってほしい」

メディコム・トイ副社長の須賀さんの投稿は、愛猫ボンジュくんと「KAWS BFF OPEN EDITION BLUE / PINK / BLACK」(2017年 MEDICOM TOY PLUSで販売)。古材で作られたテーブルの上でくつろぐキュートな姿に癒されますね。メルシーちゃん、べベくん、新入りのミミちゃんと合わせて現在4匹の猫と暮らしているそうで、本投稿以降もアートトイとともに度々登場し、愛くるしい表情をご披露いただきました。
Q1. 投稿したアートトイの気に入っているところや思い出を教えて下さい
Brianは、こんなにすごい人になる前から特別な存在で、もう20年以上も前、NYのZAKKAというお店で"KAWS"の本を買ったところから始まりました。
いつの間にか仕事で繋がって、一緒にOriginalFakeを作って、仲良くなって、ずっと彼のアートとフィギュアが大好きです。
この子たちは特に好き。色々あるけど、今回はシンプルなこちらを選びました。
Q2. 普段どのように、ディスプレイしているのでしょう?
気分であちゃこちゃなものと、ずーっとそこにあるものと、様々。持ち歩くときもある。ディスプレイというよりも、生活に仕事に(人生に笑)とけ込んでいます。
Q.3 コロナと共存する未来について、コメントをお願いします。
コロナウイルスが今後どのような形になるのか、まだわかりませんが、ちゃんと見て、考えて、できるだけ同じ方向に意識を向けることが大事なのではないかな、と思います。
どんな変化でも、皆んなが笑顔でいられる未来であってほしい。
株式会社メディコム・トイ
取締役副社長 須賀泉水

1996年、パートナーであり社長の赤司竜彦氏とともにメディコム・トイを立ち上げる。
「マーケティングに基づく商品開発ではなく自分達が欲しいものを作る」をコンセプトに、
映画・TV・コミック・ゲームなど幅広い分野のキャラクターフィギュアを企画製造。
2001年には「BE@RBRICK」(ベアブリック)を発表し、国内外のアーティスト、ブランド、企業と多彩なコラボレーションを行なっている。 また、テキスタイルブランド「FABRICK®」ほか多岐に渡る事業を展開中。
ショップは、渋谷に路面店の「project 1/6」、スカイツリータウン®内「ソラマチ®」のフラッグシップストア、表参道ヒルズに「MEDICOM TOY PLUS」、そして2019年11月には、リニューアルオープンした渋谷パルコに、ギャラリー NANZUKA、小木“POGGY”基史、MEDICOM TOYによるスタジオ「2G」をオープンした。
来年2021年は、メディコム・トイ25周年を迎える。

ALWAYS OUT OF STOCK ファウンダー/ディレクター KING MASAさん

「大変な時期だからこそ、家族や友人を支えながら、新しい社会でも通用できる人間になりたい」

日本を代表するスニーカーコレクターとして知られるMASAさんは、大のKAWSファンでありコレクター。BE@RBRICKを筆頭に「KAWS MILO」「ASTRO BOY(KAWS version)」などKAWSのアイテムが大集合(いずれもOriginalFakeやMEDICOM TOY PLUSで限定発売)。本投稿以外にも、希少価値の高いお気に入りのスニーカーとともに、たくさんのアートトイを投稿していただきました。
Q1. 投稿したアートトイの気に入っているところや思い出を教えて下さい
昔からKAWS作品とベアブリックが大好きで集めておりました。KAWSが作り出す世界観が好きで、今でも発売日になるとネットの前に張り付いて購入しております
Q2. 普段どのように、ディスプレイしているのでしょう?
基本的にはスニーカーも集めているので専用の部屋で綺麗に箱に入ったまま並べています
Q3. コロナと共存する未来について、コメントをお願いします。
今回のコロナで社会はガラッと変わると思います。今まで以上にネット社会になると思います
Profile
京都府生まれ。高校生の時に海外に渡る。UCLAを卒業後、L.A.に貿易会社を設立。会社経営のかたわら、ストリートファッションやスニーカー情報を配信するブログを運営。2016年、“Luxury & Street”をコンセプトにALWAYS OUT OF STOCKを設立。スニーカーに関する著書も多数あり、キング・オブ・スニーカー・コレクターとして知られる。

コンテンポラリーアーティスト 笹田靖人さん

「皆様の心に響く方法を考えさせてくれる良い機会だと捉え、今後も精進していきます」

現代美術家の笹田さんにもご投稿いただきました。こちらはMEDICOM TOY PLUSの1周年記念として、2017年に発売された「BE@RBRICK 笹田靖人 100% & 400%」を、ご自身の作品とリンクするようにディスプレイ。極彩色に彩られたミステリアスな世界に思わず引き込まれてしまいますね。自粛期間はアートに直接触れる機会が激減してしまいましたが、これからの活動にも注目したいアーティストのお一人です。
Q1. 投稿したアートトイの気に入っているところや思い出を教えて下さい
「青海波を使った孔雀は、学生の頃から描いているモチーフで、その思い入れのある作品をベアブリックで表現させて頂くことが出来てとても感謝しております。ウォータープリントなので一体一体に個性があり、同じものが無いというのも凄く気に入っています」
Q2. 普段どのように、ディスプレイしているのでしょう?
「作品の前に飾る事が多いです。気分によって背景の作品を変えて飾っています。パッケージデザインもこのベアブリック用に描き下ろしていて、親和性が高いので一緒に飾っております」
Q3. コロナと共存する未来について、コメントをお願いします。
「アート作品は生で見てもらうだけでなく表現方法や見せ方を変える事により、皆様の目に届き心に響かせる事が可能だと思います。(コロナにおけるアートを取り巻く現状は)その方法を考えさせてくれる好機だと捉え、今後も精進していきます」
Profile
1985年、岡山県生まれ。0.3ミリペンを駆使して、細密画を描く現代美術家。画家という枠だけに収まらず、ファッション・ブランドYohji Yamamoto(ヨウジヤマモト)とのコラボレーションを果たし、世界に大きな衝撃を与える。2017年に発売されたBE@RBRICK 笹田靖人 100%&400%は即日完売。世界をフィールドにさまざまな活動が予定されている。

お笑いコンビ シソンヌ 長谷川忍さん

「悲観的にならず、この今だからこそやれる事にチャレンジする良い機会に」

芸人として活躍する長谷川さんからも投稿をいただきました。写真左から、「B-GIRL Down Jacket NAGAME」(2019年、TAKU OBATA ワタリウム美術館“超えてゆく風景"展記念エディション)、そして「KAWS COMPANION(FLAYED)OPEN EDITION」(PINKは2017年、BLACK、GRAY、BROWNは2016年発売)。アートトイの代表的存在として、KAWSは高い人気を誇ることを再認識させられます。
Q1.投稿したアートトイの気に入っているところや思い出を教えて下さい
裏原世代のド真ん中で育ってきた自分にとって、KAWSへの思い入れは強いです。当時はお金が無くて買えず……。買えるチャンスはあれど、資金が無いため諦めてきました。その後は人気が高騰してなおさら手に入らないというKAWS地獄ループに突入し、何とか再販で家に招く事が出来ました。なので、このフィギュアは目に入れても痛くないです。実際にやった事は無いですが……(笑)
Q2. 普段どのように、ディスプレイしているのでしょう?
客人が来たら、なるべく目に入る場所、そしてやりすぎ感が出ない場所に飾っております。あと月イチ程度で並べるメンバーを変えたりして楽しんでいます。
Q3.コロナと共存する未来について、コメントをお願いします。
悲観的にならず、この今だからこそやれる事にチャレンジする良い機会になったと思うようにしています。収束を願うと共に新しい自分が発見できたら嬉しいですね。
Profile
1978年、静岡県生まれ。2005年、NSC東京校に入門。2006年4月に、NSC東京校11期生のじろうと長谷川忍で結成し、主にツッコミを担当。2008年より「キングオブコント」に参戦し、2014年第7回王者に。単独ライブは高い人気を誇る。大のファッション好きで、アメコミフィギュアのコレクターでもある。

ワイヤーアーティスト HAyU 小川学さん

「変えないといけないと面倒くさがるより、新しい事ができると思った方が楽しい」

一本の針金を自在に曲げ、さまざまな表情の動物や人物を形作っていくワイヤーアート作家の小川学さん。線画のイラストが浮かび上がってくる独創的な作風は、こちらの投稿でも確認できます。スプレー缶を手に今にも動き出しそうなキース・ヘリングのワイヤーアートと、BE@RBRICK KEITH HARING 100% / 400%を組み合わせていただきました。キースとベアブリックに対するリスペクトと愛を感じさせます。
Q1.投稿したアートトイの気に入っているところや思い出を教えて下さい
キースは昔から大好きなアーティストです。メディコム・トイさんのアートトイの中でも、超合金は特にお気に入りです。アートトイ、特にベアブリックはアートを作っている側から見れば特別なキャンバス。ステータスであり憧れです。
Q2. 普段どのように、ディスプレイしているのでしょう?
可愛がっている植物や自分のワイヤー作品と一緒にディスプレイしています。たまに子供がおもちゃにしています。
Q3.コロナと共存する未来について、コメントをお願いします。
専門家でもないので分かりませんが……。生活様式など何かがガラッと変わるなら、変えないといけないと面倒くさがるより、新しい事ができると思った方が楽しいと思います。僕自身は面倒くさがりなので頑張ります。
Profile
1976年、茨城県生まれ。2015年、ワイヤーアートの制作を開始。ワイヤーアニマルヘッドという独自のスタイルを生み出す。17年、青参道アートフェアにて作家デビュー。現在は、ホテルロビーや公共施設のディスプレイ、パブリックアート、有名ミュージシャンのCDジャケットへの作品提供、テキスタイルのデザインなど多岐に活動中。

Web Magazine OPENERS 統括ディレクター 松本博幸

「どんな時代にもどんなことでも世界は進化し、世界は創造する。だからEvery day is a new day !」

本企画の最後を締め括るのは、メディコム・トイと長年の付き合いがあるオープナーズの松本社長。数あるコレクションの中から選出したのは、台湾のCLOTにて2011年発売された「BE@RBRICK 400% MICEY MOUSE(Chicken Little Ver.)」をトランプと組み合わせた躍動感のある投稿。大好きな横尾忠則氏のシルクスクリーン作品やポスターの前、フォト作品の横などにも絡ませてディスプレイしているそうです。
Q1. 投稿したアートトイの気に入っているところや思い出を教えて下さい
クマのカタチをしているのにアート性を感じる、アート性を感じるのにクマのカタチ。無機質のようで妙に愛らしい。絶妙なバランスで作られたデザインとサイズ、何年経っても褪せない新しさは、今では有名アーティストたちが手掛けてみたい作品のひとつになっています。
Q2. 普段どのように、ディスプレイしているのでしょう?
次から次へと、アッと驚くアーティストやミュージシャンたちのシリーズが登場してくるので注目しています。私のおうちでは、玄関や廊下、リビング、洗面所、いろんなところにtoyたちがいます。
Q3. コロナと共存する未来について、コメントをお願いします。
まだ予断を許さないコロナ禍ですが、日本の政治家にも自国の工芸やアートなど文化の重要性について、ドイツの首相や大臣のように胸を張って語ってもらいたいものです。
Profile
モノマガジン、クロムハーツマガジン、企画特集ムックなどを発行する出版社から05年に独立。その後、出版社の仕事は継続しながら、コミュニティFMのプロデューサー、数ブランドの商品開発やマーケティングを担当し、WEBマガジン「OPENERS(オウプナーズ)」の立ち上げに参画。2017年、スマートメディア役員、OPENERS統括ディレクターに就任。幅広い人脈を活かし、さまざまなプロジェクトやコラボレーションに携わる。
                      
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