アストンマーティン創立100周年記念モデルが登場|Aston Martin
Aston Martin Vanquishi Centenary Edition|
アストンマーティン ヴァンキッシュ 100周年記念エディション
アストンマーティン創立100周年記念モデルが登場
アストンマーティンは、創立100周年記念エディションを発表した。クラフツマンシップの生み出す特別なクルマ、アストンマーティンを、さらに特別に仕上げた世界で100台の限定モデルだ。
Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)
アストンヒルから100年
ライオネル・マーティンとロバート・バムフォードの2人が、おもにヒルクライムに向けたクルマを開発するべく、アストンマーティンの前身となる“バムフォード & マーティン”を創立したのは1913年のこと。アストン クリントンのアストン ヒルから名前をとった、アストンマーティンを冠する最初のクルマは1914年に登場した。つまり、いまや英国を代表するスポーツカーブランドは、今年、創立100周年を迎えたのだ。
美しいグラデーションをみせるヴァンキッシュ
この100周年を記念して、アストンマーティンは特別な装備をほどこした、世界100台限定の「V8 ヴァンテージ」、「DB9」、「ラピード」、「ヴァンキッシュ」を制作する。まずは、その存在自体が100周年記念ともいうべき「ヴァンキッシュ」の記念エディションが公開された。
100周年記念エディションのヴァンキッシュのエクステリアは、フロント部でグラデーションをみせるボディカラーが最大の見所。アストンマーティンによれば、通常でも50時間以上をかけるボディの塗装は、この100周年記念モデルではさらに約18時間が必要になるという。
「トランスフラックス(Trans flux)」とよばれるエナメル インレイ入りの純銀アストンマーティン ウイングバッジ、特別なクルマであることをしめすプレートが、その外観にアクセントをくわえる。
インテリアには、シルバーのステッチを施した、「One-77」専用だったディープソフト ブラックレザーを採用するという。ヘッドレストのアストンマーティン ウィングエンブレムはシルバーの糸で刺繍される。また、シリアルナンバーと100周年記念モデルであることの証明を刻印した純銀製サイドシルプレートもあしらわれる。
このヴァンキッシュ、購入者にはギフトボックスが贈られ、そこには、2本のガラスキー、2個のインテリアカラー同色レザーのキーポーチ、アストンマーティン イニシャル入り純銀カフスボタン、純銀ボールペン、バング&オルフセンのヘッドフォン、そして純銀パーツ用のポリッシュクロスがおさめられる。
製造はウォリックシャー州ゲイドンにあるアストンマーティン本社で手作業でおこなわれる。