アストンマーティン ヴァンキッシュ、はやくも日本初上陸|Aston Martin
Aston Martin Vanquish|アストンマーティン ヴァンキッシュ
2013年に創業100周年を迎えるアストン
ヴァンキッシュ、はやくも日本初上陸
2013年に創業100周年を迎えるアストンマーティン。その節目を飾るに相応しい、新世代フラグシップモデルがいよいよ日本に初上陸を果たした。その名は「アストンマーティン ヴァンキッシュ」。
Text & Photographs by AKIZUKI Shinichiro (OPENERS)
One-77の流れを汲むデザイン
アストンマーティンのV12モデル「DBS」に代わる後継モデルとして、今年の6月にデビューを飾った新型「ヴァンキッシュ」。OPENERSでも本国での発表にあわせ、速報記事と動画記事の2回にわたりお伝えしてきたが、そのタイミングからわずか3ヶ月という早さで、日本でのお披露目が開催された。
アストンマーティンに「ヴァンキッシュ」という名が復活するのは5年ぶりのこと。2000年に登場した初代ヴァンキッシュは2007年まで生産され、その後継車は60年代の名車からその名を受け継いだ「DBS」へと改名。現在まで同社のフラグシップモデルとして位置づけられていた。
新型ヴァンキッシュのスタイリングは、77台のみ生産されたアストンマーティンのスペシャルモデル「One-77」の影響を強く受けデザインされている。ウエストの絞込みからリヤフェンダーへむけて流れるボディラインは実に優雅で、LEDをもちいたテールレンズやリヤスポイラーのデザイン、低く鋭いフロントスプリッターなど、エレガンスとスポーティを巧みに織り交ぜる。
「このヴァンキッシュは、アストンマーティンの精神、エンジニアリング、そのすべての集大成である」とは、同社CEOを務めるDr.ウルリッヒ・ベッツ氏の言葉だが、グランドツアラーを100年にわたり作り続けてきた老舗ブランドだからこそ成せる、独自の存在感が漂う。
ボディサイズは全長4,692×全幅1,912×全高1,294mm。キャビンは先代の「DBS」比で60パーセント以上拡大され、インテリアのデザインも一新。後席に2名分のシートを追加することも可能となり、ロングドライブにも快適な空間が確保された。
搭載されるパワートレインは、DBSとおなじ6.0リッターV12エンジンをベースとし、最高出力573ps/6,750rpm、最大トルクが620Nm(約63.2kgm)/5,500rpmを発揮。0-100km/hは4.1秒、最高速度は295km/hだ。組み合わされるトランスミッションは6段ATの「タッチトロニック2」となる。
価格は3,150万円、本日から予約受付開始となる。
Aston Martin Vanquish|アストンマーティン ヴァンキッシュ
ボディサイズ|全長4,692×全幅1,912×全高1,294mm
ホイールベース|2,740mm
車両重量|1,739kg
重量配分|51:49
エンジン|5,935cc V型12気筒DOHC
最高出力|421kW(573ps)/6,750rpm
最大トルク|620Nm/5,500rpm
トランスミッション|6段オートマチックトランスミッション(タッチトロニック2)
駆動方式|後輪駆動
ホイール 前/後|9J×20 / 11.5J×20
タイヤ 前/後|255/35 ZR20 / 305/30 ZR20
ブレーキ 前/後|398mmベンチレーテッドディスク 6ポットキャリパー / 360mmベンチレーテッドディスク 4ポットキャリパー
価格|3,150万円