建築
「建築」に関する記事

建築家・隈研吾が「East Japan Project」と東北の復興を語る(1)|INTERVIEW
SPECIAL INTERVIEW建築家・隈研吾が「East Japan Project」と東北の復興を語る(1)東日本大震災で失ったもの、気がついたこと東北地方を中心に起きた東日本大震災から4年。私たちはあの大規模地震災害を忘れてはならないが、東北の伝統工芸職人とコラボレーションし、古くから磨きあげられてきた伝統的な技術や素材を応用して、エコロジカルでサステイナブルなあたらしいライフスタイルを可能にする日用品を提案するプロジェクト「Ejp(East Japan Project)」を、建築家の隈研吾氏が中心となって進めている。3回にわたって、隈研吾氏にお話をうかがった。 Photographs by SUZUKI Shimpei Text by KAJII Makoto (OPENERS)率直に言ってこの4年間で私たちは何をしてきたのだろうプロジェクト「Ejp(East Japan Project)」の話の前に、あの震災から4年の時間を尋ねた。「東日本大震災で大きな被害が出た宮城県...

AAF|服部滋樹、五十嵐久枝を迎えた連続トークイベント(インテリアデザイナー編)
AAF|D&DEPARTMENT×AAF レクチュア共同企画連続トークイベント(インテリアデザイナー編)を2月20日(金)、21日(土)で開催ゲストは服部滋樹、五十嵐久枝さまざまな展覧会やワークショップなどの活動をとおして、建築と芸術による社会環境の発展を目指すAAF(NPO法人アートアンドアーキテクトフェスタ)は、「D&DEPARTMENT」との共同企画で定期的にトークイベントを実施している。今回は、2月20日(金)に服部滋樹氏、2月21日(土)に五十嵐久枝さんをゲストに迎え、大阪市・南堀江のD&DEPARTMENT OSAKAにて開催。Text by KUROMIYA Yuzuインテリアデザイナーたちのクリエイティビティに迫る本トークイベントでは、デザイナーのナガオカケンメイ氏がゲストと対談、建築家の平沼孝啓氏がモデレータとして会の進行を担当する。さまざまな業種のクリエイターをゲストに迎え、それぞれが活躍するフィールドで“いま”感じていることを語り合い、...

SUPPOSE DESIGN OFFICE展覧会「MULTIPLE SCALE」開催|SUPPOSE DESIGN OFFICE
SUPPOSE DESIGN OFFICE|サポーズデザインオフィス香港のGOOD DESIGN STORE内ギャラリーで開催中SUPPOSE DESIGN OFFICE展覧会「MULTIPLE SCALE」建築家、谷尻 誠氏と吉田 愛氏が率いる建築設計事務所「サポーズデザインオフィス」がこれまでに手がけたプロジェクトとその考えのもととなる概念や、あたらしく始動したプロダクト「KT -kata-」などを紹介する展覧会「MULTIPLE SCALE」が開催中だ。場所は香港クリエイティブの拠点PMQ内の「GOOD DESIGN STORE」に併設されているギャラリーで、期間は2月28日(土)まで。Text by KAJII Makoto (OPENERS)サポーズデザインオフィスの思考を身近に感じられるエキシビションサポーズデザインオフィスは、広島と東京の2カ所を拠点として、住宅、商業空間、会場構成、ランドスケープ、プロダクトアートのインスタレーションなど多岐にわたる仕事を展開。インテ...

TRAVEL|建築マニア垂涎ものの建築美ホテル10選
TRAVEL|感性を刺激する旅へこだわりを持つトラベラーのための予約サイト「Tablet Hotels」が厳選!建築マニア垂涎ものの建築美ホテル10選(1)泊まりたいのは、本当に価値あるホテルだけ──。そんなコンセプトを基に、世界中から厳選したユニークで魅力あふれるホテルだけを取り扱う宿泊予約サイト「Tablet Hotels(タブレット ホテルズ)」。2000年の設立以来、ホテルにこだわりを持つトラベラーたちのあいだで人気を博している。ぽかぽか陽気に誘われて、旅に出かけたくなるこの季節。感性を刺激する旅へ出かけてみてはいかがだろう。Tablet Hotelsが今回選んでくれたのは、建築マニアも垂涎必須のデザインコンシャスなホテル。建築家たちが生み出した逸品をとくとご覧あれ。Text by ISHIKAWA Aiko (Tablet Hotels)Edited by TANAKA Junko (OPENERS)1. チリ・パタゴニア「Tierra Patagonia Hotel &...

ART|マーガレット・ハウエル、ロンドン本店で写真展『Slacklands』開催
ART|マーガレット・ハウエルも寄稿! 英国“ローカル版”建築ガイドブックロンドン本店で、ARCA『Slacklands』出版記念写真展イギリスの地方に埋もれた“名もない”建築物を、写真やテキストでアーカイブしている「Archive for Rural Contemporary Architecture(ARCA)」プロジェクトが、はじめての書籍『Slacklands』を刊行。それを記念して5月9日(金)から6月1日(日)まで、ロンドンにあるマーガレット・ハウエルの旗艦店、ウィグモア ストリート店で写真展が開催される。Text by KAJII Makoto (OPENERS)型にはまらない建築独創的な活動を展開する、建築家/キュレーター/ライターのコリーナ・ディーン(Corinna Dean)。「Archive for Rural Contemporary Architecture(ARCA)」はそんな彼女が率いるプロジェクトだ。20世紀に作られた数々の建築遺産が、地方に埋もれて...

ART|現代アート美術館「ルイ・ヴィトン ファウンデーション」が10月開館
ART|パリにてルイ・ヴィトンのあたらしいアート施設現代アート美術館「ルイ・ヴィトン ファウンデーション」が10月開館LVMHグループは、現代アート美術館「LOUIS VUITTON FOUNDATION(ルイ・ヴィトン ファウンデーション)」を10月27日(月)、パリ ブローニュの森の北部にあるアクリマタシオン庭園の一角にオープンする。フランスおよび国際的な現代アートを世界に広める、あらたな発信地となることを目指す。Text by KUROMIYA YuzuLVMHグループによる芸術文化支援活動の新局面「ルイ・ヴィトン ファウンデーション」は、アートおよびアーティストのために設けられた財団。現代アートをフランス国内外において奨励・振興することをミッションに、20世紀と21世紀の芸術・創作活動の伝統を継承していくという。アメリカ人建築家 フランク・ゲーリーによって設計された建物は、透明感のあるガラスパネルがランダムに重なった雲を思わせるデザインが特徴的。館内には常設展示、特別展示、...

okamura|建築家・平田晃久×温室・塚田有一「Flow-er」開催
okamura|岡村製作所オカムラデザインスペースR 第10回企画展平田晃久×塚田有一「Flow-er」開催岡村製作所がデザイン展やトークショーなどさまざまなイベントのために開設した「オカムラデザインスペースR」。毎回異なるジャンルの複数のアーティストが、アートの枠組みを超えサイエンスとインダストリーの新領域にまで踏み込む意欲的なコラボレーションを展開する。今回は、建築家の平田晃久氏とフラワーアーティストの塚田有一氏を迎え、インスタレーションを展示する。Text by SUGIURA Shu(OPENERS)緑あふれるかつてないオフィス空間水と植物を用いて、われわれの記憶に眠る原風景としての大きな花のような、あるいは優しい里山のような風景――今回建築家とフラワーアーティストによって再現されるのは、屋内とは思えないような、自然の美しさが強く感じられる空間だ。タイトルの「Flow-er」は、溢れる水と植物の力で現れる原風景を意味するものだという。「オカムラデザインスペースR」では毎回、...