吉岡徳仁が手掛けた「Hills Avenue Flagship Store」|DESIGN

吉岡徳仁が手掛けた「Hills Avenue Flagship Store」|DESIGN

Hills Avenue|ヒルズアヴェニュー「白い森- 浮遊する靴 -」吉岡徳仁氏がデザインを担当したヒルズアヴェニュー 銀座店。靴な浮遊しているかのように見えるそのデザインは、森のような神秘的な雰囲気を醸している。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)靴が浮遊しているかのような幻想的な空間吉岡徳仁氏が空間デザインを手掛けたヒルズアヴェニュー 銀座店(Hills Avenue Flagship Store)が2017年5月にオープンした。ヒルズアヴェニュー独自の軽量化技術により生み出された靴の軽さを表現するために、「浮遊」をモチーフにデザインされ、店内に靴が浮いているように見えるのだ。総面積300平方メートルの広々として空間には、700もの細いスチールのロッドが重なりあい、白いレイヤーを作り出している。まるで森のような雰囲気が、空間に幻想的な表情を与えた。白いスチールの間にランダムに設置された500個以上の円盤には、無数の靴が展示され、靴たちが空中に浮かんでい...
フォンダシオン ルイ・ヴィトン 『Observatory of Light (光の観測所)』|LOUIS VUITTON

フォンダシオン ルイ・ヴィトン 『Observatory of Light (光の観測所)』|LOUIS VUITTON

LOUIS VUITTON|ルイ・ヴィトンダニエル・ビュランによる インスタレーションフォンダシオン ルイ・ヴィトン『Observatory of Light』を披露5月11日(水)よりフランスのフォンダシオン ルイ・ヴィトンにて、ダニエル・ビュランによる期間限定のアート作品『Observatory of Light (光の観測所)』を展示中。フランク・ゲーリーが設計した3,600 枚ものガラスで構成された12枚の「帆」の内側、外側両面から、色彩や投 影、反射、透明性、コントラストなど一連の動きを通して、新しい光の中でこの建築物が見ることができる。Text by OPENERS12枚の「帆」が奏でる色彩のフォルムフランスのフォンダシオン ルイ・ヴィトンでは、現代アートのクリエーションに貢献し、その建築物と今までにない新しいかたちとの出逢いをもたらすため、ダニエル・ビュランによる期間限定のアート作品『Observatory of Light (光の観測所)』を展示中だ。フランク・ゲー...
ART
最上級の邸宅を手がけるハウスメーカーが考える、これからの家づくり|MITSUI HOME

最上級の邸宅を手がけるハウスメーカーが考える、これからの家づくり|MITSUI HOME

最上級の邸宅を手がけてきた三井ホームが考えるこれからの住宅住む人が求める「安心」と「自由」を満たす家づくり(1)住む人が求める「安心」と「自由」。三井ホームは、この二つを満たすことを理念に掲げ、40年以上にわたってオーダーメイドによる家づくりを手がけてきた。同社の施工例を目にすると、その豊かな経験と確かな技術が、数かずの邸宅で発揮され、安全で快適な環境を生み出しきたことがわかる。三井ホームの商品開発部長、天池英男氏が物語る、人気シリーズが生まれた背景や家づくりの根底にある精神には、顧客への繊細な気配りが息づいている。自由設計の注文住宅で比類ない実績を残してきたハウスメーカーの考える、これからの家づくりを天池氏の話からたぐりたい。Photographs(Portraits) by NOMACHI ShuheiText by OPENERSユーザーの声に応えて誕生した、最上級の住宅を提案するハウスメーカー――震災以降、地域やコミュニティという言葉がより聞かれるようになりました。三井ホー...
吉岡徳仁「ガラスの茶室 - 光庵」が京都・将軍塚青龍殿で世界初公開|EXHIBITION

吉岡徳仁「ガラスの茶室 - 光庵」が京都・将軍塚青龍殿で世界初公開|EXHIBITION

EXHIBITION京都市街を一望することができる標高220メートルの大舞台に建設吉岡徳仁「ガラスの茶室 - 光庵」が京都・将軍塚青龍殿で世界初公開京都・フィレンツェ姉妹都市提携50周年を記念した特別展覧会として、吉岡徳仁氏が手がけた「ガラスの茶室 - 光庵」の奉納展示が決定。京都の重要文化財にも指定される天台宗青蓮院門跡境内、将軍塚青龍殿の大舞台で、4月9日(木)より世界で初めて披露される。Text by KAJII Makoto (OPENERS)構想からおよそ5年にして実現「光庵」は、透明なガラスで構築された茶室という小宇宙的な空間から、自然と一体化することで、日本の思想・文化の原点を見ることを目的とした吉岡徳仁氏による建築プロジェクト。2002年の「透明な日本家屋」の建築からはじまり、2011年にはイタリアの第54回ヴェネツィア ビエンナーレ国際美術展にて、ガラスの茶室「光庵」の模型デザインが発表。構想からおよそ5年にしてついに完成し、初お披露目が決定した。展覧会が開催され...
短期連載|Missing Trace〜ロンドンの記憶と記録のあいだ〜 第1回

短期連載|Missing Trace〜ロンドンの記憶と記録のあいだ〜 第1回

アーティスト・久保田沙耶がロンドンで見たもの、感じたもの第1回「とろける小さな遺跡たち」芸術が生活に根ざした街、ロンドン。日々、あたらしい表現が生み出される「創出」の場所であるいっぽうで、いたるところに埋葬された過去の遺産を掘り出して、いまによみがえらせる「蘇生」の場所でもある。後者の行為は、たとえるなら過去から現在への伝言ゲーム。そんな時代を超えた“壮大な遊び”に心躍らない表現者がいるだろうか? 2015年4月から10月まで、修復とファインアートを学ぶために彼の地へ留学中の久保田沙耶もその魅力に惹きつけられたひとり。ロンドンの記憶と記録のあいだを漂う日々のなかで、琴線に触れたヒト・モノ・コトを綴る。Text & Photographs by KUBOTA SayaEdited by TANAKA Junko (OPENERS)修復の学生が一生懸命掘り出していたものこの春から滞在制作をしている「City & Guilds of London Art School」と...
短期連載|Missing Trace〜ロンドンの記憶と記録のあいだ〜

短期連載|Missing Trace〜ロンドンの記憶と記録のあいだ〜

2015年6月から10月までの期間限定アート連載アーティスト・久保田沙耶がロンドンで見たもの、感じたもの芸術が生活に根ざした街、ロンドン。日々、あたらしい表現が生み出される「創出」の場所であるいっぽうで、いたるところに埋葬された過去の遺産を掘り出して、いまによみがえらせる「蘇生」の場所でもある。後者の行為は、たとえるなら過去から現在への伝言ゲーム。そんな時代を超えた“壮大な遊び”に心躍らない表現者がいるだろうか? 2015年4月から10月まで、修復とファインアートを学ぶために彼の地へ留学中の久保田沙耶もその魅力に惹きつけられたひとり。ロンドンの記憶と記録のあいだを漂う日々のなかで、琴線に触れたヒト・モノ・コトを綴る。※写真はプロジェクト「漂流郵便局」の一環で制作された『漂流物たち(Missing Trace)』(2013年)。プロジェクトの舞台、粟島の波打ち際で拾った漂流物たちに久保田沙耶が手をくわえたもの。連載期間中、その貴重な作品群を毎週月曜にひとつずつ紹介。Text by K...
インド随一のコスモポリタンシティ、ムンバイのいまと未来を探る旅|特集

インド随一のコスモポリタンシティ、ムンバイのいまと未来を探る旅|特集

特集|インド随一のコスモポリタンシティムンバイのいま、そして未来を探る旅(1)旅人にとって、インドは常に特別な場所だ。とくにポルトガル語の“よい港”(ボン・バイア)に由来するという名前をもつムンバイは、大航海時代にポルトガルの船乗りたちを魅了し、1534年に譲渡されて以来、エキゾティックで活気あふれる港町として、賑わいをみせてきた。変わりつづけるこの街のいま、そして未来を探しに出かけた。Text by MAKIGUCHI JuneTO SEE:ムンバイで訪れたいふたつの注目エリアTO BUY:外せないショッピングスポットは?TO EAT:カレーだけじゃない、ムンバイの絶品グルメTO STAY:伝統と格式、現代インドが融合した至極のステイPage02. TO SEE:ムンバイ建築を見に訪れたいふたつの注目エリア特集|インド随一のコスモポリタンシティムンバイのいま、そして未来を探る旅(2)TO SEE:ムンバイで訪れたいふたつの注目エリア1661年、ポルトガルの女王が英国のチャールズ2...
旅行の未来をデザインする|TECHNOLOGY

旅行の未来をデザインする|TECHNOLOGY

Technology|テクノロジー絶景とリゾートのいいとこどりを実現する、贅沢な「カプセル」ホテル旅行×テクノロジーが生みだすあたらしい体験世界の反対側にある小さなホテルが発見できる、旅先の空気を体験できる謎のBOX、絶景をエアコンつきで楽しめる贅沢なカプセルホテル……テクノロジーから生まれる、あたらしい旅行体験をウェブメディア「Social Design News」から紹介する。Text by OPENERS1:スキーのジャンプ台につくられた絶景すぎるホテルこちらは、ノルウェイ・オスロのスキージャンプ台の上にある宿泊施設の写真(CGではなく、本物)。現在はあいにく満室だが、Airbnbの予約リストに登録すれば、そのうち泊まることができるかもしれない。「Ski in, zip line out」というこの部屋ももちろんすてきだが、すばらしいとはいえ、たった一室しかない施設を日本にいる我われが知ることができるのは、世界中の宿泊施設を集めるAirbnbと、それを可能にしたインターネット...
エスパス ルイ・ヴィトン東京がひとつのインスタレーション空間に|ESPACE LOUIS VUITTON TOKYO

エスパス ルイ・ヴィトン東京がひとつのインスタレーション空間に|ESPACE LOUIS VUITTON TOKYO

ESPACE LOUIS VUITTON TOKYO|エスパス ルイ・ヴィトン東京エスパス ルイ・ヴィトン東京がひとつのインスタレーション空間に『フランク・ゲーリー/Frank Gehry パリ-フォンダシオン ルイ・ヴィトン 建築展』昨年10月フランスにオープンした現代美術館「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」。設計を担当したアメリカ人建築家フランク・ゲーリーが、どのようにして同館を完成に導いたのかを紹介するエキシビション『フランク・ゲーリー/Frank Gehry パリ-フォンダシオン ルイ・ヴィトン 建築展』が、2016年1月31日(日)まで、神宮前のエスパス ルイ・ヴィトン東京で開かれている。Text by YANAKA Tomomi建築界の大御所はどのように現代美術館を完成させていったのか?透明感のあるガラスパネルがランダムに組み合わされた「フランスの深い文化的使命感を象徴する壮大なガラスの船」として、昨年誕生した「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」。この独創的な建物を手がけ...
ART
Missing Trace〜ロンドンの記憶と記録のあいだ〜 第3回|連載

Missing Trace〜ロンドンの記憶と記録のあいだ〜 第3回|連載

アーティスト・久保田沙耶がロンドンで見たもの、感じたもの第3回「かわいた記憶にお湯を注いで」芸術が生活に根ざした街、ロンドン。日々、あたらしい表現が生み出される「創出」の場所である一方で、至るところに埋葬された過去の遺産を掘り出して、いまに蘇らせる「蘇生」の場所でもある。後者の行為は、たとえるなら過去から現在への伝言ゲーム。そんな時代を超えた“壮大な遊び”に心躍らない表現者がいるだろうか? 2015年4月か10月まで、修復とファインアートを学ぶために彼の地へ留学中の久保田沙耶もその魅力に惹きつけられたひとり。ロンドンの記憶と記憶のあいだを漂う日々のなかで、琴線に触れたヒト・モノ・コトを綴ります。Text by KUBOTA SayaEdited by TANAKA Junko (OPENERS)ものとひととの関係性を楽しみ、活かすロンドンに来て一番はじめに驚いたことは、季節の香りがしないことだった。公園やお庭が多くても、植物や土地の匂いがしないのはなぜだろう、と考えてみると、日本と...
若手建築家6名による建築の展覧会を開催|AAF

若手建築家6名による建築の展覧会を開催|AAF

AAF(NPO法人アートアンドアーキテクトフェスタ)若手建築家6名による建築の展覧会「U-35 Architects exhibition 2015」を開催さまざまな展示会、ワークショップなどの活動をとおして、建築家による芸術と社会の発展を目指すAAF(NPO法人アートアンドアーキテクトフェスタ)。10月16日(金)から、35歳以下の若手建築家による建築の展覧会「U-35 Architects exhibition 2015」を開催する。今回から展覧会をより活性化するため、優秀な展示作品を審査選出し、「U-35 Architects exhibition 2015 Cold Medal賞」が贈られる。Text by TSUCHIYA Motohiro(OPENERS)35歳以下の建築家による展覧会、今回から優秀作品を表彰「U-35 Architects exhibition」では毎年、これからの活躍が期待される若手建築家に発表の機会を与え、これからの建築の可能性を提示し、多くのひと...
連載|Missing Trace〜ロンドンの記憶と記録のあいだ〜 第2回

連載|Missing Trace〜ロンドンの記憶と記録のあいだ〜 第2回

アーティスト・久保田沙耶がロンドンで見たもの、感じたもの第2回「ローマで遺跡を握る」芸術が生活に根ざした街、ロンドン。日々、あたらしい表現が生み出される「創出」の場所であるいっぽうで、いたるところに埋葬された過去の遺産を掘り出して、いまによみがえらせる「蘇生」の場所でもある。後者の行為は、たとえるなら過去から現在への伝言ゲーム。そんな時代を超えた“壮大な遊び”に心躍らない表現者がいるだろうか? 2015年4月から10月まで、修復とファインアートを学ぶために彼の地へ留学中の久保田沙耶もその魅力に惹きつけられたひとり。ロンドンの記憶と記録のあいだを漂う日々のなかで、琴線に触れたヒト・モノ・コトを綴る。Text, Photographs & Illustrations by KUBOTA SayaEdited by TANAKA Junko (OPENERS)そこらじゅうに遺跡がゴロゴロローマの暑い日照りの道を歩いている最中、遠くに小さく「コロッセオ」(ローマ帝政期につくられた円...
ブラジルの近代建築の父「オスカー・ニーマイヤー展」が開催|東京都現代美術館

ブラジルの近代建築の父「オスカー・ニーマイヤー展」が開催|東京都現代美術館

MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO|東京都現代美術館代表作の模型や首都ブラジリア建設のドキュメントをダイナミックに展示ブラジル人建築家、オスカー・ニーマイヤーの日本初の大回顧展東京都現代美術館は、7月18日(土)から「オスカー・ニーマイヤー展 ブラジルの世界遺産をつくった男」を開催する。日本とブラジルの外交関係樹立120周年を記念した大規模な展示で、ニーマイヤーの代表作のひとつである「イビラプエラ公園」の1/30スケールの模型などが公開される。Text by TSUCHIYA Motohiro(OPENERS)世界遺産をつくった男“オスカー・ニーマイヤー”リオデジャネイロに生まれたオスカー・ニーマイヤーは、ル・コルビジエとともにニューヨーク国連本部ビルの設計に携わったこともあるブラジルのモダニズム建築を代表する建築家だ。1950年代には、国家プロジェクトである首都ブラジリアの遷都にともなって、主要な建築設計(国民会議議事堂、大聖堂など)に携わり、創造性...
ART
建築家・田根剛の講演会「場所の記憶から建築を考える」が開催|AXIS

建築家・田根剛の講演会「場所の記憶から建築を考える」が開催|AXIS

AXIS|アクシス7月16日(木)に六本木・アクシスギャラリーで「AXISフォーラム」開催建築家・田根剛が語る「場所の記憶から建築を考える」講演会エストニア国立博物館のコンペで一躍知られることとなったDGT.(ドレル・ゴットメ・田根/アーキテクツ)の共同設立者であり、シチズンのインスタレーション「LIGHT is TIME」をはじめ、かずかずのエキシビションデザインも手がけているパリ在住の建築家・田根剛氏が7月16日(木)に六本木・アクシスギャラリーで講演会「場所の記憶から建築を考える」を開催する。Portrait photo by TSUTSUI Yoshiaki「LIGHT is TIME」Photo by OTA TakumiText by KAJII Makoto (OPENERS)パリ在住の田根氏への質問ができる希少なチャンス7月16日(木)に開催されるAXISフォーラムは、田根剛氏の建築を考えるうえでのキーワード“場所の記憶”を手がかりに、2016年完成予定の「エストニ...
日本のモダニズム建築を讃えるプロジェクトを実施|BOTTEGA VENETA

日本のモダニズム建築を讃えるプロジェクトを実施|BOTTEGA VENETA

BOTTEGA VENETA|ボッテガ・ヴェネタインスタグラムに投稿された写真をユニークなイラストに描きかえる試みもモダニズム建築の最高傑作、ホテルオークラを讃える特設ページを開設イタリアのラグジュアリーライフスタイルブランド、ボッテガ・ヴェネタが、建て替えが予定されているホテルオークラ東京をはじめ、日本のモダニズム建築を継承し、讃えるための特設ホームページを開設している。同時に、インスタグラムでも、ホテルオークラ東京への想いをシェアできる試みがおこなわれている。Text by YANAKA Tomomi著名人らのオークラへの想いや、その美しいたたずまいを紹介1962年に竣工されたホテルオークラ東京は、日本のモダニズム建築運動の流れを汲む現存する建造物のなかでも最高傑作のひとつ。創設者の大倉喜七郎や、建築家の谷口吉郎、そして日本のクラフツマンシップを支えるさまざまな職人により日本の伝統とモダニズムが融合した空間がつくりあげられた。そして昨年9月、ホテルオークラ東京は東京オリンピック...
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